テーブル茶

岐阜・多治見より中島完(ゆたか)さんがいらっしゃいました。

中島さんが作っておられるのは、野点などで用いられる小さな茶道具。
店では、金平糖などの干菓子を入れる『振り出し』やお香を入れるための『香合』をすでにご紹介していて、初めて目にする可愛らしい陶器に大勢のお客さんから「これは何ですか?」と尋ねられていますが、それら小さな茶道具一式がコンパクトにしまわれた『茶箱』はさらに可愛らしくって、おままごとセット一式に憧れる子どものように、見るだけでうっとりしてしまいます。

今回、中島さんが持参の茶箱をテーブルにひろげて、薄茶を点ててくださいました。
テーブル点1

テーブル点2

 

どうぞ、と点てたお茶を出され、確か茶碗をまわすんだったよな……とか考えてちょっと緊張しましたが、中島さんに「こうして、次はこうして」と教えていただいてやってみれば、それほど難しいことでもなく、背筋がしゃんと伸びて、でもリラックスもできて、薄茶は美味しいし、これはいい〜!

茶道ですから作法はいろいろとあるわけですが、それはそれとして、もう少し気軽にたのしめるものとして、テーブルで点てていただくお茶、いいですね。
食後にコーヒーをドリップするように、急須でほうじ茶をいれるように、お抹茶を点ててみたいな。

というわけで、中島さんと相談して、店で来年、テーブルでお茶を点てる展示をやっていただくことになりました。
とってもたのしみ!
どうぞおたのしみに!!

 

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