この世界の片隅に

先日の休みに広島の八丁座で、映画「この世界の片隅に」を観てきました。

これから観る方もいらっしゃると思うので、あまり書きませんが。
もし、“戦争もの”だと思って避けている方がいらっしゃるなら、戦争の悲惨さを一番に描こうとした映画ではない(と私は思う)ので、さておいて、ぜひ観ていただけたら、と。

映画館・八丁座は福屋(デパート)の中にあるのですが、当時の福屋が映画のシーンにも出てくるんですよね。
オール広島弁で言葉も、出てくる地名も、あまりに馴染みがありすぎて、映画を観終わって電車通りに出たとき、タイムスリップしたような不思議な感覚に陥りました。
で、すれ違う人の一人ひとり、全員に、それぞれかけがえのない暮らしがあることがみょうに意識されて、無数の人生と人生がすれ違う路上で、もうなにがなにやらわからない状態に(ぼーっとしてはいたけどパニックみたいなもんか?)。
お茶したら落ち着きましたが(苦笑)。

あれから1週間、いろんなことを考えます。
素晴らしい作品だと思ったので、家族、友人、店に来る方、会う人会う人にすすめています。
このブログを読まれたあなたも、ぜひ。
お近くの方はぜひ八丁座(10日からはサロンシネマ)で。どちらもとてもいい映画館です。

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