Yumiko's

松井ゆみ子がアイルランドからお届けする「食」と「音楽」のこと

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2025 / 8月

サバイバル・クッキング復活:猛暑中の台所仕事応援 “火を使わない料理”

先日、ワカモーレのレシピをお送りしたときに、ヒマールじゅんこ編集長から「火を使わないレシピ、ありがたい〜〜」とリアクションがあり、もう少し追記することにしました。お役に立てたら嬉しいです。

*ライスヌードル
アイルランドではなかなか春雨を買うことができないので、ライスヌードルで代用することが増え、すっかりファンになっています。
茹でずにすむので、日本の猛暑日にご活用いただければ。
常備しているのは細いヴァーミチェリタイプの方。
1人分100g、ボウルなどに入れて熱湯を加え、お皿などでフタして5分。
ビーフンなど炒めるときは少し硬めでもOKですけれど、サラダ仕立てにするときは、やわらかめに。ざるなどに入れて水にさらします。
水気をよく切ってからボウルに入れて味付けを。
うちでは、ゴマ油、バルサミコ酢、醤油、レモンのしぼり汁、塩がベース。
春雨サラダの要領です。少し甘めにしたいときはハチミツを。
コチュジャンをまぜたり、ゴマ油をオリーブオイルに変えたり。

*トッピング用野菜
キャベツの千切りを軽く塩もみして冷蔵庫に入れておくと、さっと使えて便利です。キューリも同様に。塩はもみこまず、からませるくらいにすると水っぽくなりすぎず。
にんじんも千切りにしてゴマ油かオリーブオイルをからませておきます。
小ネギは小口切りにしてガラス瓶にいれるか、冷凍しています。
すこーし香りが抜けますけれど、毎回みじん切りするよりは手軽でしょう?

*若干、火を使って。
豚肉や牛肉の薄切りは、少なめの熱湯でさっと茹で、氷水でしめます。
ゴマ油かオリーブオイルとバルサミコでマリネにしておくと重宝。
サラダにするときはレタスよりもキャベツで。暑いときこそ栄養を!

*夏の調味料
日本にいたときは黒酢のいいものを常備していましたが、ここではバルサミコ酢を多用しています。醤油との相性がいいので、お肉や魚のソースにしたり。
バルサミコ酢、お値段ピンキリですが、安いので大失敗したことがあるので、そこそこ奮発。うちではアイルランド産のアップルサイダーヴィネガーから作られたバルサミコ酢を愛用(どういう工程で作られているのかよく知らないので学習しなきゃ)。こっくりしていて、おいしいです。
イタリア産の熟成バルサミコ酢に近く、アイスクリームにかけて食べられる感じ。これさえあれば、サラダドレッシングに困りません。
そうめんにも、蕎麦サラダにも使えます。
日本では上質のめんつゆを買えますもんねーー
こういう言わば”非常時”では、できあいの調味料をいくつかそろえておくといいと思います。
めんつゆ、ごまダレは必須ですよね。これにコチュジャンか豆板醤があればバリエーションがぐんと増えます。
うちでは自家製コチュジャンもどき。お味噌(これは入手しやすくなりました)にニンニク、ショーガ、ハチミツ、チリパウダーを加えて、それらしい味にしています・笑
トマトペーストをまぜると色よく仕上がる!
ニンニク醤油やショーガ醤油、ショーガの味噌漬けも、ちょこっと作り置きしておくと重宝です。

*茹で時間が短いパスタ(エンジェルヘアなど)もいいと思います。
日本にいたときは、サラスパでしたっけ?細くて短いやつをときどき使っていました。滞在期間が短いときに使いきりやすかったのね。
茹で時間5分足らずだと思います。茹でたら水でさらし、ボウルに入れて。
オリーブオイルとレモン、ハチミツ少々、マヨネーズ少々で和えます。
混ぜ合わすのは、たまねぎの薄切りとキューリ、ざく切りトマト(タネとって)。
一気に作って、ちまちま食べていました。
りんごの千切りとセロリなどを入れてもいいですね。カサも増えるし・笑

*小さめのサーディンの缶詰
5センチほどの小さなサーディンのオイル漬け、ありますよね?
アイルランドでも同様のもが買えるようになり、おつまみに活用しています。
底が平らでやや深めのお皿に、まずたまねぎの薄切りをしきつめます。
そこにサーディーンを並べ、缶のオイルも注ぎ、バルサミコ酢と醤油少々を加え15分ほど置きます。途中で一度、底にあったたまねぎスライスをサーディーンにのせ、マリネ液がいきわたるように。
ワインのアテにぴったり!
レモンの絞り汁だけでもいいかもしれません。

塩漬けアンチョビもサラダに活躍しますので、あると便利。
まずはこんなとこかしら。

いやもう気温40度近いって、非常時ですよね!
ニンゲンそのものだって体温40度は重篤ですもの。
地球が病んでいて高熱を出している、という気がしてなりません。

ご自愛くださいね!!

ゆみこ




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