Yumikoのサバイバル・クッキングレシピ

アイルランド在住の料理家・松井ゆみ子さんから届く、いま作りたい&作ってもらいたいレシピと日々のエッセイ。

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進化するレシピ/アップルケーキ

 ちっともレシピをアップしなくてすみません〜〜
 本日も少々手抜きですが、ひさびさの焼き菓子です。
 拙著「アイリッシュネスへの扉」のおまけレシピ、作ってみました? りんごの季節到来なので、ぜひお試しくださいね!
 そしてこれは「進化」したアップルケーキ。最近はこのバージョンで作っています。手順はほとんど変わりませんが、ポイントはアーモンドフラワーを加えて味に奥行きが出たこと。りんごをたくさん入れているところ。
 なんせ庭でじゃんじゃん収穫できてしまうので、なるべくたくさん消費できるレシピというのが重要なんです。たくさん入れると、ごろごろして焼き上がりが心配でしょう? ところが!
 生地の中で案外小さくなるし、ケーキ自体がりんごでしっとりするし、甘みもでてきて大成功。りんごはヘルシーですしね。たくさん入れましょう。
 紅玉1個としていますが、どのくらいの大きさだったか忘れているので(苦笑)、試しに1個からはじめて、まだいけるな、と思われたら、増やしてください。
 生地が増えすぎちゃったら、型を大きくしてたくさん召し上がってくださいませ〜。

 以下の分量にココア大さじ2を、粉類をまぜるときに加えて、チョコレート味にするのもいいですよ〜。ファームショップでは、まずチョコ味から売れます(笑)。
 まだやってないんですけど、チョコ味のときはレーズンをラムなどに漬け込んでおくと合うのじゃないかな。ナッツはほぼ必須。超合いますから。

 三温糖をはちみつやメープルシロップにする場合。
 分量は40gほど。手順はバターを湯煎で溶かしてはちみつをまぜ、卵を入れるタイミングでまぜこんでください。ちょっとふくらみにくくなるかもしれません。そしたら次回は、ベーキングパウダー小さじ半分、重曹小さじ半分で作ってみてください。解消できるはずなんだけどなー(と、またもや乱暴な料理人の発言)。

「アップルケーキ進化系」

最近のアップルケーキの体裁はこんな感じ。丸型にするときもあります。ポイントはりんご多め、トッピングでなくまぜこむ。

【材料】 1/2 パウンド型
バター 60g
三温糖 60g
薄力粉 100g
アーモンドフラワー 20g
ベーキングパウダー 小さじ1
シナモン 適量
レーズン 適量
紅玉 1個
卵 1個
*牛乳(オプション)生地が粉っぽいようでしたら少し。
*くるみ、アーモンドをまぜたり、トッピングすると食感が楽しめます。

【作り方】
拙著の付録とほぼ同じです。少し変えているのは、りんごをざく切りにして、生地にまぜこむところ。 
1.バターと三温糖をクリーム状にする。
2.粉類、レーズン、ざく切りにしたりんご(5センチ四方✕1〜2センチの厚みくらい。大きさは不揃いの方が食感をいろいろ楽しめます)、卵を加えてさっくりまぜ、粉っぽいようだったら牛乳でととのえてください。
3.アーモンドをちらし、180℃に予熱したオーブンで30〜40分ほど焼けば完成。

追伸
ヒマールのツイッターで紹介していただいたわたしの音楽コラム ”クラン・コラ”というメルマガでも掲載されています。充実の執筆陣ですので、ぜひご購読を。無料です〜〜

【追加情報】
新刊O’Bento、アイルランドにお住まいの方は以下の書店で販売しています。
今のところ国内のみ郵送してくれます。
価格は24ユーロ(送料別途ですが、5ユーロ以下と思います)
Liber bookshop Sligo
071-9142219
info@liber.ie
オンラインショップは liber.ie
bookという項目の中の Food&Drinkをクリックすると料理本が出てきます。
拙著は2ページ目に。表紙をクリックすると内容とともにカートが出てきます。
どうぞご利用くださいませ!



プラムケーキとパイナップルケーキ

 オーガニックファームのショップでの”小商い”で、定番のケーキです。
 以前ご紹介したシュガーフリーのアーモンドケーキの応用版。手抜きな感じで恐縮ですけれど、最初にご紹介したのはレモンの搾り汁だけのシンプルなもので、これに果物を加えるとぐっと特別感が増すので、ぜひお試しいただきたく。

プラムは皮ごとで大丈夫です。種はとってくださいね! 桃もいいと思いますし、ワインで煮た洋ナシをのせた”ペア&アーモンドケーキ”は、とてもポピュラーな焼き菓子です。これもまた、いろいろな果物でアレンジしてみてくださいね!

 写真のは、初物のプラムをのせました。まだちょっと酸っぱかったので、アガヴェシロップを少し回しかけ、その上にアーモンドスライスをトッピング。アーモンドはから炒りしなくても、焼いている間に香ばしくなるので大丈夫。
 もうひとつの応用版はパイナップル。これは大好評で、売り切れ必須のアイテムになりました。缶詰ではなく、生のパイナップルを刻んで生地にまぜこみ、さらにスライスしたものをトッピングし、アーモンドスライスをちらします。
 難点は、パイナップルが生地になじみにくいのか、少し大きめに刻むと焼きあがったあと、気をつけないと壊れやすいのです。おうちで食べる分には「切る手間が省けた」くらいですみますけれど、どなたかにあげるときはちょっとヒヤヒヤ。アイルランドでは「ちょっと割れちゃってるけど、ごめーん」ですんじゃいますが(笑)。

 どういうわけか、スライゴー界隈では生のパイナップルがとてもポピュラーで、最初はびっくりしました。ニューブリッジでは、大きなスーパーに行かないと買えませんでしたし、いつもたくさんあるというわけでもなし。
 それがスライゴーでは、コンビニのような店でも扱っていましたし、スーパーではほとんど山積み状態。おまけに安いし。
 友人は、家で作るスムーディーのベースにするため、パイナップルは常備。アイルランド北部のキッチン風景としては、かなり不思議な感じです。
 そんな土地柄なので、パイナップルケーキを思いついたわけです。
 アップサイドダウンケーキといって、輪切りのパイナップルと、その真ん中にチェリーの砂糖漬けを飾り、ケーキ型の底にならべ、その上に生地をのせて焼いたケーキがあります。焼きあがったら逆さにして、パイナップルが上にくるので”アップサイドダウン”。これは缶詰のパインを使うようで、おまけにザラメのお砂糖を型にまぶし、焼き上がりがカラメル状態に。チェリーも甘いし、そこそこあま〜いケーキです。
 わたしのパイナップルケーキは砂糖抜き、メープルシロップかハチミツで作るので、さっぱり系です。
 焼き上がりに、アイスクリームをのせていただくのもおすすめ。
 レモンのシャーベットとかも合う気がします。

<編集部より>
松井ゆみ子さんの新刊「アイリッシュネスへの扉」、まもなく発売です!
早ければ今週前半にも印刷所からあがってくる予定。
すでにたくさんの方にご予約でご購入いただき、誠にありがとうございます! 印刷所より納品され次第、発送いたしますので、どうぞあと少しお待ちくださいませ。
特典ポストカード付きのご予約購入は発売日前日8/31まで承っております。ぜひ!


 



ズッキーニのケーキ

 ヒマールのじゅんこ編集長にズッキーニの焼き菓子を作ったと言ったら即「食べてみたーい、作ってみたーい」のリクエストがきました。アメリカのテレビドラマでズッキーニケーキが登場したのだそうで「どんな味なんだろう?」と思われたばかりなのだそうで。
 そろそろ”デッキーニ”状態(日本で見た造語ですが、なかなか言い得ていますね。これを英語で説明すると長くなってインパクトなし。まずズッキーニとよばないし!)で、たくさん消費できる方法は? とレシピを探していて見つけたのがケーキ。しかし以前一度試してみたのですが、いまひとつピンとこない味で。ズッキーニをすりおろすレシピがほとんどで、それも水分をしっかり絞り出す方法。せっかくの水気を捨てるのは忍びなく、そのまま混ぜ込んだせいでしっとりを通りすぎ、味もぼんやり。なんだかなあ……の結果でした。
 最近わたしの中で定着しているズッキーニの下ごしらえは千切り。前にも書きましたけれど、輪切りにしたあとに千切りにすると、切った両端に皮がつくことになり、食感が残せます。きゅうりも春雨サラダにするときなど、この切り方が重宝。
 これでばっちり。と思ったのですけど、膨らまないのよ。オーブンの中ではいい感じでしたけど、外に出したらぺっちゃんこ。で、少し足してみました。奥の手の重曹に加えてヨーグルト。前回は牛乳だったので、生地がゆるくなりすぎたのかも。こういう試行錯誤がけっこう楽しいんですよね~。最終的にうまくいけば、ですが。
 幸い、大成功。かなりの自信作になりました。
 ファームでも販売したのですけど「ズッキーニのケーキ」の名前でひるむ人もいそうなので「チョコ&ミントケーキ、プラス、ズッキーニ」と心理作戦。これもまた成功したようで(笑)。
 味のコンビネーションもぴったりと自画自賛。ミントは庭の野性味あふれる葉で、まるで歯磨き粉(苦笑)。なので使いそびれていたのですが、ぼんやりなズッキーニにはよさそうな気がして。こちらも作戦成功。
 前置きはこのくらいにして。どうぞお試しくださいませ!
 トッピングのピスタチオは、色がきれいなので最近多用していますが、くるみでもアーモンドでもいいですし、なしでもオッケー。ズッキーニを散らすのもいいかも。レモンの皮のすりおろしをまぜこんだり、スパイス足したり、毎度のごとく、アレンジいろいろできそうなので、合わせてお試しくださいね!

「ズッキーニのケーキ」

【材料】*1/2パウンド型
ズッキーニ 150g (そこそこ大きいものを半分くらい)
バター 100g
三温糖 120g
薄力粉  120g
アーモンドフラワー 20g
ココア 大さじ3
ベーキングパウダー 小さじ1
重曹 小さじ1/2
たまご 2個
ヨーグルト 大さじ1
ミントの葉 6枚
ピスタチオ 適量(砕いてトッピング)

【作り方】
1.ズッキーニを薄く輪切りにしたあと、縦に千切り。
2.バターと三温糖を混ぜ合わせてクリーム状にする。(一気に混ぜようとすると、けっこうたいへんですが、少し混ぜてから10分ほど置いておくと、砂糖の湿気で混ぜやすくなります。)
3.2に、薄力粉、アーモンドパウダー、ベーキングパウダー、重曹、ココアを加え、さっくり混ぜ合わす。
4.3にズッキーニ、ミントの葉、ヨーグルトを加えてさっと混ぜ、溶き卵を加えてさっくり混ぜ合わせる。
5.型にオーブンペーパーを敷き(底の部分だけでもオッケー)生地を入れ、砕いたピスタチオをトッピングする。
6.180度に予熱したオーブンで35分ほど焼く。

<お知らせ>
新刊「アイリッシュネスの扉」が9月1日に発売になります!
ただいまヒマールのオンラインストアにてご予約販売を受け付けています。
すでにたくさんの方にお申し込みをいただいていて、心から感謝いたします!
ご予約購入には特典として「レシピ付きポストカード」をおつけしておりますので、よろしければ。
どうぞよろしくお願いいたします!




米粉のケーキ

ついに完成、”米粉のケーキ”レシピ!
なかなか使いこなせないでいた米粉ですが、初めて満足のいくケーキが焼けたので、レシピをお伝えしたいと思います。
これは、シュガーフリー、グルテンフリー、デイリー(乳製品)フリーの三拍子そろった”ギルティフリーケーキ”。
連休中にお試しくださいね!

「米粉のマーマレードケーキ」

【材料】1/4パウンド型
米粉 60g
ベーキングパウダー 小さじ1/2強
オリーブオイル 30g
メープルシロップ 40g
無糖オレンジマーマレード 大さじ1
卵 1個

【作り方】
1.米粉とベーキングパウダーを混ぜあわす。
2.オリーブオイル、メープルシロップ、マーマレード、卵をよく混ぜあわせて1に加え、さっくりと混ぜる。
3.型に油をひくか、オーブンペーパーをしき、生地を入れる。
4.170℃に予熱したオーブンで30分ほど焼く。

★出来心で、コリアンダーを少し刻んで混ぜてみました。思ったほど味に影響はなく、ほんのり若草色が加わってきれいでした。ミントとかローズマリー、シャービルなど、生のハーブを少し混ぜてみると楽しいと思います。
★抹茶を入れてみたのですが、ちょっとドライな仕上がりになっちゃいました。

米粉は、さっくりした焼き上がりになるので、果物やヨーグルトなどを加えるといいと思います。あー、抹茶にも、生クリームとか足せばよかったのかな。また試してみます〜。



シュガーフリー/デーツのトラッフルとゴマ・ビッキー

 シュガーフリー・スウィーツ第3弾!
 小さなお菓子なので2品ご紹介しますね。

 日本では「トリュフ」とよびますが、こちらでは”Truffles(トラッフル)” 。ふつうは生クリームを使ったガナッシュにココアパウダーをまぶしますが、デーツとナッツを使ってみました。遜色なし! ぜひお試しください。
 料理用のダークチョコレートには若干の砂糖が含まれていて、完全なシュガーフリーとは言えないのですけれど、かなり「微糖」です。

 もう1品は、ゴマ味のビスケット。”ビッキー”はビスケットの愛称です。
 米粉とすりゴマでサクサクの仕上がりになりました。練りゴマでも大丈夫だと思います。

「デーツのトラッフル」

【材料】約10個分
デーツ 3個 タネをとってつぶす
*ソフトなタイプを使いました。しっかり乾燥したタイプは20分ほど水かお酒に浸してやわらかくしてみてください。代用以上の材料は、いちじく(乾燥)。
レーズン 大さじ1ほど きざむ
ウォールナッツ 3〜4個 きざむ
ダークチョコレート(料理用)50g
無糖ココア 大さじ1
無糖マーマレード 大さじ1
*St.Dalfour社のThick cut Orange Spreadを愛用しています。日本でも入手可能。

【作り方】
1.チョコレートを湯煎で溶かす。
2.デーツ、レーズン、ウォールナッツを混ぜあわせ、チョコとマーマレードを混ぜこむ。
3.スプーンでプチトマト大に丸め、ココアをまぶす。常温で10分ほど休ませればできあがり。
*べたべたするので、最初はスプーンでまとめるのがラクだと思います。最後は指で整形。

「ゴマ・ビッキー」

【材料】 約12個分(直径5センチほど)
米粉 80g
*薄力粉でもできますが、米粉やグルテンフリーフラワーが、サクサク度を高めます!
バター 20g
すりゴマ 大さじ1
ピーナッツバター 大さじ1
はちみつ 40g

【作り方】
1.米粉とバターをそぼろ状に混ぜあわす。
2.すりゴマを加えて混ぜあわせ、ピーナツバターとはちみつを混ぜこむ。
3.生地を手で丸め、オーブンペーパーを敷いたベーキングトレイにならべる(大きさはお好みで)。フォークで押して平たくする。
4.予熱180℃のオーブンで15分ほど焼けばできあがり。

★ごま味でないものを作られる場合は、バターを30gに増やしてピーナッツバターとすりゴマを省いてください。バリエーションはおまかせします〜!



シュガーフリー/ハニー&チョコケーキ

 シュガーフリースウィーツ第二弾!
 お待たせしました、ハニー・ケーキのレシピです。
 はちみつを使ったケーキ、かなりおいしいです。はちみつ自体が重たいので、少しむっちりした仕上がりになりますけど、味わいがあって、すっかりハマっております。ただいまクッキーを試作中。米粉を使用したサクサクのクッキーができそう。レシピ、しばしお待ちくださいませ。
 アーモンドフラワーをしばしば使っていますが、味に奥行きが出るのと、焼き上がりにボリューム感が出るので気に入っています。が、使わなくてもできますので。その場合、以下の薄力粉の分量を60gにしてお作りください。マンゴーを入れてみましたが、りんごや洋梨、ブルーベリーなども合います。でもマンゴー、いい仕事をしたので試してみてください。切り方はネットなどで確認してくださいませ。

「ハニー&チョコケーキ」

【材料】1/4パウンド型
バター 30g
はちみつ 50g
薄力粉 50g
アーモンドフラワー 10g
ベーキングパウダー 小さじ1/2
ココア(無糖)大さじ1
卵 1個
マンゴー(オプション) 1/4個ほど 細かいさいの目に切る

【作り方】
1.バターとはちみつを湯煎で溶かす。
2.薄力粉、アーモンドフラワー、ベーキングパウダー、ココアを混ぜ合わせ、マンゴー、卵を加えてさっくり混ぜる。
3.1を加えてさらに混ぜ合わせて型に入れる。
4.180℃に予熱したオーブンで30分ほど焼く。

*若干焦げやすいので、色づきが早まるようならオーブンペーパーなどで覆ってください。
*1/4パウンド型が使いやすく、ここでも使用していますが、1/2パウンド型や1パウンド型を使われる場合、はちみつの分量を倍増するのは勇気が要ると思いますので、1/2パウンド型ならはちみつ70g、1パウンド型なら120gくらいにしてみてください。甘みが足りないと思われたら、召し上がるときにはちみつをかけてください。大雑把で恐縮ですけど、はちみつは重たいので、たくさん入れると膨らみにくくなってしまうので。



シュガーフリー・ケーキ

 いつもこのブログを読んでくださって、お嬢さんと一緒にレシピを活用してくださっている”つながるさん”からリクエストをいただき、シュガーフリー・ケーキのレシピを考案いたしました。
 じゃーん、第一弾「アーモンド&レモン・ケーキ」です。
 シュガーフリー(砂糖不使用)に加えて、グルテンフリー(小麦粉不使用)、おまけにデイリーフリー(乳製品不使用)の三拍子そろった”ギルティーフリー”(罪の意識のない)お菓子!
 卵は使っています。アーモンドのアレルギーがある方は、ごめんなさい! アーモンドフラワーを使っています。カロリーが高めですが、バターを使っていないので差し引きゼロになるかしら?
 砂糖の代わりには、メープルシロップを使いました。香りが好きなので。
 はちみつを使ったお菓子もただいま試作中。メープルシロップよりも少し重たい感じになる気がするので、今回のこのレシピはメープルシロップでトライしてみてください。はちみつに関してはまた後日。

 このケーキ、超簡単です。アーモンドフラワーは、しっとり仕上がるので最近気に入ってよく使っています。小麦粉を使うときに少しまぜたり。
 アーモンドフラワー100パーセントの場合は、焦げやすいので気をつけてくださいね。

アーモンド&レモン・ケーキ

【材料】1/2パウンド型ひとつ分
*写真は丸いケーキ型を使っていますが、分量は1/2パウンド。くっつきやすいので、型にオーブンペーパーを敷いてください。
アーモンドフラワー 80g
ベーキングパウダー 小さじ1
メープルシロップ 大さじ4
レモンのしぼり汁 1/2個分
卵 2個

【作り方】
1.ボウルにアーモンドパウダーとベーキングパウダーを入れてまぜあわせ、残りの材料すべてを加えてよくまぜる。
2. 160℃に予熱したオーブンで30分ほど焼く。表面の色づきが早すぎるようなら、オーブンペーパーなどで覆う。

*ゆるめの生地なので、焼き時間30分は必要だと思います。焦げそうで心配でしたら、余熱を使って焼き上げてください。
*甘みが少なすぎると思われる方は、召し上がるときにメープルシロップを少しかけてください。生地に入れるよりも、少しの量ですみます。
*焼きあがったときに、上からレモン汁とメープルシロップをかけて、さらにしっとりさせる方法もあり。

ただいま試作中は、黒砂糖を使ったチョコレートケーキと、はちみつのケーキ。はちみつのケーキはかなりおいしいです。けど、膨らみにくいので改善中。

お?と思ったのは、アイルランドのアップルタルトはお砂糖使わずに作ることが多いです。甘みのあるりんごを選び、ワイン(赤でも白でも)少々でさっと煮て、タルト生地で包んで焼きます。
ここでは、食べるときに生クリームを添えますが、クリーム自体の甘みだけで、お砂糖を入れないこともしばしばです。アイスクリーム添えは人気ですが(笑)。

あと、スコーン。わたしはお砂糖を少し加えますが、入れないレシピが多いのです。あとでジャムのっけたりしますから。
スコーンには、はちみつやメープルシロップもよく合うので試してみてください。

つながるさん、いいお題をくださって感謝です!
アイルランドも”フリー”流行りなので、たくさんレシピを作って自慢します!



バナナブレッド

 ロックダウン中、アイルランドの家庭でたっくさん作られたのがバナナブレッドなんですって。夫マークがラジオかなんかで仕入れた情報なので、真相はわかりませんけど、さもありなん。誰もが好きな焼き菓子で、簡単に作れるし。バナナが入ってることでヘルシーな感じもしますしね。
 おいしいのが買えるので、今まで家で焼こうという気にならなかったのですけど、こういう状況なので手作りするようになりました。
 以下、久しぶりのちゃんとしたレシピです! が、いつもの通り「失敗しないので」。

バナナブレッド

これは1/4パウンド型を使用。右がアーモンドパウダーなしで焼いたもの。左はありで、左下のちょっとへこんでる部分はバナナ!(笑)

【材料】1/2パウンド型ひとつ分
薄力粉 80g
バター 50g
ベーキングパウダー 小さじ1
三温糖 60g
アーモンドパウダー 大さじ2(オプション)
バナナ 1本
たまご 1個
プレーンヨーグルト 大さじ1
ウォールナッツ(くるみ) 3〜4個(砕く)

【作り方】
1.薄力粉とバターを手でそぼろ状態にまぜあわせる。
2.1にベーキンパウダー、三温糖、アーモンドパウダー、ウォールナッツ(くるみ)を加えてまぜる。
3.バナナをフォークなどであらくつぶし(つぶしすぎないのがわたし流。半分を完全にマッシュし、半分を刻む感じ。その方が焼き上がりを食べるときに「あ、バナナ」という食感が残って楽しいです)2に加える。さらに、たまご、ヨーグルトを加えてよくまぜあわす。
4.生地を型に入れ、180℃のオーブンで40分ほど焼く。

★ココナッツ味のヨーグルトを入れることもあり、これがまたよく合うんですよね〜。なので、ココナッツミルクをちょっとまぜたり、乾燥ココナッツをまぜるのもいいと思います。
★アーモンドパウダーを入れると、さらにしっとり仕上がるので、最近気に入っております。が、カロリーは若干増えますので悪しからず。



ミンスパイ始めました

 アイルランド人にとって、クリスマスは日本のお正月と同じで大きな年中行事です。パブが閉店するのは1年でこの日だけ(今年は超例外で閉めてることが多かったですけど)。以前はもう1日、イースター前の金曜日もパブは閉めなければならなかったのですが、こちらは去年からオープンが許されるようになったばかり。
 クリスマス前後のロックダウンは、国民の喜びと希望を失わせると配慮されたのか解除されました。でも、鎮静している状況ではないので、クリスマス後はまたロックダウンかも?と腹をくくりながらの奇妙な12月です。

 さて、通常ならば今頃は、クリスマスに向けて台所が忙しさを増すとき。
 うちはマークと2人暮らしなので、作り控えが必須。マークに「絶対食べたいのは何?」と確認するのですが、いつもトップリストはミンスパイ。オッケー、わたしも食べたいし。
 初めてミンスパイを食べたのは、マークの姉の家でクリスマスディナーをふるまってもらったとき。食後はお腹ぱんぱんだったのに、夜も更けてくる頃にはまた小腹がすいてきて……というときに登場したのがミンスパイ。オーブンから直行で、パイ型から直接サーブしてもらったような記憶が。かれこれ20数年前のことです。
 義兄は料理上手で、パイの中身ももちろんお手製。姉はパイ生地づくりが上手で、ふつうはショートクラスト・ペーストリーとよばれるビスケット生地を使うのですが、フランスにいたこともある姉のパイ生地はミルフィーユに近く、ほろほろさくさく、おまけにあつあつでおいしいのなんの。
 ミンスミートとよばれるパイの中身は、レーズンなどの干した果物、ナッツ、レモンやオレンジの皮としぼり汁、そしてたっぷりのお酒をしみこまた“餡”で、いつもわたしは“月餅”に似ているかなと思うのですよね〜。
 ミンスパイはイギリスの伝統菓子で、十字軍の遠征で中東の食べ物を元に作られたといわれています。もともとは羊肉が使われていたらしく、マークの友人も「うちのは牛ひき肉が入ってた」と言っていて、中東の羊肉を使ったパスティラのようなパイが、イギリスに渡ったのかな。
 わたしの中では月餅なんですよね〜(笑)。
 シルクロードの産物なのかもしれないと思うと、「食」ってロマンがいっぱい!

 ミンスパイの中身は日持ちするので、10月あたりに作るそう。わたしのレシピは拙著「家庭で作れるアイルランド料理」(河出書房新社)に紹介しているので、チェックしてみてください。アイリッシュの家族、友人知人にお褒めいただいております。ひとつ注釈!ミンスミート(パイの中身)12個分とありますが、作りやすい量ということで、拙著の分量だと36個作れます!

 今年は、差し上げたい人がたくさんいるので、早々に作り始めました。
 フードプロセッサーを使わないので、レーズンをちまちま刻むのが少々面倒ですけど、単純作業はきらいじゃないのでそれなりに充実。すでに6ダース焼いて、リムリックに住むマークの姉には郵送してみました。
 翌日届いて、すぐに写真とメールが送られてきて「郵便配達の人が、“まだこういうことする人がいるって、いいね〜”って感心してた」そう。さらに姉の記述に愕然。「こどもの頃、母の妹がケリーからニューブリッジにターキー郵送してきたのよ〜。包みにちょっと血が滲んでたりして」って、え?生の??他の郵便物に支障はなかったのだろうか??

 明日作る分は、隣県ドニゴールに住む兄に送る予定。
 ミンスパイはちっちゃいけど、食べ応え充分。ワインにもウィスキーにも合う大人のお菓子です。



キャロットケーキ/ carrot cake

不動の王道焼き菓子。国民みんなが好きにちがいない。

友人宅で作るのを手伝ったとき、にんじんの皮むきをひたすら続けた。こんなに使うんだ!が、まずびっくり。焼き上がりのしっとり、おいしいのにまたびっくり。量の多さにまたびっくりだったので、これは少数家族向きのバージョン。小麦粉1パックとか、書けませんもん。

「キャロットケーキ/ carrot cake」

これはミニパウンド型を使って焼いてみたもの。ふつうのパウンド型はお好きな厚みにカットしてどうぞ。

【材料】1/2パウンド型 1本分
にんじん 150g
小麦粉 130g
ベーキングパウダー 小さじ1
重層 小さじ1/2
三温糖 50g
シナモン 適量
卵 2個
オリーブオイル 100ml
ウォールナッツ 30g
レーズン 大さじ1

【作り方】
1.にんじんを粗くすりおろす。
2.小麦粉、ベーキングパウダー、重層、三温糖、シナモンとにんじんをまぜあわせる。
3.2に溶き卵、オリーブオイルを加えてさっくりまぜわせ、ウォールナッツ、レーズンも混ぜ入れた後、型に流し入れる。
4.190℃に予熱したオーブンで25分ほど焼く。

★アイシングがポピュラーなトッピングだけれど、わたしはヨーグルトに少しハチミツを加えたもので。ちょっとにんじんをトッピングにあしらうとかわいい。クリームチーズをのせたりすることもあり。トッピングはお好みで。小麦粉に全粒粉をまぜるのもいいですね。




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