Yumikoのサバイバル・クッキングレシピ

アイルランド在住の料理家・松井ゆみ子さんから届く、いま作りたい&作ってもらいたいレシピと日々のエッセイ。

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egg

エッグ・マヨ

 ときどき無性に食べたくなるのが、エッグ・マヨのサンドウィッチ。
 定番の具材ですけれど、作りたてのエッグ・マヨは、炊きたてごはんで作るおにぎりに似ていると思うのですよね。お弁当などで、冷めた状態のおにぎりが普通ですけれど、炊きたての握りたてのおにぎりのおいしさといったら! エッグ・マヨも同じと言ったら、ほんと?と疑われそうですけど、卵好きとしては、きっぱり断言。同じくらいの“特別感”です。
 茹でたての卵をフォークでくずし、できれば開栓したばかりのマヨネーズを混ぜます。どちらも冷蔵庫に入れたときから劣化すると感じています。劣化はいいすぎかもですが、茹で卵のふんわり感は完全に失われます。マヨネーズも同じで、常温で置かれたものを開栓したすぐ後は、ふんわりしていて市販のものでもけっこうおいしい。
 なにより、エイダンのオーガニック・ファームの卵が上質で、簡単なサンドウィッチをぐっと格上げしてくれる。味が濃厚なのはもちろん、黄身の色が鮮やかで調理するのが楽しくなります。焼き菓子もよくふくらむことに気づいたのは、エイダンのところの卵を切らして、他の卵を使ったとき。以前は地元産だし、フリーレンジだし、気に入っていたのですけど、違いがまざまざ。
 エイダンのところの雌鶏たちは、とてもイノセントで、好奇心が旺盛。マークとわたしが放し飼いになっているエリアの柵越しに見物に行くと、あちこちからわらわらと雌鶏が集まってきて、柵越しに見物されるのはわれわれのほう。ハーレム状態になっている雄鶏は、じろりという感じでこちらを一瞥し、妻たちのうしろで静かに警護している様子。
 ファームには猫もいるのですが、なかよく同居しているんですよね〜

 そしてエッグ・マヨ。
 うちでほぼ必ずまぜるのは、スカリオン(小ねぎ)。たまねぎを入れることもありますが、水でさらしたりの手間が面倒だし、スカリオンの緑色がアクセントになるので気に入っています。
 そしてトマトのみじん切り。タネをとって、なるべく細かく刻みます。プチトマトなら卵2個に対して3〜4個かな。これにパセリのみじん切りが定番。マヨネーズには、マスタードを混ぜ込みます。
 その日の気分で、ケイパーや黒オリーブを混ぜたり、カレー粉を混ぜてみたり。ナツメグか、ドライド・オレガノも合います。でも、あまりいじらないでシンプルな方がマークのお好み。
 食パンを使いますが、エッグ・マヨには全粒粉のものを使うことが多いかな。バターも塗りません。キュウリのサンドウィッチには必須ですが。
 そうそう。エッグ・マヨは即席タルタルソースになります。なんて、みなさんご存知ですよね。これにはケイパーを入れるのがおすすめ。レモン汁を混ぜ込み、パセリもいいけど、ディルやオレガノをふんだんに。
 白身のあっさりした魚のソテーなどに合わせると、すっかりよそいきのエッグ・マヨに変身。


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