Yumiko's

アイルランド在住・松井ゆみ子のblog「サバイバルクッキング」(2020年4月〜2022年3月)とフリーペーパー「アイルランドの風」(2022年3月〜)

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「アイルランドの風」2022秋号

「アイルランドの風 from Cllifoney Village, Co. Sligo」は、文・写真:松井ゆみ子、編集・デザイン・発行:ヒマールでお届けするフリーペーパーです(2022年春から季刊)。

下記の【配布店】で入手していただけるほか、このブログ上よりダウンロードしてお読みいただけます。
また、ヒマールのオンラインストアでのお買い物に同封してお送りします(秋号は9月1日より同封予定です。すみませんが、フリーペーパーのみのご注文は承っておりません)。

下の画像をクリックしてください。PDFが開きます。
★ダウンロード・印刷はご自由にどうぞ!
★コピーしての再配布も歓迎です。
★無断転載はお断りいたします。

【配布店】として置いてくださるお店(書店、飲食店など)を募集しています。また、イベント会場(アイルランド関連のコンサートなど)での配布も大歓迎です。
配布用に印刷したものをご希望の場合は、必要な枚数などをこちらよりお知らせください。
ダウンロードしてご自身で印刷してくださる場合は、A4コピー用紙に両面印刷したものを、まず【タイトル部分が外側にくるように上下二つ折り】、そして【タイトル部分が外側にくるよう左右二つ折り】にしていただくと、A6サイズ(はがきサイズ)となり、店頭に置いていただきやすくなります。

【配布店・配布会場】は、ヒマールのSNSなどからもご案内させていただきますので、どうぞお知らせください。

【2022秋号配布店】2022.9.5頃〜
広島県広島市 ミユキ茶房 (コロッケと喫茶の店)
福岡県福岡市 magic fun fair (雑貨と本のweb & pop upショップ)
愛知県名古屋市 オードインク(アイルランドと北欧音楽のスペース)
東京都杉並区 galerie non(オリジナル服と輸入雑貨とお菓子の店)
兵庫県神戸市 1003(書店)
広島県広島市 りんご堂(本屋&カフェ)
青森県弘前市 ロビンズネスト(ライブハウス・パブ・レンタルスタジオ)
東京都小平市 草舟あんとす号(植物の本屋)
宝塚・奈良・名古屋 hatao ケルトの笛レッスン会場
東京都世田谷区 twililight(書店・ギャラリー・カフェ)
広島県広島市 READAN DEAT(書店・ギャラリー)
東京都台東区 古書ほうろう(書店)
鳥取県東伯郡湯梨浜町 汽水空港(書店)
東京都台東区 ひるねこBOOKS(書店)
京都府京都市 レティシア書房(書店)
東京都文京区 喫茶ニト(喫茶店)
東京都杉並区 アステラスどうぐや (雑貨店)
山口県岩国市 ヒマール (フリーペーパー発行元)



涼しい風をクリフォニーから

コメントをいただいたことで、ひさしぶりにブログをアップしました。

ヨーロッパの熱波もここまでは届かず、わがクリフォニーのヴィレッジは冷夏です。笑っちゃうくらい曇天が続き。たまにちょろっと晴れ間が出ても、湿気が多いのか洗濯物がまったく乾かずにがっくり。それでも涼しくすごせているのはラッキーですよね。近隣諸国で気温が40℃に近いとか超えたとか聞くと、わたしにはとても耐えられそうにないと思います。
太陽に見放されたようなクリフォニーで、夏野菜の育ちも若干遅れ気味でしたが、ようやく出揃ったところ。トマトもやっときれいに色づきました。黄色のプチトマト(ここではチェリートマトとよびます)の甘いこと!
毎週たくさん買い込み、おやつがわりにつまんでいます。

じゃんじゃん育って消費が追いつかず、少々やっかい者扱いされてしまうのがズッキーニ。巨大化したものはマロウとよばれ、さらに嫌われる始末。
中身をくり抜いてミートソースなどを詰めてオーブン焼きするのがポピュラーなようで、ときどき巨大マロウを嬉々として購入する人もいますけれど。
ファームに野菜を買いに行くたび、売れ残っているズッキーニを見るとしのびなく、ついついたくさん買ってしまって若干後悔。たくさん使えるレシピはないものか?と毎年悩んでいる気がします(苦笑)。

そして今年、大活躍しているのが「ズッキーニのパンケーキ」。
ふつうもう少し小麦粉をまぜますが、わたしのは卵が多めでピカタに近い感じ。大事なポイントはフェタチーズとガーリック。フェタチーズは最近やっと使い方を覚えてお気に入りの食材になりました。ここではチェダーチーズよりも安く、カロリーも低めでヘルシー。スライスしたガーリックとともにオリーブオイルに漬け込んでおくと、味に深みが出てぐっとおいしくなりますし日持ちの短さもこれでだいぶ解消されます。サラダにまぜたり、オーブン料理するもののトッピングにしたり、今うちでいちばん活躍しているチーズはフェタ。日本ではまだ買いづらいのかもしれませんが、ぜひ一度試してみてください。フェタチーズを豆腐で代用するレシピもあるようで、それはそれでおいしそうですけれど、やはり「別物」だと思います。

アイルランドではイギリス流にズッキーニとよばず“クールジェット”とよびます。なぜ?はググってみてください。歴史に関わることで長くなりますからここでは割愛。アイルランド人に「ズッキーニって何?」と聞かれることはたびたびですが、わたしは慣れ親しんだ呼び名の“ズッキーニ”を使っています。

「ズッキーニのパンケーキ」

オーガニックファームの力強い卵のおかげで食欲倍増の出来上がり!バジルの葉をちょっとあしらってみています。左側に添えているのはカントリーマーケット仲間が作ったエルダーフラワーのピクルス。素晴らしく美味。花の香りとほのかな甘みと酸味、初夏そのものを瓶詰めしたような素敵な一品です。

【材料】2人分のおかずかおやつ
ズッキーニ 1本 みじん切り
コーンスターチ 大さじ1
塩 少々
卵 1個
フェタチーズ 適量(ガーリック2〜3片をスライスしたものとオリーブオイル大さじ2〜3ほどをからませておいたもの)

【作り方】
1.ズッキーニにコーンスターチをまぶし、塩少々を加えて卵をまぜる。
2.フェタチーズはスプーンで1センチ角ほどの大きさにくずし、1にまぜる。
*細かくしすぎず、大きさもばらばらがいいです。焼き加減に変化がつくので。
3.フライパンにオリーブオイル(分量外)を入れて熱し、生地を適当な大きさにのばして焼く。両面が色づいて、卵に火が通ればオッケー。

お好みでバジルやパセリなどハーブをまぜこんだり、アレンジしてみてください。バジルは火を通すと香りがとぶので、バジルペストを生地に混ぜ込む方がいいかもしれません。コリアンダーも夏らしくていいですね。

ハーブといえば。
カントリーマーケット仲間から生ハーブを分けてもらう機会が多く、最近はコリアン・ミントを初めて知りました。ただいま使い方を研究中。
ずっと使い道が見つからなかったのが、セージ。ですがやっと克服。フランスに住んでいるアイルランド人が帰省しているときに習いました。
葉を乾燥させてパスタにまぜる。これだけですが超おいしい!びっくりです。乾燥させやすい葉なのでキッチンで2〜3日、オーブンペーパーで軽く覆って完成。瓶に入れて食卓に常備しています。カシャカシャと手でくずして、卵料理や魚料理のトッピングに。楽しみが増えました。

ご好評いただいているヒマールとの共作フリーペーパー「アイルランドの風」の秋号の準備を進めています。8月中に完成させる予定なので、ヒマールのサイトでチェックしてくださいませ。

そうだ!おともだちの小松大さんのライブがヒマールで開催されますので、ぜひ聴きに行ってくださいね!!素晴らしいフィドラーです。カウンティ・クレア仕込み、名古屋で熟成。

久しぶりの更新で長くなってしまいました。
みなさま、よい夏を!!



「アイルランドの風」2022夏号

「アイルランドの風 from Cllifoney Village, Co. Sligo」は、文・写真:松井ゆみ子、編集・デザイン・発行:ヒマールでお届けするフリーペーパーです(2022年春からの季刊)。

下記の【配布店】で入手していただけるほか、このブログ上よりダウンロードしてお読みいただけます。
また、ヒマールのオンラインストアでのお買い物に同封してお送りします(夏号は6月1日より同封予定です。すみませんが、フリーペーパーのみのご注文は承っておりません)。

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【2022夏号配布店】2022.6.6頃〜
広島県広島市 ミユキ茶房 (コロッケと喫茶の店)
福岡県福岡市 magic fun fair (雑貨と本のweb & pop upショップ)
愛知県名古屋市 オードインク(アイルランドと北欧音楽のスペース)
東京都杉並区 galerie non(オリジナル服と輸入雑貨とお菓子の店)
兵庫県神戸市 1003(書店)
広島県広島市 りんご堂(本屋&カフェ)
青森県弘前市 ロビンズネスト(ライブハウス・パブ・レンタルスタジオ)
東京都小平市 草舟あんとす号(植物の本屋)
宝塚・奈良・名古屋 hatao ケルトの笛レッスン会場
東京都世田谷区 twililight(書店・ギャラリー・カフェ)
広島県広島市 READAN DEAT(書店・ギャラリー)
東京都台東区 古書ほうろう(書店)
鳥取県東伯郡湯梨浜町 汽水空港(書店)
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京都府京都市 レティシア書房(書店)
東京都文京区 喫茶ニト(喫茶店)
山口県岩国市 ヒマール (フリーペーパー発行元)



「アイルランドの風」2022春号

「アイルランドの風 from Cllifoney Village, Co. Sligo」は、文・写真:松井ゆみ子、編集・デザイン・発行:ヒマールでお届けするフリーペーパーです(2022年春からの季刊)。

下記の【配布店】で入手していただけるほか、このブログ上よりダウンロードしてお読みいただけます。
また、ヒマールのオンラインストアでのお買い物に同封してお送りします(すみませんが、フリーペーパーのみのご注文は承っておりません)。

下の画像をクリックしてください。PDFが開きます。
★ダウンロード・印刷はご自由にどうぞ!
★コピーしての再配布も歓迎です。
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【配布店】としてお店(書店、飲食店など)に置いてくださる方を募集しています。また、イベント会場(アイルランド関連のコンサートなど)での配布も大歓迎です。
配布用に印刷したものをご希望の場合は、必要な枚数などをこちらよりお知らせください。
ダウンロードしてご自身で印刷してくださる場合は、A4コピー用紙に両面印刷したものを、まず【タイトル部分が外側にくるように上下二つ折り】、そして【タイトル部分が外側にくるよう左右二つ折り】にしていただくと、A6サイズ(はがきサイズ)となり、店頭に置いていただきやすくなります。

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【配布店】*2022.4.20現在
広島県広島市 ミユキ茶房 (コロッケと喫茶の店)
福岡県福岡市 magic fun fair (雑貨と本のweb & pop upショップ)
愛知県名古屋市 オードインク(アイルランドと北欧音楽のスペース)
東京都杉並区 galerie non(オリジナル服と輸入雑貨とお菓子の店)
兵庫県神戸市 1003(書店)
広島県広島市 りんご堂(本屋&カフェ)
青森県弘前市 ロビンズネスト(ライブハウス・パブ・レンタルスタジオ)
東京都小平市 草舟あんとす号(植物の本屋)
宝塚・奈良・名古屋 hatao ケルトの笛レッスン会場
東京都世田谷区 twililight(書店・ギャラリー・カフェ)
広島県広島市 READAN DEAT(書店・ギャラリー)
東京都台東区 古書ほうろう(書店)
鳥取県東伯郡湯梨浜町 汽水空港(書店)
東京都台東区 ひるねこBOOKS(書店)
山口県岩国市 ヒマール (フリーペーパー発行元)



近況&ご報告

ご無沙汰ですみません。
思いがけず長くお休みしてしまいました。
珍しく少し体調不良でクリスマス以降2月いっぱい休養し続け、さすがにもう飽き飽き。命に関わる病いではないし、幸いゆっくり快方に向かい始めたので春の兆しとともに活動を再開したところです。
アイルランドはすでにマスクの義務化も取り払われました。ちょっと時期尚早な気がしているし、なによりあったかいのでまだわたしは着用していますが、同じ気持ちのアイルランド人も多いようでマスク姿は続いています。空港でのコロナ関連手続きも撤廃され、自由度が増した印象ですが、これはアイルランドが積極的に受け入れようとしているウクライナから逃れて来た人たちがスムースに入国できるよう考慮した措置。遠からず撤廃の気配でしたけど、少しびっくりの迅速さでした。
スライゴーにも戦火をくぐり抜けたウクライナの人たちが到着し始めています。このあたりはホリデーホームが多いこともあり、地方自治体から積極的な働きかけがあったようで、宿泊施設の確保が進んでいる様子。
スライゴータウンでは救援物資の準備に多くの地元民が手伝いに行っています。わたしはしばらく外出を控えていたので、すっかり出遅れて役立たず。来週は地元で寄付金集めのバザーが開催されるので、それはもうぜひお手伝い。アイルランド人の、助け合い精神の徹底ぶりにはいつも感心させられ、自分には何ができるのか自問を繰り返しています。

さて。
コロナによるロックダウンをきっかけにヒマールとともに始めた当ブログ。
2年が経ち、続けることも大切ですが繰り返しになってしまうのは避けたいし。ヒマールと協議の上「紙に戻ろう」という結論を出しました(おおげさ・笑)。
今、みなさんが手にとって読んでいただけるフリーペーパーを制作中。
完成したあかつきには、ヒマールのサイトとSNSでお伝えいたしますので、チェックしていてくださいませ。
春夏秋冬、年4回発行予定です。アイルランドらしい季節感を盛り込んだエッセイと毎回簡単レシピを2つお届けいたします。
このブログも、ときおりニュースがあったときなどに更新できるよう休眠ではなく“仮眠”状態で続けていきます。更新があるときは、やはりヒマールのサイトとSNSでお伝えしますので、お見逃しなく。

ウエブサイトで発信するのは迅速ですし、手軽ですし、プラス面は多いのですが、今わたしの暮らす辺境と日本との距離感のなさに違和感を持っているのも事実です。贅沢かもしれません。ふつう「距離がなくなって素晴らしい」と喜ぶ点ですもんね(笑)。
“せっかくこんな遠くにいるのだから、遠くであることをもっと意識していたい”と思ったのが、紙面=フリーペーパーづくりのきっかけです。
ニュースソースは限られますが、たくさん書けばいいということでもないと思っているので、限られた紙面でも充分に楽しんでいただけるようなものを作りたいと思います。

ではでは、引き続きどうぞご贔屓に!

PS:みなさんからのメッセージは、ひき続きこのブログあてにお送りくださいませ!



リセット

 アイルランドでは最近まであまり使わない言葉だと聞きました。ほんとかな??でも確かにデジタルなものがあふれだしたのはつい近年のこと。リセットという言葉になじみが薄かったのかもしれません。
 年明けの1月、わたしの暮らしも”リセット”してみようと思います。
 月2回のカントリーマーケットも1月はお休み。ファームも農閑期で休みになり、わたしの海苔巻きづくりもベーキングもしばし休業。
 この数ヶ月、引っ越しも加わり、珍しく追いまくられるような日々で、ごはんづくりも手抜きになりがちだったし、新しいレシピをつくる余裕もなく、このままじゃいかんな、と感じていました。そもそも不器用で、時間の使い方が超下手。頭脳の使い分けも得意ではないので、リセットという手段に行き着きました。
 なので1月、このブログもお休みをいただくことにいたしました。
 次に進むために立ち止まる。そんな時間にしたいと思っています。

 リフレッシュ休暇をいただく前に、手抜きレシピをご紹介しておきますね。

「ハーブ&チーズ・ペーストリー」

これは、たまねぎのみじん切りをちらせています。チーズはチェダーとパルミジャーノの2種。

パンより手軽。甘くないビスケット生地でつくるピザのような感じかな。トマトソースは使いませんが。冬に欠かせないスープのお供に最適です。
マークのお母さんがアイリッシュシチューを作ると必ず、ペーストリー生地を大きく伸ばしたものを焼いて食卓の真ん中に置き、家族それぞれがちぎってシチューにひたして食べたという話が忘れられず。
これは少しリッチなヴァージョンで、スープ抜きでそのまま食べても充分おしいいです。

【材料】ふたり分
小麦粉 200g
バター 100g
水 大さじ3
ハーブ(タイム、ローズマリーなどを適量。できれば生を)
チェダーチーズ 適量 すりおろす
塩 少々(ナチュラルでよい品質のものを。まぜこまず、最後にちらすのがわたしは好みです)

【作り方】
1.小麦粉とバターをそぼろ状にまぜあわせる。
2.水を1に加えて生地にまとめる。
3.生地を二分して平たくのばす。綿棒なしでもオッケー。あまり薄くしすぎず、5ミリから1センチくらいの厚みで。わたし流は、へりを薄めにし、中央を少し厚めにして、カリカリとパン食感の両方を楽しみます。
4.ハーブ、チーズ、塩をトッピング。200℃に余熱したオーブンで約15分焼き、余熱で5分。
5.オーブンから取り出したらラックの上で5分ほど休ませる。
*カリっとした食感になるには少し冷まさないとならないのですが、冷ましきらない方がおいしいので、うまくジャッジしてください。
*ブラックペッパーやカイエンペッパーを少しまぜるのもおいしいです。

追記ですが、今年のクリスマスディナーはローストチキン。アイルランドでは珍しくもない料理ですが、うちでは滅多に登場しないので充分にエキサイティング。ふたり家族にターキーは大きすぎるし、なにより大味だし。
ガーリックとローズマリーをつめてローストし、焼き上がり20分ほど前に、醤油とマーマレード、バルサミコをあわせたものをまわしかけて軽くカラメライズ。これがいい味をかもしだしました。翌日、ゼリー状になったものがさらにおいしかった!

翌日、スープストックづくり。いつも水を入れすぎて薄味になるのを解消したく、今回は少なめの水(骨1羽分に対して水2リットルほど)で30分じっくり煮出します。ベイリーフ1枚とパセリの軸数本、これで充分でした。
スープをガラス容器に移したあと、同じ鍋と同じ骨に水を1リットル加えてまた30分。2番出汁も充分な味でした。

ローストチキン、ときどき作ろう!と固く決意。
肉だけでなく、スープストックをつくるだけでも調理する価値あり。
余った鶏肉はサンドウィッチ、サラダなどに活用し、スープはカレー、麺もの、炊き込みごはんにして数日間、献立考えずにすみました(笑)。
ブログの再開はヒマールのサイトでお知らせいたしますので、チェックしてくださいませ。

Stay safe & Stay in touch



続・プーカと冬の嵐

 しばし間があいちゃってすみません。
 オイルタンクから聞こえてくるヴァン・モリソンの歌声の続きです。

 毎朝11時になると、あいかわらずタンクの中から声が聞こえてきます。
 流れてくるのは地元ラジオ番組「フランシー・ボイラー・ショウ」。そうか、ボイラーだからタンクの中か!と納得したら、マークに「残念だけど、ボイラーじゃなくてボイランです」よくある名字だそう。知らなかった。
 ここの大家さんは、ちょくちょく納屋やファームのメンテナンスに来るのですけれど、しばらく留守するとかでご無沙汰の時期に起きた出来事。用心深い人なので、きっとラジオにタイマーを仕掛けて「留守じゃないぞ」とアピールしてるのだろうと納得することに。でも、われわれがいるのに??
 そしてある朝、大家さんが納屋に置いてある薪を取りに来たとき「ラジオにタイマーかけていきました?」と聞いてみると「おお、ラジオ!なくしたと思ってたよ。タイマーって??」
 ラジオは、雨に濡れないようオイルタンクの陰から現れました。中じゃなかったのね。しかし、大家さんはラジオにタイマー機能があるのをご存知なかった……。
 それは大家さんが来る時間帯に合わせてあり「夜の11時じゃなくてよかったねー」と笑い合ったあとに気づいたのです。そういう可能性もあったのに、あえて午前11時。やはりプーカだったか……と確信したのでした。

The End ?

 話は変わって。クリスマスを控えた12月7日、アイルランドに台風が上陸しました。南西部コーク、ケリー、クレアが最初に直撃され、ゆっくりと北上し、スライゴーに到達したのは夜になってから。日中は比較的おだやかだったので「ここまで来ないんじゃないの?」と油断してたら、やってきました。
 キッチンは海の方に向いているし、換気扇から入り込む風の音でラジオのボリュームを上げないとならないほど。
 夜半からさらに風は強まり、部屋の照明がふーっと弱まるときがあり、停電するかも……と心配し始めました。念のために、いつもより多くのキャンドルを灯しておいたのは大正解。うたた寝して目が覚めると電気もラジオも消えており。
 おまけにバスルームは水浸し!幸いトイレからの水ではなかったのですが、部屋まで水がきたらどうしよう……停電はいつまで続くのか?ごはんは!?
 クッカーもオーブンも電気なので手も足も出ません。お茶も飲めないのか〜
 おにぎり作っておくべきだった、と反省しながら寝直したのですが、幸い翌朝、電気は復旧しました。まだ停電が続いている地域も多かったので、うちはラッキーだったようです。バスルームの水も引いていました。前の家だったら、どこも雨漏りでえらい騒ぎだったと思います。
 強風は翌日の夕方になっても勢いが衰えず、今までここで体験した風雨の中ではダントツに激しかった。家の中で聞いているだけで、なんだかひどく疲れました。レスキューの人たちや、電気工事の人たちは、ほんとうにたいへん。

 そんなこんなで、レシピのご紹介はもう少しお時間くださいませ。
 火を使わない料理を研究しておかなくちゃ!と考えています。

非常食としてとっておくべきだったポテトブレッド。マーケット仲間のコーリーン作で、すっごくおいしいんです。人気商品で、いつもあっという間に売り切れ。バターで焼き直すとカリカリに。やはり停電中には向きません〜〜


プーカの来訪

 突然ですが、引っ越しをしました。
 拙著『アイリッシュネスへの扉』をお読みくださった方々は「ええーーっ??」と驚かれると思いますが、わたしとマークにとっても突然な成り行きで。でも結果的に、心地よい家で快適な暮らしをスタートさせることができ、新たな扉を開くことができました。今度の家は、ファームハウス。大家さんはシープ(羊)ファーマーですが、セミリタイアしていて家畜はいません。でもここは今も“ワーキング・ファーム”。大きなトラクターを間近で見られる機会がついにやってきました。
 ここでアイルランドに関するクイズです。この国の収穫高ナンバーワンは何だと思われます?じゃがいもって答えたくなりますよね?
 実は「草」。家畜の飼料となる牧草なのです。ここのファームも大きな納屋に干し草が積まれ“現役”ファームであることを物語っています。
 家は大家さんの実家で、祖父が建てたもの。今はモダンに改装されていて暖房もばっちり。わたしにとっていちばん大事な台所も機能的でとても使いやすく、安堵しています。
 新居がマイホームになる瞬間に気づきました。この国の住居の鍵は、どこもクセがあって慣れるのに一苦労。常宿にしていたB&Bの玄関の鍵もなかなかひとりで開けられず、何度かネグリジェ姿のおかみに助けてもらって、おおいに恐縮したものです。
 この家の鍵もご多分にもれず。ちょっとしたコツをようやく覚えたばかり。もうひとつの“難関”はオーブンです。この国の借家(アパート=フラットも含む)の付帯設備のひとつがオーブン。これは大家さんが管理すべきもののひとつなのだそうですが、わたしの使用頻度は尋常でなく、これもまた恐縮の極み。今までに4台のオーブンをお釈迦にしており……“経費でまかなえる”ということなのでしょうけれど、かなり気が引けます。
 そんなわけで、まずはどの借家にもあるオーブンですが、どれも使い勝手が異なり、慣れるのに少し時間が要る場合も多々。前の家にはオーブンが2台あり、1台はサーモスタットがイカれていて、ほうっておくと200度以上まで上がり、何度かケーキを焦がしました。
 今回はふつーにほどよく焼けて、安堵。オーブンと鍵、どちらもアンダーコントロールで、家は早々に「我が家」になりました。

 さて、プーカ(おばけ)の来訪について。
 引っ越して早々、台所の窓を開けると裏庭で誰かの喋り声が。大家さんが納屋を修復しているので、来ているのかな?と見に行くと誰もおらず。話し声はラジオであることに気づき、納屋の中に忘れて行ったのねと納得したのですが。
 外出していたマークに顛末を告げると「そんなわけない、ラジオは見つけてオフにした」。うそ。でも聞いたもん、ラジオから流れる番組。
 そういえば、いつのまにか音は消えていた……

 そして翌日。やはりマークの外出中に外で音楽が。確認に出動しました。
 裏庭に流れるのはヴァン・モリソンの曲で、それはなんと暖房用のオイルタンクの中あたりから響いており!
 プーカの仕業にちがいない。
 わたしは家に戻ってきっちり鍵をかけました。

続く

PS:この家で初めて作った「ベーコンの炊き込みごはん」がとてもおいしくできたので、ご紹介しますね〜〜

「ベーコンの炊き込みごはん」

【材料】2人分
米 1カップ半
オリーブオイル 小さじ1
にんにく 2カケ スライス
ベーコン 厚切り2枚
焼酎(お酒ならなんでも) 大さじ1 オプション
たまねぎ 半分 みじん切り
しょうが 1カケ みじん切り
にんじん 2〜3cm の角切り1カップ
カブか大根 2〜3cmの角切り1カップ
長ネギ スライス 1カップ
生タイム 2本ほど
塩 小さじ1/4
しょうゆ 小さじ1
水 2カップ

【作り方】
1.米をざるに入れて洗い、水をきって30分ほど置く。
2.厚手なべにオリーブオイルとにんにくを入れて火にかける。
3.ベーコンを入れ、焼き色がついたら取り出し、適当な大きさにスライス。
*取り出す前に焼酎を加えて少し煮詰めるとベーコンがやわらかくなります。
4.たまねぎをさっと炒め、ベーコンを加え、さらにしょうが、にんじん、カブか大根、長ネギ、米、水を加える。塩、しょうゆを足し、上にタイムをのせて蓋をし、強火にかける。
5.沸騰してきたら弱火にして15分炊く。
6.一度強火にして半秒ほど待ち、火をとめて10分。

★5の時点で一度蓋を開けてみて、水っぽいようならもう1〜2分、火にかけてください。

 いつもながら大雑把なレシピで恐縮ですけれど、おいしかったので!きのこや、ほうれん草やいんげんなどを入れるといいと思います。
 ベーコンは、脂身の少ないステーキ用がベスト。加工肉は極力使わないようにしているのですけれど、上質なものをたまにはいいかなと思っています。



ぴかりり

かわいい名前でしょう?
初めて瓶詰めの“piccalilli” を見つけたときは、なんだろう??と不思議でした。カレー色をしたピクルスで、調べてみると“インドのピクルス”。見た目そのまんま(笑)。
18世紀頃からイギリスで親しまれている食材なのだそうですが、アイルランドの中部域ではあまり目にすることがありませんでした。近所の店になかっただけかな。スライゴーのご贔屓食材屋さんにはイギリス産のものも多く、ピカリリもそこで発見。
レシピを探してみると、やはりスライゴーの人気カフェ“surf cafe”のレシピブックに載っていました。
豪快に野菜2キロを使ったレシピで、瓶詰めがいくつもできるのでしょうけれど、初めて作るのには勇気のいる量なのでぐっと減らし、調味料の数もぎりぎりまで削った簡単バージョンです。味に遜色なし。
食べきりサイズで保存食の意味がなくなっちゃいましたが(苦笑)。

あ、そうそう。
今、オーブンが壊れていて、ベーキングができないのです。
壊れたというより、オーバーワークのための過労死なんです(涙)。
この20年間でオーブンをお釈迦にしたのは、これで4台目。うち3台は借家の前住人が使っていたものなので、時期が来たと思うこともできるのですが、1台は前の家で新品に入れ替えてもらったのに、確か5年ほどで力尽きた(泣)。
アイルランドではオーブンは必需品のひとつで、設置は大家さんの義務の範疇なのだそう。家族の人数が多いとオーブンは欠かせませんし、なによりクリスマスのごちそうが作れませんものね。
しかし、わたしの使用頻度は尋常ではないので「せめて半分持ちます」って言うのですけど、前の大家さんも「いいから、いいから」とおおらかでした。助かる。
オーブンが使える日まで、しばしベーキング以外のレシピをご紹介いたしますね。
蒸しケーキのレシピもほぼ完成、乞うご期待!

「ピカリリ」

【材料】
野菜(きゅうり、カリフラワー、ズッキーニ、たまねぎ、にんじん、パプリカ)計400g 
*カリフラワーとズッキーニはマスト・アイテムです。
*細かくなりすぎないよう一口大にざく切りにし、大きなボウルに入れて塩小さじ1を加えてまぜあわせ、一晩置きます。
*にんじんは、軽く下茹でした方がいいかな〜。あるいは、薄すぎないスライスで。
コーンフラワー 小さじ1
カレー粉 小さじ1
粒マスタード 小さじ1
マスタード 小さじ1
水 100cc
はちみつ 小さじ2
ビネガー 大さじ1

【作り方】
1.コーンフラワー、カレー粉、粒マスタード、マスタードをまぜあわせておく。
2.水、はちみつ、ビネガーを火にかけ、沸騰したら火からおろし、1をまぜあわす。
3.水気を切った野菜に、2が熱いうちにまぜあわす。

*量が少ないので長期保存には向きませんが、2〜3日は大丈夫。すぐに食べ切れてしまうと思いますが(笑)。
*肉や魚の付け合わせにしたり、ハムやチーズに添えたり、サンドウィッチの具材にもなります。わたしはサラダ代わりに、そのままぱくぱくいただきます。




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