Yumiko's

松井ゆみ子がアイルランドからお届けする「食」と「音楽」のこと

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O’Tsumami

夏の定番スナック、ワカモーレ

日本の”猛暑、酷暑”のニュースを見るたびに、申しわけない気持ちになります。ヨーロッパ諸国も気温が40度ちかくになるところもあり、夏のバカンスを控える声も聞かれますが、アイルランドには熱波到達せず。
ダブリンは30度近くになる日もあったようですが、ここ北西部はせいぜい20度ちょいで、夜は15度以下。冷房入れている部屋より涼しいというか肌寒いほど。
夏の初めに少し日差しの強い日々があり、ここに引っ越してきて初めて「暑い」という言葉を使いましたけれど、日本に比べたらかわいいもので、庭でアイスクリームを食べる楽しみができたと喜ぶ程度。
冷製パスタや蕎麦サラダなど、久しぶりにあつあつでない食事を作りました。アイルランドで夏をすごすようになってから、冷やし中華の存在を忘れ去っています。大好きだったのに!

うちで作る夏の定番スナックはワカモーレ。アボカドのディップをトルティーヤチップスにつけて、ビールのお供に。これは夏でないと気分が出ない一品です。
日本ではまだ知名度低いと何かで読んだのですが、ほんとうですか??
レシピをよくご存知の方には勘弁していただくとして。
暑い日の台所で、ささっと作れる一品ですのでお試しください。

まずは一人分の材料で。

アボカド 1個
トマト  1個 *種はとったりとらなかったり。
玉ねぎ 半分
レモンかライムの絞り汁 適量
にんにく 1カケみじんぎり *お好みで。うちは入れます!
塩 適量
チリパウダー適量 *グリーンタバスコも合います!
コリアンダー みじん切りたっぷり *これははずせません!嫌いな方は、ミントとかかな……

作り方はあってないようなものですが・笑
まずはたまねぎとトマトを細かく刻んで、にんにくもみじん切り、あるいはペーストを加え、最後にアボカドを入れてマッシュ。アボカドは変色しやすいので、レモン汁はここで加えて”色止め”します。塩、チリパウダーを加えてできあがり。
トルティーヤチップスは塩気が強いので、ワカモーレはあっさり味で。
ソフトタイプのトルティーヤに包むときの具材にする場合は、このワカモーレだけだと少し物足りないかもしれないので、トマトピューレと塩、ハチミツ、さらにチリを加えてベースにすると味がしまります。レタスやキューリなど入れて具だくさんにすれば、りっぱな食事に。

今夜はうちもこれにしよう!



しりしり/ Shili-shili

白状しますけど、本場のしりしりを食べたことがないんです。沖縄も日本に返還された少し後に一度行っただけ。いつか行きたいリストの上位です。なので、これはわたしの妄想レシピ。

アイルランドには沖縄の音楽のファンが少なからずいて、加えて、長寿の島の食文化がよく話題にのぼるので、何か紹介できたらと思いついたのが、しりしり。
それでも「にんじんと卵……どっちも甘いけど、どんな料理になるの??」って半信半疑して、ごめんなさい!食材をここまで減らして、なのにおいしいって、すごいと思いました。わたしが作り出したいと思うレシピそのもの。

「しりしり/ Shili-shili」

しりしり in Ireland.

【材料】2人分
オリーブオイル 小さじ1/2
にんじん 1本(千切り。スライサーみたいなのはおススメしたくない〜。食感が腰抜けになります。)
アイリッシュウィスキー 小さじ1/2(お好みで。でも、ちょっと加えるとぐっと味が深まります。日本酒の代用で使い始めたのですが、クセになるおいしさ!適度な甘みと香りのよさが素晴らしいです。)
たまご 1個
塩 少々
ごま油 ほんの少々(必ずしもではないですが、おいしさアップ。)

【作り方】
1.オリーブオイルをフライパンで熱し、にんじんを加えてさっと1分炒める。
2.アイリッシュウィスキーを注ぎ、まぜあわす。
3. 溶き卵を加え、塩をふり、ざっくりまぜる。
4.ごま油を入れ、卵に火が通ればできあがり。

【Ingridients】Makes for 2
Olive oil  1/2 teaspoon
Carrots 1 (very fine julienne. Preferably using knife than using a grater. Texture is much better if you use a knife.)
Irish whiskey  1/2 teaspoon (op)
Egg  1
Salt   a hint
Sesame oil  a dash (op)

1.Heat olive oil then add carrots, fry for 1 min.1
2.Put Irish whiskey onto carrots, mix them.
3.Poor beaten egg in the frying pan, add salt and mix roughly with carrots.
4.Put a dash of sesame oil, when egg is cooked turn off the heat.

Such a quick and simple meal but combination is so good, enjoyable dish from Okinawa (Lovely Island in Japan, very much similar culture to Ireland !).

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



サーディン・バーガー/ sardine burger

O’Tsumami、あるいは Oh !Tsumami!!  晩酌文化をアイルランドに広めるのがユメ。お酒は基本パブで飲むものなので、つまみと酒というコンセプトがないんです。家呑みを強いられている今でもきっと、ごはん先に食べちゃって、お酒は「おつまみ」なしで単独なんだろうな〜。日本人の晩酌文化、素晴らしいと思う。

“バーガー”というと、ハンバーガーを思い浮かべられると思うのですが、ここではハンバーグ状態のものは全部 “バーガー” なんです。アイルランドで出す本にも、このレシピを紹介していますが、今の風潮に合わせて “グルテンフリー” バージョン。南米の穀物キヌアを茹でてまぜたりしてますが、これは直球。粉もんです。
お味噌まぜたり、カレー味にしたり、変幻自在なので楽しんでくださいね。
(魚の加工品が大好きなわたし。ああ、ちくわとか食べたい〜。サーディンバーガーは、そういう欲求をだいぶ解消してくれました。)

「サーディン・バーガー/ sardine burger」

【材料】2人分(大きいバーガー4個分、小さめなら6個分)
オイルサーディン缶 1個
たまねぎ 1/4個(みじん切り)
チャイブ(みじん切り)大さじ1 *小ねぎ1本のみじん切りでもOK
しょうが(みじん切り)小さじ1
薄力粉か片栗粉 小さじ2
卵 1個
塩 少々
オリーブオイル 小さじ1

【作り方】
1.サーディンをボウルに入れて、フォークでよくつぶす。
2.たまねぎ、チャイブ(か小ねぎ)、しょうがをまぜ、薄力粉(か片栗粉)を加えてまぜあわす。
3.溶き卵と塩を加えて、よくまぜる。
4.オリーブオイルをフライパンで熱し、3のサーディンミックスをスプーンでフライパンにのせて3分焼く。ひっくり返して同じく3分焼く。

★あつあつでも、冷めてからでもおいしいです。
★チャイブか小ねぎのかわりにパセリでもオッケー。両方でもいいです。コリアンダーもおいしいんだけど、嫌いな方が多くて残念。
★焼くときは中火くらい。火が弱いと、ぐずぐずもんじゃ焼きっぽくなりますー。

【Ingredients】 Makes for 2 people (makes 4 big sizes or 6 small sizes)
Sardine  1 tin
Onion  1/4 (chopped)
Chive  (chopped ) 1 tablespoon or 1 scallion (chopped)
Ginger (chopped) 1 teaspoon
Plain flour 2 teaspoon
Egg 1
Salt a hint
Olive oil 1 teaspoon for frying

1.Put sardine into a bowl, mince them by fork.
2.Add onion, chive, ginger, then flour, mix them.
3.Add beaten egg and salt, mix well.
4.Heat olive oil in a frying pan. Put spoonful sardine mixture onto the pan, bake for 3min, then turn it and bake for another 3 min.

★serve hot or even as cold snack.
★you can use parsley instead of chive or both.
★use moderate heat. If it’s too low heat, sardine mix can’t set nicely. Just be careful not be burned.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko




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