まずは、9月1日に発売の拙著「アイリッシュネスへの扉」、ご予約販売ですでにたくさんご購入いただいているようで、みなさま本当にありがとうございます! 書店さんからもご注文をいただいていると聞き、とても嬉しく思います。
発売まであと3週間ちょっと、たのしみにお待ちいただけましたら幸いです。
さて、元気な夏野菜がファームにあふれ、どれもこれも欲しくなって、毎週末ダンボール箱にいっぱいの野菜を買い込んでいます。
家庭菜園でも、プロのファームでも、どうしても生産過剰になってしまうのがズッキーニ。成長がとまりません。採れ始めの頃の小ぶりなズッキーニだけ欲しいといっても無理。一旦育て始めたら大きいやつも面倒みないと。
無駄にならないよう、わたしもせっせと購入していて、おいしい食べ方プラスたくさん消費できる方法を試しまくっています。
レシピの話に入る前に。このあたりで「ズッキーニ」(イタリア由来)とよんでいるのは、わたしくらい。たいていの人は「クールジェット/courgette」(フランス由来)とよんでいます。アメリカ英語とイギリス英語のちがいのひとつで、理由はどうぞ各自でググってみてください。
まずは炒めもの。まちがいのない調理法で、なんだかんだいちばんたくさん食べられる気がします。
写真にあるのは、千切りをオリーブオイルでさっと炒めただけ。味付けは塩と、フライパンが熱くなってきたときに入れたクミンシードほんのひとつまみ。これがいい仕事をしてくれました。一緒に炒めたのは、長ネギの輪切りに見えますが、たまねぎの軸。今の時期はまだ新たまねぎで、茎つき。そろそろ茎は”腑抜け”の状態でスカスカしたものもありますが、使えるものもあり、炒めものやスープに使っています。これは長ネギを使っていただくか、なくてもぜんぜんオッケー。
塩は、千切りにしたズッキーニにからめておくのがポイント。水分が出てきて、炒める時間をさらに短縮できます。
切り方は、わたし流ですが、まず輪切りにして(薄くなりすぎず5ミリ強)それを粗く千切りに。そうすると、切り口の上下に皮がつくので食感が保てます。
今までのズッキーニの炒めものの定番は、ごま油で炒め、最後にすりごまを和える。で、韓国料理のレシピを簡素にしたもの。これも最初に塩をまぶしておいて、余計な水気を絞ってから炒めます。この方法のときは、輪切りか半月。最初に覚えた方法なので今もキープ。確か、元のレシピはガーリックと唐辛子が入っていたはず。韓国料理ですね。
写真の二品目は、ピカタっぽいですけど、卵多めのパンケーキ。かな? これもまた、ワインのアテにぴったり! ズッキーニ(半分)をわたし流粗めの千切りにしてボウルに入れ、塩、米粉小さじ1ほど、卵1個を加えてまぜあわせます。フライパンにオリーブオイルを熱して生地を入れて焼くだけ。
エイダンのファームの卵が、すごくヴィヴィッドな黄色で抜群の仕上がりになるのはラッキーなことです~。ズッキーニは卵との相性がとってもいいので、オムレツやキッシュ、フリタッタなどに。和風に厚焼き卵に入れてもいいですね。今度やってみよ。
塩気を気持ち強めにしたので、何もつけずにそのままでいただけます。が、薄味にして、酢醤油をちょっとつけるのもいいかもしれません。
ズッキーニのケーキ、材料のひとつを切らせたままなので、すみません! 次回に持ち越し!