Yumiko's

松井ゆみ子がアイルランドからお届けする「食」と「音楽」のこと

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サーディン・バーガー/ sardine burger

O’Tsumami、あるいは Oh !Tsumami!!  晩酌文化をアイルランドに広めるのがユメ。お酒は基本パブで飲むものなので、つまみと酒というコンセプトがないんです。家呑みを強いられている今でもきっと、ごはん先に食べちゃって、お酒は「おつまみ」なしで単独なんだろうな〜。日本人の晩酌文化、素晴らしいと思う。

“バーガー”というと、ハンバーガーを思い浮かべられると思うのですが、ここではハンバーグ状態のものは全部 “バーガー” なんです。アイルランドで出す本にも、このレシピを紹介していますが、今の風潮に合わせて “グルテンフリー” バージョン。南米の穀物キヌアを茹でてまぜたりしてますが、これは直球。粉もんです。
お味噌まぜたり、カレー味にしたり、変幻自在なので楽しんでくださいね。
(魚の加工品が大好きなわたし。ああ、ちくわとか食べたい〜。サーディンバーガーは、そういう欲求をだいぶ解消してくれました。)

「サーディン・バーガー/ sardine burger」

【材料】2人分(大きいバーガー4個分、小さめなら6個分)
オイルサーディン缶 1個
たまねぎ 1/4個(みじん切り)
チャイブ(みじん切り)大さじ1 *小ねぎ1本のみじん切りでもOK
しょうが(みじん切り)小さじ1
薄力粉か片栗粉 小さじ2
卵 1個
塩 少々
オリーブオイル 小さじ1

【作り方】
1.サーディンをボウルに入れて、フォークでよくつぶす。
2.たまねぎ、チャイブ(か小ねぎ)、しょうがをまぜ、薄力粉(か片栗粉)を加えてまぜあわす。
3.溶き卵と塩を加えて、よくまぜる。
4.オリーブオイルをフライパンで熱し、3のサーディンミックスをスプーンでフライパンにのせて3分焼く。ひっくり返して同じく3分焼く。

★あつあつでも、冷めてからでもおいしいです。
★チャイブか小ねぎのかわりにパセリでもオッケー。両方でもいいです。コリアンダーもおいしいんだけど、嫌いな方が多くて残念。
★焼くときは中火くらい。火が弱いと、ぐずぐずもんじゃ焼きっぽくなりますー。

【Ingredients】 Makes for 2 people (makes 4 big sizes or 6 small sizes)
Sardine  1 tin
Onion  1/4 (chopped)
Chive  (chopped ) 1 tablespoon or 1 scallion (chopped)
Ginger (chopped) 1 teaspoon
Plain flour 2 teaspoon
Egg 1
Salt a hint
Olive oil 1 teaspoon for frying

1.Put sardine into a bowl, mince them by fork.
2.Add onion, chive, ginger, then flour, mix them.
3.Add beaten egg and salt, mix well.
4.Heat olive oil in a frying pan. Put spoonful sardine mixture onto the pan, bake for 3min, then turn it and bake for another 3 min.

★serve hot or even as cold snack.
★you can use parsley instead of chive or both.
★use moderate heat. If it’s too low heat, sardine mix can’t set nicely. Just be careful not be burned.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



エッセイ「買い出し/買い置き」by Yumiko

 辺鄙な場所で暮らしているので、政府に言われるまでもなく、スーパーマーケットでの買い出しは1週間から10日に一度で、あとはちまちま近所の商店で買い足すくらい。
 小さな商店のわりに、まんべんなくいろんなものがあって助かっているのですが、激しく足りないのが野菜。運がいいとオーガニックファームのサラダリーフが買えますし、ノンオーガニックですが自国産のキャベツやじゃがいもも。たまごはローカルなので、新鮮ですごくおいしい。

 ご存知ですか? にんじんは新聞紙に包んだ後、ビニール袋に入れておくと2週間ほど保ちます。キャベツはそもそも日持ちするので重宝です。外葉は煮込みに、中の葉は甘みがあるのでまずは炒め、多めに買って一部はスライスして冷凍庫へ。免疫力アップの、にんにく、たまねぎ、しょうがは必需品。常温保存でオッケーですし。
 トマトも今の時期、熟れていないものが多いのでそこそこ保つのですが、危なくなってきたら湯むきにして冷蔵庫か冷凍庫へ。ほんとはちょくちょく少しずつ買い出しするほうがいいのですけど。
 ズッキーニも長持ち。新鮮なうちは、生でもオッケー。最近まで知らなかったのですが。千切りにして、ちょっと塩ふって食べるのが好き。あ、お塩はちょっと奮発してナチュラルなものをお買いくださいね! 大量生産の食卓塩って化学調味料ですから、あまりおすすめできません。おしいくないし。いいお塩は甘みもあって食材が引き立ちます。料理が成立するようになったのはお塩が生まれたからですもんね。
 アイルランド産のものが日本でも買えますので、チェックしてみてください。アキル・シーソルト(Achill Island Sea salt)といって、アキル島(=今は地続きで四国みたい)で作られています。家族経営で、オーナーは伝統楽器イーリアンパイプスの奏者。かっこいいでしょ?
 ほうれん草などの葉物はたくさん買って、すぐに茹でて冷凍庫へ。いつもはそんなことしないですぐ食べちゃうのですが、うちでいちばん消費の激しいのが緑野菜なので、切らすのが恐怖。
 いつもスーパーのバスケットが緑色でいっぱいに。アイルランド愛って感じでしょ?(笑)

 この国の人たちには、食のバランスを教えるときに「国旗を思い出して」って言うんです。緑、白、オレンジ。それ以外の色はまだお預け。紫とか言ったら混乱するので。ナス、嫌いな人多いですし。こっちのナスは大きくて皮が硬く、使い方もまったく異なるのです。ああ、水ナスが食べたい! うどやミョウガみたいなニュアンスのある野菜、ないんですよね〜。ハーブ以外は基本マイルドな味のものが中心。パースニップが数少ない、主張ある野菜かも。でも、それだから家庭料理がやさしい味に仕上がるのですが。

 ここで、このブログの編集長じゅんこさんから、貴重なご意見をいただきました。
「ご紹介するレシピに使う食材を、毎回買い出しに行くようだとサバイバル料理にならないので、ひとつの食材を何回かにわけて使うとか、検討しましょう」確かに。
 先にも書いたように、今はわたしも買い出しがいちばん頭の痛いところなのを承知しているので、みなさんが毎日買い出しに出かけなくていいように、ストックしておくと便利なものをわたしなりにまとめてみました。ここでのレシピ以外でも便利に使える基本の食材ばかりです。

【買い置き野菜リスト】
(重複しますけど、保存方法も入れておきますね)

*にんにく(涼しいとこで常温)
*生姜(同上)
*たまねぎ(風通しのいい場所でバスケットなどに入れて常温/でもそろそろ冷蔵庫)
*長ネギ(キッチンペーパーにくるんでビニール&冷蔵庫)
*小ねぎ(同/小口切りにしてタッパに入れて冷凍も)
*きのこ類(干すか冷凍。マッシュルームはスライスして冷凍が便利)
*キャベツ(いちばん外の葉でくるんでビニールにいれて冷蔵庫)
*にんじん(新聞紙にくるんでビニール、冷蔵庫)
*じゃがいも(新聞紙か紙袋に入れて冷蔵庫。明るい場所に置いておくと芽が出ます)
*ブロッコリ(全部茹でてタッパに、冷蔵庫に入れて2〜3日で食べきるのがオススメ)
*ほうれん草(2束買って、全部茹でて半分は冷凍庫、半分は冷蔵庫)
*ズッキーニ(冷蔵庫)
*トマト(食べないまま数日たっちゃったりしたら、湯むきにして冷凍庫)
*パセリ(ジクがしゃんとしていたら水を入れたコップに挿しておくのがベスト。あるいは洗って、よく水気をきって冷凍庫。使うとき、かしゃかしゃ壊れるのでみじん切りする必要ないです)
*大根(こっちでなかなか買えないので、あぶなく失念するとこでした。これも新聞紙にくるんで、ビニール袋に入れて冷蔵庫。母は薄切りにして天日干ししてたな〜)

 あまり日持ちしませんが、いんげんや、さやえんどうもうちのレギュラー陣です。ルッコラなどのサラダリーフと、好物のコリアンダーも。バジルはペストに。
 うちは2人家族で、これらの野菜を1週間で使いきっちゃうのですが、みなさんはどんな感じなのでしょうか?

●きゅうりは生だと日持ちしないので、近々即席ピクルスのレシピをお出ししますね!
ナスも、お買いものに出られたときに購入してください。

●オイルサーディンはカルシウムの補給になりますし、邪魔にならないので5缶ほど常備しておくといいと思います。ツナ缶も3つくらい。お肉がなくても充分活躍してくれます。スモークサーモンも便利!

●そばの実や、粟、オートミールなどの雑穀もあるといいと思います。
雑穀は免疫力アップの代表選手ですから。ふだんの白米に少しまぜるとか、スープにまぜちゃうとか、案外すぐに使いきれちゃいます。

 国によっては、買い物も3日に一度くらいを奨励しています。
 今は、ちょくちょく出ないですむよう、ある程度のまとめ買いは許されると思います。
 買い物に出る時間を料理に費やせるといいですよね。

 オーガニックファームは車で5分もかからない場所にあるので、外出規制がなくなったら買い出しに行けるのが楽しみです。そろそろハーブ類も豊富になるでしょうし。
 小さな漁港も近いので、サバ釣り船が出る頃には出かけらるようになっているといいなと願っているところです。

 スモークサーモンは代表的な食材ですが、燻製サバもおいしいんですよ〜。
 2〜3週間保つけど、いつもすぐ食べちゃって。そのまますぐ食べられるのですが、フライパンでちょっと焼くと焼きサバそのものに。
 今は、オイルサーディンが大活躍。これもちょっとフライパンで焼くと、缶詰っぽさが薄まります。

アイルランドの元気なキャベツ。カウンティ・キルディアのオーガニックファーマー、ニックの産物。愛がつまっていて、メインクロップのじゃがいももにんじんも、とってもおいしい。


ブラウンブレッド/ brown bread

アイルランドの伝統的な小麦全粒粉でつくるパン、ブラウンブレッドは、イーストを使わずに重曹と発酵した牛乳「バターミルク」で作る簡単かつ健康的なパンです。

バターミルクは、牛乳のうわずみ(バターのもとになるクリーム部分)のすぐ下のあたり。アイルランドでは、ブラウンブレッドを作るためのバターミルクが市販されていて、どこでも容易く買えますが、日本ではなかなかに困難。ですが、ヨーグルトで代用ができます。びっくりするほど簡単に作れますが、そこからが「伝統」の始まり。各家庭のお母さんたちが「うちの味」を作り上げて、こどもに伝承していくのです。

夫の実家ヌーナン家の味は、マークが引き継ぎました。わたしは嫁として継いでいくべきなのですけど、追求心が旺盛すぎて、いまだに自分のブラウンブレッドがつかみきれていません。あ、ふつうにというか、かなりおいしいです、念のため。でもいつも「ああしてみよう、こうしてみよう」が先に立って「これが、わたしの味」って決められないのよね〜。最近凝っているのは、近海でとれる海藻を乾燥させたものを混ぜ込むこと。

アイルランドに来始めて30年! ずいぶんたくさんのブラウンブレッドを食してきましたけれど、数年前にマークの親戚の作ってくれたものは「え、何この味??」と分析不可能なおいしさで、アイリッシュブレッドの奥の深さに愕然。ゆっくり検証して、後日確認してみたら糖蜜がキーポイントでした。

小麦粉もいろいろあるので、どれを使うかでスタイルが決まります。
小麦全粒粉といっても、粗挽きや古代小麦のスペルト、ブラン(ふすま)を加えるのか、オーツ(オートミール)を加えるのかで食感もぐっと異なってきますし。

正解はありません。そこがアイリッシュ。あなたは、どこを目指し、どこに着地するのか。あなた次第。この国のパンづくり(どの国も同じかもしれないけど)は哲学です。

ハードル上げちゃいましたけど、もとい。簡単にできるパンです。
ぜひトライしてみて、さらに “自分の味” に近づけてみてください!

「ブラウンブレッド/ brown bread」

ローフはブラウンブレッド、スライスは甘いバージョン。
ブラウンブレッドにアイリッシュチェダーのっけ。ワイルドガーリックがよく合います。
甘いバージョンをさらに進化させたもの。三温糖を小さじ2から1に減らし、オレンジマーマレード大さじ1を加えました。しっとり仕上がるみたい。ぜひお試しを。

【材料】1/2パウンド型 1本分
小麦全粒粉 160g
薄力粉 20g
重曹 小さじ1/2
三温糖 小さじ1(お好みで)
塩 (上質な海塩) 小さじ1/4
ヨーグルト 大さじ2
水 大さじ6
牛乳 大さじ2

【作り方】
1.オーブンを予熱180℃にする。
2.粉物をすべて混ぜ、次に水気もの(ヨーグルト、水、牛乳)をまぜあわえて加える。
3.型に流し込み、予熱したオーブンで30分焼く。
4.オーブンから取り出したあと、15分ほど置いて型から出す。

*オーブンによって、焼き時間は若干異なります(引っ越したての今の家のオーブンは、20分で焼けてしまうんです〜ほんとか??と心配で、余熱で10分置いておいたりしたのですが、どうもここは20分で焼けちゃうよう)。なので、オーブンから取り出したら一応、パンに竹串を刺してみて、すっと生地がついてこない状態だったら焼けてます。さらに型から出して、底をぽんぽんとたたいてみて、乾いた、いい音がしたらさらに安心。もしも心配だったら、オフにしたオーブンに5分ほど入れておくと安全です。あるいはスライスしてみてください。

★甘いバージョンは、上記の材料の小麦全粒粉160gと薄力粉20gを、薄力粉オンリーで180gにし、三温糖を小さじ2に。レーズンなどのドライフルーツを大さじ1〜2加えるのが異なるだけで、あとの材料もプロセスも同じです。ほんのり甘く、ブラウンブレッドとは一味ちがう仕上がりになるので、お試しください。

[Ingredients} Makes  1/2 pound tin 1
Wholemeal wheat flour  160g
Plain white flour 20g
Baking soda 1/2 teaspoon
Raw cane sugar 1 teaspoon (OP)
Natural  sea salt  1/4 teaspoon
Plain yoghurt  2 tablespoon
Water  6 tablespoon
Milk 2 tablespoon

1.Preheat oven to 180℃.
2.Mix flour, baking soda, sugar, salt. Then mix yogurt, water, milk, add to mixed flour. Combine well.
3.Put it into a tin, bake for 30min.
4.After taking out from the oven, leave for 15min then take the bread out from the tin.

★You can make sweet bread too. Just change the flour and amount of sugar.
Plain wheat(or Spelt) flour  180g
raw cane sugar 2 table spoon
dried fruit like raisins  1~2 table spoon
omit salt

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



ブロッコリスープ/ broccoli soup

たくさん作って、冷凍庫に常備しておくといい一品です。その場合、牛乳とクリームチーズは温め直すときに加えてください。わたしは緑野菜が不足することに、異常なほど不安感を持つタイプ(苦笑)。たくさん買っても、冷蔵庫で保たせるには限界があり、冷凍に頼ることもしばしばですが、ブロッコリはそのまま冷凍すると、どうしても食感が損なわれるので避けています。茹でるときもアルデンテが好きなくらいですから。なのでスープにするのはほぼベストな保存方法なのです。

クリームチーズを入れるワザは、ブルターニュの友人に習いました。うちはチーズ過剰摂取系なので、実はスープにチーズ入れることは滅多にないのですが。入れればおいしいに決まってるけど!

ほうれん草など他の緑野菜を足して、緑野菜不足解消スープにするのもお勧めです。
ハーブもいろいろ入れてください。暖かい青汁ってことで。

もし、味が強くなっちゃったら、じゃがいもを増やすとか、りんごなど果物入れてみるのも一案。ブレンダー(ミキサーなど)にかけるスープは、結果がどう出るかが楽しみで、毎回いろんな食材を投入しています。
フードプロセッサーやミキサーは、洗うのが厄介だし、ハンドミキサーはいいですよ。安いし、たいていのことはこれで充分すみます。スープの幅がぐっと広がるので、もしお持ちでない方はこれを機会に!

「ブロッコリスープ/ broccoli soup」

ブロッコリは煮すぎると色が悪くなっちゃうので、このくらいの調理時間で充分と思います。ブロッコリ、もっと入れてもいいかも。あたたかい青汁・笑

【材料】2人分
オリーブオイル 小さじ1/2
たまねぎ 1/2個(みじん切り)
にんにく(みじん切り) 小さじ1
じゃがいも 1個(適当な大きさにスライス)
水 2カップ
ブロッコリ 約200g
塩 小さじ1/2
牛乳  大さじ1
クリームチーズ(お好みで) 17.5g =三角チーズ一切れ分

【作り方】
1.オリーブオイルを鍋で熱し、たまねぎとにんにくを入れて2分ほど炒める。
2.じゃがいも、水を加えて沸騰させ、ブロッコリと塩を加えて5分煮る。
3.鍋を火からおろし、ハンドミキサーなどでピューレ状にする。
4.鍋を弱火にかけ、ふつふつとしてきたら牛乳を加え、クリームチーズを入れて火をとめ、まぜあわす。

[ingridents] Serve 2
Olive oil  1/2 teaspoon
Onion 1/2 (chopped)
Garlic(chopped) 1 teaspoon
Potato 1 (chopped roughly)
Water  2 cups
Broccoli   200g (cut into small florets)
Salt 1/2 teaspoon
Milk  1 tablespoon
Cream cheese (op)  17.5g=1 portion of Laughing cow

1.Heat olive oil in a pan, add onion and garlic, fry for few min.
2.Add potato and water into the pan, bling to boil. Then add broccoli and salt, Cook for 5 min.
3.Leave the pan from the heat, use a blender to make smooth puree.
4.Return the pan onto low heat, bling to boil add milk then cream cheese and mix well.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



エッセイ「アイルランドの発酵食品」by Yumiko

 この数年、アイルランドは空前の発酵食品ブームです。
 5年ほど前だったでしょうか、スライゴーに住む夫の従姉妹から「麹を買いたいのだけど」と相談されました。味噌作りのワークショップを行なうのが目的で、へー!と驚きながらお手伝い。彼女は独自の食事療法をしていて大豆が食べられないので、何で作るのだろうと思ったら、くるみ。北西部は特に寒いエリアで、家の中でもセーターを着込むほどなので、ちゃんと発酵するのかしら??と心配でしたけど、彼女たちの意欲を削ぎたくないので、お探ししました。強く要望された、乾燥タイプのオーガニック玄米麹。
 とても幸いなことに、オーガニックの乾燥麹を作っている会社とコンタクトがとれ、とても親切に応対してくれただけでなく、その会社はわたしが愛用しているイギリスのオーガニック食品会社にお味噌を卸していたことを教えてくださり、びっくり!
 いつも食べていた白味噌で、日本のものよりさらに甘みがあって、サラダドレッシングやソースに最適と思っていたら、そう使われるだろうことを想定して日本で売っているものより甘めにしているのだと教えていただきました。さすが!

 アイルランドは、発酵食品に関して遅ればせなとこがあるのですが、それは環境によるものなんです。ヨーロッパ北部に位置しながら、北欧やドイツのような過酷な北国環境にならなかったのは、すぐ近くを流れている暖流のおかげ。冬でも零下になる日は少なく、食材を保存するのにちょうどいい気温が通年続くからです。牧畜がさかんなのも、牧草が冬枯れしないのが大きな理由。
 アイルランドはEU内でトップクラスの酪農王国。それでも、チーズづくりに乗り出すのはとても遅かったのです。それは良質なバターを保存するのに適した気温を保つことができたから。EUの一員になった頃から、この国のチーズ産業は急成長し、今やチーズ先進国のフランスの品評会でトップクラスの評価を得ています。

 乳製発酵食品の代表的なものは、バターミルク。日本でも入手が可能になってきたようですね。牛乳の上澄みで、バターのもとになるクリームを取り除いた後の、水っぽい上澄みがバターミルク。これをわれわれは小麦全粒粉にまぜてパンを作ります。
 ヨーグルトを水で薄めたくらいの “威力” で、小麦粉を膨らませてくれます。かつては飲みものとしても活用されていたそう。

 新たなブームが、キムチ。すでに自国産でコマーシャルに生産されているものもあるほど浸透してきています。でもね〜ほとんどが、酸っぱいキャベツ。ドイツのザワークラウドのピリ辛版。辛いの苦手なアイリッシュが多いので、辛味もパンチがないケース多発。
 知り合いの韓国人シェフにご意見うかがったら、顔をしかめて静かに首をふるのでした。でもね、まだまだ始まったばかりの食文化革命ですから、今後が楽しみ。この間食べたサンドウィッチの中にキムチもいて、いい仕事していたの。

 ケフィアも大きく成長している食品のひとつ。

 Kombuchaがよくわからない(苦笑)。
 要は、日本でも数十年前に流行った紅茶キノコで、これがバカウケ。スーパーやコンビニでも買えます、コンブチャ。わたくしたちの知る昆布茶とはまったく異なるものですが。
 ゆっくり教えるんだ、ほんとの「こぶ茶」。

 まだまだ、迷走中のアイルランドの発酵食品事情です。
 納豆が辿り着くのはいつだろう??

 アイルランドの最もポピュラーな発酵食品はビールです!きっぱり(笑)。

 ブログにコメントをくださった“つながる”さんのご質問で、アイルランドの発酵食材事情を書いてみました。わたし自身、アイルランドではまだ新しいエリアで勉強中です。
 そもそも発酵には向かない環境のアイルランドで、発酵食品ができるようになったのは、地球温暖化の影響あるからでは?と思わざるを得ません。
 東京の実家で、かつてわたしは「ぬか床」の当番でした。“ぬか子”とよんで、日々の世話を楽しんでいたので、冬の野菜の漬かり方の遅さはよく知っていましたから、アイルランドでは無理と思っていたのです。
 セントラルヒーティングが当たり前になってきて、家の中でツイードのジャケット着ていたり、アランセーター着ないとすごせない家は減りましたので、発酵に向く環境は以前よりぐっと増えたと思います。
 米ぬかでなく、パンをさらに発酵させてぬかがわりにしたり、海外生活の長い方たちは、脱帽の努力をされているようで、わたしはまだまだ新参者。

 野菜の味噌漬けは何度か実験。味噌プラスアイリッシュウィスキーに漬け込んだ、にんじんと生姜は、かなり絶品。

 宿題は、水キムチとぬか漬け、いずれお味噌づくりまでいければ人生に悔いなし!

うちで愛用しているお味噌。どれも日本産で、麦味噌、玄米味噌、八丁味噌も。白味噌以外は別のメーカー。クリアスプリングはイギリスの大手オーガニック食材会社で、お蕎麦やおうどん、お豆腐などを常時購入しています。助かる〜。
キルケニーのグルメ食材屋さんで作ってもらったバゲットサンドには、パストラミにキムチが合わせてありました。見えませんね(苦笑)。キムチは南部の食の町コークで作られているアイルランド国産品。ピリ辛度がたかくておいしかったです。チーズにも合うのね。


キャロットスープ/carrots soup

免疫力の向上に役立つのが、にんじん、と多くの記述を見かけたので、拙著ですでに紹介しているのですが、あらためて。

しょうがはレシピの倍くらいまで増やせると思いますが、初めて作る方はこの分量で。アイルランドでは、キャロットスープというとコリアンダーを加えることが多いのですが、日本では嫌いという方が多いのではずしています。お好きだったら試してみてください。スープの色は少し変わりますけど、味に深みが出ます。レモンやオレンジの絞り汁を入れたり、遊んでいただければ。

キャロットスープ/carrots soup

添えてあるのはチーズスコーンです。型抜きしないバージョン。

【材料】2人分
オリーブオイル 小さじ1/2
たまねぎ 1/2 個(みじん切り)
にんじん 3本 (スライス)
しょうが(みじん切り)大さじ1
じゃがいも 1個(2cmほどの角切り)
水 3カップ
塩 少々

【作り方】
1.鍋にオリーブオイルを入れて熱し、たまねぎを加え、しんなりするまで炒める。
2.にんじん、しょうが、じゃがいもを加え、水を注ぎ入れ、20分煮る。
3.ハンドミキサーなどでピューレ状にし、塩でととのえる。
*ミキサーがないときは、フォークなどでマッシュして。

★じゃがいものかわりに、かぼちゃやさつまいもを加えても。

[Ingredients] Serves  2
Olive oil 1/2 teaspoon
Onion  1/2 (chopped)
Carrots  3 (sliced)
Ginger (chopped) 1 tablespoon
Potatoes 1 (cut into 2cm cubes)
Water 3 cups
Salt a hint

1.Heat olive oil in a pan, fry onion until soften.
2.Add carrots, ginger, potato, then pour water.  Cook for 20min.
3.Use a hand mixer to blend 2 then add salt.

★You can use butternut squash or pumpkin, sweet potato instead of potato.
★Add squeezed orange or lemon juice is nice too.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



チーズスコーン/cheese scones

カントリーマーケットなどでよく見かける、しょっぱい系のスコーンはいつも飛ぶように売れています。以前、なかよしの海藻料理研究家のワークショップを手伝ったときに作った彼女のレシピは、よく炒めたたまねぎとにんにくをたっぷり入れたタイプで、やわらかめの生地を平らにした後、型をぬかずに切り込みを入れておいて、焼いた後に切り分けるのが新鮮でした。そうすると焼かれる面が少ないので、しっとり仕上がるんですよね。

わたしのは、たまねぎを生のまま入れて、食感を残しています。チーズもすりおろさず、適当な大きさのみじん切り。5ミリほどの角切りと思っていただければ。粒マスタード入りもよく見かけます。お使いになるときは、牛乳の量を半分にして、後から様子を見て要るようなら足してください。生地がゆるくて扱いにくいときは、ちょっと薄力粉を足せば大丈夫。塩気は少なめにしています。チーズも、多くのレシピよりぐっと減らしていますが、まずはこれで作ってみてください。パルミジャーノをちょっと加えてもいいかも。

これも変幻自在なので、いろいろ遊んでくださいね!ワインのつまみにサイコーです〜

*小さな型を使っていますが、お持ちでなければ、ビンや缶などで代用できます。生地を取り出すのが若干面倒かもしれませんが、問題ないはずです!小さい方がおつまみに向くと思って!

「チーズスコーン/cheese scones」

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: チーズスコーン-683x1024.jpeg

【材料】直径4cm 12個分
薄力粉 150g
全粒粉  50g
ベーキングパウダー 小さじ1
塩 小さじ1/4
バター 30g(かわりにオリーブオイル大さじ2でも)
たまねぎ(みじん切り) 大さじ山盛り2
チェダーチーズ 30g(みじん切り)
卵 1個+1個(スコーンの上に塗る分)
プレーンヨーグルト 大さじ2
牛乳 大さじ2

【作り方】
1.オーブンを予熱200℃に。
2.薄力粉、全粒粉、ベーキングパウダー、塩を大きなボウルでまぜる。
3.手でバター(またはオリーブオイル)を粉類とまぜあわせ、細かいそぼろ状態にする。粉がしっとりしてきたら、たまねぎとチーズを加えて、さっとまぜる。
4.溶き卵、ヨーグルト、牛乳を加えてスプーンなどでまぜあわせ、最後に手で生地にまとめる。
5.生地を平らな場所に移し、3cmほどの厚みに平たくのばす(綿棒でなく手で充分)。
6.型で抜きとり、ベーキングトレイにのせる。もうひとつの卵をとき、スコーンのてっぺんにぬり、オーブンに入れて12分焼く。

★ブラックペッパーやカイエンペッパー、マスタードシードなどを加えるのもおススメです。ローズマリーやタイムなどのハーブ(生、ドライどちらでも)も合います。
★バターのかわりにオリーブオイルで作るときは、塩を少々足してもいいかもしれません。

[Ingredients] Makes  12 small scones ( diameter 4cm)
Plain white flour (preferably spelt)  150g
Wholemeal flour (preferably spelt)  50g
Baking powder  1 teaspoon
Salt 1/4 teaspoon
Butter 30g (or Olive oil 2 tablespoon)
Onion (chopped )  2 heaped tablespoon
Cheddar cheese  30g (chopped small peaces)
Egg 1 + 1 for greasing
Yoghurt 2 tablespoon
Milk  2 tablespoon 

1.Preheat the oven 200℃.
2.Mix plain white flour, wholemeal flour, baking powder and salt in a big bowl.
3.Rub in the butter with your hand. Then add onion, cheese, mix well.
4.Add beaten 1 egg, yoghurt, milk and mix them by spoon. Finally use your hand to make a dough.
5.Flatten to the dough 3cm thick. Then stamp out round using a cutter.
6.Transfer to a baking tray. Beat the other egg and brush over the scones. Then bake for 12 min.

★You can add some spices like, black pepper, dried chili, mustard seeds etc. Fresh or dried herbs are nice too, like rosemary, thyme.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



エッセイ「ホットドッグ」by Yumiko

 どちらかといえばアイルランドでは、ホットドッグよりもハンバーガーの方が人気が高いような印象です。レストランのメニューにハンバーガーはあっても、ホットドッグはまず見かけません。アメリカのホットドッグ専門店のチェーンはそこそこ人気ですが、どの町にもあるわけではないし。チッパーとよばれるフィッシュ&チップスの店などで買えますが、ソーセージをはさんだだけの素っ気ないものばかり。

 ダブリン郊外ダンレアリのファーマーズマーケットのロイのホットドッグ屋さんは、いつも行列の人気店。炒めたたまねぎとパプリカをたっぷりのせてくれる数少ない例外です。大きすぎてちょっと食べづらいので、わたしはいつもミニサイズのキッズ版を買っていました。それでも大きい。夏の定番行事、各家庭でのバーベキューでも、ソーセージはみんな大好きですが、パンにはさむのはバーガーだけで、ソーセージはそのままかぶりつくのがお決まり。

 わたしは断然ホットドッグ派。初めてアメリカに行ったときは毎日食べてました。どこかの美術館の庭だったか公園だったか、屋台で買ったら30センチくらいあって驚愕。それも中身はソーセージだけでしたっけ。でもあれに他の具材が入ったら食べきれなかったな。

 アイルランドにまだ “通って” いた頃、毎回出立の日の朝、健在だった母がホットドッグを作って持たせてくれていました。ひとりっこのスポイル度全開。いつからそんな風に “恒例化” したかは忘れてしまいましたけど、バターロールに炒めたキャベツと普通サイズのソーセージを入れた特製ホットドッグ。生まれ育った実家は東京・西荻窪にあり、グルメ度の高いエリアなので、パンもソーセージもトップクラスで、おいしかったな〜。
 小ぶりだったので、いつも4個はバッグに詰め込んで、1〜2個はマークにとっておいたりもして。燻煙の強いソーセージだったし、よく火を通してくれてたし。

 母が亡くなった後、2年ぶりにアイルランドへ出かける日。母のいない日々には少しずつ馴れていっていたのですが、アイルランドへ向かう道中に母のホットドッグがないことに気づいた瞬間、大きな喪失感でいっぱいになりました。

 いま住んでいるクリフォニーのヴィレッジにあるコンビニエンスストアで、レストランにだけ卸している精肉業者の肉が買えるのです。小売はしていない業者なのですが、近所のよしみでほぼ毎日、数パックだけ配達しているので、お肉はいつも新鮮。鶏肉の扱いはなく、牛肉が中心ですが、ときどきラムやポーク、そこそこ厚切りのベーコンも。そしてたま〜に買えるのがソーセージ。思わず買っちゃったのでホットドッグを作りました。
 キャベツとたまねぎのソテーをたっぷり入れて。フランクフルト・ソーセージ級の大きさで、焼くのに少し難儀しましたけど、や〜、ジューシーでおいしかった!

 アイルランドのソーセージの多くは燻煙していない生ソーセージで、焼くよりも煮込みにした方が調理がラクなんですけど、やはりフライパンかグリルでよーく焼いて、皮がぱりっとした方が好き。でも、煮込みやパイ、パスタソースなど、ソーセージは大活躍します。ただ脂肪分も多いので、最近は少し控えておりますが。そういう風潮を考慮して、脂肪分を減らしたものや、小麦などの “つなぎ” を減らした肉肉しいもの、牛肉や鹿肉を使ったものなど、種類はぐんと増えています。

ほんとは上を切ってあるパンが体裁として好きなんですけど、市販のもの、すでに横をスライスしてありました。でも内側を焼くのに便利だった。ソーセージ焼いた後のフライパンの上に、パンを開いてぱかっとふせて、内側を軽く焼くとおいしさアップ。
キャベツとたまねぎをオリーブオイルで炒めた後、ちょびっとバターをまぜこみ、パセリを散らしました。もちろん写真撮ったあと、ケチャップとマスタードをたっぷり!
本文とまったく関係ないのですが、本日のレトロな昼食。コロッケもどきは冷凍食品のチキンバーガーの中身。カツ丼もどきが作れるかな?と思って買ってみたのですが、衣に力がなく、そのまま食べることに。チキンナゲットを平たくしたようなものでした。サラダは近所のオーガニック農家のもので、近所のコンビニで買えるのがラッキー。そして甘みのない自国のトマト。じゅんこブログ編集長が「岩国のを食べさせたい!」と叫ぶこと必須。


ベジ・リゾット/ veg risotto

うちでいちばん頻繁に作るのはリゾットかもしれません。幸い夫マークはライス好き。日本米もインディカ米も、玄米にいたるまで喜んで食べてくれるので助かります。リゾットはパスタよりもカロリー低めに仕上げられますし、何より野菜をふんだんに使えるのが魅力。リゾット用のイタリア米は日本米よりも容易く手に入りますし。

このレシピはベジタリアンの親族のために作ったものなので野菜オンリーです。

日持ちするのでバターナッツ・スクォワッシュ(butternuts squash)を常備していて、このレシピでも使っていますが、日本にお住まいのみなさまは、かぼちゃをお使いください。アイルランドではなかなか、かぼちゃが買えないのです。ハロウィンの頃にはたくさん出回るようになってきたのですが、水っぽいタイプがほとんど。食用でなくディスプレイがメインのようで。

スクォワッシュは年中買えてとても重宝。最初は日本のかぼちゃと比べてしまい、ちょっと見下していたのですが、フライパンで焼いてバルサミコ酢をちょっとかけるなど、おいしい食べ方を見つけてからは、欠かせない食材になりました。

「ベジ・リゾット/ veg risotto」

【材料】2人分
オリーブオイル 小さじ1
たまねぎ 1個 みじん切り
にんにく 3カケ みじん切り
マッシュルーム 5〜6個 スライス
リゾットライス(または日本米) 1カップ
バター 小さじ1/2
水 3カップ
塩 小さじ1/4
昆布    2×5cm くらいの大きさ1枚分
にんじん 1/2 本 粗みじん
スクォワッシュ(またはかぼちゃ) 3cmほどの角切りを1カップ強
ズッキーニ 1/2 3cmほどのいちょう切り
味噌(なんでも)小さじ1
牛乳 大さじ2
サラダリーフ(下ゆでの要らない葉物ならなんでも。小松菜やパクチョイなど)一つかみ
パセリ みじん切り 小さじ1

【作り方】
1.厚手の鍋にオリーブオイル、たまねぎ、にんにくを入れて炒める。しんなりしてきたらマッシュルームを足し、さらに炒める。
2.洗わない米を1に加え、バターを入れて1〜2分炒める。
3.水半分を注ぎ、塩、昆布、にんじんを加え、沸騰したら火を弱めの中火にして煮る。
4.10分たったら残りの水の半分を注ぎ、再度沸騰してきたらスクォワッシュ(またはかぼちゃ)を入れてさらに煮る。(10分たつ前に水分が少なくなってきてしまったら、前倒しで水を足してください。)
5.5分たったところで最後の水を全部注ぎ、ズッキーニを加えてさらに3分煮る。
6.味噌をまぜこみ、牛乳を加え、サラダリーフを足してさっと混ぜ合わせて出来上がり。お皿に盛りつけたらパセリをちらして。

★水を加えたところから、だいたい18〜20分でお米に火が通ります。白状しますが、わたしはお米のアルデンテがいまひとつ好きになれないので、少しやわらかめの仕上がりです。そのかわり、ズッキーニはアルデンテ。スクォワッシュがやわらかすぎるのも好きでないので、後から加えています。そのあたりのさじ加減は、お好みで。
★初めてリゾットを作る方には、面倒な感じに見えるかもしれませんけれど、手順を覚えてしまえばこっちのもの。トマト味にしたり、クリーム系にしたり、楽しい料理です。
★ふつうはパルメザンチーズを加えますが、これはさっぱりと仕上げたかったので抜いています。塩気も少なめなので、そこもお好みで調整してください。

[Ingredients] Makes  2
Olive oil  1 teaspoon
Onion  1 (chopped)
Garlic 3 cloves (chopped)
Mushrooms  5~6  (sliced)
Risotto rice  1 cup
Butter 1/2 teaspoon
Water 3 cups
Sea salt  1/4 teaspoon
Kelp   about 2cm×5cm
Carrots  1/2 (roughly chopped)
Butternut squash  (3cm cubes) 1 cup
Zucchini (courgette) 1/2 roughly chopped
Miso paste (any type) 1 teaspoon
Milk 2 tablespoon
Young spinach or pakchoi  handful
Parsley chopped  1 teaspoon as a garnish

1.Put olive oil, onion, garlic into heavy pan, fry them until they soften. Add mushrooms and fry them a bit more.
2.Add butter and rice (unwashed) into the pan, fry for 2 min.
3.Add half the water into the pan then put salt, kelp, carrots. When water starts to boil, turn down the heat to between moderate and low.
4.After 10min add half of the remaining water into the pan, when it starts to boil again,  add butternut squash then boil for another 5 min. (if the water evaporates too soon, you can add another half the remaining water)
5.Add the rest of the water and zucchini (courgette), boil for 3 more minutes.
6.Mix  miso, milk, young spinach then turn off the heat.
7.When you serve, put parsley as a garnish.

★It seems complicated but it’s not. If you make this recipe a few times it’ll become very handy.  You can choose tomato or creamy flavor.
★I omitted cheese but of course you can add if you wish.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko



オレンジマーマレード&アイリッシュウィスキーのプディング/Orange marmalade & Irish Whiskey pudding

スティームドプディングとよばれる湯煎にかけて作るお菓子は、クリスマスプディングが代表格。失敗することが少ないのが大きな魅力。そして、あったかくて、おいしい。

これも料理本でよく見かけるのに長年食べたことがなかった。おお!と感嘆する出来で。

あつあつのプディングに、アイスクリームを添えるのもおススメ。

「オレンジマーマレード&アイリッシュウィスキーのプディング/Orange marmalade & Irish Whiskey pudding」

【材料】争って食べる量の2人分
300ml の生地がゆったり入る耐熱ボウル1個
バター 50g +耐熱ボウルの中に塗る分
三温糖   50g
オレンジマーマレード 50g +トッピング用大さじ2
アイリッシュウィスキー  大さじ2(お酒が苦手な方や子ども用には無しで!)
卵 1個
小麦粉 50g
ベーキングパウダー 小さじ1

【作り方】
1.バターと三温糖をまぜてクリーム状にし、マーマレードとウィスキーをまぜこむ。
2.溶き卵を加えて、小麦粉、ベーキングパウダーを足し、さっくりまぜる。
3.耐熱ボウルにバターを塗り、トッピング用マーマレードをまず底に入れ、2の生地を入れる。ボウルに水が入らないようホイルで塞ぐ。
4.鍋にボウルを入れ、熱湯をボウルが半分かくれるまで注いで火にかける。沸騰してから40分茹でる。湯がボウル半分を下回ったら、湯を足すこと。竹串を刺してみて生地がついてこなければできあがり。あつあつを召し上がってください。

[Ingredients] Makes  sharing small potions between 2
Use a pudding basin (for 300ml)
Butter 50g + for greasing the basin
Brown sugar 50g
Orange marmalade 50g +  2 table spoon for topping
Irish Whiskey 2 table spoon (op)
egg 1
plain flour 50g
baking powder 1 teaspoon

1.Creamed butter and brown sugar, add marmalade & Irish whiskey, mix well.
2.Add beaten egg  then flour and baking powder and mix them. Grease the basin by butter, put marmalade at the bottom. Then add 2.
3.Use tin foil to seal the top of the basin.
4. Put the basin in a pan, add boiling water just cover the basin half way then heat the pan. Boil for 40min. Keep the water the same depth.

Stay safe & keep healthy !!
Yumiko




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