Yumiko's

松井ゆみ子がアイルランドからお届けする「食」と「音楽」のこと

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サーディン・バーガー/ sardine burger

O’Tsumami、あるいは Oh !Tsumami!!  晩酌文化をアイルランドに広めるのがユメ。お酒は基本パブで飲むものなので、つまみと酒というコンセプトがないんです。家呑みを強いられている今でもきっと、ごはん先に食べちゃって、お酒は「おつまみ」なしで単独なんだろうな〜。日本人の晩酌文化、素晴らしいと思う。

“バーガー”というと、ハンバーガーを思い浮かべられると思うのですが、ここではハンバーグ状態のものは全部 “バーガー” なんです。アイルランドで出す本にも、このレシピ... つづきを読む...



エッセイ「買い出し/買い置き」by Yumiko

 辺鄙な場所で暮らしているので、政府に言われるまでもなく、スーパーマーケットでの買い出しは1週間から10日に一度で、あとはちまちま近所の商店で買い足すくらい。
 小さな商店のわりに、まんべんなくいろんなものがあって助かっているのですが、激しく足りないのが野菜。運がいいとオーガニックファームのサラダリーフが買えますし、ノンオーガニックですが自国産のキャベツやじゃがいもも。たまごはローカルなので、新鮮ですごくおいしい。

 ご存知ですか? にんじんは新聞紙に包んだ後、ビニール袋に入れ... つづきを読む...



ブラウンブレッド/ brown bread

アイルランドの伝統的な小麦全粒粉でつくるパン、ブラウンブレッドは、イーストを使わずに重曹と発酵した牛乳「バターミルク」で作る簡単かつ健康的なパンです。

バターミルクは、牛乳のうわずみ(バターのもとになるクリーム部分)のすぐ下のあたり。アイルランドでは、ブラウンブレッドを作るためのバターミルクが市販されていて、どこでも容易く買えますが、日本ではなかなかに困難。ですが、ヨーグルトで代用ができます。びっくりするほど簡単に作れますが、そこからが「伝統」の始まり。各家庭のお母さんたちが「うちの... つづきを読む...



ブロッコリスープ/ broccoli soup

たくさん作って、冷凍庫に常備しておくといい一品です。その場合、牛乳とクリームチーズは温め直すときに加えてください。わたしは緑野菜が不足することに、異常なほど不安感を持つタイプ(苦笑)。たくさん買っても、冷蔵庫で保たせるには限界があり、冷凍に頼ることもしばしばですが、ブロッコリはそのまま冷凍すると、どうしても食感が損なわれるので避けています。茹でるときもアルデンテが好きなくらいですから。なのでスープにするのはほぼベストな保存方法なのです。

クリームチーズを入れるワザは、ブルターニュの友... つづきを読む...



エッセイ「アイルランドの発酵食品」by Yumiko

 この数年、アイルランドは空前の発酵食品ブームです。
 5年ほど前だったでしょうか、スライゴーに住む夫の従姉妹から「麹を買いたいのだけど」と相談されました。味噌作りのワークショップを行なうのが目的で、へー!と驚きながらお手伝い。彼女は独自の食事療法をしていて大豆が食べられないので、何で作るのだろうと思ったら、くるみ。北西部は特に寒いエリアで、家の中でもセーターを着込むほどなので、ちゃんと発酵するのかしら??と心配でしたけど、彼女たちの意欲を削ぎたくないので、お探ししました。強く要望された、乾燥タイ... つづきを読む...



キャロットスープ/carrots soup

免疫力の向上に役立つのが、にんじん、と多くの記述を見かけたので、拙著ですでに紹介しているのですが、あらためて。

しょうがはレシピの倍くらいまで増やせると思いますが、初めて作る方はこの分量で。アイルランドでは、キャロットスープというとコリアンダーを加えることが多いのですが、日本では嫌いという方が多いのではずしています。お好きだったら試してみてくださ... つづきを読む...



チーズスコーン/cheese scones

カントリーマーケットなどでよく見かける、しょっぱい系のスコーンはいつも飛ぶように売れています。以前、なかよしの海藻料理研究家のワークショップを手伝ったときに作った彼女のレシピは、よく炒めたたまねぎとにんにくをたっぷり入れたタイプで、やわらかめの生地を平らにした後、型をぬかずに切り込みを入れておいて、焼いた後に切り分けるのが新鮮でした。そうすると焼かれる面が少ないので、しっとり仕上がるんですよね。

わたしのは、たまねぎを生のまま入れて、食感を残しています。チーズもすりおろさず、適当な大... つづきを読む...



エッセイ「ホットドッグ」by Yumiko

 どちらかといえばアイルランドでは、ホットドッグよりもハンバーガーの方が人気が高いような印象です。レストランのメニューにハンバーガーはあっても、ホットドッグはまず見かけません。アメリカのホットドッグ専門店のチェーンはそこそこ人気ですが、どの町にもあるわけではないし。チッパーとよばれるフィッシュ&チップスの店などで買えますが、ソーセージをはさんだだけの素っ気ないものばかり。

 ダブリン郊外ダンレアリのファーマーズマーケットのロイのホットドッグ屋さんは、いつも行列の人気店。炒めたたまねぎ... つづきを読む...



ベジ・リゾット/ veg risotto

うちでいちばん頻繁に作るのはリゾットかもしれません。幸い夫マークはライス好き。日本米もインディカ米も、玄米にいたるまで喜んで食べてくれるので助かります。リゾットはパスタよりもカロリー低めに仕上げられますし、何より野菜をふんだんに使えるのが魅力。リゾット用のイタリア米は日本米よりも容易く手に入りますし。

このレシピはベジタリアンの親族のために作ったものなので野菜オンリーです。

日持ちするのでバターナッツ・スクォワッシュ(butternuts squash)を常備して... つづきを読む...



オレンジマーマレード&アイリッシュウィスキーのプディング/Orange marmalade & Irish Whiskey pudding

スティームドプディングとよばれる湯煎にかけて作るお菓子は、クリスマスプディングが代表格。失敗することが少ないのが大きな魅力。そして、あったかくて、おいしい。

これも料理本でよく見かけるのに長年食べたことがなかった。おお!と感嘆する出来で。

あつあつのプディングに、アイスクリームを添えるのもおススメ。

「オレンジマーマレード&アイリッシュウィスキーのプディング/Orange marmalade & Irish Whisk... つづきを読む...




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