未分類」カテゴリーアーカイブ

多謝!2019

2019年の店の営業を終了しました。

今年も、店においでくださったみなさん、作品や演奏やお話を届けてくださったみなさん、離れていても店のことを気にかけてくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました!

今年はなんというか、いろいろと、うまくいかないことやよくないことが続いて、正直なところ、いい一年だったという感じではないのですが、そんな中でも、店を始めて8年目にしてようやく自分たちの「やりたいこと」と「やるべきこと」とが重なって見えてきたのと、よくなかったいろいろもちょっとずついいほうへ進み始めたので、来年はきっと!いい年になるはず。そうしていきたいです。

いい一年だった人も、あまりよくない一年だった人も、あと2日ちょっととなった2019年、どうか心穏やかに過ごせますように。そして、よい新年を迎えられますように。

感謝と愛を込めて。よいお年をー。

新年はゆっくり7日(火)より営業します。

around me 私と世界 vol.2「難民」を終えて

シリーズ企画「around me 私と世界」のvol.2、『難民』をテーマにしたトークセッションと参加型展示がすべて終了しました!
ご来場くださったみなさん、トークセッションのためにはるばるおいでくださった「アフリカの難民キャンプで暮らす」著者の小俣直彦さん、展示にご協力くださった難民支援協会WELgeeシャンティ国際ボランティア会、ギリシャでの活動を報告してくださったKさん、そしてこぶな書店・小鮒さん、ありがとうございました!

「難民」という言葉がどれほどネガティヴに捉えられているか、想像はしていたけれど、それ以上であることを実感することになった今回の企画。

そんな中、トークセッションに参加してくださった方々から、「『目からうろこ』だった」「自分が持っていた『難民』のイメージが180度変わった」「大変な問題すぎて自分には何もできないと思っていたけど、小さなことから少しずつでいいんだなと思えるようになった」「おもしろかった!」という感想をいただいて、少しほっとしています。

難民の問題に限らず世界にはヘヴィな問題がたくさんありますが、まずは知ろうとすることから始めたいと思って、このシリーズ企画「私と世界」をスタートさせました。
知らないのになんとなく不安に思ったり怖がったり拒んだりするのは、なんというか、すごくつまらないことだと思うから。

配布するために集めた資料、まだ手元にありますので、会期中においでになれなかった方、周りの人のぶんまで欲しいという方、どうぞ店員までお声がけくださいね。差し上げます!

「around me 私と世界」vol.3は来春、『宇宙』をテーマに開催予定です。
おたのしみに!!!

多謝!「寺子屋ミシマ社『ちゃぶ台』次号をみんなで企画会議」@岩国ヒマール

店で本を販売することにして、最初にお取り扱いを決めたのがミシマ社さんの本。当時はまだ近所の書店には置いてなくて、「ミシマ社」という名前は聞いたことがあっても実物の本を見たことがない、という人がこのあたりでは多かったのです。店に通ってくださるようになった中村明珍さんも、そんなおひとりでした。
あれから、明珍さんも「寄り道バザール」でミシマ社の本を販売されるようになり、近所の書店でもたくさん見かけるようになって、ミシマ社さんは魅力溢れる本を次々と世に送り出され、唯一無二の年刊雑誌「ちゃぶ台」も誕生から早くも5号に!
先日発売されたばかりのその5号は「『宗教』×『政治』」がテーマ。
何度かお話をいただきながらもタイミングが合わなかったミシマ社さんとの企画ですが、このタイミングで、「ちゃぶ台」次号の企画会議というかたちで実現したのは、そういうことになっていたんだなとわかった、そんな夜でした。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!
話しているほうも聴いているほうもどこに行くのかわからないまま、そしてどこにも着地せず、ただ遠くに方向を指し示す光がぼんやりと見えたような、いや、でもそれも気のせいかも!?と思ってしまう、そんな会議でしたが、ライヴ感と熱量は半端なく感じていただけたのではないかと思います。
その後どんなことを考えておられるでしょうか?

明珍さん、ミシマ社の三島さん、渡辺さん、スリリングな熱い夜をありがとうございました!
話して聴いて考える時間と場を、これからもっと作っていきたいとあらためて決心しています。

来年刊行の「ちゃぶ台」6号、一体どんな内容になるのかなー。
今後のミシマ社に注目しつつ、たのしみにしています!

今回の装飾(?)。ミシマ社ちゃぶ台を作りましたー。

10月と11月の読むロバの会

昨日は10月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は5名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

課題図書は米澤穂信の「さよなら妖精」。
課題図書として取り上げることの少ない、そして個人的にもあまり読まないミステリー小説。
とはいうものの、本格ミステリーというよりは、青春小説の印象が強く。
タイトルからはファンタジーのような印象も受けますが、それはなし。
若者たちの苦く悲しい物語にひきこまれました。
アニメ化や映画化も多く、若い読者も多い米澤穂信作品ですが、課題図書でなければ私はおそらく書店では手に取ることなく素通りしていたはずで、知れてよかった。
自分では選ばないであろう本を読んでみるきっかけ、知らなかった作品との出会い、それが課題図書を決めるときに、お世話係の二宮さんと心がけていることです(選書が偏らないように、ってこと)。
今回は参加者全員が読了しての参加、2度読んできたという方もおられました。

さて次回、11月の読むロバの会は…
日時:11月28日(木)18:00〜
課題図書:「犬の心臓・運命の卵」ミハイル・ブルガーコフ著/増本浩子、ヴァレリー・グレチェコ訳(新潮文庫)
*1冊に2作品収録されています。まずは「犬の心臓」を。読める方は続けて「運命の卵」も読んできてください。

読むロバの会は月に一度開いている読書会です。
毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、ご予約不要でご参加いただけます。
話をするのが苦手な方も、ほかの参加者の感想を聞くだけでもおもしろいと思います。会のあいだ、店は通常営業していますので、コーヒーを飲みながらの見学も歓迎。
どうぞお気軽にいらしてくださいね。

祝!住職継職記念「大龍寺音楽祭」

先日の土曜(10/5)、広島県ではありますが隣町でとっても近い大竹市の大龍寺さんで、とってもお世話になっているベーシストのガンジーさんが住職を継職されることとなり、その法要の前夜祭として開催された「大龍寺音楽祭」へ、コーヒーなどを出しに行って来ました。

13時に小編成ジャズ(もちろんガンジーさん出演)の演奏からスタートした音楽祭は、トリの二階堂和美さん(大龍寺はニカさんのご実家)、そして全員揃ってのアンコールが終了する20時半近くまで、たいへんな盛り上がりっぷり!

沖縄で音楽活動をされていたガンジーさんのミュージシャン仲間やお友達のお店が、沖縄からもたくさん駆けつけて来られ、さながら沖縄の物産展とフェスが合体したかのような、でも会場はお寺の本堂と境内で、まわりにはお墓もあって鐘つき堂の鐘の下には革張りのソファが置いてある、という摩訶不思議で自由すぎる空間に、もしかしてこれが極楽か!?と。

主にご近所の方を対象とした無料の音楽祭でしたので、ご年配の方と小さな子ども連れのご来場が多かったのですが、そんな中で演奏するのが「沖縄ジャズギルドオーケストラ」「シネマ・ダブ・モンクス」「トオヤマタケオとnakabanによるランテルナムジカ」……というのが、なんというかすごくって、みなさん昼から夜まで長いのにしっかり愉しんでおられるのが素晴らしくって、新しいフェスの形を見た気がしました!

おかげさまで、持って行ったコーヒーも、アーチブルワリーのクラフト生ビールも、ヴェールジョーヌの焼き菓子も、満月農園のポテトチップスも、ほとんど売れました。
お手伝いの方にはたいへんお世話になりまして、ありがとうございました!

ガンジーさん、ニカさん、おめでとうございました!
出演者として出ずっぱりでいながら、トータルオーガナイザーとして細々とした仕切りや心配りまで、本当にお疲れさまでした&ありがとうございました。
倒れていないことを祈ってます!(笑)
これからも笑顔いっぱいのおふたりでー!

10月のおたのしみと店休日

もう10月だというのに、この蒸し暑さはなんなんだ!!!!!
ああ、早く、身も心も爽やかな秋晴れになりたいー。

ずーっと夏バテみたいな感じですが、いろいろと、やってます!

先日の土曜からはじまった、新シリーズ企画「aroud me 私と世界」のvol.1「街」、10月13日(日)まで絶賛開催中です!
光井純 アンド アソシエーツ建築設計事務所(株)西日本・岩国オフィス(jma)さんにご協力いただき、岩国駅周辺の1/400模型を中心にした参加型展示、来場者から「おすすめスポット」がどんどん追加されて、展示は随時更新されていってます!模型を囲んで来場者どうしで会話が弾むことも多く、とってもたのしい。リピートしてもおもしろい、来るたびに情報が増えていく展示内容となっていますので、何度でもぜひ!
6日(日)16:00からはトーク&ワークショップを開催。前半に集まった「おすすめスポット」をつないで、例えば「ベビーカーでお散歩」「かっこいい建物めぐり」などテーマを決めて「駅前散策ルート」をみんなで考えます。参加費は無料ですが、準備の都合上ご予約いただけると助かります。店頭、電話(0827-29-0851)、SNSのメッセージなどでどうぞ!

10月の「月1ピラティス」は17日(木)、「月1ヨガ」は24日(木)、いずれもただいま空きがあります。詳細はこちらを。
「読むロバの会」は23日(水)です。詳細はこちらを。

【10月の店休日】
毎週月曜+15日(火)と29日(火)
5日(土)もイベント出店のため実店舗は休みます。

今月もどうぞお出かけください。

9月と10月の読むロバの会

今日は9月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は5.5名(はじめだけで帰らなければいけなかった人をカウントしました)。
ご参加のみなさん、ありがとうございました!

9月の課題図書はアディーチェの「なにかが首のまわりに」。
短編集ですが、一つひとつの作品がものすごく読み応えがあって!
ぎゅっと濃くて!
どれもそれぞれに、全然違う話なんだけど、ぜんぶすごくてよくて!
個人的には久々の大ホームラン作品との出会いでした。
アディーチェの作品は、ほかのも絶対に読む!
人にもおすすめしていきたいです。
ぜひ読んでください!

さて次回、10月の読むロバの会は
日時:10月23日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:「さよなら妖精」米澤穂信(創元推理文庫)
課題図書に選ぶことが少ないミステリー小説です。
秋にいいかな、と。

読むロバの会は月に一度開催している読書会です。
毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。
課題図書を読んだ方ならどなたでも(途中までしか読めていなくても)、喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要でご参加いただけます。
都合により遅れて来られたり早く帰られたり、も構いません。
ゆる〜いおしゃべりの会ですので、初めての方もどうぞいらしてみてくださいね。

8月と9月の読むロバの会

諸々ありまして、blogをぜんっぜん更新できないうちに8月が終わってしまいました!

ひとまず、順番に。先日の読むロバの会のことから。

8月28日は8月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は6名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
課題図書は集英社文庫から出た「セレクション戦争と文学1 ヒロシマ・ナガサキ」。
ヒロシマとナガサキをテーマにした、戦後すぐのものから最近のものまで、小説、俳句、短歌や詩も含むたくさんの作品が収録された、体裁も中身もずっしり重たい一冊です。
一冊まるごと読めなくてもよい、読みたいと思った作品をどれか一つだけでもよい、ということにしました。
私は最初から通して読みましたが、8月にこの本を読むのは本当に辛かったです。
今回はみなさんから出た感想は書かないことにします。
参加されなかった方も、この本、これから出るこのシリーズをどうぞ読んでください。

さて次回、9月の読むロバの会は
日時:9月25日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:「なにかが首のまわりに」チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ著/くぼたのぞみ訳(河出文庫)

読むロバの会は月に一度開催している読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などを気軽におしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要でご参加いただけます。
初めての方もどうぞいらしてみてくださいね。お待ちしています!

8月のおたのしみと店休日

梅雨が明けた途端、夏の暑さ全開!
毎日まいにち暑くてクラクラしちゃうけど、夏って案外短いんですよねー。
暑い夏、満喫しましょうー!

8月はおたのしみがいっぱい!
最初の週末、3日(土)から、yuta・渡辺キエ 二人展「偶然と必然」が始まります。
yutaさんがつくる金属のカトラリーと、渡辺キエさんがつくる磁器。
ひんやりとした質感、すっきりとしたかたち、清々しい作品にふれて、涼も感じていただけるような二人展です。
初日は大阪よりyutaさん、最終日前日と最終日には栃木より渡辺キエさんも来られますので、ご都合つけて、ぜひお二人に会いに来ていただけたらと思います。

最後の週末は、HEATWAVEの山口洋さんをお迎えしてスペシャルな2DAYS!
30日(金)は、まさにスペシャル!初めての企画!!「山口洋とギターを弾いてみよう」
遠方からもご予約をいただいていて、あと2名ほどで受付を締め切ります。ご検討中の方はいますぐご決断を!
31日(土)は、ヒマールでは4回目となる山口洋さんソロライヴ「 the boy 40 tour」特別公演
こちらはまだお席の余裕はございますが、これまでには完売した回もありますので油断なさらずに、早めのご予約をおすすめします。特に、週末なので遠方から泊まりがけで来られるご予定の方には、市内の宿泊施設は満室になることも多いので、そのあたりのご手配も含めて、早めにご予定を立てられることをおすすめします!

スペシャルなおたのしみのほかに、毎月のおたのしみももちろんあります。
「月1ピラティス」と「月1ヨガ」は、現在どちらも空きがあって新規参加者を募集中です。
「読むロバの会」(読書会)は、夏休み中の学生さんや子どもたちにもぜひ、参加してもらいたい!どうぞ気軽に来てみてくださいね。

今月もご来店をお待ちしています!

7月と8月の読むロバの会

昨日は7月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者はちょっと少なくて4名。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

課題図書は、ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」。
参加者4名の内、読了しての参加は2名。ほかの2名は読んでいる途中での参加。「今日は参加できない」と3名の方が連絡をくださいましたが、いずれも「読み終えていません」とのこと。思っていた以上に読みにくい作品だったようです。
私も、読みかけてはうとうとしたり、前の晩の続きを読もうとしおりをとって「はて?どんな話だったっけ?」と数ページ戻って読み返したりで、なかなか進まずー。断りなしに時間も場所も飛び越えて、いろんな話が次々と出てくるので、読んでいるのがどこのことだか、いつのことだか、よくわからなくなり、パタゴニアが架空の場所のようにさえ思えてきて……。が、後半、慣れてきたのか、チャトウィンのペースにのれるようになってきたのか、この本の魅力が、なんとなくわかるような気がしてきました!
エピソードひとつひとつでいうと、すごくおもしろいと思った話もいくつかあって、参加者のあいだでは「ヤガン語の話はおもしろかった!」という感想で盛り上がりました。
チャトウィンの「ソングライン」を並行して読んでいる方が、おもしろいと言っておられたので、そちらも読んでみようと思いました。

さて次回、8月の読むロバの会は……
日時:8月28日(水)18:00〜(1時間程度。途中参加OK)
課題図書:セレクション戦争と文学1 ヒロシマ・ナガサキ(集英社文庫)

8月は毎年、戦争をテーマにした本を読んでいます。
今年は文庫化されたばかりの集英社の「セレクション戦争と文学」から1の「ヒロシマ・ナガサキ」を課題図書に選びました。原民喜「夏の花」、大江健三郎「アトミック・エイジの守護神」、田口ランディ「似島めぐり」など、さまざまな作品が収録されたかなり分厚い本です。
この本の中から、それぞれにご自身で『読みたい作品を読めるだけ』読んできてください。「この作品を」という指定はしません。どれか一作品でも構いませんし、もちろん全部読んできていただいてもOKです!

読むロバの会は月に一度開催している読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。
参加費無料・ご予約不要で、どなたでもご参加いただけます(喫茶1ドリンクのご注文だけお願いいたします)。
初めての方もどうぞお気軽にいらしてくださいね。