月別アーカイブ: 2024年12月

2024.12/19(木)

18時から、つまびくロバの会をやりました。
今夜は一段と冷え込んだので、「こんなに寒い中、わざわざギター練習会に来る人はいないよねえ」とヒマール2人で言い合っていたのですが、なんと4人も参加してくださいました。寒い中、ほんとうにありがとうございました!

すっかり練習に集中して、途中、買い物のお客様が来られたことにまったく気づかず、すみませんでした。
参加者の方のほうが気づかれていて、お客さんじゃないのかな、このまま弾いてていいのかな、と思われたようで……。店の者失格でした。申し訳ないです。
今日は「ギター練習会をやっています」の貼り紙もし忘れていたし、来週から気をつけます。

さて、次のつまびくロバの会は、また来週の木曜12月26日18時からやります。
つまびくロバの会は初心者を中心としたギター練習会です。すでに弾ける方の参加も大歓迎ですが、初心者をあたたかく見守っていただけますようお願いします。
ギターは各自でご持参ください。
ご予約不要ですが、エレキギターを持ってこられる場合は事前にお知らせいただけると助かります(アンプの準備の都合です)。
参加費のかわりの1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。

年内最後の練習会。
よろしければぜひご参加ください。

2024.12/18(水)

寒い!
夏が暑いと冬が寒い、と言われるそうですが、ほんとですね!

今日は18時から、読むロバの会(読書会)でした。
参加者は1名。寒い中、ご参加ほんとうにありがとうございました!!
読んでおられたのは、橋本治『完本 チャンバラ時代劇講座1』。
橋本治がチャンバラ時代劇を紹介・解説(?)してくれるシリーズのようです。「今日は丹下左前から旗本退屈男まで読んだ」「早乙女主水之介(旗本退屈男)、ずっと面白くないと思ってたんだけど、なんで面白くないのか、橋本治の考えを読んでよくわかった」とのこと。

わたしは、呉明益(天野健太郎訳)『自転車泥棒』を。呉明益の作品を読むのは『歩道橋の魔術師』に続いて2冊目ですが、この人の作品はほんとうに独特な感じがしていて、読んでいると時代とか、フィクションなのかノンフィクションなのかとか、よくわからなくなって自分が迷子になってしまう感覚があります。ほかではあんまり体験しない読書感覚。なんなんだろか。

さて、次の読むロバの会は12月28日(土)15時からやります。
2024年最後の読書会です。師走の慌ただしさを忘れて、いっしょに本を読みましょう。

読むロバの会は、各自で好きな本をただ黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を紹介し合っています。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。

2024.12/12(木)

15時から読むロバの会(読書会)、18時からつまびくロバの会(ギター練習会)、ダブルヘッダーの日でした。

読む会へのご参加は1名。
読んでおられたのは、松永K三蔵『バリ山行』。芥川賞受賞作です。
バリ山行というのはバリエーション山行のこと、整備されていないルートでの登山のことだそうで、「こんど山に登るので、何かの参考になるかなと思って図書館で借りてみたんだけど、参考になるような小説ではなかった(笑)」「久しぶりに、こういう小説を読んでいる」とのこと。建物の修繕会社に勤めるサラリーマン(会社の登山同好会?に所属)が主人公で、今日読んだところまででは、大手建設会社との攻防が繰り広げられているそうです。

わたしは、申賦漁 シェン・フーユイ(水野衛子訳)『申(シェン)の村の話 十五人の職人と百年の物語』を。パリ在住の著者が出身地である江蘇省・申村について、子どもの頃の記憶、祖父や父から聞いた話、帰省するたびに見聞きしたことなどを基に綴った、実話物語です。
「瓦職人」「竹細工職人」「豆腐屋」など15の職人名が目次に並んでいますが、その職業について書かれているというわけではなくて、申村の瓦職人だった人、竹細工職人だった人、それぞれの一個人をめぐる物語です。これが、ドラマのようにおもしろいのです!滑稽で哀しくて、ものすごく濃い人間ドラマ。まだ途中ですが、すごく好きな一冊になりそうです。

つまびく会へのご参加は2名。
18時にエレキギターを抱えた参加者がひとり来られて、ヒマールふたりと一緒に練習を始めたのですが、すぐにお買い物で来店のお客様が続いてヒマールふたりは練習から離脱。19時すぎまでひとりで(ごめんなさいね)練習されて「そろそろ帰ろうかな」となったところへ、入れ違いに残業を終えたNさんが参加。お買い物の波も引いてヒマールふたりも練習に復帰。20時までしっかり練習しました。
わたしの今週の練習ポイントは、FからCへのコードチェンジ(ローコードで)です。

次の読むロバの会は、12月18日(水)18時から。
次のつまびくロバの会は、12月19日(木)18時から。
それぞれの詳細については、過去の投稿をご参照いただくか、店員までおたずねください。
ご参加をお待ちしております!

2024.12/7(土)

18時から、読むロバの会(読書会)の日でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、アグラヤ・ヴァテラニー(松永美穂訳)『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』。
チャウシェスク独裁政権下のルーマニアを逃れ、放浪しながらサーカスで働く母娘を中心とした物語のようです。「短い話が連なっていて、どこまでが現実でどこからが空想なのかわからないようなふしぎな文章だけれど、ちゃんと物語としてつながっていて……こんな小説もあるんだなあ、とすごくおもしろく読んでいる」とのこと。
タイトル『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』がとても印象的ですが、これは、サーカスで長い髪の毛でぶら下がって 演技をしているお母さんのことを、下の娘が「お母さんは落ちてしまうんじゃないか」といつも怖がっていて、それに対して姉が「もっと怖いことを考えていたらお母さんのことを考えて怖がらずに済むから、こういうことを考えてごらん」という感じで話をする、そのひとつがタイトルのそれなのだそう。そういうことだったとは!

わたしは、キム・スム(中野宣子訳)『Lの運動靴』を読み始めました。
“L”とは、民主化への闘いが激しさを増していた1987年の韓国で、警察からの催涙弾を頭に受けて重傷を負い25日後に亡くなった、当時大学生だった李韓烈さんのこと。彼がそのときに履いていた運動靴を、28年経って修復する、という実話があっての小説なのですが、小説の語り手は、その運動靴の修復を持ち込まれた美術修復家で、今日の読書時間で読んだところまででは、修復家はその依頼を受けるかどうか、受けるとしたらどう修復するのか、どこまで修復するのか、この運動靴を修復するというのはどういうことなのか、など悩んでいるところで、そこに世界的にも有名な美術品の修復の話や、これまでに受けた修復の話などが重なって綴られています。
こういう角度から描くこともできるのか、という気持ちで読んでいます。果たして修復家はどういう決断をするのか、最後まで読みたいと思います。

ところで、『その子どもはなぜ〜』は、日本よりも先に韓国で翻訳出版されていて、その翻訳者は『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』などの著者でもあるペ・スアさんなのだそう。『遠きにありて〜』の日本語訳者である斎藤真理子さんが、ペ・スアさんの翻訳者としての作品として『その子どもはなぜ〜』を知り、ドイツ語訳者の松永美穂さんに紹介されたのが、今回、ヴァテラニー作品が初邦訳されたきっかけなのだそうです。
今日の読書会に参加してくれた人とよく話していることですが、おもしろい作品を見つけて翻訳して届けてくれる翻訳者のおかげで、こんなにいろいろな海外文学を読むことができる、ほんとうにありがたいことだよね、と今日も言い合いました。

さて、次回は12月12日(木)15時からやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本を黙ってただ読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本をお互いに紹介し合っています。
週に一度のペースで曜日は決めずに開いていて、15時からの日と18時からの日があります。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
本を読む時間をつくりたい方、ぜひいらしてください。

2024.12/5(木)

つまびくロバの会(ギター練習会)の日でした。
参加者5人(内、小学生1人)とヒマール2人で練習しました。
始めたばかりの人はコードの種類が少ない曲を、少し弾けるようになった人はコードの種類が多い曲を。
コードチェンジ(ローコードで)を素早くできるようにするにはどの指で押さえるのがいいのか、お互いに試してみたりしました。

今日はエレキでの参加者は1人。
店のほうで常時用意している小さいアンプは1台だけなので、今後、新たに参加される方でエレキを持って来られる方は、できたら事前にお知らせいただけると助かります。

次はまた来週の木曜、12/12の18時からやります。
来週は展示会(まいにちノッティングのウールの椅子敷き展示販売会)の会期中なので、練習に使えるスペースがいつもより狭くなります、ご了承ください。