月別アーカイブ: 2012年1月

1月末現在

1月末現在の、仮称改め、通称「ロバビル」のようすです。

1階部分の外観。
左手前から、出入り口は、書店時代の引き戸を取り外して両開きのガラス戸に。
その次のガラスブロックの面と、さらに次のガラス張りの面は書店時代のまま。
一番奥にはもう1ヶ所引き戸があったのですが、新たに壁をつくり、小さい窓を並べました。
バラバラだなーと思っていたけど、できあがってみたら、わりといい感じ。
外壁の塗装は、数年前に塗りかえているようなので、今回は塗りかえないことにしたのですが、1階部分は新たに壁を作ったり……ということもあってどっちみち塗装が必要なので、潔く白くしてもらいました。

入口を入ると、物販スペース。
ここはまだ、作業の物置き場状態。

天井は、コンクリートむきだしに、グレーで塗装。
木の型枠の模様がモザイクのよう。
これで、建てられたビルの年代が大体わかるというものです。

喫茶スペースは、一段高くして、杉板張りに。

カウンターで区切った厨房。
壁は塗装済み。

奥につくったトイレの入口。
ドアノブとスイッチは、アメリカから古いのを買いました(高いものではない)。

2階と3階へは外階段で。
ちょっと狭くて暗いので、なんとか明るくしたいと思って、錆だらけだった手すりを若々しいグリーンに塗ってもらいました。

2階の住居部分で気に入っているのは、間取りをとって残ったスペースにつくった納戸。
北側だし湿気対策に、と勧めてもらい、壁を全面杉板張りにしたら、サウナみたい(苦笑)。

3階の工房。
広すぎる……(贅沢な悩み)。
床はコンパネ、壁はボードのままです(たぶん、引っ越してもこのままかと……)。


 

 

 

テニスボーイ

850kmの長距離ドライブふたたび。
で、夕べ遅くに戻ってきました、トーキョーシティ。
東京、寒いです……。

山口の実家では、テニス好きの妹がいるため、連日全豪オープンの生中継を観せられて(!)いました。
観れば、トップ選手の試合というのは何のスポーツでもすごいもので、すっかりにわかテニスファンに。
特に製作部長は、ああみえて(どうみえて?)、中学・高校とテニス部所属だったそうで、次第に解説者風のコメントをしはじめ(苦笑)。

ジョコビッチとマレーの準決勝も白熱でしたが、夕べのジョコビッチ vs ナダルの決勝は素晴らしかったですねえ。
録画が観られてよかった。

今度Wiiスポーツでテニスをするときは、マレーのつもりでプレーしちゃうと思う(苦笑)。
シャラポワやアザレンカではないのよ。

 

 

体得

今日で、今回の壁塗り作業はひとまず終了。
あくまでも「今回の」、あくまでも「ひとまず」。
塗ってくれーと待っている壁は、まだまだたくさんございます(壁塗り体験を希望されるみなさまへ・笑)。

内装の壁と床をほぼ自分たちで塗ることに決めて、正直ここまで大変だとは思っていなかったけれど、それでもやっぱりやることにして本当によかった、と感じています。

自分たちで手を入れることによって建物にすごく愛着が湧いてきたし、毎日、実家からロバビルまで歩いたり、地元の職人さんたちと顔を合わせることによって、地域にも愛着が湧いてきた。
ここに住んで、店をやって、暮らしていくんだ、と実感が持てるようになった。
現場から離れた東京にいて、工務店に任せきりで「はい、完成しました」と引き渡されたのでは、そんな気持ちになるのにも結構な時間がかかるだろうと思います。

ペンキやオイルステインを塗る以外にも、古い壁をやすったり、ひび割れをパテで埋めたり、できることも増えたしね。
人間としての性能があがったぜ!

それにしても、いろんな職人さんがいて、それぞれのプロの技はやはりすごい!
今日来たガラス屋さん(かな?古いスチールサッシのガラスのガタつきを新しいコーキングで固定する人)は、養生テープを貼るのがめっちゃ早くて、リズムに乗ってピッピッピッと貼っていくさまはエンターテインメントの域に達していて、思わずずーっと見てしまいました。
その養生テープをはがすのも、またまた素早くて美しい!
いいもん見たわー。

厨房の壁は、住居の寝室に塗る予定で結局塗らなかった、ブルーグレーのペンキを転用しました。

ベランダロケ

壁塗りの合間に空模様をチェック。

「よし、今日はいける!」

昼休憩を利用して、3月に開く展示会の、DM用の写真を撮影しました。
DMはギャルリーノンさんが作ってくださるのですが、写真はこちらで用意させてもらうことにしたのです。

実家のベランダにて、父のデジタル一眼レフを借りて、太陽と雲と風の機嫌をうかがいながら撮影。
「おっ、いいね〜!いいよ、いいよ〜!」と、なにやら怪しげなカメラマン風のことを言いながらシャッターを切る製作部長。

無事に撮影を完了し、午後の壁塗りが一段とはかどりましたとさ。

ガニ芽の醤油漬け

そろそろ壁塗り以外の話題を……。

子どもの頃から家族で通っている料理屋さんで、季節の味「ガニ芽の醤油漬け」をいただきました。

ガニ芽というのは、わさびの若芽のことなのですが……方言かな?
12月頃からの寒い時期が旬。
さっと湯通しして、醤油とだしを合わせたものに漬けます。

ツーンとくる辛さがたまりません。
お酒の肴にも、白飯のお供にも。
私の大好物。

こちらでは、「わさび漬け」といえば、これ。
岩国市の北のほうに、わさびの産地があるのです。

himaar喫茶部

東京は今夜また雪とか。
こちらは比較的暖かく、作業する身にはありがたかったのですが、明日からはぐっと冷え込む予報。
ちなみに、天気予報の全国版で「山口」と表示されているのは、寒暖の差が激しい盆地の山口市の予報。
私たちがいるのは瀬戸内の岩国市で、「広島」の天気予報が参考になります。

さて、私たちがもたもたと壁塗りをしている間にも、大工さんや電気屋さんの作業は着々と進み、朝はまだなかったものが夕方にはできあがっていて、毎日びっくりさせられています。

1階店舗、喫茶部分のフローリングはすべて完成。
立派なカウンターもできあがりました(エアコンまで、もう付いている)。


この床とカウンターを、また塗るわけです……(ぐったり)。

厨房機器はまだ何も入っていませんが、換気扇のフードが付き、コンロまわりにステンレスのパネルを貼ってもらっただけで、一気に厨房らしくなってきました。

電気配線がぶら下がっている厨房の壁、縞模様に見えるのは、本棚の跡です。
よく見ると、そこにたてられていた本の跡も。
書店の名残を、少しは残しておこうかな。

 

スキルアップ

まだまだ続く、壁塗りの日々。
経験者のOn y va!さんに電話で壁塗りのコツを伝授してもらったり、一昨日と昨日は母が途中で手伝いに来てくれたり、さまざまなご協力をいただいております。感謝。

1階店舗は、2階・3階の新しく張ったプラスターボードの壁とは違い、ほとんどが元々のモルタル仕上げの壁。
何十年も使われてきて、ステッカーやシールがベタベタ貼られていたり、部分的にペンキが塗ってあったり、かなりのひび割れも……。
まずは、これらをはがしたり、やすって平らにしたり、埋めたりしなければ、ペンキを塗ることができません。

現状をあらためて見て、製作部長、思わず、
「これは僕らには無理そうだから、やっぱりプロの方にお願いしようかな……」

そんな言葉はまったく聞こえなかったかのように、工務店の担当者さん、
「職人さんから、道具を借りてきてあげましょう!」

かくして、製作部長の手には、スクレーパーとパテ屋さんの道具一式が(やすりは自前)。
店舗トイレの壁のひび割れを、パテで埋めている製作部長。
やってみたら、作業としてはペンキ塗りよりも好きな作業らしいです。よかったね。


担当者さんは、私たちが寝込んで泣いてお願いするまで、ギブアップを許してはくれないんだと思う(笑)。
寝込んでギブアップするのは悔しいので、今日は体を休ませて、頭を使う作業(厨房の検討)をします。

 

助っ人登場!

今日は、岩国市のお隣りのお隣り(?)の下松市より、版画工房みのむしのミノさんが壁塗りの助っ人に来てくださいました!

ミノさん、本当に本当にありがとうございました!!

私たち自身初体験の壁塗りで、ペンキを塗るのがこんなに重労働だとは思ってもいなくて早くも挫折しそうになっていたところで、百人力でした!

じつは、ミノさんと初めて会ったのは昨年6月の三条クラフトフェア(新潟県)で、10月に山口アーツ&クラフツで再会し、今日お会いするのがまだ3度目……。
それなのに、なんと、こんなに働かせてしまい……申し訳ない!!!
しかし、おかげさまで、とてもとても助かりました!

よーし、体はかなりガタピシだけど、明日からもがんばるぞー!

それにしても、せっかくの機会なのでミノさんと親交を深めようと思っていたのですが、壁を塗り始めるとなぜか、お互い黙々と作業してしまうものですね。
カニを食べるとき、みんな黙っちゃうのと似てるな……。

ぬりぬり

昨日と今日で、2階(住居部分)の窓とドアまわり(額縁、というそうです)の塗装が完了。
白く染まるオイルステインで、2度塗り。

なにしろ窓の多い建物なので、2階部分だけで丸2日(養生も入れると3日!)もかかってしまいました……。
手と腕が、はやくも筋肉痛。
首も痛い(上部を塗るときにやられ……)。

……ぐったり。

製作部長も、おもわず“おネエ座り”。

明日からは、いよいよ壁塗りです。

明日は、うれしい“助っ人”が来てくださる予定。ありがたや〜!