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めがねを買いに

先日の休み、境港、松江、出雲へ行ってきまして。

タイトルの「めがねを買いに」というのが一番の目的ではなかったのですが。
めがねもつくって来ました、出雲のシマネヤさんで。

メガネ1

どうでしょう?
似合ってますでしょうか?

本人的には、生まれて初めてのめがね、いわゆる老眼鏡をいよいよ本格的にかけねばならなくなった、という、ふつうならガックシくる状況にもかかわらず、嬉しくて自慢したくて、むしろテンションが上がっております!
それもこれも、シマネヤさんがめがね初心者の素朴な疑問にやさしく答えてくださり、検査もしていただいたという安心感と、レジ打ちのときに値札もレジも見えるようにしたいとか、夜に寝転がって本を読みたいだとか、私の希望に沿うめがねにしていただいた満足感と、とりわけ素敵なフレームをセレクトしてくださったおかげ。
(以前に一度、出来合いの「ここちあい」というのを買ってみたけど、結局ほとんど使わなかったもんね……)

めがね先輩(製作部長)に「かける位置が上すぎる」などと指導を受けながら、これからのめがねライフを楽しんでいきたいと思います。

ああ、仰向けや横向きに寝転がって、腕をのばさずに本が読めるって、素敵ー。

素敵な花入れ

先日の「山口アーツ&クラフツ」での、製作部長の個人的な買い物。

Hikalu Design オクムラシノブさんの花入れ。陶製。
素敵な花入れ

南米な雰囲気。
死者の日のあれこれにも見受けられる類いの、愛しい風貌。
たまりません!

この子に似合う花を、今朝、花屋で買い求めてきました。
花をいけたら、ますますたまらん〜!

たぶん、数人の方にはご同意いただけるか、と。

犬ん子さんの縁起物

年末年始に、東京・西荻窪のギャルリーノンさんで開催されていた「犬ん子さんの縁起物展」。
twitterなどで紹介されている写真を見て、どうしてもどうしても欲しくなり。
東京から帰省してくる妹に、年末の忙しいときに西荻まで行ってもらい(しかも営業時間を伝え忘れ、2度も行かせた……)。
そうして買ってきてもらったのが、これ!!

犬ん子 瓢箪笛。

犬ん子さんはやっぱり天才だ!

たくさんあるのがひとつひとつ全部違っていて選べない!と妹が電話をかけてきたので、ノンのSさんに選ぶのを手伝っていただきました。
どっちも好きです!ありがとうございました。
2度も行かせてしまった妹には、立て替えてもらったお金を渡すのも忘れてしまい、結局「クリスマスプレゼントってことでええよー」と……ごめんー&ありがとう(涙)。

ちゃんと吹けるので、店でお客さんがいないときに練習中です。

ストーブ料理

石油ストーブを点火してからというもの、煮物やらスープやら、ストーブ料理を楽しんでおります。
ストーブをつけるのは夜だけなので、夕食後ゆっくりしたいところをちょっとだけがんばって、調理して鍋をかけておく。
そうすれば、翌日は温めなおすだけですぐにごはんが食べられる!
やっといてよかったわ〜、と夕べの自分に感謝する日々(笑)。

で、先日の倉敷旅で、美観地区の昔ながらの荒物屋さんに引き寄せられ、こんなものを入手しました!

ストーブレンジ(焼きいも器)。

さっそく、焼きいもを(深夜ですが……苦笑)。

15分くらいかな、あっという間に焼きいも完成!
うっかりすると皮の内側が焦げてしまうので、焼けたかどうかの見極めにもうちょっと修業が要りそうです。

荒物屋のおばちゃんによると「お餅も焼けるよ」とのこと。
ほかには何が焼けるかなー、いろいろ試してみます。

倉敷ノッティング

「ノッティング」というのは椅子敷、椅子の上にクッションや座布団のように敷く、毛足の長いじゅうたんのような、小さなウールのマットのことです。
倉敷ノッティングはギュッと織りがつまっていてふっかふか。
欲しいと思ってはいたけれど、だいぶ値が張るものだし、憧れでした。
ギャッベとどちらにするかも、迷っていたし。

それが、今回の倉敷旅で、見て、触ってしまったらもう……やっぱり、どうしても、欲しいーーー!!!
ついに清水の舞台から飛び降りる決心をしました(笑)。

こちら、製作部長のノッティング。

こちら、私のノッティング。

「倉敷本染手織研究所」を卒業された、倉敷本染手織会の方が織られたものです。

「倉敷本染手織研究所」は、外村吉之介さんが民藝運動の一環として1953年に設立された研究所。
18歳以上の健康な女性であれば誰でも研究生として修業することができ、1年間住み込みで共同生活をしながら、綿花や羊毛などを糸に紡ぐことから、天然染料で染める本染、さまざまな手織りなどを学ぶのだそうです。
春に入学して、一番はじめに製作するのが、このノッティング。
本染を主にされている研究所ですが、ノッティングのみ、縁側など直射日光の当たる場所に置きっぱなしにされる場合が多いことから、色あせの問題を考慮して化学染料を使っている、とのこと。
オーダーがあれば本染でもつくってくださるそうです。

15年以上使っているというノッティングに座らせてもらいましたが、まだまだしっかりとクッション性があり、ふかふかとした手ざわり。
偶然、店に来てくださるお客様にもこの春に倉敷ノッティングを購入された方がいらっしゃり、お話を伺ったら「ウールだけど夏も快適でしたよ」とのこと。
これから毎日まいにち、長ーく使っていくのが本当にたのしみです。

気になる方、お近くの方は、今月20日から倉敷民藝館で作品展がありますので、お出かけになってみてはいかがでしょうか?

倉敷本染手織会作品展
日時:11月20日(火)〜25日(日)9:00〜17:00 ※最終日は16:00まで
場所:倉敷民藝館
品目:ノッティング、マフラー、ショール、着尺、帯など
材料:木綿、絹、毛、麻など
染料:藍、刈安、楊梅皮、弁柄、コチニールなど
*倉敷本染手織研究所の卒業生の仕事を見ることができます。

倉敷旅

「直島や倉敷など瀬戸内のアートをめぐる旅をしてきました!」という友人からのメールを見たら、すごく倉敷へ行きたくなり、思いたったが吉日、この店休日に行ってきました!
岩国からは高速道路を走って約2時間半、日帰り圏内です(泊まったけど)。

前日の夜に思いたったのでほとんど下調べもできず、美観地区だけ見られればいいや、というのんき旅だったのですが、それで十分!大満足!!
有名な大原美術館をはじめ、倉敷民藝館、日本郷土玩具館、この3ヶ所だけでもじっくり見てたら丸1日は必要です。

特に、日本郷土玩具館!ここのコレクションはすごい!!
日本全国各地の土人形、土鈴、張り子、面、凧、羽子板、独楽、双六、こけし、だるま、お雛さま、天神さま、からくり人形などなど……
全部で3万点はあるというコレクションの中から、約5千点が展示されているとのこと。
ジャンル別のほかに、地方別にも展示してあるので、たとえば、桃太郎がまさに桃から出てきたところの人形なんて、土人形でも張り子でもそれこそ全国各地にあるのですが、それぞれ微妙に違っていて、桃太郎がキリッとしているのもあればぽっちゃりふにゃ〜っとしているのもあり、すっごくおもしろい!
一つひとつ見たいのばかりなのですが、そんなことをしていたらここの蔵に泊まらせてもらわねばならなくなります(そうしていいと言われても、ちと怖い……)。
美術として見ても見ごたえがあるし、民俗学とか遊びや慣習の伝承を見るにもたいへん興味深いです。
興味がない方もいらっしゃるでしょうが、私たちにはまさにツボでした!(ナカキョウ工房さんも!間違いなく!!)

売店にあるものも、すべて連れ帰りたいほどでしたが、興奮をぐっと抑えて「ひとつだけ、ひとつだけ」と呪文のように自分に言い聞かす(苦笑)。
ここはやはり地元のものを、と思い、倉敷ではありませんが岡山市のほうに伝わる吉備津土人形から、高麗犬(こまいぬ)くん3匹セットを。


太鼓、宝珠、俵を背負ってます。

そして、今回の倉敷旅では、念願の、憧れの、倉敷ノッティングを購入!
ああ、嬉しい!!!!!
明日以降に自慢しまーす。

白〜黄色

先日の島根旅で購入したうつわ。
(仕入れではなく、個人の買い物です。)

出西

湯町

そして、出雲なのになぜか、瀬戸と小鹿田(出雲民芸館にて)

まったく意図せず、帰ってならべてみたら、色味が似ていた。
たぶん、そういう気分だったのでしょうね。

 

花火

今夜は錦帯橋の花火大会。
閉店してからだと出遅れるし、すごい人出になるので、今年はちょっと離れたところからチラッと観賞しようかなー。

夕べはインターネットのUSTREAMで長岡の大花火大会を堪能しました。
すごかった。
長岡の花火といえば、明日からはテアトル徳山で大林宣彦監督の「この空の花」が上映開始です。
今度の店休日に観に行きたいと思っています。

昨日、仕事のあと寄ってくれた妹に「あした錦帯橋の花火大会じゃけえ付けとるん?」と聞かれた花火のブローチ。
あ、そういうつもりじゃなかったけど……
旬ですね。

ナカキョウ工房さんの花火ブローチ。
見るだけでうっとりですが、つけるとさらに可愛いです。
この色の組み合わせが、私の持っている服の色にかなり合うということがわかりまして、購入決定!しました(にんまり)。

東半日・西半日

じつは週末、急用ができて東京へ行っておりました。

土曜の朝、車で家を出て、夜遅くに東京着。
一泊して午前中から用事を済ませ、午後2時には東京を出発。
わずか半日の滞在だったので、どなたにもご連絡しませんでした。お許しをー。

このとんぼ返りはさすがに体が辛い……、ということで、途中、大阪で一泊することに。
そうすれば、yutaさんが出展中の大丸梅田の「風水土のしつらい展」をのぞきにも行けるし!

この土日、東京行きがなかったら、「フィールドオブクラフト倉敷」と「ひめじクラフト・アートフェア」をはしごしたいと思っていたのです。
残念ながら行けなくなったけど、そのかわりに大阪へ行けたら嬉しい!

で、行ってきました、梅田の大丸ミュージアム「風水土のしつらい展」。
yutaさんをびっくりさせることもできたし(笑)、素敵な出会いもあったし、行けてよかったー。

こちら、会場で購入したもののひとつ、伊藤聡信さんの色絵の大皿と豆皿。

これら色絵のうつわもよかったし、印判や白磁のうつわもとてもよかった。
また出会えることを願いたいです。

その後、TRUCKとIKEA鶴浜へ行って、こちらもわずか半日の滞在でしたが、大阪を楽しんできました。

……それにしても。
ようやく引っ越しの疲れがとれて、作業に身が入りはじめたところだったのに、またまた強行スケジュールの大移動でくたびれてしまいました。
まいったなあ……。

次のステップへ

いるもの/いらないものを分別しながら詰める、引っ越し先で置く場所ごとに分類しながら詰める、ほこりなどの汚れをきれいにしながらつめる……という第1ステップから、とにかく目についた物から何も考えずどんどん段ボール箱に詰める……という第2ステップへ。

とりあえず、箱に入れてさえおけばなんとかなる!

しばらく引っ越しの話題が続き、恐縮です……。

写真は、先日の手創り市で入手した、den/nibiiroさんの“オーガニックコットンの布にチクチクしたもの”。


愛しくてたまりません。
しばらくは何に使うか考えず、新居で眺めて暮らします。