読むロバの会」カテゴリーアーカイブ

2025.2/12(水)

18時から、読むロバの会(読書会)をやりました。
参加者は1名。
読んでおられたのは、京極夏彦『塗仏の宴 宴の始末』。文庫本で読んでおられましたが、ちょっとびっくりする分厚さです。百鬼夜行シリーズの第6弾『塗仏の宴 宴の支度』に続く作品で、その『宴の支度』とこの『宴の始末』で二部作になっているそうです。
今日の読書時間でまもなく終わるところまで読み進み、「いよいよ!あれやこれやがいっしょになってきた!」と。

わたしは、オースターの大作『4321』を読了したことで自信をつけ、いつ手を出そうかとタイミングを伺っていた朴景利(吉川凪訳)『完全版 土地01巻』を、ついに読み始めました。全20巻の完訳が昨年すべて出揃った大河小説です。
最初は、お、この感じは久しぶりだな、と思って調子がつかめずにいましたが、4章まで読んで大河小説を読む感覚を取り戻せてきたというか、入り込めるようになってきました。
なにしろ全20巻あるので(そう思っただけで幸せを感じます!)、ゆっくり構えて、2年ぐらいかけて読むつもりで味わっていこうと思っています。

百鬼夜行シリーズもものすごい大作ですが、「長編ほど、読み返したくなるものなんだよねえ」「何度読んでもたのしめる作品ってあるよね」「忘れちゃってる、ってこともあるんだろうけど……」と、ちょっとおしゃべり。

次の読むロバの会は2月22日(土)15時からやります。
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を紹介しあっています。
週1回のペースで、15時からの日と18時からの日があります。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。
ご予約は不要ですので、ご都合のいいときに本を読みにいらしてくださいね。

2025.2/7(金)

18時から、「読むロバの会(読書会)」をやりました。
参加者は1名。強い風に激しく雪が舞う寒いさむい夜に、ご参加ありがとうございました!
読んでおられたのは、中里介山『大菩薩峠』。
大正から昭和にかけて都新聞に連載された小説を、旧仮名づかいなどは改めて読みやすく、連載当時の挿絵はすべてそのまま収録して、2014年に出版されたものだそうです。
「橋本治の『完本 チャンバラ時代劇講座』を引き続き読んでいるのだけれど、その流れで、読んだことがなかったので読んでみようと思って」とのこと。わたしも、中里介山の名前も『大菩薩峠』というタイトルも知ってはいたけれど読んだことはなく、新聞小説だったということも初めて知りました。
連載当時の挿絵がとてもかっこいいです。

わたしは、昨夜ついにポール・オースター(柴田元幸訳)『4321』を読み終えまして!
前情報なしに読むほうがおもしろいと思うので感想もなかなか言えないのですが、小説のタイトル・映画のタイトルがたくさん出てきて、それらを読んだり観たりしたくなったのと、アメリカ史(とくに現代史)を知りたくなり(現状を理解するためにも)、今日は店の棚からブレイク・スコット・ボール(今井亮一訳)『スヌーピーがいたアメリカ 「ピーナッツ」で読みとく現代史』を選んで読み始めました。
そしたら、「今井さんは、柴田先生のところの学生さんだった人だよ」と言われ(お知り合いでした!)、たまたま手にとったけど、じゃあ、よい流れだね!ということで、たのしみに読んでいきたいと思います。

次回は2月12日(水)18時からやります。
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
週1回のペースで違う曜日に、15時からやる日と18時からやる日があります。
ご予約は不要、読みたい本を持って(店頭での購入大歓迎!)お気軽にご参加ください。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。

2025.1/25(土)

昨夜のライブ仕様(ライブのレポートは追って)から通常営業仕様に店内を戻して、18時から「読むロバの会(読書会)」をやりました。
参加者は1名。
読んでおられたのは、サマル・ヤズベク(柳谷あゆみ訳)『歩き娘 シリア・2013年』。読み始めたばかりなので、どういう話かまだよくわからないけれど、起きているあいだは歩かずにはいられず、そして、クルアーンを唱えることはできるので声は出せるのだけれども喋ることはしない娘が語り手(書き手)となって「こういうことがありました」「こうなりました」と伝えてくれている話だそう。小説ですが、副題に「シリア・2013年」とあるように、実際に2013年のシリアであったできごと・ようすが描かれているようです。「すごく悲惨ではあるんだけど、語り手の視点や説明の仕方が独特で、ちょっとふしぎな感じがする」とのこと。

わたしは、梨木香歩『炉辺の風おと』を。エッセイです。梨木さんのエッセイを読むといつも、植物や鳥の名前がすぐに出てきてすごいな、かっこいいなと憧れます。あと、梨木さんは引き寄せる力がすごく強いな、とも感じます。いろんなことがどんどん繋がっていくのは、梨木さんが書く小説のようです。来月、久しぶりに梨木さんの新しい小説(ヤービシリーズの新作)が出るようなので、そちらもたのしみ。
ちなみに、オースターの『4321』はまだ読んでいます!

次回は、1月30日(木)15時からやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本を黙ってただ読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本をお互いに紹介し合っています。
週1回のペースで、いろんな曜日に、15時からやる日と18時からやる日があります。ご都合のいいときに、お気軽にご参加ください。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
本を読みたいと思いながらなかなか読めない、という方におすすめです!

2025.1/15(水)

今日は15時から、読むロバの会(読書会)をやりました。
参加者は2人。
それぞれに読んでおられたのは……
似鳥鶏『目を見て話せない』
ソ・ユミ(金みんじょん訳)『誰もが別れる一日』

『目を見て話せない』は図書館で見つけた一冊で、「わたしも、なかなか相手の目を見て話せないので」と、タイトルに惹かれて借りてみたそうです。
主人公は大学生。教室に忘れられた傘を見つけたものの、「誰の?」と周りの人に聞けない主人公は、推理で持ち主を探していく……ミステリー小説と言ってよいのかな。
今のところ、「大きな事件が起こりそうな感じはしない」とのこと。

『誰もが別れる一日』は、6本ほどの短篇小説集。「最近おかしな話ばかり読んでいたので、ふしぎなことが何も起こらない日常の物語を読みたくなって」とのこと。「ごくふつうの日常にある、ちょっと胸がつまるような話ではあるけれど、こういうのが読みたかったので、とてもよい」とのことです。

わたしは引き続き、ポール・オースター(柴田元幸訳)『4321』を。ちょうど半分あたりまできました。
ふだんは複数の本を並行して読む派なのですが、最近はこの本以外ほとんど開いていなくて、今日もなんかしらエッセイを読もうかと思ったものの気分がのらず、やっぱりこの本を開いたのでした。
読み終わるのがもったいない気持ちでちびちび読んではいましたが、さすがに全然読み終わりませんね、二段組800ページ!

さて、次回の読むロバの会は1月25日(土)18時からやります。
読むロバの会は、各自で黙って読みたい本を読む、読書空間と読書時間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本を紹介しあっています。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。
読みたい本を持って(または店頭で買って!)本に集中する時間をつくりにいらしてくださいね。お気軽にどうぞ!

2025.1/10(金)

18時から、今年最初の読むロバの会(読書会)をやりました。
参加者は1名。
読んでおられたのは、『ちくま日本の文学016 稲垣足穂』(ちくま文庫)。
お正月に会った親戚の方から、稲垣足穂の「星を売る店」がおもしろい、とすすめられて、収録されているこちらの一冊を入手したそう。
今日の読書時間では、収録されている順に「一千一秒物語」と「鶏泥棒」を読み、おすすめされた「星を売る店」はまだ読んでいないそうですが、「稲垣足穂の作品はほとんど読んだことがなくて、可愛いのだけど、思っていたよりも暴力的(月が殴ったりする)で驚いた」「おもしろい。すすめられたものは読んでみるものだね」とのこと。

わたしは、年末から引き続きポール・オースターの『4321』を。
うっかり集中して読んでいると腕や指のどこかが痛くなる重量級の一冊(安定して立ちます!)
まったく前情報なく読み始めたのがすごくよかった!文字通りのびっくりするおもしろさを味わいながら、どんどん読みたい気持ちと読み終わるのがもったいない気持ちで、ただいま3分の1を過ぎたあたり。
すごくおすすめしたいけど、どういう話か知らずに読むほうが絶対おもしろいので、なんにも言いません!
それにしても、オースター作品の柴田元幸訳はほんとうに最高で、もはや、オースターが日本語で書いてくれたようにしか思えないんですよね。
そんなふうに読めるわたしたち、すごく幸運だと思うので、ほんと、みなさん、読んでください!

さて、次回は1月15日(水)15時からやります。
読むロバの会は、各自で黙って読みたい本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を紹介しあっています。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています(当日の本購入も大歓迎!)
お気軽にご参加くださいね。

2024.12/28(土)

15時から、今年最後の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、佐藤さとる『だれも知らない小さな国』。
「『よむよむかたる』(朝倉かすみ著)という読書会に集まる人たちのことを描いた小説に、この本が出てきて。読みたくなって図書館で借りた」とのこと。
「懐かしいなあ。小学校の教室のうしろとか図書館にあったね」とつぶやくと、「わたしはその頃は、小学生が読むような本は読みたくない!と思ってたので読んでなかった」と。で、おとなになって初めて読んで「すごくおもしろい!」そうです。なにより!

わたしは、年末年始休みのためにとっておいた、ポール・オースター(柴田元幸訳)『4321』を今日から読み始めました!今日の読書時間でちょうど1章、読み終わりました。すごくよくて、読めることがありがたすぎて、ずっしり分厚い重量感も嬉しくて、気持ちが昂っています!大好きな一冊になりそうな予感しかありません。

今年も週に1回のペースで続けられた、黙って読むだけの読書会。
なかなか新しい参加者がいらっしゃらないのがさみしいところではありますが、毎週は無理だけど月に1回なら‥‥とか、たまたま買い物に来て……という感じで参加する方もいらして、そんな感じでのんびり長く続けていくのがいいのかもな、という気もしています。
個人的には、この会があることでいろんな本に手を出してみるきっかけになっているし、今年もいろんな本をたくさん読めてとてもたのしかったです。

新年の1回目は、1月10日(金)18時からやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本をただ黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本を紹介しあっています。
週に1回のペースで、15時からの日と18時からの日がありますので、ご都合にあわせてご参加ください。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。

さあ、2025年もたくさん本を読みましょう。読んでも読んでも読みたい本があるって幸せだー!

2024.12/18(水)

寒い!
夏が暑いと冬が寒い、と言われるそうですが、ほんとですね!

今日は18時から、読むロバの会(読書会)でした。
参加者は1名。寒い中、ご参加ほんとうにありがとうございました!!
読んでおられたのは、橋本治『完本 チャンバラ時代劇講座1』。
橋本治がチャンバラ時代劇を紹介・解説(?)してくれるシリーズのようです。「今日は丹下左前から旗本退屈男まで読んだ」「早乙女主水之介(旗本退屈男)、ずっと面白くないと思ってたんだけど、なんで面白くないのか、橋本治の考えを読んでよくわかった」とのこと。

わたしは、呉明益(天野健太郎訳)『自転車泥棒』を。呉明益の作品を読むのは『歩道橋の魔術師』に続いて2冊目ですが、この人の作品はほんとうに独特な感じがしていて、読んでいると時代とか、フィクションなのかノンフィクションなのかとか、よくわからなくなって自分が迷子になってしまう感覚があります。ほかではあんまり体験しない読書感覚。なんなんだろか。

さて、次の読むロバの会は12月28日(土)15時からやります。
2024年最後の読書会です。師走の慌ただしさを忘れて、いっしょに本を読みましょう。

読むロバの会は、各自で好きな本をただ黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を紹介し合っています。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。

2024.12/12(木)

15時から読むロバの会(読書会)、18時からつまびくロバの会(ギター練習会)、ダブルヘッダーの日でした。

読む会へのご参加は1名。
読んでおられたのは、松永K三蔵『バリ山行』。芥川賞受賞作です。
バリ山行というのはバリエーション山行のこと、整備されていないルートでの登山のことだそうで、「こんど山に登るので、何かの参考になるかなと思って図書館で借りてみたんだけど、参考になるような小説ではなかった(笑)」「久しぶりに、こういう小説を読んでいる」とのこと。建物の修繕会社に勤めるサラリーマン(会社の登山同好会?に所属)が主人公で、今日読んだところまででは、大手建設会社との攻防が繰り広げられているそうです。

わたしは、申賦漁 シェン・フーユイ(水野衛子訳)『申(シェン)の村の話 十五人の職人と百年の物語』を。パリ在住の著者が出身地である江蘇省・申村について、子どもの頃の記憶、祖父や父から聞いた話、帰省するたびに見聞きしたことなどを基に綴った、実話物語です。
「瓦職人」「竹細工職人」「豆腐屋」など15の職人名が目次に並んでいますが、その職業について書かれているというわけではなくて、申村の瓦職人だった人、竹細工職人だった人、それぞれの一個人をめぐる物語です。これが、ドラマのようにおもしろいのです!滑稽で哀しくて、ものすごく濃い人間ドラマ。まだ途中ですが、すごく好きな一冊になりそうです。

つまびく会へのご参加は2名。
18時にエレキギターを抱えた参加者がひとり来られて、ヒマールふたりと一緒に練習を始めたのですが、すぐにお買い物で来店のお客様が続いてヒマールふたりは練習から離脱。19時すぎまでひとりで(ごめんなさいね)練習されて「そろそろ帰ろうかな」となったところへ、入れ違いに残業を終えたNさんが参加。お買い物の波も引いてヒマールふたりも練習に復帰。20時までしっかり練習しました。
わたしの今週の練習ポイントは、FからCへのコードチェンジ(ローコードで)です。

次の読むロバの会は、12月18日(水)18時から。
次のつまびくロバの会は、12月19日(木)18時から。
それぞれの詳細については、過去の投稿をご参照いただくか、店員までおたずねください。
ご参加をお待ちしております!

2024.12/7(土)

18時から、読むロバの会(読書会)の日でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、アグラヤ・ヴァテラニー(松永美穂訳)『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』。
チャウシェスク独裁政権下のルーマニアを逃れ、放浪しながらサーカスで働く母娘を中心とした物語のようです。「短い話が連なっていて、どこまでが現実でどこからが空想なのかわからないようなふしぎな文章だけれど、ちゃんと物語としてつながっていて……こんな小説もあるんだなあ、とすごくおもしろく読んでいる」とのこと。
タイトル『その子どもはなぜ、おかゆのなかで煮えているのか』がとても印象的ですが、これは、サーカスで長い髪の毛でぶら下がって 演技をしているお母さんのことを、下の娘が「お母さんは落ちてしまうんじゃないか」といつも怖がっていて、それに対して姉が「もっと怖いことを考えていたらお母さんのことを考えて怖がらずに済むから、こういうことを考えてごらん」という感じで話をする、そのひとつがタイトルのそれなのだそう。そういうことだったとは!

わたしは、キム・スム(中野宣子訳)『Lの運動靴』を読み始めました。
“L”とは、民主化への闘いが激しさを増していた1987年の韓国で、警察からの催涙弾を頭に受けて重傷を負い25日後に亡くなった、当時大学生だった李韓烈さんのこと。彼がそのときに履いていた運動靴を、28年経って修復する、という実話があっての小説なのですが、小説の語り手は、その運動靴の修復を持ち込まれた美術修復家で、今日の読書時間で読んだところまででは、修復家はその依頼を受けるかどうか、受けるとしたらどう修復するのか、どこまで修復するのか、この運動靴を修復するというのはどういうことなのか、など悩んでいるところで、そこに世界的にも有名な美術品の修復の話や、これまでに受けた修復の話などが重なって綴られています。
こういう角度から描くこともできるのか、という気持ちで読んでいます。果たして修復家はどういう決断をするのか、最後まで読みたいと思います。

ところで、『その子どもはなぜ〜』は、日本よりも先に韓国で翻訳出版されていて、その翻訳者は『遠きにありて、ウルは遅れるだろう』などの著者でもあるペ・スアさんなのだそう。『遠きにありて〜』の日本語訳者である斎藤真理子さんが、ペ・スアさんの翻訳者としての作品として『その子どもはなぜ〜』を知り、ドイツ語訳者の松永美穂さんに紹介されたのが、今回、ヴァテラニー作品が初邦訳されたきっかけなのだそうです。
今日の読書会に参加してくれた人とよく話していることですが、おもしろい作品を見つけて翻訳して届けてくれる翻訳者のおかげで、こんなにいろいろな海外文学を読むことができる、ほんとうにありがたいことだよね、と今日も言い合いました。

さて、次回は12月12日(木)15時からやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本を黙ってただ読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本をお互いに紹介し合っています。
週に一度のペースで曜日は決めずに開いていて、15時からの日と18時からの日があります。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
本を読む時間をつくりたい方、ぜひいらしてください。

2024.11/27(水)

昨日から店の周り、水道管を新しくする工事をしています。
昼間は一部車両通行止めになっているところもありますが、歩行者は通行可能、店は通常通り営業しています!
夜間は工事はしないらしく通行止めも解除されているので、気になる方はどうぞ日が暮れてからご来店ください。20時までやってますので〜!
尚、工事の影響で店の駐車場は使えません。すみません。
しばらくご不便をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします。

今日は15時から、読むロバの会(読書会)でした。
参加者は2名。
読んでおられたのは…
ソン・ウォンピョン(矢島暁子訳)『アーモンド』
チョン・セラン(吉川凪訳)『アンダー、サンダー、テンダー』

わたしは、チャン・ソク(戸田郁子訳)『ぬしはひとの道をゆくな』を読んだので、思いがけず、申し合わせたわけでもないのに、偶然、K-BOOKフェア期間中の読書会で全員がK-BOOK(韓国の本)を読んでいたことになります。素晴らしい〜!

『アーモンド』は、本屋大賞に選ばれたこともありすごく話題になった小説(わたしはまだ読めていないのですが・汗)。感情がない・わからない少年が主人公で、今日の読書時間では「最初のほうしか読めなかったけど、少年の身に大変なことがたくさん起きていて、感情がわからないと生きづらいだろうに、これからどうなっていくのか……」と。

『アンダー、サンダー、テンダー』は、1990年代後半の地方都市で、同じバスに乗って高校に通った男女6人をめぐる物語(わたしも好きな一冊で、先日、好書好日のサイトに紹介文を書かせてもらいました)。「こういう感じ、あったなあ、と思いながら読んでいる」「CDからMDにダビングするときにCDが揺れる、っていう描写があって、そうそう!って思ったり。シャープのMDプレーヤー、って書いてあって、わたしが持ってたのとたぶん同じやつ。MDのコンパクトさってよかったよなーと思い出した」とのこと。

『ぬしはひとの道をゆくな』は詩集。チャン・ソクは統営で牡蠣の養殖業を営んでいる人だと知ったのが手にしたきっかけ。気仙沼の牡蠣漁師・畠山重篤さんにプレゼントしようと思っているのですが、送る前に先に読んでしまっています(笑)。

さて、次の読むロバの会は、12月7日(土)18時からやります(K-BOOKフェアはこの日まで)。
各自で読みたい本を黙って読み、読んでいた本を最後に紹介し合う、読書空間と読書時間を共有する読書会です。
週に1回のペースで、15時からやったり18時からやったりしています。
ご予約不要、ご都合のつく時間だけお気軽にご参加ください。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。