月別アーカイブ: 2023年5月

読むロバの会の日

でした。
参加者は、初めての方も迎えて3人。
それぞれに読んでおられたのは…
国木田独歩『武蔵野』
粕谷栄市『瑞光』
吉川英治『三国志(八)』

『武蔵野』といえば東京ですけど、国木田独歩は岩国に住んでいたことがあり、岩国のことも書かれているのだそうです。そうだったのかー。

粕谷栄市は詩人だそうで、タイトルと装丁からは格調高い雰囲気が漂っていましたが、ひとつ読ませてもらったら、散文詩というのかな、それぞれ3ページ分ほどのごく短いお話といった感じで、それも、ちょっと前に読んだ埴原一亟を想起させる感じがあって、おもしろそうでした。好みです。

『三国志』はいよいよ最終巻。読んでみて、三国志の登場人物の中で好きなのは「ちょっと地味だけど、趙雲と子龍」とわかったそうです。おつかれさまでした!

わたしは、津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』を。
チョン・セランの『フィフティ・ピープル』のような読書をまた味わいたくて、これはどうかな、と選んでみた一冊です。まだ50ページ(全400ページほど)なので「どうか」はわかりませんが、それはさておき、おもしろい!!!
22のサッカーチーム(すべて架空)のそれぞれのファン22人を描いた連作小説ということで、サッカーにまったく興味がない自分が読めるのか心配だったのですが、全然だいじょうぶでした。サッカーじゃなくても何かしらのスポーツ(なんならアイドルでもいいかも)のファンである人なら、おもしろく読める気がします!

さて、次回以降、6月の読むロバの会の予定は、決まり次第またHPやSNSでお知らせします。
ご都合よいときに、お気軽にご参加くださいね。

2023.5.19

月火の定休日にまだ慣れないのか、GWで曜日感覚がおかしくなったのか。
きょうは金曜日だよ、え?木曜でしょ、金曜だってば、木曜じゃないの?、と夫婦で言い合う。

最近のたのしみは、ジロ・デ・イタリア(自転車ロードレース)観戦と、十両・落合くん(と、あえて呼ばせてもらう)の活躍をチェックすること。

今年のジロは雨が多く、落車でけがをしてリタイアする選手が多いのがかなしい。
優勝候補のひとりがマリア・ローザ(現在トップをあらわすジャージ)を着てすぐに、コロナ陽性でリタイア、その後、コロナ陽性でリタイアする選手が続出していてかなしい。
でも、若い選手が活躍していたり、ベテラン選手がまだまだがんばっていたり、嬉しいこともいっぱい。
沿道の景色を見ているだけでも、いろんな想像をしてたのしい。

落合くんは現在6連勝中。
入門後、ひと場所で十両になってのこの活躍。
落合くんが中学3年のとき、奈良で開催された全中相撲選手権大会を観戦に行き、その強さを目の当たりにして、早々に大相撲で活躍するに違いないと思ってた。
中学3年の落合くんの取組を見たというだけで、親戚のおばさんのような気持ちでいます。

読むロバの会の日

でした。
参加者は2名。

それぞれに読んでおられたのは…
大江健三郎『取り替え子(チェンジリング)』
牧野富太郎『なぜ花は匂うか』

『取り替え子(チェンジリング)』を読んでいた方は、週末におともだちとZoomで読書会があるのだそうです。読む本を決めて、定期的にオンラインで数人の友人たちとその本の話をしながら飲んだり食べたり。たのしそうですね。

『なぜ花は匂うか』に誘われて、わたしも、いとうせいこう監修『われらの牧野富太郎!』を。
高知の牧野植物園へ行きたい気持ちがむくむくと。
朝の連続テレビ小説、観てないんですけど(観たいけど観られない)、きっといま、すごい人気なんだろうなあ。
植物のエネルギーを感じて、植物にふれたい欲求が高まってくる季節です。

さて、次の読むロバの会は5/27(土)15時から開きます。
お気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。
窓を開けての読書時間が爽快な5月の晴天。
室内なのでメマトイムシもいませんしね。

参加者は2名。
それぞれに読んでおられたのは…
アリ・スミス(岸本佐知子訳)『五月 その他の短篇』
吉川英治『三国志(七)』

『五月 その他の短篇』は、5月中に読みたい、とのこと。

『三国志(七)』は、主要人物たちが続々と死にはじめたそうです。

わたしは前回の続きで、チョン・セラン(吉川凪訳)『アンダー、サンダー、テンダー』を読みました。

次の読むロバの会は、17日(水)15時からです。
ご都合つく方はお気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。
けっこうな雨降りでしたが、参加者はいつもの方々2名。

それぞれに読んでおられたのは…
津村記久子『水車小屋のネネ』
吉川英治『三国志(七)』

前回「今後、誰かひとりの作家の作品しか読めないとしたら、内田百閒がいい」と話していた方ですが、「津村記久子でもいいな」とのこと。
『水車小屋のネネ』、読み終わりたくないからゆっくり読みたいと思っているのに、おもしろくてどんどん読んでしまう!と。そういう本を読んでる時間って、ほんと、さいこうですよね!

『三国志(七)』での戦い方、どうして同じ策略に皆まんまとはまってしまうのか、バカなんじゃないか、とのこと(また出ましたね、バカ)。

わたしは、チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』を。
最近、チョン・セラン作品にはまっております。
チョン・セランさんの小説と、津村記久子さんの小説、なんとなく似ているというか、共通しているものがあるような気がするね……という話を帰り際におしゃべりしました。

次の読むロバの会は、11日(木)15時から16時ごろまでやります。
本さえあればどなたでも、事前準備もご予約も不要でご参加いただけます。
お気軽にどうぞ。