でした。
参加者は、初めての方も迎えて3人。
それぞれに読んでおられたのは…
国木田独歩『武蔵野』
粕谷栄市『瑞光』
吉川英治『三国志(八)』
『武蔵野』といえば東京ですけど、国木田独歩は岩国に住んでいたことがあり、岩国のことも書かれているのだそうです。そうだったのかー。
粕谷栄市は詩人だそうで、タイトルと装丁からは格調高い雰囲気が漂っていましたが、ひとつ読ませてもらったら、散文詩というのかな、それぞれ3ページ分ほどのごく短いお話といった感じで、それも、ちょっと前に読んだ埴原一亟を想起させる感じがあって、おもしろそうでした。好みです。
『三国志』はいよいよ最終巻。読んでみて、三国志の登場人物の中で好きなのは「ちょっと地味だけど、趙雲と子龍」とわかったそうです。おつかれさまでした!
わたしは、津村記久子『ディス・イズ・ザ・デイ』を。
チョン・セランの『フィフティ・ピープル』のような読書をまた味わいたくて、これはどうかな、と選んでみた一冊です。まだ50ページ(全400ページほど)なので「どうか」はわかりませんが、それはさておき、おもしろい!!!
22のサッカーチーム(すべて架空)のそれぞれのファン22人を描いた連作小説ということで、サッカーにまったく興味がない自分が読めるのか心配だったのですが、全然だいじょうぶでした。サッカーじゃなくても何かしらのスポーツ(なんならアイドルでもいいかも)のファンである人なら、おもしろく読める気がします!
さて、次回以降、6月の読むロバの会の予定は、決まり次第またHPやSNSでお知らせします。
ご都合よいときに、お気軽にご参加くださいね。