himaar(2017年からの店)」カテゴリーアーカイブ

読むロバの会の日

でした。

ぐっと冷え込んできた日曜日。
参加者は2名。
それぞれに読まれていたのは、
赤染晶子『乙女の密告』
『時のきざはし 現代中華SF傑作選』立原透耶(編)
でした。

わたしは、『乙女の密告』を読んでいた人が注文してくれた、赤染晶子さんのエッセイ集『じゃむパンの日』がちょうど今日、注文した人が来る読書会の日に入荷して、1冊を自分用にして読みました。
読書時間と空間を共有している人たちがいるから笑いをこらえていたら腹筋がぴくぴくするほどおかしくて、でもなんだかせつなくて、愉快で、静かで。
出版してくださってありがとう、とお礼を言いたい本でした。読めてよかった。
店頭の「ただいまのイチオシです」に決定です。ぜひ。

次の読むロバの会は、1月27日(金)15:00〜16:00あたりにやっています。
ご予約不要。
ご参加の方には1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
各自で黙って読みたい本を読むだけの会です。
どうぞ気軽に参加してみてくださいね。

感謝!2022

2022年が終わろうとしています。

今年は、コロナ前ほどではないにしても、店では展示会やライブイベントをいくつも開催することができ、オンラインに移行していた「読むロバの会(読書会)」も新たな形で再開することができました。やっぱり直接会える、集まっていっしょになにかをやれるのってたのしいなあ!と何度も思えた一年でした。

喫茶の営業は、コロナ以前のようなスタイルでやることはもうないかなーという感じになってきてまして(たのしみにしてくださっている方、ごめんなさい!)、そのぶん、買い物をたのしんでもらえるように、おもしろいものやちょっといいものを見つけてもらえるように、仕入れ先や取り扱いアイテムを増やす努力をしてきた一年でもありました。

本の売り場も広げ、出版社としては、今年はヒマッコブックス(こぶな書店との共同出版レーベル)から「ととのはたけと、うたれちゃったしか」を、ヒマールからは「流さない言葉① ピアノマンつぶやく」を刊行しました。

嬉しいことも悲しいことも、たのしいことも腹の立つことも、たくさんたくさんあった一年でした。
最後の最後にうっかり足を骨折してしまい、年末にやるつもりだった店の棚卸しと展示替えが吹っ飛んでしまって、年始の営業も延期することになってしまったのですが(1/10から営業します!)、まあ、折れてしまったものは仕方がない!ので、いろいろ諦めてのんびりさせてもらいます。

今年も一年、ヒマールの店にお越しくださり、ヒマールの本を手にしてくださり、ヒマールのことを気にかけてくださり、ほんとうにありがとうございました!
みなさんがおだやかに明るく(骨折せずに!)新年を迎えられますよう、心からお祈りしています。
どうぞよいお年を!


読むロバの会8回目

でした。
ぐっと寒くなった日でしたが、3人の方が参加してくださいました。

それぞれの人が読んでいたのは…
エマ・ストーネクス著/小川高義訳「光を灯す男たち」
森須磨子著「しめかざり」、長野まゆみ「星降る夜のクリスマス」
橋本治著「双調平家物語」

「光を灯す男たち」は新潮クレストブックスからの一冊。死んだ3人の男をめぐる物語のようです。
「しめかざり」と「星降る夜のクリスマス」は12月らしい選書ですね!「しめかざり」、少し見せていただきましたが、日本各地のしめかざりの写真が美しくて素敵でした。
「双調平家物語」は最終巻を少しずつ大事に読まれているようです。

私は数日前に読み始めたチャン・ガンミョン著/小西直子訳「我らが願いは戦争」を。
北朝鮮の現政権が勝手に崩壊し、統一過渡政府が樹立された…という設定での近未来ディストピア小説。
半分ちょっとまで読み進んできましたが、これがめちゃくちゃおもしろくて!昨夜も遅くまで読んで、今日、読書会で続きを読めるのがたのしみで15時まで仕事をがんばりました!
映画化も決まっているようで、すごくたのしみです!

次の読むロバの会は、11日(日)15:00〜16:00に開きます。
どうぞお気軽にご参加くださいね。

読むロバの会4回目

でした。
初の祝日開催。
初めての方も参加されて、3人+店の者で読書の時間と空間を共有しました。

今日それぞれが読んでいた本は……
乗代雄介「十七八より」
イボ・アンドリッチ「イェレナ、いない女」
ジョナサン・スウィフト/柴田元幸訳「ガリバー旅行記」

私は、樋口直美「『できる』と『できない』の間の人」を。
これ、おもしろい!と言っていいのかどうかと思いますが、おもしろいです。おすすめしたい!追加で仕入れときますね。

次回はこれまた初、11月11日(金)に開きますが、「一日読書会」をやってみます。
営業時間中(12:00〜18:00)いつでも本を読みにいらしてください。
一応1時間を目安として、1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いいたします。

読むロバの会3回目

本日2つめのblog。
再開して新しくなった「読むロバの会(読書会)」でした。
参加者は2人。

換気のために裏口を開け放って過ごす店内がちょうどいい、さわやかな秋晴れの読書日和。

今日読まれていた本は…
イボ・アンドリッチ「イェレナ、いない女」
橋本治「双調平家物語」
でした。

私は、くぼたのぞみ「山羊と水葬」を。
「イェレナ、いない女」を読んでいた人が、自転車を買った、というのを聞いてから読み始めたら、「山羊と水葬」に、女性にとって自転車に乗るというのは自由を手に入れることだった、というような話が出てきたので、帰り際にお伝えしました。
「イェレナ、いない女」は、なんなんだ!?この話は!?、というタイプのおもしろさの物語だそうです。セルビアの、ノーベル文学賞受賞作家なんですね、イボ・アンドリッチ。

次の読むロバの会は、11月3日(祝・木)15:00〜16:00で開く予定です。
ご予約不要、各自で黙ってただ本を読むだけの会です。お気軽にどうぞ!

読むロバの会2回目

新しくなった「読むロバの会」(読書会)2回目を開きました。
参加者は2名。

今日も離れて座って黙って読んで、読書の時間と空間を共有しました。
1時間、あっという間。

それぞれが読んでいた本は
宮部みゆき「子宝船」
橋本治「双調平家物語」
でした。
私は今朝「今日はハンナ・アーレントの誕生日」というツイートをちらりと見たので、ちゃんと読んだことのない「人間の条件」を読み始めましたが、途中で、読みかけの北丸雄二「愛と友情と差別とLGBTQ+」に戻りました。

次回は10月25日(火)15:00〜16:00に開きます。

NEW読むロバの会1回目のようすと、これからの予定

新しいかたちで再開した「読むロバの会」(読書会)の1回目を開きました。

参加者は3人。
そのうち1人は10分ほどの短い時間のご参加でしたが、それでも帰りがけに「なんだか、すっとしました」と。

それぞれの生活の中で読書に集中する時間をとるのって、案外難しいものなんだなあと、参加した人の感想を聞いて、あらためてそう思いました。私自身、5分とか10分の“ちょこちょこ読み”が多いですし。

集まってもお互いに話すわけでもなく、1時間、ただそれぞれに本を読む……、そんな読書会がこれほどおもしろいとは、やってみるまで思いもしませんでした。
「すごく集中できた。これで本が読めるかも」
「月に一度は参加したい」

というわけで、しばらく“それぞれにただ読むだけの読書会”を続けてみようと思います。
これからの予定は、
2回目:10月14日(金)15:00〜16:00
3回目:10月25日(火)15:00〜16:00
○曜日の○時ごろにやってほしい、というリクエストがあれば、ご連絡ください。

ちなみに、今日の参加者が読んでいた本、教えてもらいました。
・金井真紀著「世界はフムフムで満ちている」
・ジョン・バーンズ著「軌道通信」
・百人一首の本(百人一首の内容を一首ずつ、漫画と文章で説明する一冊)
私は、北丸雄二著「愛と差別と友情とLGBTQ+」を読みました。



10月の店

今日も秋晴れ、というよりも、まだ夏の陽射し。日中は半袖です。

さて10月。
今月から店での「読むロバの会(読書会)」を再開します。
詳しくはリンク先をご覧ください。
初回は5日(水)15:00〜16:00です。
集まってただ本を読むだけです。お気軽においでください。

10月も隔週で日曜営業を予定しています。
【10月の店休日】
1日(土)/2日(日)/3日(月)
8日(土)
10日(月)
15日(土)/16日(日)/17日(月)
22日(土)
24日(月)
29日(土)/30日(日)/31日(月)

今月もご来店をお待ちしています!

NEW読むロバの会(オフライン)再開します!

コロナ禍でオンラインに移行していた「読むロバの会(読書会)」。
もう大丈夫、と判断できるかどうかは一人ひとり考えや事情が異なる中で、読書会は少人数の集まりだからこそ、参加する誰もが心から愉しめる環境を整えて再開したいと考えていました。

10月より、新しいかたちで、読むロバの会を再開します!
どんな読書会になるのか、以下、お読みください。

★各自でその日に自分が読む本を持って集まり、離れて座って黙ってただ読む、読書する時間と空間を共有する読書会です。本を読みたいと思いながら家ではなかなか読めない、強制的に読書する時間をつくりたい、という方、どうぞご参加ください。

★事前準備は何も必要ありません。自宅で“積ん読”になっている本、いま途中まで読みかけの本、なんでもよいので一冊持ってくるだけ。ヒマールで販売している本を来てから選んで買って読むのも、もちろんOK!というか大歓迎!!です。

★参加費としてドリンクのご注文をお願いします。ドリンクはいらない、という方は代わりに500円以上のお買い物をお願いします。尚、飲食物の持ち込みはできません。

★ドリンクを飲むときを除き、マスクの着用をお願いします。

再開1回目!「読むロバの会」
日時:10月5日(水)15:00〜16:00
*途中参加・退出OKです。
*曜日や時間帯を変えて、月に何度かできたらと考えています。今後の日程は、ヒマールのHP、twitter(@himaar_info)、FB、Instagram(@himaar)でお知らせします。

ご予約は不要です。
都合がついたら、気が向いたら、気軽にふらっとおいでください。
読書時間をごいっしょしましょう。

多謝!小松大×梅田千晶「アイルランドと北欧音楽の夕べ」

一昨日の夜のこと。
名古屋よりフィドル奏者の小松大さん、神奈川よりアイリッシュハープ奏者の梅田千晶さんをお迎えして、店としてはほぼ1年ぶり(!)にライブを開催することができました。

アイルランドが大好きで、アイルランドにまつわる本を2冊も出版しているヒマールとしては、念願の、ようやくの、初のアイルランド音楽のライブ。
おふたりの素晴らしい奏者を迎えてお届けすることができて、とてもとても光栄でした!

のびのびと響く音に心を委ね、たのしい曲にからだを揺らし、激しいリズムに足を鳴らす。
アイルランド、スウェーデン、デンマークの音楽に包まれ、最高の夜だったと感じています。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!いかがでしたでしょうか?

撮影はすべてナガツカアキラさんです。
いつもありがとう。

小松さんにつないでくださった松井ゆみ子さん、ありがとうございました!

小松さん、梅田さん、すてきな演奏をほんとうにありがとうございました。
またお待ちしています!