でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは……
潤一郎訳『源氏物語』
前回の予告通り(!)谷崎潤一郎訳による『源氏物語」を読み始められました。「源氏物語は、だれの訳で読んでもだいたい腹が立ってきて読めなくなるのだけど、思った通り、これなら読めそう」とのこと。谷崎潤一郎は何度も改訳版を出しているのだそうです。すごいなあ!「谷崎潤一郎訳」ではなく「潤一郎訳」っていうのも、なんかかっこいい。そういえば、来年のNHK大河ドラマは紫式部らしいですね。みなさん、『源氏物語』を読んでみるなら「潤一郎訳」がよいかもですよ!
わたしは、K-BOOKフェア期間中ということで、今年の「#こえる一冊」にあげられている本から、来日中でもあるキム・ソヨン(姜信子監訳/奥歯翻訳委員会訳)『奥歯を噛みしめる 詩がうまれるとき』を。キム・ソヨンさんは詩人ですが、こちらはエッセイ集です。わたし、じつはキム・ソヨンさんの詩集をまだ読んだことがなく、以前に読んだことがあるのも『詩人キム・ソヨン 一文字の辞典』でエッセイ集(と言っていいのかな)なのですが、この2冊でもう、わたしはキム・ソヨンさんのことが大好きになり信頼しています。次こそは詩集を、『数学者の朝』を読むつもりで、とてもたのしみにしています。月に一度集まっては翻訳されたという「奥歯翻訳委員会」もすごくいいなあ。
さて、次の読むロバの会は12月1日(金)15時ごろからやります。師走に入るとなかなか読書時間がもてなくなりがちなので、思い切って読書会の予定を入れてしまうのがいいと思いますよ。
ご予約不要、本を1冊持って(店でも買えます)いらしてください。
ご参加をお待ちしています。