月別アーカイブ: 2018年9月

本の売り場リニューアル!

小さな棚ひとつ分のヒマールの本の売り場を、このたび大々的に(見た目には小さいですが)リニューアルしました!

どうリニューアルしたか、というと、取り扱う本のジャンルを限定しました。
「海外文学」オンリー!
それと、これまでヒマールに講演などで来てくださった方の本。

というわけで、「海外文学の本」であり「これまでヒマールに講演などで来てくださった方の本」でもある「柴田元幸さん訳の本」がとりわけたくさんあります。なかでも、私が読んでものすごい衝撃を受けた「レアード・ハント著/柴田元幸訳」の本を特におすすめしています。絶版にしたくないので(すでに一冊なっている…)どんどん買ってどんどん読んでいただきたいと思います。

毎月の読書会(読むロバの会)に参加している「本好きな人」でも、ふだんから「小説」を読んでいるという人は少なかったので、読書会もちょっと前からは課題図書に文学作品を、国内文学と海外文学とを交互に選ぶようにしています。参加者が課題図書をできるだけ買いやすいように、手に入れやすい文庫本から選ぶようにしているのですが、たとえば近所の書店のひとつは、海外文学は「ハヤカワepi文庫」だけで、単行本は新刊のときに置いてあるだけだったりします。海外文学に親しもうと思っても、何を読んだらいいのかわからない以前に、そもそも目にする機会さえあまりない状況なのだと知り、かなり危機感を覚えました。

それが、本の売り場のジャンルを「海外文学」に限定しようと考えた理由のひとつですが、なにぶん超弱小な本売り場なので、揃っていると言えるほど豊富にはありませんし、自分たちの売りたい本を取次から入れさせてもらえなかったりもします。それでも、小さな棚に個性が生まれ、地域でみたとき手にできる本にひろがりが生まれることを願って、がんばってみるつもりです。

読みたかった本、知らなかった本を、どうぞ手にとってみてください。

9月と10月の読むロバの会

昨日は9月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は7名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

9月の課題図書はカズオ・イシグロの「日の名残り」。
私は再読でしたが、読んでいるあいだ中、どうにも可笑しくて。笑わせようと書かれたわけではないでしょうからどうかと思いましたが、同じように読んでいた人がほかにもいて安心(?)しました。
読む時間がなさそうだから、と朗読された作品(そんなのがあるんですねー)を購入した人がいて、俳優の田辺誠一さんが朗読されているのですが、10時間もの大作で、結局最後まで聴き終えられず、最後だけ慌てて本で読みました、と(笑)。そりゃ読んだほうが早い!
おしゃべりの中で出た「ダーリントン卿の仕事」について、会が終わってからじわじわと考えていて、このことについて読んだ人とまた話をしてみたいなと思っています。

さて次回、10月の読むロバの会は…
日時:10月17日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:海うそ/梨木香歩(岩波現代文庫)

読むロバの会は、月に一度開催している読書会です。あらかじめ各自で課題図書を読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文でご予約不要でご参加いただけます。初めての方もどうぞ気軽に参加してみてくださいね。

幻影 -凩- オカベマキコ×結城琴乃 二人展

季節は夏から秋へ。
この夏の暑さは「夏好き」にもこたえる酷暑でしたが、夏が終わるとやっぱり寂しい。秋はあんまり好きじゃない。
店も、この夏はライヴが3本に展示会とワークショップと、特別なイベント続きだったので、それらが終わってほっとしてはいるけれど、やっぱり寂しいというか、ちょっと気分が下がってきております。

そんな感じで、しばらくは、いつも以上にスローなモードの店をおたのしみください(苦笑)。
秋も深まり冬の足音が近づいてくる頃に、スペシャルなおたのしみをお届けできるように準備しています。

幻影 -凩コガラシ-
オカベマキコ(硝子/岡山)×結城琴乃(針金・木・紙/高知)

2018年10月31日(水)〜11月11日(日)10:00-19:00
作家在店日:10/31(水)
※月曜休み。最終日17:00まで。

2013年から展開されているオカベさんと結城さんの巡回展「幻影」。ここ岩国では2015年3月に、「小さきものの棲みか」をテーマに「主の消えた部屋」がつくり出されました。
あれから3年半、ふたたびとなる「幻影」は、「木枯らし、積もる落ち葉、時雨」をテーマに「冬の始まりの景色」をご覧いただくことになるようです。
あるとき現れ、そして消えゆく、儚くも永遠の幻影の世界、今回もどうぞお見逃しになりませんよう。

多謝!山口洋ソロライヴ2018

山口洋(HEATWAVE)ソロツアー「YOUR SONGS 2018」@岩国ヒマール公演にご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

雨が降り続いて肌寒いくらいの初秋の夜。こんなに冷えると思わなくて、温かいドリンクメニューを準備していなくてすみませんでした。でもきっと、山口さんの演奏で、みなさん熱くなりましたよね!(そういう狙いだった、ということで!)

土曜の夜だったこともあり、広島や福岡や、遠くは東京からもご来場いただきました。本当にありがたいことです。岩国でのライヴ、いかがだったでしょうか?ほかの会場で山口さんのライヴをご覧になっている方も多いと思いますので、よろしければ、率直なご意見やご感想など聞かせていただけたら嬉しいです。

今回、店として一番嬉しかったのは、2年前に山口さんのライヴを店でやるようになってからファンになった、地元・岩国の人たちからも曲のリクエストがあったことです。毎回たのしみに待っていてくれる人たちもだんだん増えて、今回初めて来られた人たちからも「たのしかった」「いい時間でした!」と言ってもらって、最初は私たちふたりが大好きで演奏に来てもらうようになったのですが、こうして毎年ライヴをしに来てもらえるようになって本当によかった、毎回のプレッシャーはそりゃあもうたいへんなんですけど(苦笑)これからも頑張ろう、と思っております!

今回の飾りつけは、岩国の切り絵作家で友だちの門田栄子さんが、和紙を使った切り絵に蝋引きして作ってくれました。門田さんの作品のおかげで、「YOUR SONGS」にぴったりの、やさしくて力強い空間が作れたと思います。栄子さん、ありがとう!

いつも手伝ってくれる姉妹店「ブロッコリグリル」は今回初めてフードも用意してくれて、CD「山口洋の頭の中のスープ」にちなんだ「冷たい(!)ジャガイモのスープ」と「肉団子」を、ほんとの姉妹の「ヴェールジョーヌ」は前回もご好評いただいた「ギネスクッキー」などの焼き菓子を、出してくれました。撮影はすべて、PEG.の長束晃さんです。
みんな、いつも協力してくれて本当に本当にありがとう!私たちふたりだけじゃ絶対にできないのです。心から感謝しています。
そして、広島のボンバーさんも、お客さんとして来られたのにスタッフのようにサポートしてくださり、ありがとうございました!

山口洋さん、素晴らしい演奏をいつもありがとうございます。会場として、次はさらにもっとよくなるように、そして長く続けていけるように、からだも鍛えて精進しまっす!


すべての撮影:長束晃(PEG.)
無断転載はお断りします

9月のおたのしみと店休日

猛烈に暑かった今年の8月が終わり、雨とともに9月がやってきました。
台風シーズン到来。被害がないようくれぐれもお願いしたいです(台風に)。

さあ、9月のおたのしみはすぐそこ!8日(土)山口洋(HEATWAVE)ソロライヴです!!
前売券をご希望の方はお急ぎを!
ネット通販は4日(火)のお求め分までチケットを郵送でお届けします。5日(水)以降はメールでの入場整理番号発行に代えさせていただきます。

今回のライヴでは、姉妹店「ブロッコリグリル」の協力によりフードをご用意しています。ほかのライヴではお出ししたこともありますが、山口洋ソロライヴでのフード提供は初の試み。
ちょっとしたおつまみと、CD「山口洋の頭の中のスープ」にちなんで冷たいスープも。スープは1ドリンクのかわりに選んでいただくこともできます。
昨年好評だった、ほんとの姉妹「ヴェールジョーヌ」のギネスクッキーも再登場。
ライヴとあわせて、どうぞおたのしみに!

2019年のダイアリー(スケジュール帳)をはじめ、新しい商品も随時入荷しています。
9月もたくさんのご来店をお待ちしております!

【9月の店休日】
毎週月曜+9日(日)と18日(火)
※8日(土)はLIVE営業のみ。