おっと!本づくりblogを書かないまま、3月が終わろうとしている!?こりゃいかーん!!
というわけで、久しぶりの経過報告です。
ヒートウェイヴ・山口洋さんの本。
去る3月22日、本にする連載がアップされているwebメディア「WHAT’s IN? tokyo(旧エンタメステーション)」が、3月末日で終了することが発表されました。とても残念です。
現段階では、終了後についての発表は特にありませんが、終了することで、本に「保存版」としての役目を期待される方は少なからずいらっしゃるだろうと思います。
じつは、連載を本にまとめよう、ということになったとき、山口さんと編集チーム(村崎さんと圓城寺さん)とデザイナー&版元(ヒマール)とで話し合って決めたのは、「web連載の保存版にはしない」「音楽が好きな人に広く読まれる、本として魅力のある一冊にしたい」ということでした。
その考えは、今も変わっていません。
一冊の本としておもしろく、読みごたえがあり、読みやすく、手にしたくなる、持っていたくなるものを。そう考えて、連載87回分の膨大な原稿から本として残すべきものを選び、編集して整え、デザインで魅力をプラスしようと、ずっと作業を続けてきています。
webメディアにはwebメディアのよさがあり、本には本のよさがあります。私たちは本をつくっているので、そのよさを生かしてつくり、届けたい、と思っています。
2月の本づくりblogでは初校ゲラまで進んだことをお伝えしましたが、そこからさらに収録する原稿を絞り込み、そのぶん写真ページを少し増やすことにして、いま再校ゲラを整えている最中です。
ずいぶん締まってきたというか、ぼんやりしていたこの本の佇まいが、くっきりと輪郭が立ち上がってきて、おー!これはいい本になるね!!というのが見えてきました。
「原稿」が「本」として見えてくる、本づくりの醍醐味がいちばん味わえる段階かも!作業は多くてたいへん、だけど、たのしい!!
ということで、引き続き、刊行までたのしみにお待ちいただけましたら幸いです!
また書きます!