月別アーカイブ: 2015年5月

5月の読むロバの会

昨日は5月の「読むロバの会」でした。
参加者は6名。
課題図書は「三四郎/夏目漱石」。

「あわいねえ」「青春ですね」といった感想から、「三四郎はどうすればよかったんだろうね?」「素直な好青年だけど、同い年の女性からみると…どうなのかねえ」といった恋のアドバイス(余計なお世話!?)まで、たのしくおしゃべりしました。

そして、文豪といわれる人の文章はやはりうまい!リズムがある!読みやすい!と、あらためて感じた人が多かったようです。
名作は何度読み返しても、いつ読んでも、おもしろいし、新たな発見があるものですね。

さて次回、6月の「読むロバの会」は…
日時:6月29日(金)18:00〜(1時間程度)
課題図書:見えない都市/イタロ・カルヴィーノ(河出文庫)

初めてのイタリア文学です。
かなり癖がある、というか、読みにくい(三四郎にくらべると・笑)、というか、苦戦する人が多そうな予感がしていますが…
チャレンジしてみましょう!

*「読むロバの会」は月に一度開催している読書会です。
毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その本について気軽におしゃべりしています。
喫茶1ドリンクのご注文で、ご予約不要でご参加いただけます。

コーヒーと一冊

ミシマ社から、「コーヒーと一冊」と題したシリーズが創刊されました!

コーヒーをのんびり飲む間に読めてしまうくらいのボリューム
“片手にコーヒー、片手に本”というスタイルにしっくりくる、喫茶店にも持って出かけやすい、程よい薄さと軽さ
そのときの気分で選べるさまざまな種類の“面白さ”を、半年ごとに三冊同時刊行

このシリーズに込められた大きな志と願い、特設サイトでぜひご覧いただきたいのですが、ちょっとだけここに書くと…

かつての読み好き、カムバック
時間がなくてなかなか一冊読めない…という方、そんな感じでだんだん本から遠のいてしまっている…という方、いらっしゃると思います。
「コーヒーと一冊」で、一冊を読み切る!という喜びをふたたび!!
本を読むのが苦手…という方にも、読み切る喜びを体感してもらうのにうってつけの本だと思います。

これからの書き手の方々へ
シリーズ創刊で今回同時に出た三冊は、すべて新人の書き手の方によるもの。
新人に限定したレーベルではないけれど、これから活躍していってもらいたい書き手が一歩目、二歩目を踏み出す場として積極的でありたい、とのこと。
素晴らしい!
新しい書き手に出会えるのは、読者にとっても嬉しいことですもんね。

本屋さんに元気を
「コーヒーと一冊」は、すべて買い切り、受注発送はミシマ社の京都オフィスのみでおこなう、というしくみで販売されます。
こうすることで、書店に、通常の取引のおよそ倍の利益が入るようにする、とのこと(“通常の取引”というものについては、ミシマ社から出ている「善き書店員」、早川義夫さん著の「ぼくは本屋のおじさん」などを読んでみてください!)。
ウチはふだんから買い切りなので、しくみとしては変わらないのですが、ふだんより少ない冊数でも注文できて、利益も少し増えます。とてもありがたい。

……というわけで、当店では、この利益をお客さんに還元しよう!という気持ちに、このシリーズを広めたい!もっと本が買って読まれる世の中に!という気持ちをプラスして、『買ってスグ読むセット 喫茶180円引』というサービスを実施中!
「コーヒーと一冊」シリーズを買って喫茶スペースですぐ読みます、という方に、喫茶のご注文を180円引きでご提供します。
我ながら太っ腹!です。

そもそも、今回発刊された三冊は、ミシマ社のウェブマガジン「みんなのミシマガジン」に連載されたものがベースとなっています。
つまり、読みたければ、ネット上でほぼ読めるのです、無料で。
でも、画面上で読むのと、紙に印刷されたものを読むのとでは、まったく違うんです!私の実感に基づいて、ホントです!!

さらに言うと、ウチは、この「みんなのミシマガジン」を応援するミシマガサポーターになっているので、特典として毎月「みんなのミシマガジン」の“紙版”というものを送っていただいてます。
紙や印刷や装丁もすごく凝っていて、それを触って眺めているだけでも楽しい冊子、というか、雑誌、というか、紙版なんですが、喫茶スペースに置いていますので、喫茶をご利用のお客さんも、バックナンバーをたどっていけば今回の三冊の連載をある程度読むことができます。
でも、バックナンバーから探しながら読むのと、一冊丸ごと片手に持ったまま読むのとでは、そりゃあ違います!読んでる感・読んだ感が!!

やっぱり本って面白い!一人でも多くの方に、この面白さを感じていただけますように!!

 

森森 shin-shin最終日

長束晃写真展「森森 shin-shin」、終了いたしました。

会期中ご来店くださったみなさま、ありがとうございました!

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写真好きな方は日頃からギャラリーや展示会へ出かけられることも多いと思うのですが、そうではない方にもぜひご覧いただきたいと思っていたので、お仕事帰りや昼休みにちょっと、またお買い物にいらしてたまたま…といった感じで観ていただくことができてよかったです。

今回撮影された森が地元岩国市内の、気軽に行ける山だと知って、身近なところでこんな美しい写真が撮れるのか、こんな美しい風景があるのか、と驚き、行ってみます、とおっしゃる方が多かったことも嬉しかったです。

長束さん、霧の森に連れて行ってくれて、ありがとうございました!

音楽でご協力いただいた木太聡さん、Aurora Acousticさんも、ありがとうございました!

「森森 shin-shin」図録は、店頭にて引き続き販売いたします。
通信販売をご希望の方は、長束さんが運営されているPEGのサイトからまもなくご購入いただけるようになります。
展示にいらっしゃれなかった方も、ぜひ「森森」の森へ。

ぎっくり

久しぶりに、腰をやってしまいましたー。

床に置いた洗濯物をとろうと、立ったまま手を伸ばしてかがんだ、たったそれだけの動きで……なのですが。
腰やばいなー、やっちゃいそうだなー、という予感はこのところずっとあったので、まあ、予感通り!?

やってすぐはしばらくかたまっておりましたが、立ち上がれないほどの重症ではなかったのが幸い。
よちよちと、歩くこともできたので、「冷やして、とにかく安静に」という説と、「温めて、ストレッチなどを」という説のどっちがよさそうか身体にきいて、今回は後者のほうをお試し。
以前にぎっくりとなったときに整骨院で教わった、おしりの筋肉をのばしたりほぐしたりする、のと、夫からのアドバイスで、腿の前側をのばす、というストレッチを中心に。

実家の母がパップとごはんを差し入れてくれたり、ブロッコリのEちゃんがようすを見に来てくれたり、製作部長が洗い物やお風呂掃除を全部やってくれたり。
ご心配くださった方々のおかげで、翌々日にほぼ痛みはなくなり、気をつけながらで動けるようになりました。

目下の心配は、週明けからのソフトバレーの練習、そして2週間後の試合に出られるのか!?
ということです……。

デッサンのような

長束晃写真展「森森 shin-shin」も折り返し(24日まで)。

写真をご覧になった多くの方から「写真じゃないみたい」と言われています。
絵みたい、デッサンみたい、と。

霧の森の、モノクロ銀塩写真の質感。

離れて見て美しく、近づいても美しい、森森です。

森森5:15

森森を歩く

長束晃写真展「森森 shin-shin」、開催中です。

今回、長束さんはコンパクトながらボリュームのある図録をつくられました。
展示作品は14点ですが、図録には50点以上の写真が収められています。
見応えがあります。

ページをめくっていくうちに、その森を歩いているような気がしてきます。
これは、一日室内にこもってデスクワークや制作をしている人に、とりわけおすすめしたい。
展示会場で先行発売中ですが、まもなく、長束さんが運営するPEGのオンラインストアでも販売が始まります。

森森図録

巻末に、私も短い文章を書かせていただきました。

ぜひに。

森森、初日!

本日より!
長束晃写真展「森森 shin-shin」が始まりました。

店での長束さんの写真展は、一昨年9月以来1年半ぶりくらい。
今回もすごくいいです!

森森初日

初日の今日は、初めての試み、私が聞き手となってのオープニングトークを開催しました。
ささやかですが、ふるまい酒なども。
いつもとちょっと違った雰囲気の初日になりました。

森森トーク

 

ご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
長束さん、お疲れさまでした!

閉店後、初日とオープニングトークのプレッシャーから解放され、「お疲れさまでしたー!」とビールで乾杯したら、長束さんも私たちもすっかりやりきった感が……。
まだ初日なのに(苦笑)。

会期は24日(日)までです。
まだまだ、これからです!!!!!

連休

……といっても私たちの場合2日間ですが、ゴールデンウィーク気分を満喫しました!

まずは定休日の月曜。
アメンボ倶楽部会長一家とカヤックに乗りに行く約束をしていたのですが、あいにくの雨……。
で、予定を変更して、一緒にドライブへ。
5月3日で一周年を迎えた俵山のユーカリとタイヨウさんに向かいました。

俵山に近づくほどにお天気がよくなってきて、到着する頃には暑いくらいの快晴に!

途中、「饅頭祭り」と題して、ひとつめの「宇いち饅頭」に立ち寄り。
これは、えーっと、まあ、ビミョーな感じで(苦笑)。

俵山の里山ステーションで、ゴールデンウィークだけ開店している「幻のそば」(去年も食べた!)をお昼に。
山菜てんぷら付きでおいしかった〜。

そして、ユーカリとタイヨウさん!一周年おめでとう!!の訪問。
ここでしか食べられない焼きたてのスコーン、さんちゃんが淹れるコーヒー、これまたおいしかった〜。
moconoさんのクネクネ靴下展をやっていたので、気持ちのいい靴下を買い込みました〜。

「饅頭祭り」ふたつめは、俵山の「三猿饅頭」。
これはもう、ご存知のおいしさ!
「食べ比べないと!」という会長が、ほかのお店の三猿饅頭も買ってきて、焼きたてを食べ比べ。
どっちもおいしいね。
けど、もう、饅頭こわいよー(苦笑)。
ということで、饅頭祭りはギブアップで終了〜。
もうひとつ食べる予定だった「10円饅頭」はまた次回!

続いて、ロバの本屋さんへ。
いのまたさんとちょっとおしゃべりして、文庫本を3冊購入。

その後、長門の海のほうへ。
竜宮の潮吹き、東後畑の棚田、千畳敷をのんびり見て回って、地魚の定食を晩ご飯に食べ、油免温泉に入って帰りました。

車の中では会長んちのAちゃんがずっとお話してくれたり歌ったりしてくれて、大笑いしてたのしかった!
日帰りとは思えぬ充実の小旅行になりました。

↓のぼってみたものの、予想外の高さにびびる製作部長@竜宮の潮吹き

竜宮の潮吹き

 

↓高いところでも元気なecoさんとAちゃん@千畳敷

千畳敷1

 

↓凧揚げするアメンボ会長@千畳敷

千畳敷3

↓強風に凧を持っていかれてロストし意気消沈する製作部長@千畳敷

千畳敷2

翌日の火曜も店を休み、今週は連休。
お昼頃からのんびりと、二人でカヤックに乗りに行きました。
井堰から錦帯橋まで往復。
のんびりのつもりが結構な強風で案外くたびれてしまい、おなかもすいたので、いつものブロッコリグリルへ。
うっかり昼の部が終了する時間になってしまい、ハンバーガーのつもりがまかないをごちそうになってしまいました〜。
製作部長は生ビールも飲んでごきげん!
帰宅してさっそく昼寝。
起きたらもう薄暗い(苦笑)。

アクティブもゴロゴロも、満喫した連休でした!
ええ休みじゃったー。

 

マルシェと講演会

ゴールデンウィーク初日、4月29日は、店から車で1時間ほどの周防大島へ。
「島のむらマルシェ」というイベントに出張してきました。
いつもの革小物「himaar」ではなくて、「himaar coffee & crafts」として出店。
店でお取り扱い中の作り手からごく一部ですが、少しずつ持って行ってご紹介しよう、と。

「島のむらマルシェ」は、周防大島に移住して農業や養蜂を始めた人たちが中心となって運営しているイベント。
今回で3回目だそうです。
出店数でいえば決して規模の大きいイベントではありませんが、農産物、加工品、飲食、雑貨、ワークショップなど、出店内容のバランスがよくて中身が濃い(有元くるみさんのバインミーがおいしすぎて感動ー!前回は広島から横川シネマさんを招いて映画の上映会もあったり)。
お客さんも多くて、とても賑わっています。

「自分たちがつくっているもの、この人がつくっているものを知ってもらいたい」「地元でたのしいことをしたい」という感じが伝わってきて、出店していてもとても気持ちがいい。
(島のむらマルシェの目的は「自然環境に配慮する若手生産者と安心安全の食べ物を購入したいという消費者とか顔を合わせ、直接販売/購入する場を作ること、またそういった若手生産者を応援すること」とのこと。)
内容は違うけれど、ナガサキリンネのことを思い出しました。

マルシェ終了後は会場を移して、内田樹さんの講演会。
すごくたのしみにしていたのです!
本当に、聴けてよかった!!
とてもスケールの大きなお話でした。
目が開いた気持ちです。

翌日、講演を聴いたお客さんと店で、お互いにどう思ったかを話し合っていたら、また新たな気づきがありました。
翌々日、ミシマ社の三島さんがご来店くださり、お話していたらさらに!
講演に行った人はぜひ、ほかの行った人と話をしてみたらいいと思います!