月別アーカイブ: 2024年5月

読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、『ユリイカ2019年5月臨時増刊号「橋本治」』。緊急追悼特集として当時出された一冊で、過去のインタビューや、橋本治さんと親しかった方々が寄せた文章などを読むことができます。「神奈川近代文学館でやっている特別展『帰って来た橋本治展』へ行く予定で、その前に読んでおこうと思って」とのこと。

わたしは、ペク・スリン(カン・バンファ訳)『夏のヴィラ』を。わたしにしては久しぶりの韓国文学。8タイトルがおさめられた短編集で、今日はその中から表題作の「夏のヴィラ」を読みました。余談ですが、ペク・スリン作品、今年3月に韓国へ行った際、ハングルで書かれた原書を1冊買ってきてあるので、それを自力で読むのが今年(!)の目標です。

次の読むロバの会は、5月29日(水)15時から16時ごろまでやります。
読書時間と読書空間を共有する読書会、ご予約不要ですので、ご都合ついたらお気軽にいらしてくださいね。

読むロバの会の日

でした。
参加者は2名。
それぞれに読んでおられたのは……
ポール・オースター(柴田元幸訳)『冬の日誌』
ベンハミン・ラバトゥッツ(松本健二訳)『恐るべき緑』

『冬の日誌』は小説ではなく、人生の冬にさしかかった当時のオースターが、幼少期からこれまでの自分の肉体と身体的感覚をめぐって綴ったエッセイ。「持っていたけど読んでなかった。もっと早く読めばよかった」とのこと。
『内面からの報告書』とあわせて文庫化されていますので、興味のある方はぜひ。

『恐るべき緑』は当日店頭でご購入いただきました。カバーに「科学史に着想を得た斬新なフィクション」とあったのが気になり手に取ったそう。収録作品の中から読書会の1時間で「私たちが世界を理解しなくなったとき」を読み、「ハイゼンベルクやシュレーディンガーの物理学を裏から理解できたらいいなと思ったけど、今のところは全然どういうことなのかわかりません!」とのこと。

わたしは、四方田犬彦『見ることの塩(上)イスラエル/パレスチナ紀行』を。5月15日はナクバの日ということもあって。パレスチナとイスラエルの問題、これまでの歴史をあまりにも知らなすぎたので知りたくて、いろいろな本を読んでいます。そして、読めば読むほど複雑な問題であること、100年以上も前から長く続いてきた問題であることがわかって愕然とします。近代史、知らなすぎる! ともあれ、現在ガザで行なわれている虐殺を許さないことに変わりはありませんが。

帰り際のおしゃべりで、オースターもユダヤ人で、アパートの上階に住んでいたユダヤ人のおばあさんとのやりとりが『冬の日誌』に出てくる、というような話も出ました。

次の読むロバの会は、5月24日(金)17時から18時ごろまでやります。
月に一度は開いてみている、夕方開催の日です。
もうちょっと遅い時間からなら……というお仕事帰りの方、ぜひご意見お聞かせください。来月の開催日時の参考にさせていただきます。
読むロバの会は、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
各自で黙って好きな本を読み、帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
ご参加の際は、1ドリンクのご注文か、500円以上のお買い物(本の購入大歓迎!)をお願いします。

多謝!リクオLIVE 2024

リクオ&ピアノ 2024 at 岩国ヒマール

いや〜、もう!ほんっとうに最高のライブ!!!!!
めちゃくちゃいい夜でした!!!!!

帰り際に挨拶や言葉を交わさせてもらったときのみなさんの、楽しそうな幸せそうなお顔!
思い出しては、こちらもまた幸せな気持ちになっている今日です。
ご近所の方だけでなく、大島や防府や、広島方面や大阪方面(!)からもたくさんご来場くださり!!
いい時間と空間を一緒につくってくださって、ほんとうにありがとうございました!!!

6月5日発売のリクオさん新譜『リアル』の先行発売もあり、ほぼ全員(全家庭)では!?と思われる枚数が売れていました。すごい!(もちろん!わたしも買いましたー!)
リクオさんはこの新譜を「エンターテインメントと社会性の両立を意識してつくった」と話されていましたが、この日のライブもまさにそれ!でした。
すごく楽しくて、でもその楽しさは現実の問題から目を背けるためのものではなくて、現実の問題に立ち向かっていくエネルギーを沸き立たせてくれるような楽しさ。
そんなふうにわたしは感じました。

写真はすべて、ナガツカアキラさんの撮影です。いつもありがとう!
そしてこの日のライブ前、朝には広島のRCCラジオ「週末ナチュラリスト」にリクオさん生出演があったのですが、そこからヒマールまでリクオさんを連れて来てくださりライブも観て行ってくださった、ちくりんさん&りょーじさん、ありがとうございました!&おつかれさまでした!

リクオさん、今回も素晴らしいライブを届けてくださって、ほんとうにありがとうございました!
次回を楽しみに、店のことやら体調管理やらいろいろ、引き続きがんばりますー!

ライブのあとで、一昨年出版させてもらったリクオさんの初書籍『流さない言葉① ピアノマンつぶやく』、②に向けての話もできました。
またおもしろい一冊をつくりますので、楽しみに待っていてください!

昨年11月に出したブックレットシリーズの01『ミュージシャン 中川敬とリクオにきく 音楽と政治と暮らし』、まだお読みでない方はぜひ!
サクッと読める(けど内容は濃い!)50ページ500円のポケットサイズの冊子です。
(ちなみに、シリーズ02を5月中に刊行予定です。)

リクオさんの新譜『リアル』は、発売日に向けて各ライブ会場で先行発売されているほか、Hello Recordsの通販サイトでの予約販売受付も始まってます。
ソロライブの弾き語りで聴いていた新曲たちがHOBO HOUSE BANDのバンドサウンドで聴けてかっこいいし、中村佳穂さんとの共作もめっちゃいいので、みなさんに聴いて欲しいです!!


読むロバの会の日

でした。
ようやく気持ちよく晴れた気がする祝日。
晴れても降っても「読書日和だなあ」と思ってしまうのはなぜでしょうか。

参加者は1名。
読んでおられたのは、朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』。
二人の小さな子どもとフィンランドへ移住した著者による、現地からの生活レポート。朴沙羅さんは、前回私が読んでいた『家(チベ)の歴史を書く』の著者でもある社会学者です。
「日本と全然違うことが多いんだけど、比較してどちらがいいかということではなく書かれているのがいい」とのこと。

わたしは、佐藤功『憲法と君たち』を。今日は憲法記念日なので。
現在の憲法制定に関わった著者が、中学生ぐらいの読者へ向けて「憲法とはなにか」をやさしく語ってくれる一冊。1955年に書かれた本の復刻新装版です。
こういう話はとても大事だけど忘れてしまいがちなので、何度も繰り返し読んだり聞いたりしたほうがよいなと思いました。大人にもおすすめです。

参加してくれた人もわたしも、「今日はポール・オースターの本を読もうかと思ったけど、なんとなく手がのびなかったんだよね」とお互いに言い合った別れ際。
もう新しい作品が発表されることはないけれど、日本語訳で出される新作をたのしみに待ちながら、既刊もまたゆっくり再読したいと思っています。

さて、次の読むロバの会はちょっと先、5月16日(木)15時から16時ごろまでやります。
読みたい本を持っていらしてください(または店頭で買ってください)。
読むロバの会は読書空間と読書時間を共有する読書会です。
ご予約不要ですので、お気軽にいらしてくださいね。