月別アーカイブ: 2019年4月

刊行!「アフリカの難民キャンプで暮らす」

みなさんにぜひ読んでもらいたい本が、出ます!

「アフリカの難民キャンプで暮らす
 ブジュブラムでのフィールドワーク401日」
小俣直彦・著
こぶな書店・刊

出版するのは、25年来の友人でフリー編集者の小鮒由起子さんが「この本を世に出さねばならない」の決心で立ち上げた“ひとり出版社”「こぶな書店」。
ヒマールは、この本の宣伝・販売を全面的に担当します。

本の流通についてご存知の方には、わけがわからないことでしょう。本の流通ルートに通じているわけでもない、出版社でも取次でも書店でさえもない、地方のまちで革小物をつくったり雑貨を売ったりライヴをやったりしている店、夫婦ふたりだけでやっている小さな店が、いったいどうするつもりなんだ、と。ああ、少部数の自費出版なのか、と思われるかも。

いやいや!そうじゃないです。ベストセラー、ロングセラーにする気満々です!

「出ます!」と書きましたが、じつはもう完成しています。
ついさっき、印刷所からあがってきましたー!
刊行日は6月20日「世界難民の日」なのですが、“超”先行発売として、ヒマール店頭で発売開始します、いや、しました!本日より!!
連休明けには、ヒマールのオンラインストアでの通信販売も始めます。
そして刊行日に向けてだんだんと、全国の書店さんでも取り扱っていただけるよう奔走中!
全国の書店さん(に限らず、この本を販売してみようかなと思われるお店のみなさん)、資料等をお送りしますので、まずはどうぞお気軽にお問い合わせください(メール info@himaar.com、お問い合わせフォームはこちら)。

刊行日の6月20日「世界難民の日」にあわせ、著者の小俣直彦さんがイギリスより帰国されて都内で講演会の予定もあり、もちろんそちらの会場でも本をお求めいただくことができます。
講演会の詳細はあらためてお知らせいたします。

ヒマールとしては、これまでに、個人でものづくりをしている人のクラフトや音楽を、これは本当に素晴らしいものだから知ってもらいたい!届けたい!と思ってご紹介してきたのとまったく同じ気持ちで、この本の仕事を始めます。
ぜひぜひ、読んでみてくださいね!

4月と5月の読むロバの会

今日は4月の「読むロバの会(読書会)」でした。
参加者は6名。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

4月の課題図書はアゴタ・クリストフの「悪童日記」。
「悪童日記」というのは邦題ですが(直訳だと「大ノート」)、主人公である“ぼくら”はとてもいい子たちで「悪童」というタイトルに違和感があった、という人もいれば、悪ガキって感じですかね、という人がいたり、もちろん「悪童」がしっくりくる人もいて、いつもながら、読んで感じること・思うことは参加者それぞれでした。

私は30年近く前(?)にこの本がものすごく話題になったときに読んで以来の再読でしたが、すごい本だな!という印象は二度目でもやはり感じて、このわかりやすい強烈さと、いくらでも深読みできそうな読後感は、いまだにとりわけ若い年代に読まれているようですが、それも納得だなーと思いました。

さて次回、5月の読むロバの会は

日時:5月29日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:「父と暮せば」井上ひさし(新潮文庫)

戯曲です。これを基に脚色して、黒木和雄監督が宮沢りえ・原田芳雄出演で撮った映画(同タイトル)もありますので、両方読んで観てみるのもいいかもしれませんね。

読むロバの会は、月に一度開いている読書会です。
毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、感想などをおしゃべりしています。
喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要で、どなたでもご参加いただけます。
初めての方もどうぞお気軽にいらしてくださいね。

多謝!タマオエントツパンチ展

長崎よりTAMAOOさんとENTOTUさん、熊本よりキタカゼパンチさんを迎えての「タマオエントツパンチ展」(みっつのいきおい)、会期終了いたしました。
ご来場くださったみなさま、誠にありがとうございました!

日頃からなかよしの3組。賑やかでたのしい雰囲気は、そのまま展示にもあらわれて、ご来場のみなさんもにこにこ笑顔で作品をご覧になっていて、こちらも和やかにあたたかい気持ちで過ごさせてもらった会期中でした。
何人ものお客様から「やってくれてありがとうございます」「またやってください」という声をいただいて、とてもありがたかったです。

3組の方々が初日から2日間の在廊を終えて帰られたときには寂しくてしんみりしてしまったのですが、明日の定休日にはこの素晴らしい展示をもう撤収しなくちゃいけなくて、そう思うとあの日以上に寂しい気持ちになっています。
素敵でおもしろくてたのしい展示をしてくださった、タマオさん、エントツさん、パンチさん、本当にありがとうございました!

初日の朝。

まもなくゴールデンウィーク。そのはじまりには、ヒマールの「書籍部のようなもの」からみなさんにお届けする第一弾の本について発表いたします。
そして、5月のおたのしみは「ふちがみとふなと」ライヴ。こちらは絶賛前売り発売中です!
ゴールデンウィークもそのあとも、たのしいことをご一緒にー。

5月は「ふちがみとふなと」!

ふちがみとふなとライヴまで、気づけばあと1ヶ月!
大型連休の予定がいっぱいでその先のことなんて考えられない、という方も多いかもしれませんが、それだけに、連休があけたらすぐにやってきそうなおたのしみ。うっかり忘れてた!なんてことにならないように、いまからカレンダーに印をつけて、ぜひお早めにご予約をー!!!!!

ふちがみとふなとLIVE@himaar

2019年5月19日(日)
16:30開場/17:00開演
前売 ¥2,500/当日 ¥2,800(いずれも+1オーダー)
チケットのお求めは
・ヒマール店頭
・電話予約 0827-29-0851(営業日の10〜19時)
・メール予約 info@himaar.com(名前、枚数、電話番号を明記)

YOUR SONGSのライヴ盤

去年、山口洋さんがソロツアー「YOUR SONGS」で、みなさんのリクエスト曲を届けに来てくださって。
そのツアーでの演奏を収録した2枚組ライヴ盤「日本のあちこちにYOUR SONGSを届けに行く2018」が、3月25日に発売になりました。
そうなんです、ヒマールでの演奏も、そのアルバムに入っているのです!

店を始める前から、いつか山口さんに演奏に来てもらいたいなあと思い続けて、その願いが叶っただけでも感激なのに、さらにライヴ盤に収録されるなんて。店を始める前の自分が聞いたら、マジ驚くわー。
店に響く演奏。あの日の空気、湿度。呼吸する音さえ立てたくないくらいの気持ちで聴き入っていたお客さんおひとりおひとり。そんなことがぶわっと蘇って、何度聴いても泣きそうになる。
店の者としては、ライヴの当日はいろんなことに気が行っているので、演奏は聴いているようであまり聴けていないのです。なので、あの日、山口さんが「今日はウエットだねー」と言っておられたことにも「そうかなー?」と思っていたのですが、聴いてみたらウエットでした(苦笑)。

青森から石垣まで、各地の演奏も聴けたことで、ああ、これがヒマールの音か、と感じられて嬉しかった。

山口さん、ありがとうございました!
あの日の演奏を一緒につくってくださったお客さんたち、ありがとうございました!

ヒマールでの演奏からは、ライヴで演奏されることの少ない「ファイティング・マン」と宇宙まで続く「地平」が収録されています。「地平」ヤバイですよ。是非、聴いてください!

ちなみに、ジャケットのオモテ面には岩国の名店ブロッコリグリルと岩国発山陽本線の写真がどーんと。ヒマールは写真ないのかー、と思ったら、あった!けど、気づく人おるかなあ。