月別アーカイブ: 2024年7月

読むロバの会の日

でした。
蒸し暑い昼下がりに、2名がご参加くださいました。
それぞれに読んでおられたのは…
『自衛隊防災BOOK』
村上春樹『1Q84 BOOK1』

『自衛隊防災BOOK』は、「最近雨が酷く降るし地震も多いので、気になって」手に取ったのだそう。1ページに1つの情報が、イラスト入りでわかりやすく読みやすく紹介されています。時計を見ずに秒数を数えるときには「1.2.3…」ではなく「101.102.103…」と数えると正確に近くなる、というのはふだんの生活でも役立ちそう〜、とおしゃべり。こういう情報は知っていても忘れてしまうことが多いので、いざというときに役立てるには、こうして定期的に頭に入れておくのがよさそうですね。

『1Q84 BOOK1』は、おともだちと定期的にzoomで開いている読書会(「飲み会かな?」とも)の次の課題図書なのだそう。文庫本だと6冊にもなる長編です。以前の会ではジョージ・オーウェルの『1984』も読んだそうで、2作品を絡めた話も読書会では出るのかなー?『自衛隊〜』を読んでおられた人もわたしも読んだことがある作品ですが、だいぶ忘れてしまっていて、「もう一度読んでみようかな」と話しました。

わたしは、ガブリエル・ガルシア=マルケス『族長の秋』を。ガルシア=マルケスといえば最近『百年の孤独』が文庫化され、あっという間に重版されて入荷待ちの書店もあるほど売れているとか。『百年の孤独』は以前、課題図書を読む読書会をやっていたときにみんなで読んだことがあって単行本を持っているので、まだ読んだことがなかった『族長の秋』を読んでみることに。ちょうど、先日読み終えた柴崎友香さんの『あらゆることは今起こる』にも出てきたので。『百年の孤独』も『族長の秋』も読みにくいとか難しいとか言われるけれど、わたしはあまりそう感じなくて、とてもおもしろく読んでいます。文法とか文脈とか表現とか、何かひとつひっかかったら先へ読み進めることができない人には確かに読みにくいかも。わたしは、ちょっとわからないところがあっても飛ばして読めるほうで、『族長の秋』は波に乗ってしまえばどんどんおもしろく進んでいける感じです。改行がまったくないので、しおりを挟んだページの、どこまで読んだのかがわからなくなりますが(苦笑)。

さて、次の読むロバの会は7月31日(水)15時から16時ごろまでやります。
読書時間と読書空間を共有する読書会です。
読みたい本を持って(または店頭で購入して!)ご参加ください。
ご予約不要です。

読むロバの会の日

でした(昨日になりましたが)。
参加者はおひとりと、途中から小学生が3人。

小学生3人が読んでいたのは、『マインクラフト』シリーズ、『ハリー・ポッターと呪いの子』、『コロコロコミック』。
『マイクラフト』シリーズは、もう10冊ぐらい読んでいるそう。ゲームもやっていて、「ゲームもおもしろいけど、本もおもしろいよ」とのこと。あまりにも熱心にずっと読み続けているので、そんなにおもしろいの?と思ったお母さんも読み始め、「最初は全然理解できなかったけど、2〜3冊読んでいるうちにルールもわかってきて、世界観に入り込めるようになった」そうです。

もうおひとりが呼んでおられたのは、デニス・ボック(越前敏弥訳)『オリンピア』。第二次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族の物語。タイトルは、祖父母とその息子がオリンピック選手だったことや、ドイツからおじさんが訪ねてきているときにミュンヘンオリンピック(と、そこで起きた襲撃事件)をテレビ中継で見るエピソードなどからきているようですが、「時代背景のせいもあるのか、全体を通して、なんとも不穏な感じがする」とのこと。

この『オリンピア』、2023年から出版を始められた北烏山編集室という“ふたり出版社”から出ています。翻訳された越前敏弥さんは『ダ・ヴィンチ・コード』や『Xの悲劇』などのベストセラーを多数手がけている翻訳者で、『オリンピア』という素晴らしい作品をぜひ日本で紹介したいと思ったもののなかなか出版社が決まらず、北烏山編集室から出すことになったという経緯があるようです。
「最近、海外文学の翻訳小説を出してくれる小さい出版社が増えたよね」「そういうところがなかったら、読むことのできなかった作品がいっぱいあるってことよね」「ありがたいね」と、読んでいた人と話しました。たくさん読もう、ありがたく読もう、これからも世界のいろんな作品を読ませてもらえるように、と思いました。

わたしは、内田樹(朴東燮編訳)『図書館には人がいないほうがいい』を。こちらの本、著者は内田樹さんなのですが、じつは「韓国で出版された本の日本語版」というちょっとふしぎ(?)な一冊です。“世界でただ一人の内田樹研究者”である韓国の翻訳者・独立研究者の朴東燮さんが企画編集、内田さんのこれまでの講演やブログなどから「図書館と書物」についての話を集めて、韓国で出版されました。その日本語版の出版が「音楽本」を出しているアルテスパブリッシング、というのもちょっとふしぎ(?)でおもしろい。内容ももちろんおもしろいです!最近、経済優先でずっときているのが今のいろんな問題をつくっているよなあと思っていたので、リンクする話がたくさんあって、今読めてよかったです。

さて、次の読むロバの会は、7月19日(金)の15時から16時ごろまでやります。
読書空間と読書時間を共有する読書会です。
読みたい本を持って(店頭で買ってくださっても!)どうぞお気軽にご参加ください。
ご予約不要です。

読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、栖来ひかり『日台万華鏡 台湾と日本のあいだで考えた』。台湾在住の著者による、台湾と日本の文化の違いだったり、歴史や映画の話だったりが綴られたエッセー。「最近、台湾の小説を続けて読んでいて、台湾のことをもっと知りたいなと思って」とのこと。

わたしは、柴崎友香『あらゆることは今起こる』を。わりと最近になってADHDと診断された小説家の柴崎さんが、幼少期からのこと、診断を受けてからのこと、ADHDと自分自身について、思うままに綴られています。「脳内は多動で、一向に現実の行動にはならない」のはわたしもかなりそうだなーと思ったり、小説の読み方にすごく同意したり、とてもおもしろく読んでいますが、脳ってふしぎだなあ、というのと、とにかく「例え」が素晴らしくてやっぱり小説家はすごいなあ、と。

さて、次の読むロバの会は、7月14日(日)15時から16時ごろまでやります。
読書時間と読書空間を共有する読書会です。
読みたい本を持ってきてください(もちろん、店頭で買っていただいても!)
ご予約不要です。お気軽にどうぞ。