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2025.3/28(金)

18時から「読むロバの会(読書会)」をやりました。
参加者はおひとりで、読んでおられたのは、津原泰水『ルピナス探偵団の憂愁』または『ルピナス探偵団の当惑』(表紙を見せてもらったのにどっちだったか忘れてしまいました…)。
わたしは、イ・ヨンド(小西直子訳)『涙を呑む鳥1 ナガの心臓(上)』を。
今日はお互いに読んでいた本を紹介し合うことができなかったので、また次の機会に教えてもらおうと思います。

次回は4月4日(金)15時からやります。
読むロバの会は、それぞれにただ黙って本を読む「読書時間と読書空間を共有する読書会」です。
週1回のペースで、15時からやるときと18時からやるときがあります。ご都合のいいときに、短い時間の参加も歓迎ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。

2025.1/30(木)

15時から読むロバの会(読書会)、18時からつまびくロバの会(ギター練習会)、ダブルヘッダーの日でした。

読むロバの会の参加者は1人。
読んでおられたのは、小山田浩子『最近』。短い話がつながっていく連作長篇小説で、今日の時間に読んだのは、1つ目の夫が救急車で病院に運ばれる話と、2つ目の3回目のコロナワクチン接種に行く話。「ワクチンの集団接種会場の描写とか、なんかもうすでに、ちょっと懐かしい感じがする」とのこと。確かにー。
小山田浩子作品はこのところ海外でたくさん翻訳出版されているという話を聞きます。ほかにも、小川洋子、村田沙耶香の作品などもそうだとか。「女性作家が多いように感じるね」「日本で翻訳出版されている韓国文学も女性作家の作品が多いように感じるけど、何か理由があるのかな」とおしゃべり。

わたしは、『小林カツ代のきょうも食べたいおかず』を。カツ代さんが亡くなった後、長年の内弟子だった本田明子さんがまとめられたもので、過去の料理番組などでカツ代さんが紹介されたレシピに、そのときカツ代さんが作りながら話されたことを文字起こしで添えたシリーズの2冊目です。なので、文章はカツ代さんの話し言葉そのまま、「豆腐をビャッと入れて」「そこへ湯をピョーッと入れて」「アツアツアツアツ、ホッホッホッホッとなったところで」とオノマトペ満載!読みながら思わず笑ってしまって、カツ代さんの声が聞こえてきて、とっても元気が出ました! このところ寒いし疲れてるし、台所に立つの億劫だなーと思ってたけど、こういう本を読むと、よし、がんばろ、と思います。

夜、つまびくロバの会参加者は、アコギ1人、エレキ2人、ヒマール2人(アコギ2人)の計5人。
先々週から続いて、Fさんが弾きたいアルペジオ風イントロの曲を全員で練習しました。今日はコードが次々変わるBメロに挑戦。これで通して弾けるようになりました。
アルペジオ風イントロを弾くとき、おさえている指をスライドさせると指が切れそう(それくらい痛い)という初心者2人の声から、なぜかコロスキンのつけ方、手荒れしにくい皿の洗い方などの話になり、ギタリストらしく(?)指先や爪のケアについてもおしゃべりしました(笑)。

次の読むロバの会は2月7日(金)18時から。
次のつまびくロバの会は2月6日(木)18時から。
どちらもご予約不要、それぞれ読みたい本・ギターを持って、気軽にご参加ください。
参加費はありませんが、1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いします。
ご参加お待ちしています!

ヒマデミー賞2024 アルバム部門発表!

年末恒例!2024年ヒマデミー賞アルバム(ミニアルバム含む)部門の発表です。

1. RELAX!/KISS THE GAMBLER
2. Manning Fireworks/MJ Lenderman
3. REAL/リクオ
4. Tigers Blood /Waxahatchee
5. 新世界/夜のストレンジャーズ
6. Good Together/Lake Street Dive
7. AAA/hyukoh & 落日飛車
8. Cardinals – EP/Cardinals
9. Indoor Safari/Nick Lowe & Los Straitjackets
10. Wake The Dead/Chuck Prophet

1位は、海外音楽メディアの2024ベストアルバム上位を席巻(これも驚愕!)したMJ Lendermanを抑え、KISS THE GAMBLER「RELAX!」でした!
今年はずっと聴くのも口ずさむのも気がつけばキスギャンといった感じの1年。初めて観たライブも素晴らしく、本当に「かなふぁん!生まれてきてくれてありがとう!」とご両親に感謝の気持ちでいっぱいです。

ちなみに最優秀楽曲賞はWaxahatchee の『Right Back to It(feat. MJ Lenderman)』でした。もう永遠に聞き続けられます(涙)。MVも良いのでYouTubeで観て欲しいです。

入賞者には副賞として「いつでもヒマールにてライブを開催できる権利」と「ヒマール近郊でのライブに観客+2名確約」を贈ります。 おめでとうございます。 

2024.11/14(木)

15時から読むロバの会(読書会)、18時からつまびくロバの会(ギター練習会)、ダブルヘッダーの日でした。

まずは、読むロバの会。
参加者は1名。
読んでおられたのは、獅子文六『断髪女中』。副題に『ー獅子文六短篇集 モダンガール篇』とあり、女性が活躍する作品を集めた短篇集とのこと。「病院の待ち時間に、短く区切って読みやすく、読んでいてたのしい気分になるものをと思って」選ばれたそう。「モダンボーイ篇」もあわせて購入されたそうです。

わたしは、入荷したばかりのチョン・セラン(すんみ訳)『私たちのテラスで、終わりを迎えようとする世界に乾杯』を。今日の時間で半分ほど読みましたが、もうね、大好きです!すごくいい!ショートショートと詩を中心とした作品集ですが、チョン・セランの魅力がぜーんぶ詰まっている感じ。とはいえ、これは、チョン・セラン作品を初めて読む人よりも、すでにいくつか読んだ人におすすめしたい!(初めての人には、初めての人にこそ、私は長篇・中篇をおすすめしたいので!)それぞれの作品のあとにつけ加えられている著者コメントがまた良いです!

次の読むロバの会は再来週、11月27日(水)15時からやります(来週は特別企画「耳で読むロバの会」になります)。K-BOOKフェア期間中なので、よかったらK-BOOKを読んでみませんか? ジャンルもいろいろ、たくさん店頭にご用意してお待ちしています。フェア期間中はご購入特典もありますので、ぜひ!

続いて、つまびくロバの会。
Nさん、Cさん、ヒマールじゅんこ、ヒマールふみとしの4人で練習。
今日から、(Nさんとヒマールじゅんこにとっては)初めてのコードがたくさん出てくる曲の練習を開始。ほぼ1小節ごとにコードが変わるのでなかなか大変。がんばろうー。
途中、「ギター練習会、気になってます!」とおっしゃっていたHさんが見学に来られて、来週から参加することに決定!その場でギターを注文しました(笑)。

次のつまびくロバの会はまた来週、11月21日(木)18時からやります。
初心者を中心にしたギター練習会です。上級者は初心者をあたたかく見守りサポートしてあげてください。

あ、今日、webサイト「好書好日」に、ハン・ガン作品を紹介する記事がアップされました。
私は『少年が来る』を紹介しています。
ぜひ読んでくださいー
https://book.asahi.com/article/15504678

2024.9/25(水)

ついに秋がやってきて(と言っても最高気温は30度ですが…)、今週の営業が始まりました。
今日は18時から「読むロバの会(読書会)」でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは前回に続いて、京極夏彦の「百鬼夜行」に登場する探偵・榎木津礼二郎のシリーズより『文庫版 百器徒然袋 風』。
中篇が3つおさめられた、とても分厚い文庫本。
今日の読書時間ではちょうど1つめのクライマックスを読まれたそうで、「榎木津さんが大暴れしてくれて、今日も爽快!」とのことです。

わたしは、トンマーゾ・ピンチョ(二宮大輔訳)『ぼくがエイリアンだったころ』を。2章の終わりまで読み進みました。
トンマーゾ・ピンチョはイタリアの作家で、イタリア語で書かれた小説なので、イタリア文学ということになるかと思いますが、物語の舞台はアメリカで、内容も特にイタリア感(?)はありません(今のところ)。
作者のピンチョは、20代で画家を志してニューヨークに渡り、その後イタリアに帰国して作家になったそうで、当時のアメリカの文化にかなり影響を受けている……というか、大好きなんだな!ということは、作家名がトマス・ピンチョンに似ていることからもわかるし、カート・コバーンらしき人物が登場したり、映画「ボディ・スナッチャー」やウィリアム・S・バロウズの本が出てきたりすることからも感じられます。
この先どう展開するのか、まだ全然わからないので、たのしみに読みたいと思います!

実は、まもなく10月6日(土)に、この本の翻訳者・二宮大輔さんが広島へライブ(!)をしに来られるそうで、本が出たばかりのタイミングなので本の話も……となったそうで、ちょっと乗りかかった船というか企画の久保モリソンさんにうまく乗せられて、ライブの合間に一緒に本の話をさせてもらうことになりました。
あまり人前で話す機会がないもので緊張しますが、ご一緒する「ほんのみせマドカラ」の高橋ひろえさんは、先日、読むロバの会に参加してくださって、すでにいろいろおしゃべりした間柄なので心強いですし、ライブに出演される山広朋実さんも店に遊びに来てくださったことがありますし、モリソンさんはレコードを買いに来てくださるし、なので安心して、トークで出演するというよりも、二宮さんと山広さんとモリソンさんのライブをたのしみに、高橋さんとの再会をたのしみに、久々の「本と自由」の空間をたのしみに、伺おうと思ってます。
ご都合つく方、よかったら一緒にライブをたのしみましょうー。
横川・本と自由で、10/6(土)18時から、2,000円+1オーダーです。

さて、次の読むロバの会は10月5日(土)15時から16時ごろまでやります。
各自で読みたい本を黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本をお互いに見せ合っています。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
15時からの日と、18時からの日があります。
ご都合つく日に、どうぞお気軽にご参加くださいね。

読むロバの会の日

でした(昨日になりましたが)。
参加者はおひとりと、途中から小学生が3人。

小学生3人が読んでいたのは、『マインクラフト』シリーズ、『ハリー・ポッターと呪いの子』、『コロコロコミック』。
『マイクラフト』シリーズは、もう10冊ぐらい読んでいるそう。ゲームもやっていて、「ゲームもおもしろいけど、本もおもしろいよ」とのこと。あまりにも熱心にずっと読み続けているので、そんなにおもしろいの?と思ったお母さんも読み始め、「最初は全然理解できなかったけど、2〜3冊読んでいるうちにルールもわかってきて、世界観に入り込めるようになった」そうです。

もうおひとりが呼んでおられたのは、デニス・ボック(越前敏弥訳)『オリンピア』。第二次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族の物語。タイトルは、祖父母とその息子がオリンピック選手だったことや、ドイツからおじさんが訪ねてきているときにミュンヘンオリンピック(と、そこで起きた襲撃事件)をテレビ中継で見るエピソードなどからきているようですが、「時代背景のせいもあるのか、全体を通して、なんとも不穏な感じがする」とのこと。

この『オリンピア』、2023年から出版を始められた北烏山編集室という“ふたり出版社”から出ています。翻訳された越前敏弥さんは『ダ・ヴィンチ・コード』や『Xの悲劇』などのベストセラーを多数手がけている翻訳者で、『オリンピア』という素晴らしい作品をぜひ日本で紹介したいと思ったもののなかなか出版社が決まらず、北烏山編集室から出すことになったという経緯があるようです。
「最近、海外文学の翻訳小説を出してくれる小さい出版社が増えたよね」「そういうところがなかったら、読むことのできなかった作品がいっぱいあるってことよね」「ありがたいね」と、読んでいた人と話しました。たくさん読もう、ありがたく読もう、これからも世界のいろんな作品を読ませてもらえるように、と思いました。

わたしは、内田樹(朴東燮編訳)『図書館には人がいないほうがいい』を。こちらの本、著者は内田樹さんなのですが、じつは「韓国で出版された本の日本語版」というちょっとふしぎ(?)な一冊です。“世界でただ一人の内田樹研究者”である韓国の翻訳者・独立研究者の朴東燮さんが企画編集、内田さんのこれまでの講演やブログなどから「図書館と書物」についての話を集めて、韓国で出版されました。その日本語版の出版が「音楽本」を出しているアルテスパブリッシング、というのもちょっとふしぎ(?)でおもしろい。内容ももちろんおもしろいです!最近、経済優先でずっときているのが今のいろんな問題をつくっているよなあと思っていたので、リンクする話がたくさんあって、今読めてよかったです。

さて、次の読むロバの会は、7月19日(金)の15時から16時ごろまでやります。
読書空間と読書時間を共有する読書会です。
読みたい本を持って(店頭で買ってくださっても!)どうぞお気軽にご参加ください。
ご予約不要です。

読むロバの会の日

でした。
参加者は2名。

それぞれに読んでおられたのは、
サーシャ・バイン(高見浩訳)『心を強くする 「世界一のメンタル」50のルール』
米澤穂信『夏季限定 トロピカルパフェ事件』

『心を強くする』は、プロテニスプレーヤー・大坂なおみさんの元コーチによる一冊。メンタルが弱いほうなので少しでも強くなれるヒントがあったら、と思って読み始めたそうです。嫌なことがあって、「気にしなければいい、と言われても、すごく気になってしまう。気持ちを切り替えることが難しい」とのこと。それは大なり小なり、みんなそうですよねえ、難しいですよねえ、と少しおしゃべり。

『夏季限定 トロピカルパフェ事件』は、米澤穂信の小市民シリーズ・ミステリーの一冊。「『冬季限定』が発売になったのだけど、かなり久しぶりに出たので既刊の内容を忘れてしまっていて、その新刊を読むためにシリーズを再読中」とのこと。今日は暑かったので、つい「トロピカルパフェ食べたい」と思ってしまいました(笑)。

わたしは、チャールズ・ブコウスキー(都甲幸治訳)『勝手に生きろ!』を。河出文庫ですが、新装版が出たので、店頭にあった前の装丁版を自分で買うことにして読み始めました。久しぶりにこういう感じの小説を読むので、なんだか新鮮です。主人公がずっとお酒を飲んでいるし、今日は暑いしで、読書会終了後に『夏季限定 トロピカルパフェ事件』を読んでいた人と近所のCASPOLLさんへクラフトビールを立ち飲みしに行ってしまいました。営業中にすみませんー(明るいうちからのビール、最高!)

さて、次の「読むロバの会」は6月20日(木)15時から16時ごろまでやります。
各自で黙って本を読む、読書空間と読書時間を共有する読書会です。
ご予約不要です。お気軽にどうぞ。
これからの季節、読書会のあとはCASPOLLでビール、おすすめです!

読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、『ユリイカ2019年5月臨時増刊号「橋本治」』。緊急追悼特集として当時出された一冊で、過去のインタビューや、橋本治さんと親しかった方々が寄せた文章などを読むことができます。「神奈川近代文学館でやっている特別展『帰って来た橋本治展』へ行く予定で、その前に読んでおこうと思って」とのこと。

わたしは、ペク・スリン(カン・バンファ訳)『夏のヴィラ』を。わたしにしては久しぶりの韓国文学。8タイトルがおさめられた短編集で、今日はその中から表題作の「夏のヴィラ」を読みました。余談ですが、ペク・スリン作品、今年3月に韓国へ行った際、ハングルで書かれた原書を1冊買ってきてあるので、それを自力で読むのが今年(!)の目標です。

次の読むロバの会は、5月29日(水)15時から16時ごろまでやります。
読書時間と読書空間を共有する読書会、ご予約不要ですので、ご都合ついたらお気軽にいらしてくださいね。

読むロバの会の日

でした(昨日ですが)。
ゴールデンウィークに入って、いつも以上に静かな週末。
参加者は1名でした。

読んでおられたのは、滝口悠生『高架線』。
前回、植本一子と滝口悠生の往復書簡『さびしさについて』を読んでおもしろかったので、図書館で借りてみたのだそう。
『高架線』は長編小説。出るときには次の入居者を探してくることがきまりになっている古いアパートが舞台で、「○○(名前)です。」「××です。」と語り手を変えながら、ずっとその語りだけで展開していく物語らしく、「これ、すごくおもしろい!」とのこと。
読んでみたくなりました。

わたしは、朴沙羅『家(チベ)の歴史を書く』を。社会学者で、在日コリアン二世の父と日本人の母をもつ著者が、在日一世の伯父や伯母にインタビューして書いた一冊。第一章にまず「生活史を書く」という考察があり、そこからすでにおもしろく読み始めました。ちょうど今、ヒマールから出しているh+ bookletシリーズの2冊目になるインタビュー音源を文字起こししているところで、それがなんとなく「生活史を書くのと近いな」と思ったり、あとハン・ガンさんの『別れを告げない』を読み始めたところで、「どちらにも済州島四・三事件のことが書かれているな」と思ったりしながら読んでいます。
『高架線』を読んでいた人が、「『高架線』は小説だけど、これも生活史みたい」と言って、わたしたちはいつも読む本を事前に相談したりはしないけど、そういえばリンクしていることが多いな、と思いました。

さて、次の読むロバの会は5月3日(金・祝)15時から16時ごろまでやります。
ゴールデンウィークにゆっくり本を読みませんか?
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
読みたい本を持ってくるか、店頭でご購入ください(選書のお手伝いもいたします)。
ご予約不要、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
途中参加・途中退場もOKですので、10分でも1時間でも本を読んでいってください。
週1ペースで開催していて、曜日や時間帯のリクエストも大歓迎です。ぜひ。

読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、『「その他の外国文学」の翻訳者』。
図書館や書店などで「その他の外国文学」として棚にまとめられる、日本語に翻訳され紹介されることの少ない、つまりは学習者が少ない言語で書かれた外国文学の、翻訳者へのインタビュー集。今日の読書会中には、丹羽京子さん(ベンガル語)、吉田栄人さん(マヤ語)、青木順子さん(ノルウェー語)へのインタビューを読まれたそうです。日本でその言語の翻訳者はその人一人だけ、という方もいて「おもしろすぎる」とのこと。翻訳者がいてこそさまざまな国の作品を読むことができるので、読者としてはとてもありがたい存在だし、マイナーな言語を学ぶのってたのしんだよなあ、とお話を聞きながら(わたしも広東語とハングルを学んでいます)。

わたしは、ハン・ミファ著(渡辺麻土香訳/石橋毅史解説)『韓国の「街の本屋」の生存探究」を。昨年のK-BOOKフェア参加店から「飾り付けコンクール」の優秀賞に選ばれたごほうびで、「韓国の書店を巡る旅」にご招待いただいたので、行く前に韓国の書店事情を少しでも知っておきたいと思って読み始めました。まだ途中ですが、日本と似ているところもあったり違うところもあったり、書店としてのヒマールをこれからどうしていくか考えているところでもあるので参考になる点も多く、とてもおもしろく読んでいます。ソウルで案内していただける予定の書店も紹介されていて、ますます訪問がたのしみになっています!

さて、次の読むロバの会は2月8日(木)17時から18時ごろまでやります。
夕方遅めのほうがご都合のいい方、ぜひご参加ください。

各自で読みたい本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
ご予約不要です。お気軽にどうぞ。