2024.9/25(水)

ついに秋がやってきて(と言っても最高気温は30度ですが…)、今週の営業が始まりました。
今日は18時から「読むロバの会(読書会)」でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは前回に続いて、京極夏彦の「百鬼夜行」に登場する探偵・榎木津礼二郎のシリーズより『文庫版 百器徒然袋 風』。
中篇が3つおさめられた、とても分厚い文庫本。
今日の読書時間ではちょうど1つめのクライマックスを読まれたそうで、「榎木津さんが大暴れしてくれて、今日も爽快!」とのことです。

わたしは、トンマーゾ・ピンチョ(二宮大輔訳)『ぼくがエイリアンだったころ』を。2章の終わりまで読み進みました。
トンマーゾ・ピンチョはイタリアの作家で、イタリア語で書かれた小説なので、イタリア文学ということになるかと思いますが、物語の舞台はアメリカで、内容も特にイタリア感(?)はありません(今のところ)。
作者のピンチョは、20代で画家を志してニューヨークに渡り、その後イタリアに帰国して作家になったそうで、当時のアメリカの文化にかなり影響を受けている……というか、大好きなんだな!ということは、作家名がトマス・ピンチョンに似ていることからもわかるし、カート・コバーンらしき人物が登場したり、映画「ボディ・スナッチャー」やウィリアム・S・バロウズの本が出てきたりすることからも感じられます。
この先どう展開するのか、まだ全然わからないので、たのしみに読みたいと思います!

実は、まもなく10月6日(土)に、この本の翻訳者・二宮大輔さんが広島へライブ(!)をしに来られるそうで、本が出たばかりのタイミングなので本の話も……となったそうで、ちょっと乗りかかった船というか企画の久保モリソンさんにうまく乗せられて、ライブの合間に一緒に本の話をさせてもらうことになりました。
あまり人前で話す機会がないもので緊張しますが、ご一緒する「ほんのみせマドカラ」の高橋ひろえさんは、先日、読むロバの会に参加してくださって、すでにいろいろおしゃべりした間柄なので心強いですし、ライブに出演される山広朋実さんも店に遊びに来てくださったことがありますし、モリソンさんはレコードを買いに来てくださるし、なので安心して、トークで出演するというよりも、二宮さんと山広さんとモリソンさんのライブをたのしみに、高橋さんとの再会をたのしみに、久々の「本と自由」の空間をたのしみに、伺おうと思ってます。
ご都合つく方、よかったら一緒にライブをたのしみましょうー。
横川・本と自由で、10/6(土)18時から、2,000円+1オーダーです。

さて、次の読むロバの会は10月5日(土)15時から16時ごろまでやります。
各自で読みたい本を黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本をお互いに見せ合っています。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
15時からの日と、18時からの日があります。
ご都合つく日に、どうぞお気軽にご参加くださいね。

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