予告編でお伝えしましたが。
今週月曜火曜と、益子へ行ってきました。
旅の友は、「一緒に行きます!」とくっついてきた(!?)yutaさん。
……いや、yutaさんがいなかったら近藤さんとのご縁もあったかどうかわからないのですから、いじわる言わずに感謝しなくてはね。
お天気は快晴。
絶好のドライブ日和。
益子まで車を飛ばし、まずは近藤康弘さんの工房へ。
車を降りた瞬間、草木のいい香り。
うぐいすも鳴いています。
春の陽射しですが空気はまだ冷たくて、あっという間に暖かくなる薪ストーブに群がる我々(苦笑)。
ひと休みしたら、近藤さんも誘って渡辺キエさんの工房へ。
長年ウチで愛用しているキエさんの器、ここでつくられたのかー、と思うと感慨深い。
キエさんがここで、ラジオを聞きながら、ときどきコーヒーを飲んで一服したりしながら、製作している日々を想像して、器もキエさんのこともまた好きになった。
焼き物の器といっても、キエさんは型でつくる磁器、近藤さんはろくろでつくる陶器。
その違いがお二人の会話からちらっと知れたのもおもしろかったです。
お好み焼きを食べて、ロマンチックな(!?)日帰り温泉につかって。
翌日は近藤さんの工房を見せていただきました。
yutaさんからのリクエストで、ろくろをまわしてくださった近藤さん。
近藤さんは、足で蹴る「蹴ろくろ」を使っておられます。
手元に魅せられ、足さばきに惹かれ、どっちも見逃せなくて、「はあ」とか「ほう」とか感嘆のため息ばかりが出ます。
土をとってきて粘土をつくるところから、本焼きして完成するまで、いくつもの工程があること。
知識としては知っていたけれど、あらためて、ひとつの器ができるまでの手間と労力を実感としてわかった気がします。
とても貴重な機会でした。
近藤さん、キエさん、旅につきあってくれたyutaさんも、ありがとうございました。
近藤さんとキエさんの器、そしてyutaさんのアクセサリーも、これから新たに始める店でお取り扱いさせていただくことになりました。
物になるまでのこと、物の背景も含めて、お客様に届けていきたいと思っています。
益子からの帰り道、近藤さんおすすめの佐野ラーメンを食べました。
びっくりするほどおいしかった!
……で、益子旅を終えた翌々日、走り慣れた約850kmをブーンと飛ばして、夕べから山口におります。
引っ越し前、最後の準備のため。
今日は、広島県の呉市というところまで、ネットオークションで落札した椅子を引き取りに行きました。
我ながら、大移動だなあ。