2024.10/13(日)

はじめての、「アイリッシュなロバの会(アイルランド音楽を演奏してたのしむ会)」をやりました。

ティンホイッスル2人。
コンサーティーナ1人。
ブズーキ1人。
以上の4人、プラス見学1人で、初回はベタに「ダウン・バイ・ザ・サリーガーデン」を練習しました。
ティンホイッスルは2人とも、数週間前に初めてティンホイッスルを入手したばかり。
コンサーティーナ(ヒマールじゅんこ)はレパートリー5曲ぐらいの超初心者。
ブズーキ(ヒマールふみとし)も初心者レベル。
ですが、みんなで合わせてみると、ふしぎとそれっぽく(笑)なり、かなりたのしいです!
初心者なりに、曲に合わせて感情をこめて演奏することを意識してみたり、とても有意義なセシューン(セッション)でした!!

見学の方も「たのしかった!」と言ってくださり、参加メンバー増えました!
コンサーティーナをやってみたいそうです(探してます!)。

ティンホイッスルの1人は、今日の午前中フリーマーケットへ行ってみたら、ヴァイオリン教室を閉じられた方が大量のヴァイオリンを格安で出品されていたとかで、このタイミングでヴァイオリンをゲット!
早くもティンホイッスルからフィドルに転向!?するかもしれません!!

次回に向けて、引き続き「サリーガーデン」は各自練習して、さらに次の課題曲として「ケッシュジグ/Kesh Jig」も練習してくることにしました。
毎回1曲ずつ、レパートリーを増やしていく作戦です。

次回は11月17日(日)15時からやります。
「アイリッシュなロバの会」は、アイルランドの伝統音楽(トラッド)を毎回ひとつかふたつ、知って、覚えて、いっしょに演奏してみる会です。
ティンホイッスル、フルート、フィドル(ヴァイオリン)、ブズーキ、マンドリン、ギター、バンジョー、コンサーティーナなど、セシューン(アイリッシュのセッション)で演奏される楽器を各自でご用意のうえご参加ください。
ご予約なしでも参加できますが、参加前にご連絡いただけたら、次の回の練習曲を先に聴いておいていただけるようにお伝えします(メール info@himaar.com でどうぞ)。
参加費のかわりに、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いします。

アイルランドの伝統音楽に初めてふれる人も大好きな人も、楽器の演奏に慣れている人も初心者も、いっしょにたのしく演奏しましょう。

2024.10.10(木)

今日は18時から「つまびくロバの会(ギター練習会)」でした。

今日は、リズムをキープしつつスムーズにコードチェンジ(ハイコードではなく)する練習を中心にやったOさん。
過去に何度も挫折した曲でD→D/C#→Bmのコード進行を(ハイコードではなく)なんとか克服できそうな気がしてきたヒマールじゅんこ。
そんなふたりをあたたかく見守るヒマールふみとし。
以上の3人で1時間ほど練習して、なんとなくおしゃべりしていたところで……
’65年のフェンダー・ストラトキャスターを抱えたTさん登場!
貴重なギターを弾かせてもらって、みんな緊張しました!!

次のつまびくロバの会は、10月17日(木)18時ごろからやります。
ギターを練習したい方、ギター持参でお集まりください!

2024.10/9(水)

読むロバの会の日でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、梨木香歩『f植物園の巣穴』。
「最近、ブライアン・エヴンソン(柴田元幸訳註)の『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』を読んだら、その中でエヴンソンが、本は何回も読むものだ、というようなことを書いていて、その通りだな!と思って」読んだことのある本を思いつくままに再読し中なのだそう。『f植物園の巣穴』、「やっぱりおもしろい」そして「いろいろ発見がある」とのことです。

わたしは、イ・チャンドン(中野宣子訳)『鹿川(ノクチョン)は糞に塗れて』を。
イ・チャンドン監督の映画作品は「ペパーミント.キャンディー」など観たことがありますが、映画監督の前に小説家だったとは知りませんでした。
これは表題作を含む中短篇集ですが、「映画の仕事を始める転換点になったとも言える小説」とのこと。
今日の読書時間では表題作を途中まで読みましたが、ちょっと笑えたりせつなかったり、読んでいて映画化された映像が浮かんでくるようでした。

次の読むロバの会は10月17日(木)15時から16時ごろまでやります。
各自で読みたい本を黙って読み、最後に読んでいた本を紹介し合う、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
ご都合ついたら、どうぞお気軽にご参加くださいね。

2024.10/5(土)

読むロバの会の日でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは『文豪ノ怪談ジュニア・セレクション 「夢」夏目漱石・芥川龍之介ほか』。
「夢」のほかに「恋」「呪」「霊」「影」などがシリーズにあり、テーマごとにピックアップされた日本の文豪たちによる怪談・怪奇小説を一冊でいろいろと読むことができる、ジュニア向けのアンソロジーです。編纂は東雅夫さん。挿し絵もよい感じでした。

わたしは、アダニーヤ・シブリー(山本薫訳)『とるに足りない細部』を。
1949年ナクバの渦中に起きたイスラエル軍によるベドウィン少女のレイプ殺人(実際にあった事件)と、2004年になってたまたまその記事を目にして事件の痕跡を辿っていくことになったパレスチナ人女性(作者か?)を描いた小説……ということで、読んでおきたいと思っていた一冊を今日ようやく手にしました。が、読み始めてすぐにご来店があったりして、今日の読書時間ではほとんど読めなかったので、またあらためて読みます。

さて、次の読むロバの会は10月9日(水)18時から19時ごろまでやります。
夜の回です、お仕事終わりの方、ぜひ。
読むロバの会は、読みたい本を各自で黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。本はご持参いただいても、店頭で買ってくださっても。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
どうぞお気軽にいらしてくださいね。

2024.10/3(木)

18時から、つまびくロバの会(ギター練習会)をやりました。
雨だとギターを持ってくるのがたいへんですよね。なんとか小雨でよかった。

まさしく本日!初めてのマイギターをゲットしたNさん。
今日はハイコードを集中的に練習したOさん。
VINCENTの試奏会(何年前だ!?)に来てくださった、つまびく会は初参加のTさん(先生登場!)。
Tさんのギターを借りて「ローズ(木の種類)は香りがいいなあ。ローズのギターほしいなあ」と、またおそろしいことを言っていたヒマールふみとし。
みんながアコギを交換して弾いているのを見てちょっと寂しかった、ひとりエレキのヒマールじゅんこ。
参加者は以上の5人でした。
着々と参加者も増え、3回目にしてすごく盛り上がってるじゃないですか!ギター練習会!
来春には発表会を開こうと今日決めました。
目標があるとモチベーションがあがりますもんね!

次回はまた来週の木曜、10月10日の18時ごろからやります。
いっしょにギターを練習したい方はどうぞご参加ください。

つまびくロバの会は、初心者を中心にしたギター練習会です。
教室ではないので指導者はいません。集まってたのしく練習を続けることを目標としています。上級者は、初心者を温かく見守り、やさしくアドバイスしてあげてくださいね。
ご予約は不要。参加費のかわりに、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いします。



2024.9/26(木)

今日も日中は暑かった……
18時から、2回目のつまびくロバの会(ギター練習会)をやりました。

早くも購入するギターを決めたNさん!
コートニー・バーネットに憧れてギターを始めたので、かたくなにエレキを指で弾くヒマールじゅんこ。
Nさんが借りているギターを弾かせてもらい「大きいギターは大きい音が出て楽しいな!」と、また怖いことを言い出したヒマールふみとし。
参加者は以上の3人でした。
途中、お互いのギターを交換して弾いてみたりもしながら、各自のペースで1時間ちょっと練習しました。今日もたのしかった!

次回はまた来週の木曜、10月3日の18時ごろからやります。
一緒にギターを練習したい方はどうぞご参加ください。

つまびくロバの会は、初心者を中心にしたギター練習会です。
教室ではないので指導者はいません。集まってたのしく練習を続けることを目標としています。上級者は、初心者を温かく見守り、やさしくアドバイスしてあげてくださいね。
ご予約は不要。参加費のかわりに、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いします。


2024.9/25(水)

ついに秋がやってきて(と言っても最高気温は30度ですが…)、今週の営業が始まりました。
今日は18時から「読むロバの会(読書会)」でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは前回に続いて、京極夏彦の「百鬼夜行」に登場する探偵・榎木津礼二郎のシリーズより『文庫版 百器徒然袋 風』。
中篇が3つおさめられた、とても分厚い文庫本。
今日の読書時間ではちょうど1つめのクライマックスを読まれたそうで、「榎木津さんが大暴れしてくれて、今日も爽快!」とのことです。

わたしは、トンマーゾ・ピンチョ(二宮大輔訳)『ぼくがエイリアンだったころ』を。2章の終わりまで読み進みました。
トンマーゾ・ピンチョはイタリアの作家で、イタリア語で書かれた小説なので、イタリア文学ということになるかと思いますが、物語の舞台はアメリカで、内容も特にイタリア感(?)はありません(今のところ)。
作者のピンチョは、20代で画家を志してニューヨークに渡り、その後イタリアに帰国して作家になったそうで、当時のアメリカの文化にかなり影響を受けている……というか、大好きなんだな!ということは、作家名がトマス・ピンチョンに似ていることからもわかるし、カート・コバーンらしき人物が登場したり、映画「ボディ・スナッチャー」やウィリアム・S・バロウズの本が出てきたりすることからも感じられます。
この先どう展開するのか、まだ全然わからないので、たのしみに読みたいと思います!

実は、まもなく10月6日(土)に、この本の翻訳者・二宮大輔さんが広島へライブ(!)をしに来られるそうで、本が出たばかりのタイミングなので本の話も……となったそうで、ちょっと乗りかかった船というか企画の久保モリソンさんにうまく乗せられて、ライブの合間に一緒に本の話をさせてもらうことになりました。
あまり人前で話す機会がないもので緊張しますが、ご一緒する「ほんのみせマドカラ」の高橋ひろえさんは、先日、読むロバの会に参加してくださって、すでにいろいろおしゃべりした間柄なので心強いですし、ライブに出演される山広朋実さんも店に遊びに来てくださったことがありますし、モリソンさんはレコードを買いに来てくださるし、なので安心して、トークで出演するというよりも、二宮さんと山広さんとモリソンさんのライブをたのしみに、高橋さんとの再会をたのしみに、久々の「本と自由」の空間をたのしみに、伺おうと思ってます。
ご都合つく方、よかったら一緒にライブをたのしみましょうー。
横川・本と自由で、10/6(土)18時から、2,000円+1オーダーです。

さて、次の読むロバの会は10月5日(土)15時から16時ごろまでやります。
各自で読みたい本を黙って読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本をお互いに見せ合っています。
ご予約は不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
15時からの日と、18時からの日があります。
ご都合つく日に、どうぞお気軽にご参加くださいね。

2024.9/19(木)

読むロバの会(読書会)とつまびくロバの会(ギター練習会)、ダブルヘッダーの日でした。

まずは15時から、読むロバの会。
参加者は1名。
読んでおられたのは、京極夏彦『百器徒然袋 雨』。
百鬼夜行シリーズのスピンオフ、探偵・榎木津礼二郎を主人公にした作品だそうで、「あまりにも暑すぎるので、爽快な作品を読みたくて!」とのこと。とても分厚い文庫版ですが、「おもしろすぎて、あっという間に読んでしまう」「悪をこらしめる装置を考えているところが特におもしろい」「スカッとする!」と。
「榎木津がほんとにいたらいいのに!」「悪をこらしめてほしいね!」と言い合いました。

わたしは、奈倉有里『文化の脱走兵』を。奈倉さんはロシア文学研究者・翻訳者。エッセイ集ですが、ロシアの作家の言葉や詩人の作品もたくさん引用されています。
奈倉さんが訪露の際に聞いて救われ、この数年繰り返し思いだしているという、「国や政府とは、その行政単位に暮らす人々や、その国にかかわる人の人権を守るためだけに存在する最低限の必要悪であるべき」との言葉、今日は特にわたしの心に強く響きました。

そして18時から、つまびくロバの会。
今日が1回目の、ギター練習会です。
チューニングをするのも初めて、借りたギターで参加のNさん。
1年前からギターの練習を続けているOさん。
三日坊主を繰り返しているわたくしヒマールじゅんこ。
参加者の中では一番ギター歴が長い(けど、弾くより買うほうが得意)ヒマールふみとし。
4人で練習をスタートしました。1時間あっという間!
わたしは久しぶりにギターを弾いて、すっかり指が痛くなっています……。

さて、次の読むロバの会は9月25日(水)18時から。
次のつまびくロバの会は9月26日(木)18時から。
どちらもご予約不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。
ご質問などもお気軽に、コメント欄、店頭などでどうぞ。

2024.9/13(金)

13日の金曜日、18時から、読むロバの会の日でした。

参加者は1名。
読んでおられたのは、ステファン・テメルソン(大久保譲訳)『缶詰サーディンの謎』。
若島正・横山茂雄 責任編集で国書刊行会から出版されている〈ドーキー・アーカイヴ〉という新海外文学シリーズの最新配本、8冊目。ドーキー・アーカイヴは、「知られざる傑作、埋もれた異色作を、ジャンルや年代を問わず、本邦初訳作品を中心に紹介するシリーズだそうで、この『缶詰サーディンの謎』も、ポーランドの前衛作家ステファン・テメルソンを日本に初めて紹介する長篇作品となるそうです。
「5章まで読んだけど。こんな話……というふうに説明できない! いろんなことが起きているんだけど、それぞれがどうつながって、これからどうなっていくのか、まったく想像もつかない!」とのこと。読みでがありそうですねえ。
「ドーキー・アーカイヴの1冊目も持っていて、シリーズ名の由来が確かあったと思うのだけれど、思い出せない……」そうです。

わたしは、ともだちが以前この時間に読んでいた『どこか、安心できる場所で 新しいイタリアの文学』を借りて、先日から読んでいます。〈いま〉のイタリア文学の複数の作家の作品を集めた短篇集で、今日の読書会の時間ではイジャーバ・シェーゴ(飯田亮介訳)「わたしは誰?」を読みました。
〈いま〉の日本文学、と言ってもさまざまなジャンルや作風などがあるように、〈いま〉のイタリア文学もそれぞれ、さまざまだということがよくわかります。収録順に読んでいますが、どれも、それぞれにとてもいいです! 味わいが違いながら読みやすい作品が集められているなあと感じます。おすすめ!
この本も、『缶詰サーディンの謎』と同じく、国書刊行会の出版。「国書刊行会、すごいよね」と帰り際に言い合いました。ほんと、おもしろい海外文学をこうして次々に読ませてくれて、すごくありがたいです。

さて、次の読むロバの会は9月19日(木)15時から16時ごろまでやります。
読むロバの会は、それぞれに黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要。
参加費のかわりに、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
ご都合つく方、どうぞお気軽にご参加ください。

2024.9/4(水)

読むロバの会の日でした。
参加者は2名。
それぞれに読んでおられたのは……
小山さんノートワークショップ編『小山さんノート』
ディーノ・ブッツァーティ(長野徹訳)『魔法にかかった男』

『小山さんノート』は、「小山さん」と呼ばれたホームレスの女性が遺した膨大な文章、80冊にも及ぶ手書きのノートを、複数の人たち(ワークショップメンバー)が集まって8年の歳月をかけてテキストデータ化し、編集して一冊にまとめられた本です。わたしも以前、この会の時間に読んだことがあります。
「暴力を受けていて読むのも苦しいけど、読みたいと思って」「初めて参加したけど、そばで誰かが読んでいると自分も読まなきゃと思うのか、集中して読めた」「だいぶ読めたので、がんばって最後まで読みたいです」とのこと。

『魔法にかかった男』は、現代イタリア文学を代表する作家のひとり、ブッツァーティの短篇集。「超短篇、ショートショートと言っていいくらいの短い作品が多い。ちょっと星新一作品みたいな感じ。だけど、SFではなくて……」と一つの物語のあらすじを紹介してくれました。
「子ども向けのお話も書いている」とのことで、「カルヴィーノ(以前、課題図書を読むロバの会で『見えない都市』を読んだ)もそうよね?」とわたしが言うと、「カルヴィーノはおしゃれな感じ。ブッツァーティは説教くさい」とのこと(笑)。

わたしは、佐々涼子『エンド・オブ・ライフ』を。友人にすすめられて随分前に購入していたもののなかなか気分が向かず、しばらく積ん読になっていましたが、佐々さんが亡くなられたと知り、今日、読み始めました。訪問診療でおもに終末医療に携わる、京都の診療所を取材したノンフィクションです。
まだ前半部分しか読めていませんが、いまのところ、「在宅医療は素晴らしいですよ」という言葉に佐々さんはまったく頷けず、看護師たちにも「家で看取られたいですか?」と聞いています。取材を通して、佐々さんの気持ちは変わっていくのだろうか、佐々さんは脳腫瘍でなくなったそうだけれど……と思いながら読んでいます。

さて、次の読むロバの会は、9月13日(金)18時から19時ごろまでやります。
お仕事帰りの方も、ぜひいらしてください。18時すぎて、途中からの参加も遠慮なくどうぞ。
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に、その日読んでいた本を見せ合っています。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
ご予約は不要ですので、ご都合ついたらお気軽にご参加ください(15時からやる日もあります)。