多謝!リクオLIVE 2024

リクオ&ピアノ 2024 at 岩国ヒマール

いや〜、もう!ほんっとうに最高のライブ!!!!!
めちゃくちゃいい夜でした!!!!!

帰り際に挨拶や言葉を交わさせてもらったときのみなさんの、楽しそうな幸せそうなお顔!
思い出しては、こちらもまた幸せな気持ちになっている今日です。
ご近所の方だけでなく、大島や防府や、広島方面や大阪方面(!)からもたくさんご来場くださり!!
いい時間と空間を一緒につくってくださって、ほんとうにありがとうございました!!!

6月5日発売のリクオさん新譜『リアル』の先行発売もあり、ほぼ全員(全家庭)では!?と思われる枚数が売れていました。すごい!(もちろん!わたしも買いましたー!)
リクオさんはこの新譜を「エンターテインメントと社会性の両立を意識してつくった」と話されていましたが、この日のライブもまさにそれ!でした。
すごく楽しくて、でもその楽しさは現実の問題から目を背けるためのものではなくて、現実の問題に立ち向かっていくエネルギーを沸き立たせてくれるような楽しさ。
そんなふうにわたしは感じました。

写真はすべて、ナガツカアキラさんの撮影です。いつもありがとう!
そしてこの日のライブ前、朝には広島のRCCラジオ「週末ナチュラリスト」にリクオさん生出演があったのですが、そこからヒマールまでリクオさんを連れて来てくださりライブも観て行ってくださった、ちくりんさん&りょーじさん、ありがとうございました!&おつかれさまでした!

リクオさん、今回も素晴らしいライブを届けてくださって、ほんとうにありがとうございました!
次回を楽しみに、店のことやら体調管理やらいろいろ、引き続きがんばりますー!

ライブのあとで、一昨年出版させてもらったリクオさんの初書籍『流さない言葉① ピアノマンつぶやく』、②に向けての話もできました。
またおもしろい一冊をつくりますので、楽しみに待っていてください!

昨年11月に出したブックレットシリーズの01『ミュージシャン 中川敬とリクオにきく 音楽と政治と暮らし』、まだお読みでない方はぜひ!
サクッと読める(けど内容は濃い!)50ページ500円のポケットサイズの冊子です。
(ちなみに、シリーズ02を5月中に刊行予定です。)

リクオさんの新譜『リアル』は、発売日に向けて各ライブ会場で先行発売されているほか、Hello Recordsの通販サイトでの予約販売受付も始まってます。
ソロライブの弾き語りで聴いていた新曲たちがHOBO HOUSE BANDのバンドサウンドで聴けてかっこいいし、中村佳穂さんとの共作もめっちゃいいので、みなさんに聴いて欲しいです!!


読むロバの会の日

でした。
ようやく気持ちよく晴れた気がする祝日。
晴れても降っても「読書日和だなあ」と思ってしまうのはなぜでしょうか。

参加者は1名。
読んでおられたのは、朴沙羅『ヘルシンキ 生活の練習』。
二人の小さな子どもとフィンランドへ移住した著者による、現地からの生活レポート。朴沙羅さんは、前回私が読んでいた『家(チベ)の歴史を書く』の著者でもある社会学者です。
「日本と全然違うことが多いんだけど、比較してどちらがいいかということではなく書かれているのがいい」とのこと。

わたしは、佐藤功『憲法と君たち』を。今日は憲法記念日なので。
現在の憲法制定に関わった著者が、中学生ぐらいの読者へ向けて「憲法とはなにか」をやさしく語ってくれる一冊。1955年に書かれた本の復刻新装版です。
こういう話はとても大事だけど忘れてしまいがちなので、何度も繰り返し読んだり聞いたりしたほうがよいなと思いました。大人にもおすすめです。

参加してくれた人もわたしも、「今日はポール・オースターの本を読もうかと思ったけど、なんとなく手がのびなかったんだよね」とお互いに言い合った別れ際。
もう新しい作品が発表されることはないけれど、日本語訳で出される新作をたのしみに待ちながら、既刊もまたゆっくり再読したいと思っています。

さて、次の読むロバの会はちょっと先、5月16日(木)15時から16時ごろまでやります。
読みたい本を持っていらしてください(または店頭で買ってください)。
読むロバの会は読書空間と読書時間を共有する読書会です。
ご予約不要ですので、お気軽にいらしてくださいね。

読むロバの会の日

でした(昨日ですが)。
ゴールデンウィークに入って、いつも以上に静かな週末。
参加者は1名でした。

読んでおられたのは、滝口悠生『高架線』。
前回、植本一子と滝口悠生の往復書簡『さびしさについて』を読んでおもしろかったので、図書館で借りてみたのだそう。
『高架線』は長編小説。出るときには次の入居者を探してくることがきまりになっている古いアパートが舞台で、「○○(名前)です。」「××です。」と語り手を変えながら、ずっとその語りだけで展開していく物語らしく、「これ、すごくおもしろい!」とのこと。
読んでみたくなりました。

わたしは、朴沙羅『家(チベ)の歴史を書く』を。社会学者で、在日コリアン二世の父と日本人の母をもつ著者が、在日一世の伯父や伯母にインタビューして書いた一冊。第一章にまず「生活史を書く」という考察があり、そこからすでにおもしろく読み始めました。ちょうど今、ヒマールから出しているh+ bookletシリーズの2冊目になるインタビュー音源を文字起こししているところで、それがなんとなく「生活史を書くのと近いな」と思ったり、あとハン・ガンさんの『別れを告げない』を読み始めたところで、「どちらにも済州島四・三事件のことが書かれているな」と思ったりしながら読んでいます。
『高架線』を読んでいた人が、「『高架線』は小説だけど、これも生活史みたい」と言って、わたしたちはいつも読む本を事前に相談したりはしないけど、そういえばリンクしていることが多いな、と思いました。

さて、次の読むロバの会は5月3日(金・祝)15時から16時ごろまでやります。
ゴールデンウィークにゆっくり本を読みませんか?
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
読みたい本を持ってくるか、店頭でご購入ください(選書のお手伝いもいたします)。
ご予約不要、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
途中参加・途中退場もOKですので、10分でも1時間でも本を読んでいってください。
週1ペースで開催していて、曜日や時間帯のリクエストも大歓迎です。ぜひ。

読むロバの会の日

でした。
参加者は2名。
それぞれに読んでおられたのは……
チェ・ギュソク(加藤直樹訳)『沸点 ソウル・オン・ザ・ストリート』
植本一子・滝口悠生『さびしさについて』

『沸点』はコミックで、1985年のソウル、韓国民主化運動を描いた群像劇。読書会の日とは知らず来店された方に「本を読んでいきませんか?」と声をかけてみたところ、「30分くらいなら」とのことで、短い時間でも漫画だったら入り込んで読んでもらえるかなと思っておすすめしてみました。帰り際に「これ、おもしろいです! ちょうどアナーキズムについて勉強しているところなんです」と。おー、そうでしたか! 知らずにおすすめしましたが、おもしろく読んでもらえて、読書会に初参加していただけてよかったです!

『さびしさについて』は、写真家と小説家、ふたりの往復書簡。写真家の植本一子さんはエッセイも多く書かれているので、ふたりの共通点である文章を書くということ、また子どもについてのやりとりがとてもいい、とのこと。奈良にある「ほんの入り口 とほん」が選書して送ってくれる「本の定期便」で今日届いたばかりの本だそうです。

わたしは、呉明益(天野健太郎訳)『歩道橋の魔術師』を。台北にあった中華商場(3階建てのアパートのような建物が何棟も並んで建ち、そこにさまざまな店が1,000軒近く入っている、現在で言うところのショッピングモール。だけど、各店の奥や屋根裏のような狭いスペースにはその店を経営する家族たちが暮らしている)を舞台にした連作小説。棟と棟をつなぐ歩道橋上にマジックを見せながら手品のグッズを売っている魔術師がいて、どの話にも登場します。1980年前後に商場で生活していた少年少女が、大人になって当時を思い出して語る話がどれもおもしろくて、わたしは当時の台湾のことなど全然知らないし台湾へ行ったこともないのに、読んでいてすごく懐かしいし台湾の空気を感じるのがふしぎです。

さて、次の読むロバの会は、4月27日(土)15時から16時ごろまでやります。
各自で好きな本を読み、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要ですので、どうぞお気軽にご参加ください。

多謝!中川敬ソロLIVE

日曜に開催した中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)ソロライブ、ご来場くださったみなさん、ありがとうございました!

ニューエスト・モデル時代の名曲から、できあがったばかりの新曲、リクエストに応えてのカバー曲まで!
中川敬〈58回目の降臨祭〉らしく、盛り沢山の魅力的なセットリストでたっぷり2時間半!
よい夜になりました!!!

昨夏にリクオさんとの「うたのありか」で初めてお迎えした中川さん、今回は初めてソロのワンマンライブでお迎えしました。
中川さん自身、バンドでもソロでも山口県ではライブをしたことがなかったそうで、ついに実現した山口県初ライブ!でもありました(あとは秋田県と栃木県がまだ、だそうですよ。秋田と栃木のみなさん、ぜひ〜)。

実は、ヒマールはニューエスト・モデルのファンで、ソウル・フラワー・ユニオンになってからも何度もライブを観に行っているのですが。
中川さんのソロライブを観るようになって気づいたのは、バンドは圧倒的にサウンドに惹かれてライブに行ったり聴いたりしていたんだな、ということ。あらためてそう気づかされるくらい、中川敬ソロのライブやアルバムでは、うた、歌詞に心を動かされています。メロディーが胸の奥のほうにまで響いてくるなあ、と。
中川さんの歌声とギター、力強くて、だけどめちゃくちゃやさしくて、元気が出る!と思いながら観せてもらった今回のライブでした。

撮影はナガツカアキラさんです。いつもありがとう!
スタッフとして手伝ってくれた妹も、いつもありがとう。

中川敬さん、素敵なライブを届けてくださってありがとうございました!
ライブ前後にたくさんお話できたことも嬉しかったです!!
体力をはじめとしてこちらもまだまだいろいろ頑張りますので、ぜひまたライブにいらしてください。お待ちしています!

さあ、ヒマールでのライブ、次は来月、5月11日(土)にリクオさんをお迎えしますよー!
今回来られた方も、来られなかった方も、みなさんご都合つけてぜひ!ご予約絶賛受付中です。

昨年の「うたのありか」のときに中川さんとリクオさんにインタビューさせてもらった小冊子、h+ booklet 01『ミュージシャン・中川敬とリクオにきく 音楽と政治と暮らし』もぜひお読みいただけましたら! 大好評で重版しました!



読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、ジョージ・オーウェル(高橋和久訳)『1984年』。
「どういうストーリーかは大体知っているけれど読むのは初めて。友達とオンラインで定期的にやっている読書会があって、その会の次の課題図書なので」読み始めたのだそう。その読書会で「この本の次は村上春樹の『1Q84』を読む予定。まったく関連がないというわけでもないらしい」とのことです。

わたしは、カン・ファギル(小山内園子訳)『大仏ホテルの幽霊』。怖いのは苦手なのに、ついタイトルと装丁にひかれて読み始めてしまった長編小説。怖くてもう読むのをやめようと思いながらちびりちびり読んでしまっていて、気づけば中盤に。決定的に怖いシーンがあるというわけではないのですが、「これ絶対におそろしいことになるよね……」という空気がずーっと流れていて、なかなか先に進みたくないのです(でも気になる、という〜・苦笑)。今日『1984年』を読んでいた人は、カン・ファギルの『大丈夫な人』という短編集を読んだことがあるそうで、それも怖すぎて少しずつしか読めなかったらしく「『大丈夫な人』なのに全然大丈夫じゃなかった」とのことでした(笑)。

次の読むロバの会は4月19日(金)17時から18時ごろまでやります。
週末の夕方からやってみる日です。ご都合つく方、途中からでもぜひ。
読むロバの会は読書時間と読書空間を共有する読書会です。
各自で読みたい本を黙って読んで、帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
なんの準備も予約も要りませんので、読みたい本を持って(または店頭で買って!)どうぞお気軽にご参加ください。

読むロバの会の日

でした。
晴れて暖かくなった土曜の午後、1名がご参加くださいました。

読んでおられたのは、マルコ・バルツァーノ(関口英子訳)『この村にとどまる』。“北イタリアチロル地方、ドイツ語圏の一帯はムッソリーニの台頭によりイタリア語を強制され、ヒトラーの移住政策によって村は分断された……”と本のカバーに書いてあり、「ああ、またこういう話の本を手に取ってしまった、と思いながら読み始めたけど、娘に聞かせるひとり語りで書かれた文章がとてもよくて、どんどん読めてしまう」そうで、読書会の1時間で3分の1くらいまで読み進んでおられました。

わたしは、キム・グミ(すんみ訳)『敬愛(キョンエ)の心』を。敬愛は主人公のひとりの名前です。この本の帯には、“心はどうやって廃棄すればいいですかーー1999年に韓国・仁川で実際に起きた火災事件を題材に、残された者たちの転機と再生を描く”とあり、わたしも「ああ、またこういう本を手に取ってしまった」と、重たい内容を想像して読み始めたのですが、ちょっとコミカル?シニカル?な感じもあっておもしろく、どんどん読めており、昨夜と今日の読書時間で3分の1くらいまで読み進みました。

「カバーや帯の紹介文などから想像していたのと、実際に読んでみたらなんか違うじゃんってこと、よくあるよね」と帰り際におしゃべりしました。『この村にとどまる』は「カバーに書いてある紹介文だけを読んで選ぶなら手に取っていないかも。新潮クレスト・ブックスの新刊だったから図書館で借りてみただけで。読んでみてよかった」とのことでした。わたしは編集者としてそういう紹介文を書く立場でもありいつも苦しんでいるので、いやほんと難しいんだよねえ、と思いながら話していました。

さて、次の読むロバの会は、4月10日(水)15時から16時ごろまでやります。
読むロバの会は読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要ですので、読みたい本を持って(または店頭で買って!)お気軽にご参加ください。

読むロバの会の日

でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは…
エリック・マコーマック(増田まもる訳)『隠し部屋を査察して』
おそらくマコーマック作品で唯一(少なくとも日本語訳作品の中では間違いなく唯一!)の短編集。マコーマック作品、『雲』を以前に課題図書を読む読書会で読んだので参加された方は同じように思われるでしょうけど、「マコーマックの短編って、一体どんなの?と思って読み始めた」とのこと。案の定「壮大なイントロダクション、で、いきなり終わり」みたいな短編が続くそう。どれも「この世界、ここからどうなるの!?」という、続きを長編にして読ませてほしい作品ばかりだそうです。

わたしは、昨日パレスチナのポスター展を見に行って購入した『ZINE for GAZA』を。パレスチナ・ガザ地区での即時停戦、虐殺を止めること、そしてパレスチナの解放と自由を訴えるスタンディングデモを毎日午後5時30分から午後7時まで、原爆ドーム前で続けているVigilの活動を伝えるZINEです。広島在住の作家・小山田浩子さん(課題図書を読む読書会で『穴』を読みましたね)もスタンディングに参加しZINEに寄稿されています。ほかの寄稿者も同様のことを書かれていましたが「広島の通りすがりの人、全然こっちを見ない」、反応してくれるのは「大部分が旅行者、特に海外から来たと思しき人に見える」、これ、わたしも経験したことがあるので(2008年の暮れから連日数百人の一般市民が殺されていると報じられたガザ紛争のとき、年明けに東京であった即時停戦を訴えるデモに、生まれて初めて参加しました)、その状況とそうやって無視される気持ちがすごくよくわかるのと同時に、広島でもそうなのか、あのときよりもさらに酷い状況になった今でもそうなのか、と、わかってはいたけれど(だからこうなっているわけなので)心底がっかりしました。でも、あのときデモに参加したことで現在のわたしがあり、張り紙をしたり缶バッジを作って配布したりするヒマールになり、誰か(お客さん)とそういう話もできるようになってきている実感もあるので、これからも発言していくし、Vigilの人たちも活動を続けていかれるはずだし、ちょっとずつ動いてきたことをもっと加速させていきたいと思いました。……話がそれました! 読書時間がまだあったので、柴崎友香『百年と一日』も少し読みました。文庫化されたばかりですが読めていなかった単行本で。ガザのことを考えた続きで読んだせいか、小説なのですが、オスタップ・スリヴィンスキー(ロバート・キャンベル訳)『戦争語彙集』を読んだときと同じような感じがして、みんな生きてるんだよなあ、同じなんだよなあ、と思いました。

さて、次の読むロバの会は3月30日(土)15時から16時ごろまでやります。
読むロバの会は、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際にお互いに読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要ですのでお気軽に、読みたい本を持って(または店頭で買って!)ご参加ください。
お待ちしています。

読むロバの会の日

でした。
月に一度は試してみている、夕方から開催の日。
参加者は1名。
読んでおられたのは、アデライダ・ガルシア=モラレス(野谷文昭/熊倉靖子訳)『エル・スール』。ビクトル・エリセ監督の名作映画「エル・スール」の基となった小説です。「『エル・スール』はとても好きな映画。スペインが舞台なのにとても寒々しい感じがして……。『瞳をとじて』(ビクトル・エリセ監督31年ぶりの長編新作だそう)公開記念で『エル・スール』も特別上映されるので、もういちど観に行く前に読んでおこうと思って。友だちに借りた」とのこと。

わたしは、チョ・ヘジン(浅田絵美訳)『ロ・ギワンに会った』を。Netflixで配信されたばかりの映画「ロ・ギワン」を先に観てから読み始めました。今日の読書時間で読み終わりたい気持ちで、すでに途中まで読んでいたけど読み終わりませんでした〜!なので、結末がまだわからないけれど、小説と映画、どちらを先にしようかと迷っている方へ、これは別のものだと思って、どちらからでも、両方をあまり比較せずに読んだり観たりするほうが楽しめるんじゃないかと思います。小説からロ・ギワンのプロフィールを借りてつくられたのが映画、という感じかなー。ほかの登場人物も変換(?)されてこの人になったんだろうなと思う人物もいなくはないけど、別のストーリーと言ってよいかと。

そういうわけで、今日はたまたま、どちらも「映画の基になった小説」を読んでいたわけですが、「やっぱり映画より原作小説のほうがおもしろいよね」とわたしが言うと、「エル・スールは映画のほうがいいかも」とのことでした!

次回の読むロバの会は、3月20日(祝・水)15時から16時ごろまでやります。
読むロバの会は、読書時間と読書空間を共有する読書会で、帰り際にお互いに読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要ですので、読みたいを本を持って(または店頭で買って!)お気軽にご参加くださいね。

多謝!ギターパンダLIVE

久しぶりにお迎えすることができたギターパンダ。
なんと、4年半ぶりでした!
ご来場くださったみなさん、お待たせしました!&ありがとうございました!

この4年半、身近なところでも世界でも酷いことが起こりすぎていて、正直なところ、のんきなヒマールでも、楽しいことを企画しながら「こんなことやってる場合かな……」と思ってしまったり、店という場所の存在意義に向き合いながら「もっともっと自分たちにできることがあるはず」と試行錯誤したり、そういう時間が以前よりも増えました。

ギターパンダの正体、山川のりをさんは昔からずっと変わらずに、多くの人が見たくないから見ないようにしていることや、考えるのがめんどくさいから考えないようにしていることを、歌にして気づかせてくれている人ですが、今回「ちょっと歌の補足説明をします」というのりをさんのMC(!)を生まれて初めて聞いてびっくりして、歌詞に込めた意味を気づく人だけが気づけばいいというんじゃもう間に合わない、世界の深刻さをあらためて思いました。
沖縄で自衛隊のミサイル配備が始まってしまったこと、ガザでパレスチナの人々がイスラエル軍に殺され続けていること、差別が社会を壊していっていること。
それでも! 深刻な状況に立ち向かうエネルギーを奮い起こしてくれるもの、それがロックだと思っています。
1曲目からアンコールまで、ぜんぶ素晴らしかったです!!
まさに「今」のライブでした!!!
のりをさん、ありがとうございました!

写真はナガツカアキラさん。いつもありがとう!
手伝ってくれた妹も、いつもありがとう。

ギターパンダは、ヒマールのライブの原点なので、これからもお届けできるように、歌をうたいながら店を続けていきます。

先走る気持ちをいなして 一歩ずつ/落ち着いて 基本に忠実に
基本に忠実に 理想を忠実に/少しずつ良くなるように/途中で投げ出さないように
基本的人権を忠実に
(by ギターパンダ「陰謀論2」)