でした。
参加者は2名。
それぞれに読んでおられたのは……
村上春樹『街とその不確かな壁』
イ・グミ(神谷丹路訳)『そこに私が行ってもいいですか?』
『街とその不確かな壁』、かなり分厚い長編。友達とオンラインで話している読書会の、次の課題図書なのだそうです。まだ読み始めたばかり、とのこと。がんばれー。
「最近は、村上春樹自身の小説よりも、村上春樹が翻訳した小説のほうが、文章がいいなあ、と思うことが多いんだけど、なんでなんだろう」ということをちょっとおしゃべりしました。
『そこに私が行ってもいいですか?』は前回に続き。「いよいよ辛くなってきた」とのこと。わたしは読了しているので、その先を言いそうになる口をおさえて「引き続きおたのしみください」と一言だけ。
わたしは、セバスチャン・バリー(木原善彦訳)『終わりのない日々』を。読みたかったけど大事にとっておいた一冊です。「この人が翻訳した作品は読む」と決めている翻訳家が何人かいて、木原さんもそのおひとり。まだ読み始めですが、やっぱり素晴らしい作品の予感がしています。辛いけど…。インディアンの戦士が潜んでいて襲ってくる、と聞かされ、燃える小屋の煙で目が痛くなりながら銃剣で刺しまくり、自分自身が興奮していることに驚き、落ち着いてから周りを見てみると倒れているのは女と子供ばかりだった……というところで、先日見た映画『福田村事件』をまた思い出してしまいました。
さて、次の読むロバの会は、9月21日(木)15時から16時ごろまでやります。
読みたい本を持って(店頭で購入も大歓迎!)、どうぞお気軽にいらしてくださいね。