日別アーカイブ: 2024年4月28日

読むロバの会の日

でした(昨日ですが)。
ゴールデンウィークに入って、いつも以上に静かな週末。
参加者は1名でした。

読んでおられたのは、滝口悠生『高架線』。
前回、植本一子と滝口悠生の往復書簡『さびしさについて』を読んでおもしろかったので、図書館で借りてみたのだそう。
『高架線』は長編小説。出るときには次の入居者を探してくることがきまりになっている古いアパートが舞台で、「○○(名前)です。」「××です。」と語り手を変えながら、ずっとその語りだけで展開していく物語らしく、「これ、すごくおもしろい!」とのこと。
読んでみたくなりました。

わたしは、朴沙羅『家(チベ)の歴史を書く』を。社会学者で、在日コリアン二世の父と日本人の母をもつ著者が、在日一世の伯父や伯母にインタビューして書いた一冊。第一章にまず「生活史を書く」という考察があり、そこからすでにおもしろく読み始めました。ちょうど今、ヒマールから出しているh+ bookletシリーズの2冊目になるインタビュー音源を文字起こししているところで、それがなんとなく「生活史を書くのと近いな」と思ったり、あとハン・ガンさんの『別れを告げない』を読み始めたところで、「どちらにも済州島四・三事件のことが書かれているな」と思ったりしながら読んでいます。
『高架線』を読んでいた人が、「『高架線』は小説だけど、これも生活史みたい」と言って、わたしたちはいつも読む本を事前に相談したりはしないけど、そういえばリンクしていることが多いな、と思いました。

さて、次の読むロバの会は5月3日(金・祝)15時から16時ごろまでやります。
ゴールデンウィークにゆっくり本を読みませんか?
読むロバの会は、各自で黙って本を読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
読みたい本を持ってくるか、店頭でご購入ください(選書のお手伝いもいたします)。
ご予約不要、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
途中参加・途中退場もOKですので、10分でも1時間でも本を読んでいってください。
週1ペースで開催していて、曜日や時間帯のリクエストも大歓迎です。ぜひ。