昨日は11月の読むロバの会(読書会)でした。
課題図書は「万延元年のフットボール/大江健三郎」。
参加者は10名。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
今回は軽い読み物というわけではなかったのに、参加者が10名もいらしてびっくり。
その10名のうち、読了して参加した人は4名、ほぼ読んだという人が2名。約半数はほぼ読んでいない(時間が足りなくて読み終えられなかった、苦手で読み進められなかった)人だったにもかかわらず、1時間をこえておしゃべりをして、ほぼ読んでいない人もなかなかたのしそうだったことにもびっくり。
毎度のことですが、同じ本を読んでいるのに読み手によってまったく異なる読み方、感想や印象が真逆だったりすることもあって、話してみるとおもしろいなあと思います。
小説に限りませんが、できあがった作品というのは作者の手を離れて、それぞれの受け手によって完結するものなんだなあと、しみじみ思います。
読み終えて“大江ロス”になり、さっそく別の大江作品を読み始めたという方もいらっしゃいましたが、私は読み終えて重圧から解放されたような、ほっとした気分を味わっています。しばらくヘヴィなものは読みたくないぞ(笑)。
さて、12月の読むロバの会は……
日時:12月21日(水)18時〜(1時間程度)
課題図書:クリスマス・キャロル/ディケンズ(新潮文庫ほか)
読むロバの会は、月に一度、あらかじめ各自で読んできた課題図書について、感想などを気軽におしゃべりしている会です。
課題図書を読んできた方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、ご予約不要でご参加いただけます。
どうぞお気軽に参加してみてくださいね。