5月と6月の読むロバの会

昨日は5月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は6名。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

課題図書は「まるまるの毬(いが)/西條奈加」。
久しぶりに(数年前の鬼平犯科帳以来か?)時代小説を課題図書に選んでみました。
「本当の悪人がひとりも出てこなくて(悪役のような人はいるんだけど、かわいそうに思えて憎みきれない)落語の人情噺をきいているような感じがした」という感想や、「一人称で書かれた小説ではないけれど、菓子職人のおじいさんからの目線で描かれているように感じた。娘や孫娘、弟の目線から描いたら、また全然違う話になりそう」といった感想を聞いて、なるほどなーと思いました。
読んだだけで出てくる菓子のかたちが目に浮かび味までわかるようだし、とてもていねいに書かれた小説だなあという印象で、ほとんどの人がボリュームのある一冊なのにあっという間に読んでしまって、同じ著者のほかの作品をさっそく読んで来たという人もいました。

さて次回、6月の読むロバの会は…
「エンタメ小説を!」とのリクエストにお応えして、海外小説からセレクトしましたよ。

日時:6月20日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:ゴールデンボーイ/スティーヴン・キング 浅倉久志訳(新潮文庫)
*「恐怖の四季 春夏編」として一冊にふたつの話が収められています。課題としては表題作の「ゴールデンボーイ」を優先して読んでいただき、余裕のある人はもうひとつの「刑務所のリタ・ヘイワース」も読んでいただけたらと思います。

読むロバの会は月に一度開いている読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをコーヒーを飲みながらおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、ご予約不要でご参加いただけます。
どうぞお気軽に参加してみてくださいね。

 

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