5月と6月の読むロバの会

昨日は5月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は7名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

課題図書は井上ひさしの「父と暮せば」。
全員読了しての参加。
とても短い戯曲です。父と娘、二人のせりふと、少しのト書きだけ。
そんな短い作品の中に、親子の愛、娘の恋心と葛藤、亡くなった友をおもう気持ち、原爆のこと、戦後の社会と日常、憎しみ、怒り、やさしさ、笑い、いろいろなたくさんのことが描かれています。が、詰め込まれている感じは全然しない。
私は舞台も映画化されたものも観たことがなく、この本で初めてこの作品にふれましたが、観たことがあるかのようにシーンが浮かび、ふたりの声まで聴こえてくるようでした。
参加者の中には、ところどころせりふを声に出して読んでみたり、ご夫婦で父と娘のせりふを読みあったりしたという方もおられました。

さて次回、6月の読むロバの会は…
日時:6月26日(水)18時〜(1時間程度)
課題図書:アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日/小俣直彦(こぶな書店)

こぶな書店(出版)とヒマール(宣伝&販売)がユニットを組んでお届けする一冊。
6月20日「世界難民の日」が刊行日なのですが、ヒマール店頭とオンラインストアにて超先行販売を開始しています。
タイアップ企画で恐縮ですが、たくさんの人に読んでいただきたい作品なので、ぜひ読んで、読書会にもご参加いただけたら嬉しいです!

読むロバの会は、月に一度開催している読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをコーヒーなど飲みながらおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要でご参加いただけます。初めての方もどうぞお気軽に、見学のつもりでいらしてみてくださいね!

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