6月と7月の読むロバの会

昨日は6月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は6名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

課題図書は、ただいま大プッシュで宣伝中の、小俣直彦著「アフリカの難民キャンプで暮らす」。
ヒマールの友人・小鮒さんがこの本のために立ち上げたひとり出版社「こぶな書店」発行、ヒマールが宣伝と販売を担当している一冊です。

「難民に関心がないわけじゃないけど、なかなかこういう本を読もうという気持ちにはなれなくて、課題図書だから購入はしたもののしばらくは積んでおいた。でも読み始めたら、読みやすくておもしろくて、親しみがわくというか、難民という言葉からイメージするときの想像力が大きくひろがったと思う。」
「最初に登場人物紹介ページをみて、こんなにたくさんの人が出てくるのか!めくるめくドラマが展開しそう!と思って読み始めたけど、案外あっさりしてた(笑)。けど、学術書とドラマティックなノンフィクションとのあいだくらいの、その感じがよかったと思う。難民キャンプに暮らして、そこの空気感まで伝わってくるんだけど、ちょっと客観的にみている感じ。」
(出版までのいきさつを話したあとで)「編集の意図が入っていない感じはしました。個人的には食べ物のことなんかがもっと書いてあったらいいなと思ったけど。アメリカやメキシコを旅したときにあちこちでウエスタンユニオンをみかけたんだけど、この本を読んで、ああそういうことなのかとつながった。キャンプで水やトイレまで有料だとは思ってもいなかった。」

等々。ブログではふだんはあまり詳しくレポートしないのですが、今回は少し多めに参加者のみなさんの感想を書き出してみました(発言者の方、ニュアンスが違っていたらごめんなさい)。
私は今回作り手側でもあるので、みなさんの感想が聞けることをとてもたのしみにしていました。が、ついつい喋りたくなってたくさん話してしまい、「ああ、私、この本にすごく思い入れがあるんだわー」とあらためて気づかされたのが自分にとっては大きな発見でした(笑)。この本について、いつでもお話しますので、読書会に参加できなかった方、どうぞコーヒーでも飲みがてら話しにいらしてくださいね。

さて次回、7月の読むロバの会は…
日時:7月24日(水)18:00〜
課題図書:「パタゴニア」ブルース・チャトウィン(河出文庫)

読むロバの会は、月に一度開催している読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、ご予約不要、参加費無料、喫茶1ドリンクのご注文でご参加いただけます。どうぞお気軽にいらしてくださいね!

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