100と、たくさんの1

中村哲さんが銃撃されて亡くなりました。静かに、大きなショックを受けています。
どなたかが「私たちはひとりの中村哲に頼りすぎていたか」というようなことを書かれているのを見ました。
誰もが中村さんのように生きることはできない。ひとりが世の中のあらゆる問題に取り組むこともできない。そんなことはわかっているけれど、時々、言い訳にしているように思うときもあります。

来週末から「難民」をテーマにしたイベントをやります。
いま、いろんなところでご案内のちらしをお渡ししていますが、「うーん」という顔をされることが多い。できれば関わらずにいたいテーマなのだと、わかります。知らずに済むものなら済ませたい、積極的に知りたくはない、そんな気持ちもわからないではありません。
イベントでは、「アフリカの難民キャンプで暮らす」の著者・小俣直彦さんをお招きし、また、日本で難民とともにいる人たちの活動をご紹介します。
彼らのようなことはできないから知らなくていい、あるいは、知っても何もできないから、というんじゃなくて。100は無理だから0でいい、というんじゃなくて。イベント会場にいる數十分か数分、考えるだけでも。ほんの少し、1か0.1でも。
残念ながら、世界には中村哲さんのような人が必要ですが、「1か0.1」の人もたくさん必要で、その「1か0.1」の人になるのは、私たちにもできないことではないはずです。

一緒に考えて、お話したいと思っています。

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