昨日は11月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は4名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
11月の課題図書はブルガーコフの「犬の心臓・運命の卵」より「犬の心臓」を。
100年も前に書かれた作品ですが、全然古臭い感じがしない!むしろとても新鮮に感じられました。
当時のソ連体制下では発禁処分となっていたそうですが、確かに風刺を超えちゃってる(!?)記述がバンバン出てくるし、グロテスクに思われそうな表現も多い。けど、可笑しくて、思わず笑ってしまうシーンもたくさん!
こういうロシア語文学もあるんだなあ、と思ったり、いやまさにロシア語文学だよ、とも思ったり。
とてもおもしろかったです。私は好き。
新潮文庫版に一緒に収められている「運命の卵」のほうもめちゃくちゃおもしろいです!こっちのほうが初めての人には読みやすいかも。パニック映画にありそうな感じです。
さて次回、12月の読むロバの会は、毎年恒例になりつつある、いつもとはちょっと違うスタイルの読書会「2019年、私の一冊」です。
課題図書ではなく、あなたが今年読んだ本の中で人におすすめしたい一番の一冊を持って来てもらって、お互いに紹介し合います。
小説、ノンフィクション、コミック、雑誌、等々、ジャンルはなんでも構いません。
日時:12月18日(水)18:00〜(1時間程度)
*around me 私と世界 vol.2「難民」参加型展示の会期中です。あわせてどうぞ!
参加費:無料(喫茶1ドリンクのご注文をお願いします。)
今年最後の読書会。初めての方もどうぞお気軽にご参加くださいね。