でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは…
カン・ファギル(小山内園子訳)『大丈夫な人』
読書会の1時間が経ち終わる時間になって、読んでいた本をパタっと閉じての開口一番が「こわい」でした。「こわすぎる!からだに力が入ってしまって!肩が凝った!」と。「こんなにこわい本だとは思っていなかった」と。ちょっと難解な部分もあるようでしたが、おもしろいので読むのをやめられないようです。
わたしは、ファン・ボルム(牧野美加訳)『ようこそ、ヒュナム洞書店へ』を。これは、わたしたちの物語だ、と思いながら読んでいます。とくべつなことが起こるわけでも、とくべつな人が登場するわけでもなく、わたしたちの日常がそのまま描かれたような物語、という意味で。それがこんなにおもしろく思えて、読んでいるのが深呼吸しているように心地いいのは、どういうわけなんだろうか、と考えたりもしています。わたしも(夫も)常日頃、一番に心がけているのが「無理をしない」ということなので、共感する部分もたくさん。ひとつの章がごく短いのと、文章がとても読みやすいので、どんどん読めます。先日、「短い読書時間しかとれなくて、長編を読みたいけど読みにくい」というお客さんにチョン・セランの『フィフティ・ピープル』をご紹介したところですが、この本もおすすめしようと思います。
今日はK-BOOKフェア期間中らしく、K-BOOKな読書会でした。
明日10日までを予定していたK-BOOKフェアですが、入荷したばかりの本もあるので、年末30日まで延長して開催いたします。
次の読むロバの会は12月20日(水)、引き続きK-BOOKもぜひ。
15時から16時ごろまでやってますので、お買い物がてら、5分でも10分でも、本を読んでいってください。
読書時間と読書空間を共有する読書会、ご予約は不要です。