2025.1/25(土)

昨夜のライブ仕様(ライブのレポートは追って)から通常営業仕様に店内を戻して、18時から「読むロバの会(読書会)」をやりました。
参加者は1名。
読んでおられたのは、サマル・ヤズベク(柳谷あゆみ訳)『歩き娘 シリア・2013年』。読み始めたばかりなので、どういう話かまだよくわからないけれど、起きているあいだは歩かずにはいられず、そして、クルアーンを唱えることはできるので声は出せるのだけれども喋ることはしない娘が語り手(書き手)となって「こういうことがありました」「こうなりました」と伝えてくれている話だそう。小説ですが、副題に「シリア・2013年」とあるように、実際に2013年のシリアであったできごと・ようすが描かれているようです。「すごく悲惨ではあるんだけど、語り手の視点や説明の仕方が独特で、ちょっとふしぎな感じがする」とのこと。

わたしは、梨木香歩『炉辺の風おと』を。エッセイです。梨木さんのエッセイを読むといつも、植物や鳥の名前がすぐに出てきてすごいな、かっこいいなと憧れます。あと、梨木さんは引き寄せる力がすごく強いな、とも感じます。いろんなことがどんどん繋がっていくのは、梨木さんが書く小説のようです。来月、久しぶりに梨木さんの新しい小説(ヤービシリーズの新作)が出るようなので、そちらもたのしみ。
ちなみに、オースターの『4321』はまだ読んでいます!

次回は、1月30日(木)15時からやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本を黙ってただ読む、読書時間と読書空間を共有する読書会です。帰り際に読んでいた本をお互いに紹介し合っています。
週1回のペースで、いろんな曜日に、15時からやる日と18時からやる日があります。ご都合のいいときに、お気軽にご参加ください。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
本を読みたいと思いながらなかなか読めない、という方におすすめです!

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