めぐりつながる、わたしのくらし。
「ナガサキリンネ」
長崎の“つくり手”、それを紹介するお店などの“つなぎ手”、そしてお客さんである“つかい手”が集まり、長崎で暮らすことを見つめ直す2日間。
今回も革小物himaarとして、長崎生まれの夫の“おかえりなさい枠”で参加させてもらいました。
リンネに行くことがなんでこんなにたのしみで、行くとなんでこんなに気持ちがいいのか。
クラフトやフードの出店を集めた野外マーケットのイベントは、もはやありすぎなくらい全国各地にあるけれど、売上や取引先との出会いだけが目的だったら、どんなに来場者が多くてどれだけたくさん売れようとも、週末に店を休んでまで行こうとは、もう思っていません。
ナガサキリンネに行くのは、売上のほかに、私たちが大事にしたいと思っているものがそこにあるから。
それはリンネの理念でもある「自分たちの暮らしをつくるのは自分である」ということが実践されている場だということ。
実行委員は、自らも“つくり手”・“つなぎ手”である長崎の人たち。
企画展やワークショップを準備し、印刷物などを制作するのは、地元の建築家やデザイナーたち。
ボランティアは、“つかい手”でもあり、リンネのようなイベントが長崎にあることを大事に思っている地元の人たち。
会場である長崎県美術館の心意気も、リンネが開催されるようなまちであることが美術館にとっても大事だと考えられてのことだと思います。
その日だけ賑わっておしまいの“お祭り”ではなくて、それぞれが「こうありたい」と願う長崎での日々の暮らしにめぐりつながることを考えて動いている。
遠征して参加するだけでもそのことがよくわかるから、行くと気持ちがいいし、そういう人たちとつながっていられることが嬉しい。
よく「まちおこし」などと言うけれど、まちっていうのはもうおこされてるんですよね。おこさなきゃいけない……というか、起きなきゃいけないのはそこに暮らす一人ひとりでしょ、と常日頃から思っておりまして。
そういうことで言うと、リンネの人たちはシャキッと起きてる。私たちも寝言を言うばっかりの人にならないように、しっかり起きてやっていかなくちゃ、と、リンネに参加することでいつも鼓舞されています。
ナガサキリンネのみなさん、今回も本当にありがとうございました!心から!!
ナガサキリンネ番外編に続きます。