himaar(2017年からの店)」カテゴリーアーカイブ

10月と11月の読むロバの会

昨日は10月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は6名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

課題図書は「海うそ」梨木香歩。
昭和の初めに人文地理学者の主人公が調査に訪れた島での話と、50年後にその島を再訪することになる話。
私は梨木香歩さんの小説を読むとどれもいいなあと思って好きになっていますが、これもとてもよかった。
島を歩く主人公が出会う植物や鳥や動物、知っていたらさらに情景が浮かんでおもしろく読めるんだろうなあと思っていたら、参加者のおひとりが図鑑を持ってこられて、話に出てくるゴイサギの鳴き声を聞かせてくれました。
岩国の人には馴染みのある「獺越(おそごえ)」という地名の話も出てきます。
気になった方はこれからでもぜひ読んでみてくださいね。

さて次回、11月の読むロバの会は…
日時:11月27日(火)18:00〜(1時間程度)
課題図書:闇の奥/ジョゼフ・コンラッド
中野好夫訳(岩波文庫)、黒原敏行訳(光文社古典新訳文庫)などいくつかの本が出ています。
どれでも各自で自由に選んでください。
映画「地獄の黙示録」のベースにもなっている古典作品です。

読むロバの会は、月に一度開いている読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んできた方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要でご参加いただけます。
初めての方もどうぞお気軽にいらしてくださいね。

本の売り場リニューアル!

小さな棚ひとつ分のヒマールの本の売り場を、このたび大々的に(見た目には小さいですが)リニューアルしました!

どうリニューアルしたか、というと、取り扱う本のジャンルを限定しました。
「海外文学」オンリー!
それと、これまでヒマールに講演などで来てくださった方の本。

というわけで、「海外文学の本」であり「これまでヒマールに講演などで来てくださった方の本」でもある「柴田元幸さん訳の本」がとりわけたくさんあります。なかでも、私が読んでものすごい衝撃を受けた「レアード・ハント著/柴田元幸訳」の本を特におすすめしています。絶版にしたくないので(すでに一冊なっている…)どんどん買ってどんどん読んでいただきたいと思います。

毎月の読書会(読むロバの会)に参加している「本好きな人」でも、ふだんから「小説」を読んでいるという人は少なかったので、読書会もちょっと前からは課題図書に文学作品を、国内文学と海外文学とを交互に選ぶようにしています。参加者が課題図書をできるだけ買いやすいように、手に入れやすい文庫本から選ぶようにしているのですが、たとえば近所の書店のひとつは、海外文学は「ハヤカワepi文庫」だけで、単行本は新刊のときに置いてあるだけだったりします。海外文学に親しもうと思っても、何を読んだらいいのかわからない以前に、そもそも目にする機会さえあまりない状況なのだと知り、かなり危機感を覚えました。

それが、本の売り場のジャンルを「海外文学」に限定しようと考えた理由のひとつですが、なにぶん超弱小な本売り場なので、揃っていると言えるほど豊富にはありませんし、自分たちの売りたい本を取次から入れさせてもらえなかったりもします。それでも、小さな棚に個性が生まれ、地域でみたとき手にできる本にひろがりが生まれることを願って、がんばってみるつもりです。

読みたかった本、知らなかった本を、どうぞ手にとってみてください。

9月と10月の読むロバの会

昨日は9月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は7名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。

9月の課題図書はカズオ・イシグロの「日の名残り」。
私は再読でしたが、読んでいるあいだ中、どうにも可笑しくて。笑わせようと書かれたわけではないでしょうからどうかと思いましたが、同じように読んでいた人がほかにもいて安心(?)しました。
読む時間がなさそうだから、と朗読された作品(そんなのがあるんですねー)を購入した人がいて、俳優の田辺誠一さんが朗読されているのですが、10時間もの大作で、結局最後まで聴き終えられず、最後だけ慌てて本で読みました、と(笑)。そりゃ読んだほうが早い!
おしゃべりの中で出た「ダーリントン卿の仕事」について、会が終わってからじわじわと考えていて、このことについて読んだ人とまた話をしてみたいなと思っています。

さて次回、10月の読むロバの会は…
日時:10月17日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:海うそ/梨木香歩(岩波現代文庫)

読むロバの会は、月に一度開催している読書会です。あらかじめ各自で課題図書を読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文でご予約不要でご参加いただけます。初めての方もどうぞ気軽に参加してみてくださいね。

幻影 -凩- オカベマキコ×結城琴乃 二人展

季節は夏から秋へ。
この夏の暑さは「夏好き」にもこたえる酷暑でしたが、夏が終わるとやっぱり寂しい。秋はあんまり好きじゃない。
店も、この夏はライヴが3本に展示会とワークショップと、特別なイベント続きだったので、それらが終わってほっとしてはいるけれど、やっぱり寂しいというか、ちょっと気分が下がってきております。

そんな感じで、しばらくは、いつも以上にスローなモードの店をおたのしみください(苦笑)。
秋も深まり冬の足音が近づいてくる頃に、スペシャルなおたのしみをお届けできるように準備しています。

幻影 -凩コガラシ-
オカベマキコ(硝子/岡山)×結城琴乃(針金・木・紙/高知)

2018年10月31日(水)〜11月11日(日)10:00-19:00
作家在店日:10/31(水)
※月曜休み。最終日17:00まで。

2013年から展開されているオカベさんと結城さんの巡回展「幻影」。ここ岩国では2015年3月に、「小さきものの棲みか」をテーマに「主の消えた部屋」がつくり出されました。
あれから3年半、ふたたびとなる「幻影」は、「木枯らし、積もる落ち葉、時雨」をテーマに「冬の始まりの景色」をご覧いただくことになるようです。
あるとき現れ、そして消えゆく、儚くも永遠の幻影の世界、今回もどうぞお見逃しになりませんよう。

多謝!山口洋ソロライヴ2018

山口洋(HEATWAVE)ソロツアー「YOUR SONGS 2018」@岩国ヒマール公演にご来場くださったみなさま、ありがとうございました!

雨が降り続いて肌寒いくらいの初秋の夜。こんなに冷えると思わなくて、温かいドリンクメニューを準備していなくてすみませんでした。でもきっと、山口さんの演奏で、みなさん熱くなりましたよね!(そういう狙いだった、ということで!)

土曜の夜だったこともあり、広島や福岡や、遠くは東京からもご来場いただきました。本当にありがたいことです。岩国でのライヴ、いかがだったでしょうか?ほかの会場で山口さんのライヴをご覧になっている方も多いと思いますので、よろしければ、率直なご意見やご感想など聞かせていただけたら嬉しいです。

今回、店として一番嬉しかったのは、2年前に山口さんのライヴを店でやるようになってからファンになった、地元・岩国の人たちからも曲のリクエストがあったことです。毎回たのしみに待っていてくれる人たちもだんだん増えて、今回初めて来られた人たちからも「たのしかった」「いい時間でした!」と言ってもらって、最初は私たちふたりが大好きで演奏に来てもらうようになったのですが、こうして毎年ライヴをしに来てもらえるようになって本当によかった、毎回のプレッシャーはそりゃあもうたいへんなんですけど(苦笑)これからも頑張ろう、と思っております!

今回の飾りつけは、岩国の切り絵作家で友だちの門田栄子さんが、和紙を使った切り絵に蝋引きして作ってくれました。門田さんの作品のおかげで、「YOUR SONGS」にぴったりの、やさしくて力強い空間が作れたと思います。栄子さん、ありがとう!

いつも手伝ってくれる姉妹店「ブロッコリグリル」は今回初めてフードも用意してくれて、CD「山口洋の頭の中のスープ」にちなんだ「冷たい(!)ジャガイモのスープ」と「肉団子」を、ほんとの姉妹の「ヴェールジョーヌ」は前回もご好評いただいた「ギネスクッキー」などの焼き菓子を、出してくれました。撮影はすべて、PEG.の長束晃さんです。
みんな、いつも協力してくれて本当に本当にありがとう!私たちふたりだけじゃ絶対にできないのです。心から感謝しています。
そして、広島のボンバーさんも、お客さんとして来られたのにスタッフのようにサポートしてくださり、ありがとうございました!

山口洋さん、素晴らしい演奏をいつもありがとうございます。会場として、次はさらにもっとよくなるように、そして長く続けていけるように、からだも鍛えて精進しまっす!


すべての撮影:長束晃(PEG.)
無断転載はお断りします

9月のおたのしみと店休日

猛烈に暑かった今年の8月が終わり、雨とともに9月がやってきました。
台風シーズン到来。被害がないようくれぐれもお願いしたいです(台風に)。

さあ、9月のおたのしみはすぐそこ!8日(土)山口洋(HEATWAVE)ソロライヴです!!
前売券をご希望の方はお急ぎを!
ネット通販は4日(火)のお求め分までチケットを郵送でお届けします。5日(水)以降はメールでの入場整理番号発行に代えさせていただきます。

今回のライヴでは、姉妹店「ブロッコリグリル」の協力によりフードをご用意しています。ほかのライヴではお出ししたこともありますが、山口洋ソロライヴでのフード提供は初の試み。
ちょっとしたおつまみと、CD「山口洋の頭の中のスープ」にちなんで冷たいスープも。スープは1ドリンクのかわりに選んでいただくこともできます。
昨年好評だった、ほんとの姉妹「ヴェールジョーヌ」のギネスクッキーも再登場。
ライヴとあわせて、どうぞおたのしみに!

2019年のダイアリー(スケジュール帳)をはじめ、新しい商品も随時入荷しています。
9月もたくさんのご来店をお待ちしております!

【9月の店休日】
毎週月曜+9日(日)と18日(火)
※8日(土)はLIVE営業のみ。

 

8月と9月の読むロバの会

昨日は8月の読むロバの会でした。
参加者は7名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

課題図書は「『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』ベトナム帰還兵が語る『ほんとうの戦争』」アレン・ネルソン(講談社文庫)。
読むロバの会で毎年夏に読んでいる「戦争の本」、今年の一冊です。
みなさん読了しての参加で、いろいろと、たくさんおしゃべりをしました。
シンプルな言葉で語られていて、子どもから大人まで読みやすい本だと思いますので、会は終わりましたが、読んだことのない方はぜひ。

さて次回、9月の読むロバの会は…
日時:9月19日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:日の名残り/カズオ・イシグロ著 土屋政雄訳(ハヤカワepi文庫 早川書房)

7月の「おはん」、8月の「ネルソンさん〜」と、ジャンルは違いますが「一人語り」の文章を続けて読んでみましょう。

読むロバの会は、月に一度開いている読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文でご参加いただけます。ご予約不要です。どうぞお気軽にふらっとおいでくださいね。

 

9/8山口洋ソロライヴ前売券の販売について

いよいよ!近づいてまいりました!!

店頭とネット通販で販売している前売券ですが、ネット通販のうち
【銀行振込】でのお求めは、8月31日(金)19:00まで
【カード決済】でのお求めは、9月7日(金)19:00まで
とさせていただきます。
尚、お支払いを確認次第チケットを郵送しておりますが、当日が近いため、9月5日(水)以降の振込確認・決済確認の方につきましては、チケット郵送ではなく、メールでの入場整理番号お知らせに代えさせていただきます。何卒ご了承ください。
【店頭】での前売券販売は、9月7日(金)19:00までです。

いずれも、今後の販売状況によっては、上記の日程よりも前に前売券販売を終了し当日券を発売しないこともございます。こちらも何卒ご了承くださいませ。

ご質問などございましたら、営業時間内(月曜定休、10:00〜19:00)に電話(0827-29-0851)でお尋ねください。

よろしくお願いいたします!

 

多謝!島津田四郎レコ発ライヴ

週末の「島津田四郎4thアルバム『リタ』レコ発ライヴ」にご来場くださったみなさま、ありがとうございました!
たのしい夜をご一緒できて嬉しかったです!!

平井正也さん&森孝允さん、田四郎さんレコ発を盛り上げに駆けつけてくれて、今回も素晴らしい演奏を届けてくださって、ありがとうございました!
あらためて、平井さんの歌声は宝だなあ、と思いました。

そして、島津田四郎さん、レコ発おめでとうございます&ありがとうございました!
店へ演奏に来ていただくのは、昨年春の平井さんとのツーマン以来二度目ですが、それより何年か前から年に一度くらいのペースで田四郎さんのライヴを観てきて感じるのは、演奏がどんどん力強く、うたが前へ前へと出るようになってきているなあということです。
あくまでも私個人の印象ですけど、ふにゃふにゃしていた田四郎さんに、一本芯が通ったというか、ちょっと男っぽくなったような、そんな感じがしました。

最後のセッション、すごくよかった!
レコ発ならでは、でしたね!

すべての撮影:長束晃 ※無断転載お断りします。

今回も、撮影は長束晃さん、お菓子と手伝いは妹が協力してくれました。
いつも本当に本当にありがとう。

7月後半から、瀬戸信行+大久保かおりDUOライヴSODA FACTORY展示会〜島津田四郎レコ発ライヴと、豪雨と台風と猛暑の中を駆け抜けてきました。
ここでちょっと一息入れて、次のおたのしみは9月に入ってすぐ、山口洋ソロツアー@ヒマールです。前売券好評発売中!山口さんblogでリクエストの受付も始まっています。

残暑はまだまだ厳しそうですが、夏はもう終わりに近づいている気配がします。
ちょっと疲れも出てきましたが、大好きな夏、思い残すことがないようにたのしみます。