昨日は今年最初の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は6名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
課題図書は、酒見賢一の小説「墨攻」とその小説で描かれている中国の思想「墨子」を森三樹三郎訳で読む、という初の課題2冊の試み。2冊読むのが無理そうな人はまずは小説のほうから、とお伝えしていたところ、「墨攻」は全員読了、「墨子」は一人を除いて読んだのは途中まで、での参加となりました。
小説「墨攻」のほうは、漫画化や映画化もされていてエンターテインメント性が高く、展開がはやくてページ数も多くないので、みなさんわりとはやく読み終わったようす。私もあっという間に、おもしろく読みました。
一方「墨子」のほうは、難解というわけではないのですがどんどん読み進められる内容というわけでもなくー。でも、森三樹三郎訳はとても読みやすい日本語になっているので、興味のある方にはいくつかある墨子のテキスト本の中でもこちらをおすすめします。
さて次回、2月の読むロバの会は
日時:2月27日(水)18時〜(1時間程度)
課題図書:西のはての年代記1「ギフト」ル=グウィン著/谷垣暁美訳(河出文庫)
「ゲド戦記」などの著者であるグウィンの作品を読みましょう。
読むロバの会は毎月一度開いている読書会です。あらかじめ各自で課題図書を読んできて、その感想などをコーヒーなど飲みながらおしゃべりしています。課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、参加費無料・ご予約不要でご参加いただけます。初めての方、会の雰囲気をちょっとだけ見てみたいという方も大歓迎。どうぞお気軽にご参加くださいね。