昨日は7月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者はちょっと少なくて4名。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!
課題図書は、ブルース・チャトウィンの「パタゴニア」。
参加者4名の内、読了しての参加は2名。ほかの2名は読んでいる途中での参加。「今日は参加できない」と3名の方が連絡をくださいましたが、いずれも「読み終えていません」とのこと。思っていた以上に読みにくい作品だったようです。
私も、読みかけてはうとうとしたり、前の晩の続きを読もうとしおりをとって「はて?どんな話だったっけ?」と数ページ戻って読み返したりで、なかなか進まずー。断りなしに時間も場所も飛び越えて、いろんな話が次々と出てくるので、読んでいるのがどこのことだか、いつのことだか、よくわからなくなり、パタゴニアが架空の場所のようにさえ思えてきて……。が、後半、慣れてきたのか、チャトウィンのペースにのれるようになってきたのか、この本の魅力が、なんとなくわかるような気がしてきました!
エピソードひとつひとつでいうと、すごくおもしろいと思った話もいくつかあって、参加者のあいだでは「ヤガン語の話はおもしろかった!」という感想で盛り上がりました。
チャトウィンの「ソングライン」を並行して読んでいる方が、おもしろいと言っておられたので、そちらも読んでみようと思いました。
さて次回、8月の読むロバの会は……
日時:8月28日(水)18:00〜(1時間程度。途中参加OK)
課題図書:セレクション戦争と文学1 ヒロシマ・ナガサキ(集英社文庫)
8月は毎年、戦争をテーマにした本を読んでいます。
今年は文庫化されたばかりの集英社の「セレクション戦争と文学」から1の「ヒロシマ・ナガサキ」を課題図書に選びました。原民喜「夏の花」、大江健三郎「アトミック・エイジの守護神」、田口ランディ「似島めぐり」など、さまざまな作品が収録されたかなり分厚い本です。
この本の中から、それぞれにご自身で『読みたい作品を読めるだけ』読んできてください。「この作品を」という指定はしません。どれか一作品でも構いませんし、もちろん全部読んできていただいてもOKです!
読むロバの会は月に一度開催している読書会です。毎月の課題図書をあらかじめ各自で読んできて、その感想などをおしゃべりしています。
参加費無料・ご予約不要で、どなたでもご参加いただけます(喫茶1ドリンクのご注文だけお願いいたします)。
初めての方もどうぞお気軽にいらしてくださいね。
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