10月から11月へ

10月31日の衆院選が終わって、がっかりしなかったと言えば嘘になりますけど、よかったこともいっぱいあったな、というのが今の正直な気持ちです。

一番がっかりしたのは投票率。55〜56%!? もう少し高くなるだろうと思ってました。なにより、山口県は全国で最低の49%台……まじですか……。
山口の小選挙区は4区共に、自民候補が開票と同時に当確が出る強さで、投票前からそれが当然みたいな雰囲気もありましたから、与党支持者は「自分が投票に行かなくても」という人も多かったでしょうし、野党支持者は「自分が投票に行っても」という人も多かったでしょう。その気持ちもわからなくはないんですけど、当選する人が変わらないとしても、投票することはすごく重要だ、と思うんです。
どういうことかいうと、まず、投票する人の数は「ちゃんと仕事するか、見ているぞ!」という人の数、わずかでも政治に関心を持っている人の数と言えるんじゃないでしょうか。投票率が高ければ高いほど、政治家にはプレッシャーになります。また、当選したとしてもほかの候補に投票した人の数が多ければ、当選した人は自分に投票しなかった大勢のほうも向いて仕事をしていかざるをえなくなりますよね、次の選挙のことも考えて。

一番よかったと感じたことは、さまざまな運動に出会えたこと。我が家はテレビがなく新聞もとっていませんが、インターネット上で「みんなの未来を選ぶチェックリスト」をはじめ、各党や各候補者へのアンケート回答や社会問題に対する考えをまとめたサイトをいくつも見ることができましたし、「Choose Life Project」をはじめとするネットメディアや、TwitterのスペースやInstagramのインスタライブなどを活用したトーク配信などでもたくさんの人の考えを聴くこともできました。
「表現と政治」プロジェクトのメンバーが運営された#投票ポスター2021という企画、「GO VOTE JAPAN」の#わたしが選挙に行く理由の発信、東京で行なわれた投票マーチ、広島で行なわれた「投票所はあっちじゃけえ」の活動などなど、一人ひとりがそれぞれのやり方で、「自分ごと」としてそれぞれ政治に参加されていることに、とても元気づけられました。
追伸:あと、ラジオ! とくに荻上チキさんの投票日の放送は、今からでも聴くといいです。

ともあれ、選挙の前だけ急に「投票に行こう」とか「政治に関心をもとう」とか言われても、なかなか難しいのだなということも実感。自分自身、まだまだ不勉強なところもありますし、知りたいこともたくさんあるので、これからも日々、本を読んだり本を届けたりすることを中心に、店でももっとみなさんとおしゃべりするようにしていきたいな、と思っています。政治って生活のあらゆること・ものと切り離せないものだと思いますから。

さて、すっかり長くなりましたが。

10月は「伊東製靴店の受注会2021」へのご来場、たくさんのご注文、ほんとうにありがとうございました!
11月は店でのイベントの予定がありません。
そのかわり、12月は3つも(まもなくお知らせします!)展示会の開催を予定していますので、どうぞたのしみにしていてください。

店内イベントはなくても、おたのしみはありますよ!

11月12日にはミニ絵本「転校生の花子さんとヨゲンジュウ」を発売します!
ヒマールとこぶな書店が一緒につくる共同出版レーベル「ヒマッコブックス」からの第1弾です。

夏の間お休みしていた菓子工房ヴェールジョーヌの「ケーキの日」も、長いお休み(ずっと暑かったですもんね)を終えて復活!
ただいま11月11日お渡しの「アールグレイのミルクティー・シフォンケーキ」のご予約を承り中です。

オンラインで開催している「読むロバの会(読書会)」は、今月開催の「K-BOOKフェスティバル」にヒマールが書店として参加するのと連動して、テーマ「K-BOOK(韓国の本)」で、すでに会場をオープンしています。
どうぞお気軽にコメントを書き残してくださいね。

なんとなくずっと落ち着かなかったので、11月は通常運転でペースを取り戻すリハビリ期間という感じでしょうか(苦笑)。
のんびりと、ご来店をお待ちしています。

【11月の店休日】
1日(月)、2日(火)
6日(土)、7日(日)、8日(月)
13日(土)、15日(月)
20日(土)、21日(日)、22日(月)
27日(土)、29日(月)

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