でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、梨木香歩『物語のものがたり』。前回、わたしが梨木香歩さんの『歌わないキビタキ』を読んでいたのを見て「梨木香歩作品が読みたくなって」と。
『物語のものがたり』も『歌わないキビタキ』と同じくエッセイ集。タイトルから想像できるとおり、児童文学をめぐるエッセイがおさめられています。
今日の読書時間ではフランシス・ホジソン・バーネットの『秘密の花園』について書かれた部分を読んだそう。『秘密の花園』、以前に課題図書を読む読書会で畔柳和代さん訳のものを一緒に読みましたね。「こんな読み方もあるのか!とおもしろくて。再読したくなった」とのことです。
わたしは、ハン・ガン(古川綾子訳)『そっと 静かに』を。ハン・ガン作品、日本で翻訳出版されている小説は全部読んでいますが、エッセイは初めて。実は先日、「韓国の本を巡る旅」に参加しまして(このことは明日にでもアップします)、思いがけずハン・ガンさんにお会いしてゆっくりお話をさせていただく機会があったのです! お会いできると知っていたら、この本も先に読んでおいたのに……と思ったのですが、今日読み始めてみると、実際にお会いしたからこそ、ハン・ガンさんにはこんなことがあったんだな、こんなことを考えておられたのだな、というのがとても近くに感じられて、お会いしてから読めてよかったなと思いました。小説だったらそうは思わないかも、エッセイならではかも、とも。
次の読むロバの会は3月15日(金)17時から18時ごろまでやります。
昼間でなく夕方です。時間にお気をつけください。
読むロバの会は、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
各自で読みたい本を黙って読んで、帰り際に読んでいた本を見せ合っています。
ご予約不要です。お気軽にご参加くださいね。