本と映画と音楽」カテゴリーアーカイブ

5月と6月の読むロバの会

昨日は5月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は8名。
課題図書は「チア男子!!/朝井リョウ」。
若い作者が大学生を主人公に描いた青春小説。
昨日の参加者はたぶんみなさん30代以上で(もし20代の方がいらっしゃったらすみません!)、学生時代を思い出したり、ちょっと気恥ずかしく感じたりしながら読んだ方も多かったようです。
高校生や大学生が読んだらどう感じるのだろう、と気になっていました(当時を思い出して読むことはできても、当時の気持ちで読むことはもはやできないので〜)。
読みながら、主人公たちと一緒に「倒立をした」という人がなんと2人もいらっしゃいました。素敵!
今回もおもしろい会になりました。
ご参加くださったみなさん、ありがとうございました!

さて、6月の読むロバの会は……
日時:6月22日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:もの食う話(文春文庫)*食にまつわるアンソロジーです。

読むロバの会は、月に一度、あらかじめ各自で読んできた課題図書について感想などをあれこれおしゃべりする会です。
参加費無料(喫茶1ドリンクのご注文だけお願いします)、ご予約不要。
発言するのが苦手な方は、とりあえず座ってほかの人たちのおしゃべりを聞いているだけでも全然構いませんし、それでも何かしらおもしろいと思いますので、どうぞ気軽に参加してみてくださいね。

4月と5月の「読むロバの会」

昨日は4月の読むロバの会(読書会)でした。
参加者は5名。ご参加くださったみなさん、ありがとうございました。
課題図書は「原発労働者/寺尾紗穂」(講談社現代新書)。

以前から「参加できないけど内容を知りたいのでブログに書いて欲しい」というリクエストをいただいているのですが、読むロバの会は参加者が少人数なこともあり、それぞれが思いつくままにおしゃべりしているので、どういうことを話したかをまとめてご紹介するのは難しいですし、集まって直接話をすることに意義があると思っているので、ネット上に書くつもりもありません、すみません、ご理解いただけましたら幸いです。
そのかわり毎回、印象に残った話か私が感じたことを一つか二つご紹介しています。
昨日、印象に残った話としては……
原発に限らず岩国だったら基地のこととか、ほかにも社会のいろいろな問題とか政治のこととか、なんとなく敬遠していることというか知らずにすませていることを、寺尾さんのような目線で知って、知ったらそれをまわりにも伝えて、仕事や育児や日々の暮らしと同じ地続きのこととして(実際そうなわけで)当たり前に話すようになったら世の中はだいぶ変わるでしょうね、寺尾さんはそういうことをやっている人ですね……
ということがありました。

さて、5月の読むロバの会は…
日時:5月25日(水)18:00〜(1時間程度)
課題図書:チア男子!!/朝井リョウ(集英社文庫)

読むロバの会は、月に一度、課題図書をあらかじめ各自で読んできて、感想などを気軽におしゃべりしている会です。
課題図書を読んだ方ならどなたでも、喫茶1ドリンクのご注文で、ご予約不要でご参加いただけます。
どうぞお気軽にご参加ください。

OLDE WORLDEライヴ

音楽ライヴを日常に。昨日は初めてのhumming sessionでした!

新しい試み。
平日の昼間にどれだけの人が来てくれるだろう?
いわゆる投げ銭ライヴ、初めての人が多いだろうから戸惑うんじゃないかなあ。
アンプラグドで、演奏者にもお客さんにも満足してもらえるだろうか?PAもすぐ出せるよう準備しとく?
……いろんな心配で、いつものようにおなかの具合が悪い悪い(苦笑)。

始まってみると、平日の昼間だから来られました!という人が集まってくださり、そうかー!と。
仕事の休憩時間に。
保育園へお迎えに行く前に。
0歳の女の子もママと一緒に。
それぞれに忙しさからひととき離れてライヴを愉しんでもらえたようで、私たちもとても嬉しかった。
OLDE WORLDEの沼田さんが弾くギターの音と歌声が、沁み渡るように店中にひろがっていきました。

OLDE WORLDEの沼田壮平さん、生音・生歌でライヴをするのは今回が初めてだったそうで、「いつもより声をはったほうがいいかな、と思ってたけど、大丈夫でしたね」「響きがよかったです」と言っていただいてひとあんしん。
「家で歌ってるみたい」とリラックスした演奏で、お客さんもリラックス。
夫が、10年前にたまたま沼田さんの歌を知って聴いていたことを話したら、その曲も演奏してくださって感激しました。

お一人以外は、OLDE WORLDEの名前を今回初めて知った人がほとんど。
告知のブログに貼ったYouTubeで一曲聴いて気に入った方、それも聴かずにおもしろそうだからと来てくださった方も。
そうしてライヴを観て、半数の人が「とてもよかったから」とCDを買っていかれました。
こんなふうに音楽に出会って、それがお気に入りになって、その人の一部になっていくとしたら……嬉しすぎです。

ずっとやりたいと考えてきた企画を、このライヴからスタートできて、みなさんに心から感謝しています。
来てくださったみなさん、OLDE WORLDE沼田さん、熱意をもって協力してくださったロックカントリーのスミさん、遠くから見守ってくれた人、ありがとうございました!
vol.2に続いていく可能性と気持ちをもてるvol.1になりました。

OLDE WORLDE

 

 

 

humming session 〜音楽ライヴを日常に

鼻歌をうたうような気軽さで
ライヴが身近にある

コーヒーで休憩する時間に…
保育園へ子供を迎えに行く前に…
ライヴをたのしめる

「音楽ライヴを日常に」
そんな場をはじめます!

humming

vol.1 4月1日(金)15:00〜15:30
OLDE WORLDE(Sohhei Numata)
*ライヴを観て「いいな」と思ったらチップをお願いします。

シンガーソングライター沼田壮平さんのソロユニット「OLDE WORLDE(オールディワールディ)」。
イラストレーターとしても活動されています。
ライヴ当日はCDのほかオリジナルポストカードも販売予定。

夜は岩国Rock Countryにてライヴがあります。
19:00 open/19:30 start
前売2,000円/当日2,500円(+1ドリンクオーダー)
*当店でhumming sessionをご覧になって「行こう」と思った方は、当日でも前売価格で入場いただけます。

柴田元幸さんイベントを終えて

「本当に、柴田元幸さんがいらっしゃるんですか!?」とチケットを買いに来たお客さんたちに確認され。
「しみじみ、すごいなあ」と某本屋さんに電話口でも手紙でも言われ。
たのしみなのとプレッシャーとがおなかの中でぐるぐるまざり続けた1ヶ月が過ぎて、ついに!
本当に柴田さんをお迎えすることができました!

いつか来ていただけたら……と願ってはいたけれど。
実現できたのは友人のおかげです。
この場を借りて、本当にありがとう。できてよかったね。

本来、店の者としては、イベント中も遅れて来られるお客さんに対応したり進行に気を配ったり、現場に居てもイベントそのものを集中してたのしむことなんてできないのが常です。
が、今回、柴田さんが「それでは最後に」と朗読されたシリアの作家の短編に、思わず、自分の役目を忘れてすっかり引き込まれ、ぼうっとなってしまい、そのあとに私が言わなきゃいけなかった締めの言葉、柴田さん関連本販売のご案内やモンキークッキー&マカロンの紹介、4月の「読むロバの会」へのお誘い等々が完全にすっこーんと抜けてしまい、ずるずるとサイン会に入ってしまいました……店の者失格。

反省しています、が!うっかり役目を忘れてしまうくらい、それくらい、すごかったのです!!
短編小説の力、翻訳の力、そして朗読の力が、じわじわと、あれから2日経ったいまもボディブローのように効いてきます。

難解と思われた課題作品「ソニック・スカイ/スティーヴ・エリクソン」。
イベントのあとで「読んだときは後悔するほど難しかったけど、朗読で聴くとスルッと頭の中に入ってきた」と感想を教えてくださった参加者がいらっしゃいましたが、私も同感。
そして、作品について、その翻訳をした柴田さんと読者である参加者のみなさんとが感想や意見を交わし合っている!
夢のような場でした!

今回、柴田さんは「いま、特に紹介したい文学」としてイラクやシリアの作家の短編も朗読してくださったのですが、それも本当に素晴らしかった。
私はその2つの短編を聴いて、ニュースやドキュメンタリーからだけではなかなか見えてこないもの、文学によってこそ伝えることができ、理解できるものがあるように感じました。

文学は、音楽も、ですが、一人で読めるし聴けるし、一人でたのしむことができます。
でも、誰かと共有するたのしさも、また別にあると思っていて、文学や音楽のたのしみをともにできる場が日常にあるのっていいよなーと思って、読書会やライヴや、今回のようなイベントを企画しています。
「日常にある」というのが大事で、それをまた改めて強く感じたので、これからもやりたいと思っています。

ご来場くださったみなさん、ありがとうございました。
参加してみて、いかがでしたか?
今回参加できなかった方も、通常の読書会は毎月やっていますので、ぜひ。
次回は4月27日(水)18:00〜、課題図書は「原発労働者/寺尾紗穂(講談社現代新書)」、参加費無料(要1ドリンクオーダー)、ご予約不要です。

柴田元幸さん、岩国に来てくださって本当にありがとうございました!
どうか、またいらしてください!

柴田さんと読む2

宣伝にご協力くださった方々にも心から感謝を申し上げます。
ありがとうございました。

山口洋 on the road, again “Blind Pilot”

本日より!
前売券発売開始です!!
チケットはすべて完売いたしました!ありがとうございました!!

ヒートウェイヴ山口洋さんソロツアー。
初の岩国公演。

まだまだ先のようですが……、でも、いよいよです!

山口洋さんが同じ時代に生きて届けてくれる歌に、何度も救われ、励まされ、力をもらっています。
熱く、切なく、ときに厳しく、とてもやさしい歌。
ギター一本で宇宙につれていってくれる人。
同じように思っている人、まだその歌を知らないけれど知ってよかったと思う人がきっといるはずだから。
どうぞ聴きに来てください。

山口洋 on the road, again “Blind Pilot”

日時:2016年6月26日(日)  17:30 open/18:00 start
前売:3,500円/当日:4,000円(いずれもドリンク代別途500円/税込)
@himaar coffee & crafts

himaar店頭、ネットストア「himaar on the web」にて前売券発売中!

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山口洋プロフィール

ヴォーカリスト、ギタリスト、ソングライター。1979年、福岡にてヒートウェイヴを結成。1990年、上京しメジャーデビュー。現メンバーは山口洋(vo.g)、渡辺圭一(b)、池畑潤二(ds)、細海魚(key)。山口洋がソロツアーの旅で新たな曲をつくってバンドに持ち帰るというスタイルで、ほぼ全曲の作詞と作曲を担当する。1995年の阪神・淡路大震災後、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)と「満月の夕」を共作。2011年の東日本大震災直後からは「MY LIFE IS MY MESSAGE」プロジェクトのさまざまな活動により、福島県の相馬をピンポイントで応援し続けている。仲井戸麗市、佐野元春、遠藤ミチロウ、矢井田瞳ら国内のミュージシャン、ドーナル・ラニー、キーラらアイルランドを代表するミュージシャンとの共演も多い。

速報!山口洋LIVE@himaar

店での、HEAT WAVE 山口洋さんのソロライヴが決定しました!!!!!

山口洋 on the road again “Blind Pilot”
6月26日(日)17:30 open/18:00 start
前売:3,500円/当日:4,000円(いずれもドリンク代別途500円/税込)

前売券は3月18日(金)10:00より、店頭とネットストアで発売開始となります。
いましばらくお待ちください。

こちらの「夕陽へのファンファーレ/HEAT WAVE」はじめ、山口さんソロのCDも、店で発売中です。
ライヴの前に、ぜひ。

himaar、2016年上半期のピークです!
当日に向けての私たち二人の尋常じゃない緊張っぷりとともに、どうぞおたのしみくださいー。

柴田元幸さん

3月20日(日)に朗読とお話をしに来てくださる翻訳家の柴田元幸さん。
その柴田さんのお仕事を、あまりご存知でない方に少しでもご紹介したくて、友人の協力のもと、柴田さんの翻訳・著作の出版物を集めた「柴田君コーナー」を喫茶カウンター上に設置しました!

柴田君コーナー

翻訳の本は、柴田さんと言えば!のポール・オースターをはじめ、今回のイベントの課題にもなっているスティーヴ・エリクソン、レベッカ・ブラウンにバリー・ユアグロー、アーネスト・ヘミングウェイなどなど。
表紙のイラストや挿絵が可愛らしい「オズの魔法使い」や「トム・ソーヤーの冒険」の新訳も。
東京大学の教授でもある柴田さんが日々のできごとなどを綴ったエッセイ、今回の課題図書になっている文芸誌MONKEYの前身「monkey business」もあります。
いま、翻訳家の中でおそらくもっともたくさんの作品を訳されているんじゃないかと思われる柴田さん。
よく「柴田さんは3人いる」と言われていたそうですが、いまは5人いるらしいです。

これらの本は、喫茶スペースでどうぞ自由にご覧ください。販売・貸し出しはしていませんのでご了承くださいね。

3月20日、「どういうイベントなんですか?」との質問もいただいてます。
ほぼ朗読会、お話を聴く会と思って来ていただいたらよいかな、と。
でも講演会というよりは、お芝居を観る感じのほうが近いかもしれません。
近年、積極的に朗読会を開いている柴田さん。
小島ケイタニーラブやmama!milkらミュージシャンとの共演による朗読会や、大友良英さんのラジオ番組で大友さんの音楽をバックに朗読をされたことも。
通常の読書会のように参加者全員に発言を求めることはありませんので、座ってただ話を聴くだけのつもりで、どうぞお気軽に〜!

ご参加をお待ちしています!

柴田元幸さんと読む「2016年の海外文学」

本日より!店頭にて前売券の先行販売を開始します!(ネット販売は明日から)

読むロバの会スペシャル
柴田元幸さんと読む「2016年の海外文学」
〜エリクソンの「ソニック・スカイ」をきっかけに

課題図書:MONKEY vol.8より「ソニック・スカイ/スティーヴ・エリクソン著 柴田元幸訳」

3月20日(日)14:00 open/14:30 start
参加費:1,800円(1ドリンク付)
定員:35名
※前売券を店頭とネットストアで販売します。前売りで定員に達した場合、当日券は出ませんのでご了承ください。
ネットストア:himaar on the web(3/26 10:00〜)

柴田元幸さんDM 柴田元幸さん宛名面

翻訳家の柴田元幸さんをお招きして、訳者ご本人による朗読と作品についてのおしゃべりをご一緒し、課題のエリクソンをはじめ2016年に注目すべき海外文学を朗読でご紹介いただくという、とても贅沢な読書会&朗読会です!ぜひご参加ください。

【ご参加の前に】
課題図書はあらかじめ各自で読んでご持参ください。柴田元幸責任編集の新しい文芸誌「MONKEY vol.8/スイッチ・パブリッシング 税込1,080円」は当店でも販売中です。

主催・問い合わせ:himaar coffee & crafts
協力:二宮ちせ

2/26より前売り開始!柴田元幸さんと読む「2016年の海外文学」

月に一度開いている「読むロバの会」(読書会)。

2月の「読むロバの会」は
2/25(木)18:00〜(1時間程度)
課題図書は「猫のゆりかご/カート・ヴォネガット・ジュニア(ハヤカワ文庫SF)
参加費無料(要1ドリンクオーダー)、ご予約不要
これが34回目(……33回目、だったかな?)となる読書会です。

そして!
3月の「読むロバの会」はスペシャル版で開催することが決定!!

翻訳家の柴田元幸さんをお招きします!
柴田さんによる朗読を聞いたり、作品についてのおしゃべりをご一緒したりしながら、2016年に注目すべき海外文学をご紹介いただくという、とても贅沢な読書会&朗読会です。

題して…
柴田元幸さんと読む「2016年の海外文学」〜エリクソンの「ソニック・スカイ」をきっかけに
課題図書:MONKEY Vol.8より「ソニック・スカイ/スティーヴ・エリクソン著 柴田元幸訳」

日時:3月20日(日)14:00 open/14:30 start
参加費:1,800円(1ドリンク付)
定員:35名

前売券を2月26日(金)10:00より、店頭とネットストア(URLは後日お知らせします)で発売開始します!

ふだんの読書会と同様、課題図書はあらかじめ各自で読んでご持参いただくことが参加条件となります。
課題図書の「MONKEY vol.8 2016年の文学」(スイッチ・パブリッシング/税込1,080円)は当店でも販売します(近日入荷!)

前売券の発売開始&課題図書「MONKEY vol.8」入荷まで、いましばらく、どうぞたのしみにお待ちくださいませ!