読むロバの会の日でした。
参加者は1名。
読んでおられたのは、梨木香歩『f植物園の巣穴』。
「最近、ブライアン・エヴンソン(柴田元幸訳註)の『英日バイリンガル 現代ゴシック小説の書き方』を読んだら、その中でエヴンソンが、本は何回も読むものだ、というようなことを書いていて、その通りだな!と思って」読んだことのある本を思いつくままに再読し中なのだそう。『f植物園の巣穴』、「やっぱりおもしろい」そして「いろいろ発見がある」とのことです。
わたしは、イ・チャンドン(中野宣子訳)『鹿川(ノクチョン)は糞に塗れて』を。
イ・チャンドン監督の映画作品は「ペパーミント.キャンディー」など観たことがありますが、映画監督の前に小説家だったとは知りませんでした。
これは表題作を含む中短篇集ですが、「映画の仕事を始める転換点になったとも言える小説」とのこと。
今日の読書時間では表題作を途中まで読みましたが、ちょっと笑えたりせつなかったり、読んでいて映画化された映像が浮かんでくるようでした。
次の読むロバの会は10月17日(木)15時から16時ごろまでやります。
各自で読みたい本を黙って読み、最後に読んでいた本を紹介し合う、読書時間と読書空間を共有する読書会です。
ご予約不要、参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
ご都合ついたら、どうぞお気軽にご参加くださいね。