そうま・かえる新聞のこと

himaar coffee & craftでは 喫茶部に「そうま・かえる新聞」というフリーペーパーを置いています。
「そうま・かえる新聞」は、福島県相馬市のお母さんたちが中心になって出している情報誌です。

なぜ、福島県相馬市の情報が書かれた新聞を山口県岩国市で置いているのか?

1年以上前に起きた東日本大震災、そして東京電力の福島第一原子力発電所の事故に対して、西に行くほど関心が低い……と聞くことがあります。
私たち自身、この春に東京から山口へ引っ越してきて、確かにそうかもしれない、と感じることもありました。
と当時に、言い訳するわけでは決してなく、それも無理もないことだ、と思ったりもします。

なぜなら……
ここは揺れません。
日々の買い物では、大型スーパーの売り場でさえ、並ぶ生鮮食品は県内産か近県産で、東北産の文字を目にすることは震災以前からほとんどありません。
子どもを外で遊ばせるときに、放射能のことを気にかけているお母さんもいないと思います。
東北から遠く離れた地方とはいえテレビで全国ネットの番組を見ることはできますが、被災地の現状を伝える番組はどんどん少なくなっているのではないでしょうか。(私はテレビを見ないので、実際は報じられているよ、という場合はすみません……)

西の地域で関心が低いと言われるのは、実感すること、情報として入ってくることが圧倒的に少ないからかもしれない、と思いました。

そして、無理もないからそれでいい、とは思えないので、なにか私たちにできることを、想像をめぐらせられる情報を、自分のこととして考えられるきっかけになることを伝えていけたら、と考えました。

「そうま・かえる新聞」を置くことはそのひとつです。

どうぞ、お読みになってみてください。
残り部数があるバックナンバーはお持ち帰りいただいてもかまいません。
一人でも多くの方に“福島県相馬市の今”を知っていただけるよう、読み終えた後はまわりの方へご回覧いただけたら幸いです。

こちらからダウンロードもできます。

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