読むロバの会」カテゴリーアーカイブ

読むロバの会の日

でした。
けっこうな雨降りでしたが、参加者はいつもの方々2名。

それぞれに読んでおられたのは…
津村記久子『水車小屋のネネ』
吉川英治『三国志(七)』

前回「今後、誰かひとりの作家の作品しか読めないとしたら、内田百閒がいい」と話していた方ですが、「津村記久子でもいいな」とのこと。
『水車小屋のネネ』、読み終わりたくないからゆっくり読みたいと思っているのに、おもしろくてどんどん読んでしまう!と。そういう本を読んでる時間って、ほんと、さいこうですよね!

『三国志(七)』での戦い方、どうして同じ策略に皆まんまとはまってしまうのか、バカなんじゃないか、とのこと(また出ましたね、バカ)。

わたしは、チョン・セラン『アンダー、サンダー、テンダー』を。
最近、チョン・セラン作品にはまっております。
チョン・セランさんの小説と、津村記久子さんの小説、なんとなく似ているというか、共通しているものがあるような気がするね……という話を帰り際におしゃべりしました。

次の読むロバの会は、11日(木)15時から16時ごろまでやります。
本さえあればどなたでも、事前準備もご予約も不要でご参加いただけます。
お気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。
参加者は2名。

それぞれに読んでおられたのは
内田百閒『シュークリーム』
吉川英治『三国志(六)』

『シュークリーム』は取り寄せ注文をいただいて、ちょうど昨日入荷したところでした。
「撰者の山本善行さんもあとがきに書いておられるけど、百閒先生が書いたものならなんでもいい!ほんとうにその通り!もし、今後、誰かひとりの作家の作品しか読めない、と言われたら、迷わず百閒先生を選ぶ!」とのこと。
熱く言われて、わたしも久しぶりに内田百閒作品を読みたくなりました。

『三国志(六)』は、「あいかわらず。騙し合い、化かし合い」だそうですよ。
全八巻、あと少しですね!

わたしは、杉並区長・岸本聡子さんの『地域主権という希望』を。
先日の杉並区議会議員選挙、選挙活動中のようすも結果も、ほんとうに素晴らしかったので!
この本の冒頭部分を読むと、それが急に現れた変化ではなくて、長く地道に、じわじわと続けられてきた地域の人々の運動の結果だということがわかります。
すごく元気をもらいました!希望!選挙でがっかりしている人たちに届けたい!

5月も週1ペースで開く予定です。
次回を含む5月の日程が決まりましたら、また店頭やSNSなどでお知らせします。

もしかして「なにか読みたいけど、なにを読んだらいいのかわからない」という方がいらっしゃいましたら、気分や好みにあわせた選書のお手伝いなんかもしますので、よかったらお気軽に声をかけてくださいね。
ご参加お待ちしています!

読むロバの会の日

でした。
参加者は3名。

それぞれに読んでおられたのは…
小川裕夫『踏切天国』
大江健三郎『ヒロシマ・ノート』
大島豊『アイリッシュ・ミュージックの森』

『ヒロシマ・ノート』は、電子書籍版をスマホ画面で読んでおられました!
スマホ画面じゃ小さすぎて読みにくいのでは!?と思っていたのですが、「小さい画面に表示されている文章にだけ集中することができていい。かなり読みやすい」とのこと。
片手で持てて、iPadよりもさらにラクそうだし、わたしもスマホで電子書籍読書、やってみようと思いました。

わたしは本日店に入荷した、戸谷洋志『SNSの哲学』を。
じつは、リクオ著『流さない言葉① ピアノマンつぶやく』を出版する際、「つぶやく」にするか「さえずる」にするかで、著者のリクオさんとかなり相談して決めたんですけど、今日この本を読んであらためて、tweetを意味する「さえずり」と日本でひろまった「つぶやき」とでは、そもそも方向が真逆なんだよなー、と。
そして、その「つぶやき」もどんどん、そもそもの意味での「つぶやき」ではないものとし扱われている、と。
「10代上すべての人に」と創刊されたシリーズからの1冊。おもしろいです。おすすめ!

次の読むロバの会は、27日(木)15時から16時ごろまで開きます。
どうぞお気軽にご参加ください!

読むロバの会の日

でした。
参加者は1人。
読んでいた本は、吉川英治の『三国志(五)』。
諸葛孔明がなんかやな感じ、なのだそうです。

わたしは、大瀬留美子『ソウルおとなの社会見学』を。
いわゆるガイドブックではない、ソウル案内。
建物とか、看板とか、謎の施設を見て回るとか、そういう街歩きは大好きなので、よくあるガイドブックよりもそそられました。ソウル、行ってみたい。
行ったら街歩きだけじゃなくて、おいしいもの食べまくったり、韓国コスメ買いまくったりもしたいですけどね。

次の読むロバの会は19日(水)15時から、です。
ご参加をお待ちしています。

読むロバの会の日

でした。

参加者は2名。
それぞれの人が読んでいたのは…
キャサリン・マンスフィールド短編集『郊外のフェアリーテール』
吉川英治『三国志(五)』

キャサリン・マンスフィールドを今日読もうと思ったのは、「前回読んでいたアリ・スミス『春』に名前が出てきて、この本を持っていたのを思い出して…」とのこと。
そんな感じで読書がつながっていくこと、ありますよね。

わたしは『台湾書店百年の物語』を。
最近続けて台湾のドラマを見たのをきっかけに、台湾の歴史をおさらいしたい、もっとよく知りたいと思ったのですが、いわゆる歴史本になかなか手がのびずにいたところ、お!この本なら書店の歴史をたどりながら台湾の歴史を知ることができるかも、と手にしました。
まだ途中ですが、目的が叶っているうえにおもしろい! おすすめします。

次の読むロバの会(読書会)は3月14日(金)15時からやります。
初めての方もお気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。

参加者は2名。
それぞれに読んでいたのは、それぞれ先週の続き。
アリ・スミス(木原善彦訳)『春』
吉川英治『三国志(四)』

わたしは『芥川賞候補傑作選 戦前・戦中編1935-1944』から、埴原一亟(はにはら・いちじょう)の「下職人」を読みました。
この本は、ふちがみとふなとさんからいただいた『埴原一亟 古本小説集』があまりにもおもしろかったので、読書会をいっしょにやっているともだちに貸したところ、ともだちも気に入って、埴原一亟が芥川賞を逃した作品を読んでみたいと思ったそうで、図書館で探して借りてきてくれたもの。ともだちが返す前に、今日の読書会のほぼ1時間で読ませてもらうことができました。
『古本小説集』におさめられた作品もそれぞれおもしろかったけど、この「下職人」はさらにおもしろく、なぜ芥川賞受賞を逃したのか首をひねってしまうほど、力のあるなんとも素晴らしい傑作でした!(このとき受賞したのは、多田裕計の「長江デルタ」)
なかなかこういう小説は最近ないような…と、ともだちとひとしきり話して、埴原一亟の作品、見つけられたらまた読みたいね、と言い合いました。
いい作家を教えてくれて、ふちふなさん、ありがとうございました!

さて、4月も読むロバの会は週1ペースで開きます。
8日(土)、14日(金)、19日(水)、27日(木)、いずれも15時から16時ごろまで。
読むロバの会は、それぞれに黙って本を読む、読書の時間と空間を共有する読書会です。
ご予約不要。読みたい本を持って、気軽にいらしてください。店で本を買って読んでくださるのも大歓迎。
参加費がわりに、1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。

読むロバの会の日

でした。
きょうの参加者は2名。

それぞれに読んでいたのは…
アリ・スミス(木原善彦訳)『春』
吉川英治『三国志(四)』

アリ・スミスの四季四部作、春に『春』を読むの、よいですね。
以前にみんなで同じ本を読んでおしゃべりする読書会を開いていたとき、課題図書で『秋』を読んだことがありました。
EU離脱に揺れるイギリスでの話だった『秋』が最初に発表されて、『冬』、『春』、そしてロックダウン下の人々を描いた『夏』で完結した四季四部作。
ブレグジット、考えてみたら3年前のことなのに、ずいぶん昔のことのように感じるね、あれからコロナがあって、戦争もあって、いろいろあったけどあまりいいことはなくて、世界はこれからどうなっていくんだろうね…というようなことを、読書の後でおしゃべりしました。

わたしは、ポール・オースター(柴田元幸訳)『サンセット・パーク』を初めての電子書籍で。
ひとりずつ、登場人物の話が増えていくにつれて、どんどん面白くなってきました。
そして電子書籍、想像していたより読みやすい。問題なく読書できています。

次の読むロバの会は3月30日(木)15時から。
それぞれ黙って本を読むだけの、読書時間と空間を共有する読書会です。
ご予約不要。参加費のかわりに1ドリンクのご注文か、500円以上の買い物をお願いしています。
どうぞ気軽にご参加くださいね。

読むロバの会の日

…ということをすっかり忘れていて、15時前に参加する人が来られて初めて「あ、そうだった!」と思い出した本日、でした。いかんいかん。

本日の参加者は2人、プラス、ギリギリ間に合わなくて読む時間がなかった人が1人。
それぞれに読んでいたのは…
山本善行撰『埴原一亟 古本小説集』
吉川英治『三国志(三)』
間に合わなかった人が購入だけしてくださったのは…
レアード・ハント(柴田元幸訳)『インディアナ、インディアナ』

『双調平家物語』を読んでいた人、続いて『三国志』を読み始めたそうです。
いまのところの感想は「ばかばっかり」とのこと。

わたしは、そういうわけですっかり忘れていたので読む本を用意しておらず、慌てて、もう随分前にともだちからすすめられていたパク・ソルメ(斎藤真理子訳)『もう死んでいる十二人の女たちと』を店の本棚から。
短篇集だったので、まずは表題作の「もう死んでいる十二人の女たちと」と「海満(へマン)」を読んでみたのですが…うわー、なんだこれ!? こんな小説、読んだことないぞ!びっくりー。すごいな、パク・ソルメ、そして斎藤真理子…という阿呆な言葉しかちょっと出てこないほど衝撃を受けて動揺している、今です。
読みます。

次回は、3月24日(金)15時から16時です。
読むロバの会は、それぞれに本を読むだけの、読書空間と読書時間を共有する読書会です。
ご参加は、ご予約不要、時間途中からの参加も途中でやめることも自由です。
参加費のかわりに、1ドリンクのご注文または500円以上のお買い物をお願いしています。
どなたもお気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。

参加者は2人。
それぞれに読んでおられたのは…
ポール・ラファージ(柴田元幸訳)『失踪者たちの画家』
ジョーン・R・R・マーティン(酒井昭伸訳)『ナイトフライヤー』

『失踪者たちの画家』は読み始めて小一時間のところまできても「どういう話なのかよくわからない!」とのこと。
ポール・ラファージ、おもしろい人みたいですけど、先へ読み進めるのがたのしみですね。

わたしは、藤原辰史『植物考』を。
藤原さんの本、ずっといろいろ気になってはいたのですが、読むのはこれが初めてです。
そもそも今日は、この本を読もうか、カレル・チャペックの『園芸家の一年』を読もうか、迷ってこちらにしたんですけど、読んでいたら早々に『園芸家の一年』が登場しました!つながってたのか〜。
そういえば去年の今頃は、エドゥアルド・コーンの『森は考える』を読んでいたし、春はそういう本を読みたい気持ちにさせるのかも、です、わたしの場合。

次の読むロバの会は、3月12日(日)15時から16時ごろまでやります。
読むロバの会は、各自で読みたい本を黙ってただ読む、読書空間と読書時間を共有する読書会です。
お互いにどんな本を読んでいるのか、見せあうくらいはしますが、発言を求めたり戦ったりはしません。
途中参加・退出もOKですので、ご都合のついた時間だけ、10分でも本を読んでいってください。ご予約も不要です。
参加費のかわりに1ドリンクのご注文か500円以上のお買い物をお願いしています。
お気軽にどうぞ。

読むロバの会の日

でした。

参加者は2人。
それぞれに読んでいたのは…
スコット・フィッツジェラルド(村上春樹訳)『グレート・ギャツビー』
劉慈欣(大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳)『三体0 球状閃電』

どちらも相当におもしろいようで、それぞれ集中してぐんぐん読んでおられました。

わたしは、山本善行撰『埴原一亟 古本小説集』を。
先日演奏に来られたふちがみとふなとさんが、この本はおもしろい!と(はちみつと交換で)くださったもの。
ほんと、おもしろいです!読み始めたらあっという間にその時代(大正から昭和初期)の空気に包まれてしまいました。タイムスリップして、読んでいるのだけれどなんだかぼんやりしています。いい感じ〜。

3月も週1くらいで開く予定です。
日程が決まったらまたお知らせします。
曜日や時間のリクエストがあったら遠慮なくしてくださいね。