日別アーカイブ: 2011年5月2日

役にたたない日々

たまには本の話題も。

佐野洋子さんのエッセイ「役にたたない日々」

友人(正確には学生時代の後輩)がブログで「中年の今だから琴線に響くような件も結構あったりで、読むべき時に出会う本って確かにある、と本気で思った」と紹介していて、「えーっ、いくらなんでも、そう感じるのはまだちょっと早いんじゃないの!?(佐野洋子さんがこのエッセイを書かれたのは60代半ばを過ぎてから、だよ)」と思いつつ、試しに読んでみるか、と図書館で借りてきたら……

おもしろい!!!
読むべきときに出会う本でした。

いちいち共感できて、大笑いしたり気分がスカッとしたり、泣かされたり考えさせられたり。
一話読んだだけで一人で読むのはもったいない!と思ったので、音読して製作部長にも聴かせながら一緒に読むことに。
食後のひと休みに一話、コーヒー休憩に一話、夜寝る前に一話……。
毎日数話ずつ、読みました。

このエッセイに出てくる、不機嫌で有名な店主のいる文房具屋さんが、靴教室の近くにありまして。
靴教室の先生に聞いてみたらやっぱり、いつも怒っている、とのこと。
どうしても確かめたくなり、靴教室の帰りに、勇気を出して行ってみました。
たぶんこの方だ、と思われる店主のおじさん、声が大きくて威圧感がある……
でも、怒ってなかった。不機嫌でもナシ。むしろ機嫌よさそう!?
なんだかちょっと残念でした。
怒ってはいなかったのですが、かなり緊張していたので、領収書もらうの忘れちゃった!
来週、「領収書ください」って行ったら……怒られるだろうなあ。