投稿者「ヒマールじゅんこ」のアーカイブ

本づくり 2021年2月その2

松井ゆみ子さんの本づくり、順調に進んでいます!

原稿もほぼ揃っているし、構成(章立て)も決めたし、ふつうならもうとっくに、ゲラ(印刷するように文字を組みレイアウトをしたもので、校正紙ともいう。こちらでも説明しています)を作成している段階なのですが、我々(ゆみ子さんとヒマールの妻のほう)はまだメールに添付した「Word」で原稿の細かいやりとりを続けています。

なぜか、というと、ゆみ子さんがひとつ前のブログに乱入(!?)して書いてくださったように、現在、日本からアイルランドへの郵便(船便を除く)がストップしているから……。

通常、本づくりの過程では、ゲラになってから原稿に手を入れるというのはよくあることで、むしろゲラになったほうが推敲しやすい部分もあり、初校(1回目のゲラ)、再校(2回目)、場合によっては三校(3回目)と、書き足したり削除したりチェックしたりしながらゲラを更新していって印刷原稿を完成させていきます。
そのゲラは、現在ではもちろんデータとしてつくられているのですが、著者も編集者もゲラをデータ上でさわることはしません。ゲラ=校正紙の名の通り紙にプリントしたものに、直接手で書き込みをしています。どこをどう書き換えたのか、どこに何を書き足したのか、どこを削除したのか、お互いにわかる必要があるからで、わかったうえでここをこう修正する、ということが決まれば、編集者からブックデザインの担当者に書き込みをしたゲラを戻して、データもそのように修正してもらいます。

航空便でやりとりできる状況であれば、日本国内のように宅配便で翌日に……というわけにはいかなくても、10日から2週間ほどで送ったり送り返したりができますので、もうゲラにしていたと思いますが、船便で3ヶ月、となると、ちょっと無理、いや、無理!
ということで、ふつうならゲラに手書きしてやりとりすることを、ゲラにするとやりとりできなくなってしまうのでWordの原稿の段階でやっている、というわけです。

Word……。わたしはWordが超苦手なのですが、つい最近、ひっぱりだしてコメントを書く、という技(?)を覚えたので、その技を駆使して、まずはゆみ子さんからいただいたWord原稿に質問や確認事項を書き込み、お送りしてみました。
すると、ゆみ子さんから「窓が開いて、かっこいい!」というメールとともに、本文内に直接書き込みをしたお返事が(笑)。ゆみ子さんはまだ、わたしが覚えた ”技” をご存知なかったようです。
それ以降、我々はあっさりと、Wordの本文内に各自の色で書き込みをするスタイルに。ゆみ子さんは緑、わたしは赤。なのですが、ときどき、ゆみ子さんは色をコントロールできなくなる(!?)そうで、ずらーっと緑になってお返事が帰ってくることも〜(笑)。わかるので全然問題なし!
そんな感じで、たのしくやっています!

じつは、ゆみ子さんの本も、タイトルが決まりました!
表紙のデザイン案もほぼできています!!
そのへんのお話は、またそのうちにー。

本づくりの話、読んでくださりありがとうございます。

ゆみ子さんの本に収録するお菓子のレシピ原稿を見ながら、試作するのもわたしの仕事。材料に「ゴールデンシロップ」とあったのですが、日本だと一般的には入手しにくいので、蜂蜜で代用できるか確認したときの写真。左が「ゴールデンシロップ』使用、右が「蜂蜜」使用。見た目は変わらないけど、食べるとやっぱり違いがありました。

本づくりブログに著者乱入!?

 こんにちは、松井ゆみ子です。
 著者乱入!笑

 山口洋さんの本づくりのプロセスを読んで、とっても興味深かったので、ついまた”乱入”コメントしてしまいます。お許しを。

 わたしたちの作業の詳細は、じゅんこ編集長が書かれるので割愛しますけれど、こちらもだいぶ細かい作業になってきているところなので、わたしの本にかかり切りなのではと思っていました。さにあらず、平行してあんなに大量のゲラや資料を作成していたとは!! お店も再開しているし、その切り替え度が素晴らしい。打ち合わせの前にすべての資料をプリントして、各スタッフに発送している手際もあっぱれです。

 わたしの本の作業と大きく異なるのは、今現在コロナの影響で日本とアイルランド間の郵便が止まっており、プリントアウトしたもののやりとりができないため、すべての作業をメールで行なっているところ。
 自慢じゃないですが、わたしはニューテクノロジーに疎い方で、フェイスブックもインスタも使っていません。そんなわたしが紙抜きで本づくりの作業をするアンバランスさをちょっと楽しんでいます。
 アイルランドは紙代が高いので、ゲラを出さずにすべてパソコンの画面で作業することが多いようです。表紙など、大事なビジュアル部分だけはプリントアウトしていますが。
 山口洋チームの、膨大な紙資料を見て、ちょっとうらやましい気もしました・笑。
 自分で書いている原稿ですけれど「あれ、どこで書いたっけ?」と確認したいときに、紙ならすぐにめくって見つけられますけど、画面だとそうはいかず。しかし、じゅんこ編集長がしっかり原稿を読み込んでいてくれるので、うっかり同じようなことを別の章で書いてしまったときも、ちゃんと見つけて記しておいてくれますから、画面だけの作業でも支障はまったくありません。部屋がちらからないのも嬉しい・笑

 もうひとつの大きなちがい。
 わがチームは、じゅんこ編集長、ふみふみ(じゅんこさんのだんなさま。こうよばせていただいてます)デザイナー、著者のわたくしという極めてミニマムな編成。ミュージシャンとエンジニア、デザイナーの3人でCDを作るような感じかな。かっこいいでしょう?

 すっかり長くなっちゃったので、じゅんこ編集長にバトンを渡します!

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ゆみ子さん、ありがとうございます!
褒めていただいている文章を自分のところのブログにアップするのもどうかと思ったのですけど、ゆみ子さんからの「引き続きがんばりましょう」というエールと受け取って!

書いてくださった、山口洋さんの本づくりとの大きな違いが、自分も関わっていることながら、おもしろいー!
じつはちょうど、昨年11月初めに出したゆみ子さんへの郵便物が、丸3ヶ月たって「ついに届いた!」というお知らせと共に、この乱入原稿(笑)をいただいたんです。
船便ですよ〜。コロナ禍になってもう長いこと、日本からアイルランドへの郵便物は船便しか引き受けがないのです。いまの時代に、船便って、ねえ(苦笑)。
インターネットがなかったら、アイルランド在住のゆみ子さんとの本づくりも、原稿を受け取るのに3ヶ月、返事を出して3ヶ月……一体、何年後に出版できることやら!? インターネットがあってほんとうによかったのですが、ご自身で書いておられるように「ニューテクノロジーに疎い」ということで、そのネットでのやりとりも、当然 ”ニューテクノロジー” を ”駆使” した感じにはなっておりません!(笑)
そのあたりのようす、次のブログでお伝えしますね。おたのしみに〜!

本づくり 2021年2月その1

立春大吉。

ヒートウェイヴ・山口洋さんの本、今年になって初めて、チーム全員でオンライン・ミーティングをしました。
メンバーは、著者の山口さん、編集チームの村崎さんと圓城寺さん、デザイン担当&版元のヒマールふたりの、計5人です。

現在、webに連載されていた部分の原稿は、「初校」という段階まで作業が進みました。
初校というのは、実際に印刷するように文字を組んだり写真をレイアウトしたりして校正するための校正紙=ゲラの、初回のことです。
本づくりと関わりのない方はほとんど目にする機会もないと思いますので、写真でチラッとご覧いただきましょう。

お気づきでしょうか?
本文を、2段で組もうと思っています。
2段組み、馴染みがない人も多いと思うのですが、そうしようと思ったのには理由があります。ページ数を抑えたい、元がweb用に書かれた原稿ということで改行や1行空きが多めなので1行の文字数を短くしたい、つまりは1ページになるべく多く文字を入れたいけれど読みやすくもしたい、ということです。
(お気づきでしょうか? そう考えて2段組みにしても、すでに連載部分だけで300ページ超、です。)

きょうのミーティングでは、事前にこの初校ゲラをデザイン担当のヒマールからみなさんに郵送して、それぞれがざっと目を通したうえで気づいた意見を出し合いました。
結果、2段組みで、いきますよ!

もう完成なのでは!?と思われたかもしれませんが、いやいや、ま〜だまだ!
このあと、著者は著者の目で、編集チームは編集の目で、あらためてゲラをじっくり読んでチェックして、修正・追加・校正をゲラに書き込んでいき、それをふたたびデザイン担当へ戻してもらって、こんどは「再校」をつくります。
初校戻しの内容次第では、文字が増えたり減ったりしてページまで変わってくる可能性もあります。今回の本は写真ページもたくさんあって、その写真が左ページにくるのか右ページにくるのかでデザインの仕方が変わってくるので、そのあたりのデザインの詰めは再校で、ということになるわけです。
ちなみに、ゲラとは別に、本の全体を見渡しながら考えるために「台割」というものもつくってあります。本の設計図、みたいなものかな。こんな感じです。

そうだ!大事なことをお伝えし忘れるところでした!!
本のタイトルが決まりました!
……と言っておきながら、まだ発表しないんですけど……ごめんなさい〜。
いろいろ整ったら、そのタイトルが決まるまでの流れも含めて、またお話させてもらいますので、予想しながら、たのしみに待っていていただけたら幸いです。

タイトルは、メールでやりとりして決まりました。
それぞれに離れたところにいるチームのメンバー、ふだんはメールや電話や郵便でやりとりをしています。そのほうが捗る作業というのももちろんあるのですが、お互いの顔を見て話しているうちにひらめくことや見えてくるものって、やっぱりあるなあ、と。あらためて、本ってチームでつくるものだなあ、と。たとえオンラインでも実感したきょうのミーティングでした。

本づくりの経過、たのしんでいただけたら嬉しいです。
また書きます!

2月の読むロバの会(オンライン読書会)開催中!

こちらは「読むロバの会(オンライン読書会)」の会場です。
日々のブログの更新は、ひとつ下の投稿から始まります。

2月の「読むロバの会(オンライン読書会)」
課題図書は……
広場
崔仁勲(チェ・イヌン)著/吉川凪訳
CUON(クオン)刊

1月に初めて韓国文学を課題図書にして、「いま」の韓国文学からSF作品を読みましたので、続いて「20世紀の名作」といわれるロングセラー小説を読んでみましょう。

2月末までの1ヶ月間、上記の課題図書を読んだ感想を、このブログのコメント欄に書いていってください。

匿名でもOK。
何度書いてもOK。
誰かのコメントに返信してもOK。
書き方は自由です。

ご参加をお待ちしています!

2021年1月の読むロバの会 「わたしたちが光の速さで進めないなら」はこちら
2020年12月の読むロバの会 「今年おすすめの一冊!」はこちら
2020年11月の読むロバの会 課題図書「地下鉄道」はこちら

「読むロバの会」がオンライン開催になったいきさつはこちら

アイルランドからの配信(追記あり)

ちょっと前に「配信はライヴの代わりにはなれない」と書いたばかりですが、状況がどうであろうとなかなか観に行くことが難しい海外のフェスなどが配信で行われるのは、これはもう、遠く離れたところにいるわたしたちにとってはとてもありがたいというか、たいへんなことが多い中にも愉しいことがあった!という感じで、とても嬉しい。

ヒマールの初出版「NEVER TIRE OF THE ROAD/旅に倦むことなし アンディ・アーヴァインうたの世界」(柴田元幸訳)のアンディさんのライヴが数日前に配信されたことを知り、昨夜さっそく愉しみました!
アイルランドの南部の街・コークで収録されたもののよう。
YouTubeで観られます。配信の期限などは書かれていないようですが、ぜひ早めにチェックを!

「旅に倦むことなし」を読みながら聴けるのは、「THE SPIRIT OF MOTHER JONES/マザー・ジョーンズの霊」「FAREWELL TO KELLSWATER/さらばケルズウォーター」「PRINCE AMONG MEN/男の中の男」の3曲です。お愉しみください!

そして今週末(日本時間では明日の早朝から!)には、ダブリンのテンプルバーで毎年開催されている「トラッド・フェス」が、今年はTradFest@homeという企画で配信ライヴからスタートするとのことで、こちらは有料配信なのでさっそく1日目のチケットをゲット!

1日目は、アンディさんとドーナル・ラニーに、アイルランドを代表するミュージシャンたちが加わってにぎやかな演奏になっている模様。
有料といっても4.99ユーロ(650円くらい)ですから、めちゃくちゃお値打ち!
3日間はアーカイブも観られるので、早朝に起きられるか心配する必要もなし(苦笑)。

配信後、アンディさんご本人がツイッターで以下のようにコメント。
Beware!! Dónal & me play only two songs with atrocious sound. Not worth it for our fans.
さらに
It wasn’t live, it was recorded weeks ago with plenty of time to mix our tracks with some semblance of professional ability.
とも。
ご本人さえ配信されるまでわからなかったとはいえ、ヒマールのおすすめでご覧になったみなさん、ごめんなさい!
すごく残念です。

2日目以降も、ダービッシュ、ホットハウス・フラワーズ、アルタンと豪華なライヴが続くので、全日購入したい!650円なら、それもできちゃう!!
“featuring three brilliant next generation stars of the Irish Trad and Folk scene.”という日もめっちゃ気になっております。
以前にアンディさんがドーナルさんとCOVID-19以降初めての配信ライヴに出演されたとき、一緒に出ていた若手ミュージシャンたちにすごい人がたくさんいたので、これは今後チェックしていかねば、と思ったのです。

TRAD FEST、一緒にたのしみましょうー!
https://tradfest.ie/events/

読書タイム

みなさんはどんなときに本を読んでいますか?

わたしは、むかーし電車通勤をしていた頃には電車の中で。
寝る前に布団の中で読んでいた時期もありましたが、ここ数年は読書にメガネが欠かせず、寝転がって読みにくくなったのでしていません。
じゃあいつ読んでいるかというと、集中して読むのは夜、風呂上がりから寝る前の時間。
あとは、わりとちょこちょこ読みをするようになりました。朝起きて5分、ごはんを食べて5分、店から帰って家のことをやる前に5分、みたいな感じで。

1冊だけに夢中になって読むこともあるけど、数冊を並行して読んでいることが多いです。
たとえばいまは、「アンの愛情」(モンゴメリ著/松本侑子訳)、「オーバーストーリー」(リチャード・パワーズ著/木原善彦訳)、「仕事の喜びと哀しみ」(チャン・リュジン著/牧野美加訳)の3冊を読んでいます。
ぜんぶ海外文学なのは偶々。「アンシリーズ」はちょこちょこ読みに最適で、ちょっとずつ読んでいますが、母から催促されているので先に渡そうか、と思っているところ。「オーバーストーリー」は去年の春〜夏に半分あたりまで読んでなんとなくストップしていたのを再開したところ。「仕事の喜びと哀しみ」は昨年末に出たばかりの新刊で、短編集なので少しずつ読みやすいのですが、おもしろいので続けて読んでしまいそう!

「1月の読むロバの会(オンライン読書会)」を開催中ですが、そろそろ2月の課題図書も考えないとなあという時期になりました。なににしよう。
1月の課題図書からのSFつながり? あるいは、韓国文学つながり? それとも、まったく別のジャンル?
どんな本が読みたいですか?
リクエストがあったら、知らせてください。

ヒライさんの音楽記録室

ちょうど一年前のきょうは、広島のOTIS!へリクオさんのライヴを観に行ったんだったなあと思い出す。一年よりもっと、むかしのことみたいに感じる。
3月にリクオさんのライヴをやることになっていたので、そのフライヤーを配らせてもらって、そこから何人もの人が3月のウチでのライヴも観に来てくださって、一緒に居酒屋で打ち上げもして、たのしかった。
それ以降、ライヴは観れていないし、やれていない。

配信でたくさんのライヴが観れるようになったことはすごく嬉しい。
いままで近くでライヴがなくて、なかなか観られる機会がなかった人のライヴも、配信で初めて観ることができた。世界中が同じ状況だから、海外のミュージシャンのライヴだって観れちゃう。すごい!サイコーだ!!
だけど、配信と生で観るライヴは、当然だけどやっぱり違う。
ライヴを観に行きにくい状況が続けば続くほど、配信を観られる喜びに、ライヴに行けないモヤモヤが覆いかぶさるようになってきた。
配信とライヴは別物。配信はライヴの代わりにはなれない。

いろんなミュージシャンが、いろんな試行錯誤をしながら配信をしている。
そんな中で最近、おー!これは、たのしいぞ!と観る前から直感したのが、ヒライマサヤさん(マーガレットズロース・The Old & Moderns・平井正也バンド・プリーズ!)の「ヒライ音楽記録室」という企画。
毎月1回の配信とソングブックの発行がセットになっている。配信はツイキャスで誰でも観られて、ソングブックを1口500円からの投げ銭で購入する。

このソングブックが昨日届いたのだけど、素晴らしいです! 配信で演奏した曲の、歌詞とコード譜、それを見て演奏する人のために「演奏のポイント」、その曲に関するエピソード、写真もたくさん入っている。すごくよくできていて、ギター超初心者のわたしも、すぐに弾いて歌ってみたくなる。1口500円で購入してしまったけれど、来月は2口以上にします!

楽譜を見ないでうたいたいから楽譜がない曲も多いというヒライさん。
最近、曲を覚えておけなくなってきているのだそう。
そういう話を聞くと、ソングブックには歌詞とコード譜が収録されているので口伝ではないのだけれど、伝承歌のようにわたしがこれを弾いて歌えるようになって広くのちのちまで伝えていかなくては!と、なぜか使命感すらおぼえてしまう。わたしのほうが年上なのを忘れ……。

今月から始まった企画で、初回の配信はこちら。ソングブックの購入はこちら
初回は「ぼくのためのうた」というテーマで選曲されていて、わたしは初めて聴く曲もありました。次回はどんな曲が聴けるのかなー。
次の配信は2月2日(火)20時〜(毎月第一火曜に配信予定)。
ヒライマサヤさんのツイキャスをチェックしてくださいね。おすすめ!

お知らせいろいろ

1月の店休日について

1月の日曜営業は、やらないことにしました。
なので、1月は土・日・月が店休日となります。
週末しかご来店いただけない方にはほんとうに申し訳ないのですが、オンライン読書会サバイバル・クッキングレシピで、少しでもおたのしみいただけましたら幸いです。

菓子工房ヴェールジョーヌのケーキの日

賞味期限が短いケーキ類をご予約優先で販売する「(シフォンの日改め)ケーキの日」。
今年も隔週くらいのペースでやっていきます。
現在ご予約を承っているのは以下のとおりです。
ご予約はいずれも
★それぞれの日の営業時間内(12〜18時)にご来店可能な方に限らせていただきます。
★それぞれの前々日の18時まで、店頭、電話(0827-29-0851)、メール(info@himaar.com)でお受けします。

1/28(木)チーズケーキ(冷蔵)税込1,000円
店の喫茶でお出ししていたチーズケーキが初登場!
当時から「持ち帰りたい」というご希望が多かったのですが、個包装でなかったためお応えすることができませんでした。
店内で食べることはできなくなってしまいましたが、こんどはおうちでぜひー。
・9cm四角。店でお出ししていた3個分相当。
・賞味期限は、当日を含め4日間。

2/11(木)ダブルチョコシフォン(常温)税込650円
キメが細かくふわふわなのにしっとりしていると人気のシフォンケーキ。
バレンタインの時期なので、ココア生地にチョコチップ入りの「ダブルチョコ」にしてもらいました!
・円柱の容器入り。たっぷり2人分くらいの大きさ。
・賞味期限は、当日を含めて2日間。

菓子工房ヴェールジョーヌのクッキーなどの焼き菓子は、そのときどきのラインナップで店頭にご用意しています。
いまは「バレンタインセット」「ケークギネス」などシーズン限定のものもありますので、ぜひ食べてみてくださいね!



初売り

ヒマールの店、きょうが初売りでした。
初売りといっても、福袋があるわけでもセールをやっているわけでもなく。
年末年始でせっせと模様替えをして売り場は奥までひろびろと広がりましたが、新入荷のものばかりが並んでいるというわけでもなく。
そんなかわりばえのしないヒマールに、きょうもご来店くださり、ほんとうにありがとうございました!
店に来てくださった方と、「寒いですねー」とか他愛もないことを一言二言おしゃべりするのが、ほんとうにたのしくてしみじみありがたい。
状況はよくならないどころか日々悪くなっていると感じられますが、しっかり気をつけて、できる限り、無理のない範囲で、なるべくふつうにやっていけたらいいなと、そう思っています。

本づくり 2021年1月その2

一昨日、ヒートウェイヴ・山口洋さんの本づくりの現在のようすをお伝えしましたが、きょうは並行してつくっている、もう1冊の本、アイルランド在住の写真家で料理家でエッセイストでもある、松井ゆみ子さんの本づくりについて、まずはこれまでのいきさつと、現在のようすを書いてみます。

ゆみ子さんとはふだんから頻繁にメールのやりとりなどをして、おともだちづきあいをしていただいてます。
一昨年(2019年)の夏頃でしたか、ヒマールの初出版となったアンディさんの本づくりを進めていた時期に、どちらからともなく「ゆみ子さんの本をヒマールから出しましょう!」という話になりました。その時点ではまだ原稿はひとつもなし! ざっくりと、料理のレシピとエッセイが半々くらいの本、というイメージをお互いにもってつくりはじめることにしました。

すぐに、ゆみ子さんから「こんなの書いてみた!」とタイトルをつけた短めのエッセイが続々とメールで送られてくるようになり、それがどれも毎回おもしろくって! 笑える話、じーんとする話、ゾクッとする話、軽い感じのもの、読み応えのある力作などなど。
このとき、わたしは完全にひとりの読者としてたのしんでいて、編集者として「こうしたら」「ああしたら」みたいな意識はほぼありません。読んで素直な感想や質問を送ると、それに反応してゆみ子さんが「こんなのも書いてみました!」「ちょっと書き直してみたから読んでみて〜」とまたエッセイを送ってくださる。わたしのためだけに書いてもらっているみたいで、超贅沢な気分でした!

そんなふうにたのしいやりとりを続けながら、全体の構成(章立てや収録順など)も相談しあいながら、そろそろ一冊にまとめられそう!というところで始まったのが、コロナ禍。去年の春に最初のロックダウン(アイルランドでは「コクーニング(巣ごもり)」と呼ばれていました)が始まって、この状況も書くべきなんじゃないか、と話し合った結果、本づくりは一旦ストップすることにして、ヒマールのサイト内でゆみ子さんのブログを始めました。そのことは年末にも書きましたので、ぜひお読みください!

じつは、この時期、ゆみ子さんにはコロナ禍による生活の変化と同時に、長く暮らした市街地から田舎の村のさらにはずれへのお引越しという環境の変化がありました。
2つの大きな大きな変化があったゆみ子さん、新たに書きたいことが出てくるのは当然です。実際、夏に本づくりを再開させてからもらう原稿がめちゃくちゃおもしろい! そこで「レシピとエッセイ半々ではなくて、今回はエッセイがメインの本にしませんか?」とご提案。
そうして、その後も名作や力作をたくさん受け取り、今度こそ、ついにまとめる段階に!

現在は、収録順を相談しあってほぼ決めたので、お互いにその順番で通して読み、原稿を整理しているところです。なにしろ一昨年の夏から長い期間をかけて書いていただいたものですから、あらためて通して読むと、お互いが見逃していた重複しているところや書き足したほうがよいところなど、見えてくることも多いのです。
これもまた、たのしい作業。ゆみ子さんとの作業は、いつだってなんだってたのしいのですけど!

わたしが「本づくりのブログを書き始めた」とお知らせしたら、なんと、ゆみ子さんが「本を書く側から」の文章を寄せてくださいました。

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本を書く側から。

 幸いなことに今までいくつか書籍を出版する機会を得て、さらに幸いなことに、何人もの優秀な編集の方たちと作業しました。
 1冊目は共著で、わたしは写真とイラストの担当でしたから、原稿を形にしていく過程を傍らで見学できたのはラッキーでした。
 2冊目はわたし個人の著書で、編集担当者は1冊目と同じ、コミュニケーションはばっちりとれていましたし、経験豊富なベテラン編集者なので、たくさん勉強させてもらいました。
 本作りをしてみるまで、本は書き手が作るものと思っていましたけれど、大きなまちがい。編集者なくして本はできないのです。当たり前のことなのですけど。原稿があっても、すぐに本ができるわけではないことは、すでに前回じゅんこさん(ヒマールの編集長。おともだちでもあるので、こうよばせていただいています)が詳しく書いているので割愛。

 編集者はいちばん最初の「読者」です。
 原稿をお渡しした後の反応はかなり気になるところ。書き手も様々ですから、何も気にせず書き続けていく方もいるのでしょうけど。自信ありの原稿ほど、反応が気になるものです。
 ここからは、ヒマールじゅんこさんへの賛美。
 原稿には即座に目を通し、すぐさま感想を送ってくれるのが、ものすごくありがたい。(って、無理しないでくださいね!)
 疑問点は率直に言ってくれるので、説明の足りなかった部分に気付けて、校正などの調整時期よりも前に手直しすることができます。

 大きな出版社には、校閲といって、文字の直しだけでなく、言葉の意味や文法的なことまでチェックする担当者がいて、粗忽なわたしはずいぶんと助けてもらいました。編集者が校正と校閲の二役を務めるときもあり、じゅんこさんはまさしくそんなオールラウンドプレーヤー。頼りにしています。
 ヒマールから出すわたしの新刊は、今までのエッセイ本よりも多く、アイルランドの歴史や文化に言及しているので、じゅんこさんの“Eagle eye”(アイルランドでは“鷹の目”とよばず、“ワシの目”)が重要な役割を務めます。

 本を作るのは至福の喜びで、こういう機会を得るのは、ほんとうにラッキーですし、光栄なことです。同時に責任も強く感じているので、充実した本をみなさんにお届けしたいと思っています。

 じゅんこ編集長、ひき続きよろしく!!

 松井ゆみ子

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ゆみ子さん、こちらこそ、引き続きよろしくお願いします!

松井ゆみ子さんの本づくり、山口洋さんの本づくり、ともに引き続きお伝えしていきますので、それぞれのつくり方の違いを、たのしんでいただけましたら幸いです!!